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先端科学技術を確保したイスラエル…韓国のような国家イメージ欲しい
2012年04月17日11時29分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
イガル・カスピイスラエル外務省報道官。 |
カスピ報道官は15日(現地時間)、韓国記者団を招待し、エルサレムの外務省庁舎で懇談会を開いた。カスピ報道官は「かつて韓国がそうだったように、イスラエルも国家ブランドイメージを変えるために苦心している」と述べた。懇談会は韓・イスラエル国交正常化50周年(4月9日)を記念して、5月に開幕する麗水(ヨス)世界博覧会にイスラエルが参加することを知らせるために準備された。
カスピ報道官はまず両国の共通点を取り上げた。「韓国は韓国戦争(1950-53年)後に再建を始めた。イスラエルは1948年に独立した。両国とも資源はない国だ。国防が必須というのも同じだ。こうした中で韓国は世界10位圏の経済大国を建設した。イスラエルも先端技術を持つ革新国家に定着した」。
こうした共通点があるにもかかわらず、韓国は「経済で奇跡を起こした国」と認識されているのに対し、イスラエルはいつも安保・紛争問題ばかり浮き彫りになっているということだ。カスピ報道官は「麗水エキスポをイメージ転換の契機にしたい」と述べた。
05-09年に駐韓イスラエル大使を務めたカスピ報道官は当時の経験を語った。「当時、韓国はブランドイメージで悩んでいた。私たちの立場では理解しがたい。韓国はサムスン・現代(ヒョンデ)自動車・LGに世界最高の船舶製造企業まであることを世界が知っているのに、何が心配なのか。イスラエルは科学と基礎技術が強いが、ブランドが知られている企業はあまりない」。
カスピ報道官はイスラエルの科学技術が強い理由について「伝統と教育方式」にあると語った。聖書を見ると、イスラエルの先祖は神の話に無条件に服従したのでなく、時には「なぜ(why)」と考えたということだ。カスピ報道官は「先祖代々で身についた、常に好奇心を抱くという考え方が創意性の原動力」と述べた。カスピ報道官は「イスラエルでは従順な学生は優秀でないと考える」と紹介した。疑問を抱いて教師と討論するよう誘導することで、創意性を持った人材を育てるということだ。
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