全国高校総体(インターハイ)第12日は12日、千葉県で3競技を行い、卓球男子シングルスで岸川聖也(宮城・仙台育英)が3年連続優勝を果たした。3連覇は、1997―99年の中国人留学生の宗海偉(青森・青森山田、その後日本国籍を取得し吉田に改姓、日産自動車)以来、史上2人目。岸川は決勝で、同じ世界選手権代表の高木和卓(青森・青森山田)を3―2で下した。女子シングルスは曹嘉懿(青森・青森山田)が初優勝し、中国人留学生が3年連続で制した。
新体操女子個人は庄司七瀬(山形・山形北)が初優勝し、男子個人は藤田朋輝(岩手・盛岡)と北村将嗣(京都・紫野)が同点優勝した。
香川県勢は2競技に出場。重量挙げは105キロ超級の大西教平(多工)がスナッチ123キロ、ジャーク152キロをマークしてともに1位。トータルも275キロで頂点に立ち、3種目すべて制し完全優勝を果たした。大西は全国選抜大会に続く全国2大会制覇となり、県勢初の快挙。多工勢は同階級の増田和也がスナッチ110キロの5位、トータル240キロで8位入賞に食い込む活躍。学校対抗得点でも51点を獲得し、総合順位で過去最高の2位に入った。
新体操個人は女子の高橋香織(観音寺中央)が1年生ながら健闘したが22位、男子の三野公聡(坂出工)は24位だった。