現在の場所:
ホーム  »  知事室 » 知事メッセージ » 大会や催しでのあいさつ » 2008年 » 第51回山新3P賞表彰式 知事祝辞

第51回山新3P賞表彰式 知事祝辞

知事室タイトル

第51回山新3P賞表彰式 知事祝辞

  • 平成20年1月28日

今日は、51回目となる権威ある山新3P賞表彰式の開催誠におめでとうございます

半世紀が経ち、そして、またもう半世紀の一歩を今日こうやって踏み出されました。

その時に、まさに4名の方々がご受賞なさったということは、誠に意義深く、そしてまた大変おめでたいことだと改めて思います。心よりお祝い申し上げたく存じます。

最初のP、ピースについては飯森範親さんが受賞されたということでございますが、もう私からビュルデンベルグ・フィルでのご活躍や山形交響楽団でのご活躍について、多言を要することはございません。皆さんもう先刻ご承知のとおりでございます。あえて申し上げれば、飯森さんほど多彩な方というのは、なかなかお見受けしないなと思っております。私ども県の方でも、飯森さんのそうした多彩な能力、そしてまたとても明るいお人柄に頼って山形県の観光賛辞官、観光大使ですね、をご委嘱申し上げているところでございまして、様々なかたちで山形のPRにもお取り組みいただいています。先だっても、藤ジニーさんはじめ、私も飯森さんとともにパネルディスカッションなども行い、山形のPRをどうやっていこうかと話したところでございました。これから、またモーツァルトの曲を全曲演奏なさるということで、本当に偉業だなあと思っておりますが、そうした取組みもまた、今日のご受賞が励みにもなるのではないか、と心からご期待申し上げております。

2番目のP、プロスペリティの受賞をなされた日本自販連の山形県支部長さん、鈴木支部長さんでございますが、実は支部長さんが山形カローラの社長さんであられることはもとより、大変環境にも関心を持たれて、さすがトヨタ系列、と思うわけでございますが、実は経済同友会などでも、鈴木様とご一緒になることがよくあるわけでございますが、常にこの環境についてのご発言、単に空気がきれいになるという意味での環境のみならず、景観などについても大変関心が高く、いつも私などはむしろ叱咤激励をいただいている方でございます。今回のこの環境マイスターについても、従来より、折あるごとに鈴木様がご主張なされていたことでございました。そして、折よく先だって、山形県と日本自販連山形県支部との間で環境協定を結ばさせていただき、皆様にも山形新聞さんなど報道でご記憶に新しいと思いますが、全国でも極めて先進的な事例だということでございました。これからもどうぞ山形県の環境のためにご活躍いただけますことをご祈念申し上げたいと存じます。

それから、もうひとつのP、プログレスの庄司七瀬さんですが、今のビデオでも拝見しましたが、本当に体の関節ってどうなっているのか、と思うほど柔軟な演技でございましたが、そういうのを私が見てもすごいと思うとともに、できればあの柔軟さを私の頭とか発想などにも応用したいと欲を申し上げているところでございますが、いずれにしましても3連覇というのは、なかなかこれはできることではない。1回やって、1、2回はおいて、またもう1回というのはありうるかもしれませんが、3年間で3連覇ということは、とても素晴らしい偉業、並々ならぬご努力の賜物と改めて思う次第でございます。

それから、特別賞ということで、チベット山岳隊の稲泉さんの偉業というのもまさに誰もやったこともないことを、しかもマニュアルがない中で、それぞれの気象条件や体調などを適切に判断して、生命の維持と裏腹の関係で、ああいう前人未到のことを成し遂げられるというのは、本当に生命をかけて、というふうに申し上げたほうがよろしいのだと思いますけれども、そうした偉業を成し遂げられたというのもこれもまた素晴らしいと思いました。実は山形新聞さんで、その動きについては一つ一つ、毎日毎日、報道されておりまして、私もハラハラ、ドキドキしながら、明日はどうなるのかと思いながら、報道を通じてその様子をフォローしたなどということを今はなつかしい思い出でございますが、いずれにしましても、この偉業を成し遂げられたことについては、本当におめでとうございます。

私は、4方には二つばかり共通点があると思っております。

飯森さんがビデオの中で、声をかけるのは自分だが、実践しているのは山形交響楽団の団員一人一人だとおっしゃっておりました。環境マイスターの鈴木さんの部分でも、それは実際に販売員の方々が、お求めになるお客様と接して1対1の関係で、まさに一人一人の力で環境が、そして庄司さんも、もちろんお一人のご努力、たゆまぬご努力もあるのでしょうけど、ご指導いただいている先生や励ましの言葉、友だちからの友情を投げかけていただいたことが3連覇に繋がっているのだろうと。そしてまた、稲泉さんは、文字通り山頂を、頂点を極めたということで、これもまた全員の力でようやく成し遂げられたのだろう、ビデオの中でも、県民が登れ、登れとおっしゃっていたというのが聞こえたようだ、という話もございました。共通しているのは、やはり皆様の連携であり、お力である。時あたかも、今年は、県政の課題としての「県民『協創』」、ともに創り上げるということをテーマにいたしておりますので、その意味でも、今回の、51回の3P賞の4方のご受賞というのは、大変意義があると思います。

それから、もうひとつは、これはもう何よりもこうしたご努力やトップを極める、頂点を極めるということは、その努力の姿を県民一人一人が御覧になって、やっぱり俺も頑張んなきゃなあと、ひとつこういう元気を与えていただけるという意味でも、とても意義のあることではなかったかと思います。

4方のそれぞれのたゆまぬ努力に我々も、県民一人一人も負けないようにこれからも精進を積み重ね、山形県勢発展のために私自身もまた皆様とともに努力をしていきたいと思っております。

今日のさらなる半世紀の第一歩を印しました3P賞の受賞、誠におめでとうございました。



 

この記事に対するお問い合わせ

ナビゲーション

更新情報

  • 平成20年1月29日掲載