新体操の世界選手権(9月・モスクワ)代表選考会は25日、国立代々木競技場でアジア大会(11月・広州=中国)代表選考を兼ねて行われ、ロープ、フープ、ボール、リボンで争う個人総合の4位までが代表候補に選ばれる。
昨年の世界選手権15位で全日本選手権2連覇のエース日高舞(東女体大)が昨年末に股(こ)関節を手術して欠場し、全日本2位の24歳、大貫友梨亜(東女体大OG)が代表争いの中心になりそうだ。
個人、団体の両方で世界選手権に出場し、豊富な経験で一歩リードする大貫を、同じく世界選手権代表の19歳、穴久保璃子(イオン)や昨年のアジア選手権代表の中津裕美(東女体大=香川中央高出)が追う。
団体の日本代表主将として北京五輪に出場し、個人に復帰した三沢樹知(東女体大)、山口留奈(イオン)、庄司七瀬(東女体大)も注目だ。
日本体操協会の推薦選手も含めた代表候補は、国際大会で戦える基準となる26点台を目指した強化合宿に臨み、数回の試技会を経て、代表入りが決まる。