浜岡原発:津波影響評価を提出 6日で燃料露出の可能性も

毎日新聞 2012年04月16日 21時32分(最終更新 04月16日 21時54分)

防波壁の基礎部として地中に埋め込まれる鉄筋の組み立て作業=静岡県御前崎市の浜岡原発で、森有正撮影
防波壁の基礎部として地中に埋め込まれる鉄筋の組み立て作業=静岡県御前崎市の浜岡原発で、森有正撮影

 一方、再稼働した場合の対策について報告書は「(今後入手するデータを)詳細に検討し、必要な対策を講じる」と追加対策の是非を検討する考えを示した。中部電の増田博武原子力部長は記者会見で「有識者検討会の試算の根拠となったデータが十分に提供されていない。評価には数カ月かかる」と先送りする考えを示した。

 中部電は12年中の防波壁完成を目指している。追加対策としては、防波壁の高さ見直しが想定されるが、大規模な追加工事が必要になった場合、工期が遅れ、再稼働が遠のく可能性がある。

 一方、保安院は今月中にも報告書が妥当かどうか判断。5〜6月に有識者検討会が詳細な津波高を推計するのを踏まえ、専門家会合で浜岡原発で想定する津波高を引き上げるか検討する。【森有正、高橋昌紀、岡田英】

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