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31年ぶり3年連続女王へ

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ノーミスでフープの演技を締めくくった庄司。表情に充実感が漂った
ノーミスでフープの演技を締めくくった庄司。表情に充実感が漂った

<高校総体新体操山形県大会>◇初日◇1日◇山形市総合スポーツセンター◇男女個人

 3月の全国高校選抜大会を制した庄司七瀬(山形北3年)がロープ、フープ合計34・150点と、2位に7・375点差をつける貫録の演技で大会初の3連覇を達成した。8月に佐賀県で行われる全国高校総体でも、31年ぶりの3連覇に挑戦する。

 1分30秒の中に、18の難度(ジャンプ、ピボット、バランス、柔軟などの技術)を取り入れた全力の演技で、女王が魅了した。庄司は「ノーミスはもちろん、難度からの体勢の整え方の精度も意識した」と、ほぼ完ぺきな内容にほっとした表情を見せた。

 5月6日に行われた世界選手権日本代表決定競技会では、クラブ、リボンでミスが続いた。結果、代表切符が得られる上位4人に入れなかった。だが、同18日からの全日本ユース選手権で、総合4位に食い込み調子を取り戻し、この日は圧巻の演技。5歳から指導している山形RG石田美恵代表が「決定競技会で今日の演技ができれば、日本代表に入れたのに」と悔しがるほど充実した内容で、復調をアピールした。

 8月の全国高校総体では、74~76年に麓久美子(鹿児島純心女子)が達成以来、31年ぶり2人目の3連覇の偉業に挑戦する。庄司は「もっともっと練習して、今日のように気持ちよく演技を終えることができれば、3連覇は見えてくる」と意気込んだ。最高学年となった今年は、試合前の調整力にも成長を見せている。来年の北京五輪出場の可能性もゼロではない。石田代表は「チャンスはある」と期待した。【塩谷正人】

[2007年6月2日11時42分 紙面から]


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