NHK秋田県のニュース　秋田放送局

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大仙市　がれき受け入れを表明

　大仙市は、今月２３日から岩手県のがれきの受け入れを始めることを表明しました。
　岩手県のがれき受け入れをめぐって、秋田県と大仙市は、先月、市の焼却施設で宮古市のがれき２０トンを試験的に焼却し、焼却灰の放射性物質の濃度や施設周辺の放射線量などは焼却前とほとんど変わらなかったという結果をまとめました。
　これを受けて、大仙市は、１５日、施設の周辺住民を対象に説明会を開き、がれき受け入れへの理解を求めました。
　説明会は非公開で行われ、市によりますと、住民から反対意見はなかったものの放射能の測定結果の情報公開を徹底して欲しいという要望が出されたということです。　このあと、大仙市の栗林市長が記者会見を行い「がれき処理の安全性が確認され住民の納得が得られたと思うので、本格的な処理を進めたい」と述べ、がれきの受け入れを始めることを表明しました。　大仙市によりますと、受け入れるのは、岩手県宮古市のがれきで今月２３日からおよそ２年間にわたって５２００トンを処理する計画です。
　がれきの受け入れが始まるのは県内では大仙市が初めてです。
　説明会に参加した６５歳の男性は「放射能への不安は残るが、市の説明は納得できた。今後の放射能の測定結果を見守っていきたい」と話していました。

04月15日　21時53分

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