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群馬３町村 受け入れ正式決定

東日本大震災で発生したがれきの受け入れに向けて、群馬県中之条町にある焼却施設でがれきの試験焼却を行った結果、灰の放射性物質の濃度が埋め立て処分の目安とされる国の基準を大幅に下回っていることがわかり、施設を運営する組合は、がれきを受け入れることを正式に決めました。
群馬県の中之条町と東吾妻町、それに高山村でつくる組合は、ことし１月、運営するごみの焼却施設で、被災地のがれきを受け入れる方針を示しました。
これまでの住民説明会では放射性物質に対する不安の声も聞かれたことから、受け入れに向けて今月１０日から３日間かけ、岩手県宮古市のがれきおよそ１５トンを試験焼却しました。
その結果、焼却灰に含まれる放射性物質の濃度は、最も高いもので１キロあたり３１５０ベクレルと通常のおよそ１．５倍の値でしたが、埋め立て処分の目安とされる国の基準、１キロあたり８０００ベクレルを大幅に下回りました。このため、施設の管理者で中之条町の折田謙一郎町長が１６日、他の町村長と協議して組合としてがれきを受け入れることを正式に決めました。
１７日、記者会見を開き表明することにしています。
組合では、宮古市のがれきを年間で１０００トンあまり受け入れることにしていて、受け入れの時期などについて岩手県と調整を進めることにしています。

04月16日　17時13分

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