今年第1四半期の韓国の貿易収支が16億7000万ドルの黒字となった。黒字幅が昨年同期の約4分の1に大きく減少した。
関税庁が15日に発表した「3月の輸出入動向確定値」によると、第1四半期中の輸出規模は、昨年同期比3.0%増の1349億3000万ドル、輸入は7.5%増の1332億6000万ドルだった。貿易収支黒字は16億7000万ドルで、昨年同期(70億4000万ドル)の23.7%にとどまった。
3月中の輸出は473億8000万ドル、輸入は449億3000万ドルで、どちらとも昨年同月比1.4%減少した。貿易収支は24億5000万ドルの黒字だった。
3月15日に発効した韓米自由貿易協定(FTA)の効果で3月中の対米輸出額(59億ドル)は昨年同月比27.7%増加したが、財政危機に直面している欧州連合(EU)地域向けの輸出(43億ドル)は20.5%減少した。
品目別には乗用車(26.7%)、石油製品(8.9%)の輸出が3月中も好調を見せて昨年同月より増えたが、携帯電話を含めて無線通信機器(マイナス19.1%)、家電製品(マイナス22.6%)、PC(マイナス29.7%)、船舶(マイナス28.8%)など残りの品目の輸出はほとんど減少した。
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