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【最新リポート】ミッドサマーフェア樫へ全開!/フローラS

2012.4.16 17:10

蛯名騎手と小島太師の“マンハッタンCコンビ”がミッドサマーフェアで重賞を狙う【拡大】

 今週から春の東京開催がスタートする。22日のメーンは3歳牝馬による「第47回サンスポ賞フローラS」(GII、芝2000メートル)。オークス(5月20日)の優先出走権を巡って各馬しのぎを削るが、主演を務めるのは君子蘭賞で3馬身半差の圧勝を決めたミッドサマーフェアだ。

 ミッドサマーフェアは小島太調教師が「ウチのウオッカになれる」と、同じタニノギムレット産駒の最強牝馬を引き合いに出すほどのヒロイン候補。前走・君子蘭賞でそのスケールの一端をのぞかせた。

 道中は物見をしながらだったが、豪快に伸び3馬身半差V。タイム(芝1800メートル1分49秒7)は同日のGIII毎日杯に0秒1遅いだけだった。

 桜花賞で賞金除外となったが、調整は順調。前走で極端に馬体が減らなかったこともあり、11日には坂路4F52秒3-37秒4-12秒3としっかり追われ、シャープな脚さばきを披露した。

 「不完全燃焼の競馬が続いたけど、前走でこの馬らしいところを見せてくれた。暖かくなって馬体が良くなったし、気難しさも解消されてきた」と、トレーナーの口ぶりは滑らか。東京に替わっても、「長い直線は何といっても魅力。力を出し切れれば重賞でも十分やれる」と強気な姿勢だ。

 四位騎手からの乗り替わりも、ケガから復帰するベテラン・蛯名騎手に決定。マンハッタンカフェの小島太厩舎=マサヨシのコンビが操るミッドサマーフェアが、オークスへ向けスパートする。

重賞プレビュー

 “メーンアクトレス”ミッドサマーフェアが一歩リードだ。

 前走は直線での左ムチ一発で内に切れ込みながらも、2着に3馬身半差の圧勝。桜花賞を視野にマイルを使われてきたが、本質は中距離馬ということだろう。いずれにせよ、1勝馬が大半を占めるここでは切れ味で断然優位に立つ。勝ってオークスへGOだ。

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