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【社会】

文科省、セシウム濃度を最大2割低く算出 

2012年4月16日 21時41分

 文部科学省は16日、昨年3月から8月にかけて公表した東京電力福島第1原発周辺の海水や海底の土に含まれる放射性セシウム濃度の一部データについて、実際よりも数%から最大で20%程度低く算出していたとして、修正した数値を公表した。

 文科省によると、修正したのはセシウム134の濃度。セシウム134は同時に複数の放射線を出すため、その影響を考慮して算出する必要があるが、分析に時間がかかるため当時は考慮していなかった。文科省は「事故後の緊急時でより多くの試料を分析することを優先した」としている。

(共同)
 

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