子供たちの遊ぶ校庭付近を低空飛行する米軍機=3月
教室の窓から見える米軍のヘリコプター。ごくありふれた日常の光景だ=2月
普天間第二小学校 地図
日米両政府が1996年4月12日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の全面返還に合意して16年を迎えた。普天間飛行場は今なお存続し、隣接する宜野湾市立普天間第二小では、米軍機による騒音の中で児童たちが学校生活を送っている。2月20日から2週間余り授業を見学し、その日常を追った。(記事・写真 大治朋子)
3月17日、卒業式の朝。学校は華やいだ空気に包まれていた。父母らの拍手で迎えられ、巣立つ6年生106人が緊張した面持ちで入場する。だが、間もなく、米軍機が低空飛行で校庭上空を横切った。琉球大工学部の渡嘉敷健准教授(環境工学・騒音)が2月24日から設置している測定器によると、騒音は93デシベル。「耳を覆いたくなるような道路工事や工場の音」のレベルだ。
普天間第二小の校長を最後に3月末に退職した知念春美さん(60)が振り返る。「隣の地区の学校から来た教諭でさえ『こんなにひどい騒音とは、これほど低空を飛行するとは知らなかった』と口をそろえる。それがこの学校の日常なのです」
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