2012.4.14 05:00

2歳女王ジョワドが骨折、全治6カ月以上

 昨年の最優秀2歳牝馬で、8日の桜花賞で6着に敗れたジョワドヴィーヴル(栗・松田博、牝3)が、右後ろ脚の第1趾骨を骨折していることがわかった。13日に松田博調教師が明らかにしたもので、全治6カ月以上と診断され、牝馬クラシック2冠目のオークス(5月20日、東京、GI、芝2400メートル)の出走は絶望となった。

 この日、右後ろ脚の球節部に腫れがみられたため、エックス線検査を行ったところ、右第1趾骨近位骨折が判明。松田博調教師は「顕著な跛行はしていなかったが、少しはれぼったかったので、念のため(エックス線写真を)撮ってみたら見つかった。桜花賞のレース中の可能性もあると思う」と説明した。

 近日中に栗東トレセン近くのノーザンファームしがらきへ放牧に出された後、北海道早来のノーザンファームへ移動して、手術を行う予定。「6カ月以上ということで(復帰は)どこと決めず、馬任せになる。ひと回り大きくなって帰ってきてくれることを期待している」と松田調教師は語った。同馬はGI6勝のブエナビスタの半妹で、昨年の阪神JFを制覇。桜花賞は6着に敗れたが、オークスでの巻き返しが期待されていた。

(紙面から)