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事業所跡地から1800倍のカドミムウム/小田原

2009年12月23日

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 小田原市は22日、酒匂川に隣接する自動車用蓄電池メーカーのジーエス・ユアサパワーサプライ小田原事業所跡地(同市扇町)から、環境基準値の1800倍に相当するカドミウムなどの汚染物質が検出されたとして、跡地の約75%を土壌汚染対策法に基づく指定区域に指定した。跡地は閉鎖されており、地下水への影響も出ていないため、市は「住民の健康に影響はない」と説明している。

 ジーエス・ユアサパワーサプライ(本社・京都市南区)は工場の集約に伴って同事業所を昨年3月に閉鎖したことから、土壌汚染対策法に基づき、水質汚濁防止法に定められた跡地の土壌汚染調査を昨年10月から1年間にわたり実施した。

 調査は約9万7千平方メートルの跡地を10メートル四方に分割した1011区画で実施され、755区画(約7万4千平方メートル)から汚染物質が検出された。

 土壌溶出量の調査項目で、鉛は460区画が基準値(1リットル中0・01ミリグラム)を超過し、最高値340倍を検出。カドミウムは42区画が基準値(同)を超過し、最高値は1800倍だった。このほか、1区画から基準値(同)の55倍に相当するヒ素も検出した。いずれも蓄電池の原材料という。

 跡地には立ち入れず、市が周辺19カ所で継続実施している地下水調査で汚染物質は基準値内となっている。

 ジ社は「開発計画を検討中」と説明。市は開発計画の具体化に伴って盛り土や舗装といった汚染物質の処理方法を指導する方針。


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