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2012年4月17日11時31分

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東京メトロ駅員、パスモ悪用しストーカー 履歴を投稿

写真:東京メトロなど首都圏の私鉄やバスで使えるPASMO(パスモ)拡大東京メトロなど首都圏の私鉄やバスで使えるPASMO(パスモ)

 東京メトロの30代の男性駅員が昨年、駅の業務用端末を使って、ストーカーの標的にしていた30代の女性の乗車履歴を引き出し、インターネット上に公開していたことがわかった。女性から被害の申告を受けた東京メトロは昨年3月、駅員を懲戒解雇した。

 女性によると、駅員は2009年ごろから、帰宅時に女性の勤務先で待ち伏せるようになった。食事などにしつこく誘われ、夜道で尾行されたこともあった。

 女性は、氏名や生年月日を登録する記名式のIC乗車券「PASMO(パスモ)」を使っていた。昨年2月、ネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」で自分の乗車履歴に関する投稿を発見。自宅の最寄り駅など約1カ月間に利用した首都圏の9駅と乗降した日付、利用したバス会社名などが書き込まれていた。

 うち1駅はラブホテル街に近いとして、男性と性的関係を持ったのではという事実無根の内容も書かれた。女性の名前はなかったが、事実上個人を特定できる内容だった。駅員は女性を一方的に知っていたという。

 警視庁にストーカー被害として相談し、東京メトロに申告。駅員は会社の調査に、駅改札の端末で女性の乗車履歴を3日間で計10回調べ、自宅でネットに書き込んだと認めた。

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