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2012年4月16日21時53分

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流産・中絶「震災後増加」根拠なし 福島県立医大

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図:福島県内の人工妊娠中絶と自然流産件数拡大福島県内の人工妊娠中絶と自然流産件数

 東日本大震災後、福島県での自然流産と人工妊娠中絶件数の割合は、震災前に比べてほぼ変わりないことが、福島県立医大の調査でわかった。東京電力福島第一原発の事故後、ストレスによる流産や放射線被曝(ひばく)を心配した中絶が県内で増えた、などとする一部の情報やうわさに根拠がないことを示す結果だ。

 藤森敬也教授らのチームは、これらの情報から県民に不安が広がっているのを受けて県内の医療施設を対象にアンケートを行った。

 専門誌「周産期医学」3月号に発表した論文によると、妊娠を取り扱う81施設のうち74施設から寄せられた回答を分析した結果、妊娠100件あたりの人工妊娠中絶と自然流産の数はそれぞれ、18前後、10前後でほぼ横ばい。いずれも震災後にわずかな増加があったが、統計的に意味がある増え方ではなかった。

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