目標の2億円には届かなかったものの、総額1億3348万円へ積み上がった。「責任を感じ、やらなきゃいけない、という気持ちはあった」と明かす。
■フィジカル面で強く
1月から国内外を飛び回っても、病気やケガ、故障をせずに戦えたのも今季の収穫だ。「体がしっかり整っていないと、やりたいと思ったこともできない。今シーズン何もなくてホッとしている。風邪もひかなかったし、フィジカル面で強くなり、ほぼノンストップでできた」。胸板厚く、逆三角形のアスリート体形となり、“筋肉武装”が進んだ。
来季への課題は、攻撃的なゴルフの屋台骨を支えるドライバーショットだ。「飛距離アップがテーマ。コンパクトになっていたけど、肩を大きく入れ、トップを高いところへ持って行ったほうが振りやすく、飛ぶ。自分で一番いいスイングは、ドライバーの飛距離を出せるスイング」
■オフをつくらず
4日付の世界ランキングは前週から1つ上がり48位、マスターズ出場権獲得(年末時点で50位以内)へ一歩前進した。15日からのアジアツアー、タイ選手権に出場予定でランクアップを目指す。
2012年は1月の米ツアー、ソニーオープン(ハワイ)で始動する予定だ。「オフをつくらず、毎日集中していくうえで試合は重要になる。クラブを毎日振って集中しているのが、僕のライフスタイルになっている」。プロ5年目の来季は、さらにたくましくなり、世界で活躍する石川を見られるだろうか。
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