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前方の車や人をよけて走行の映像
4月15日 18時12分

前方の車や人をよけて走行の映像
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京都・祇園の繁華街で車が暴走し8人が死亡した事故で、車が電柱に衝突した際の様子が、近くを走っていたタクシーの記録装置で撮影されていたことが分かりました。
映像では、前方の車や人をよけて走行していて、警察は、男に持病があったものの事故当時は意識を失っていなかったとみて調べています。

京都市東山区の祇園の繁華街で、今月12日、軽自動車が人を次々とはね、歩行者7人と、車を運転していた藤崎晋吾容疑者(30)が死亡し、11人が重軽傷を負いました。
軽自動車は、狭い通りを300メートル余り暴走し電柱に衝突して止まりましたが、その直前、接触されたタクシーのドライブレコーダーという記録装置で軽自動車の映像が撮影されていました。
映像によりますと、軽自動車は、前方を走る車と複数の歩行者の間をスピードを落とさずにすり抜け、さらに、もう1台の車を追い抜いて電柱に衝突しました。
危うくはねられそうになった歩行者が驚いて体をすくめる様子も写っていて、警察は、制限速度の2倍を超えるおよそ70キロのスピードが出ていたとみています。
警察は、車や歩行者をよけて走行していることから、藤崎容疑者に持病があったものの、事故当時は意識を失っていなかったとみて病気と事故との関連を慎重に調べています。
軽自動車の映像を記録したタクシーの運転手の上田泰三さんは「飛ぶような速さでタクシーの横をすり抜け、後ろから軽自動車が迫っていたことも気がつかないほどだった。運転手の顔などは見ていない」と話していました。

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