From Mild To Wild

アルミコンロッド

世界でも珍しい老舗アルミコンロッド専門メーカーが日本にあります

日本ワヰコ株式会社さん(ニホンワイコさん)がその会社

レースでの需要が大きいアメリカと日本では状況が違います
アルミコンロッド専門って凄いですね

しかも、最低ロットは何と1本、新規の試作品加工を無料でやってくれるそうです
現在のところ、大パワーエンジン用は作ってないみたいですけど
工業用の需要がたくさんあるんでしょう


下は海外のパーツメーカー、HOWARD製のRB30用
OMRさん曰く、「とりあえずカタチにしてみたってだけの役立たず」
重さは750グラムほど


 RB30rod1.jpg

 RB30rod2.jpg

ドラッグの世界では、ナイトロメタンやアルコールなどの上位クラスでアルミコンロッドは主流
以前はチタン製もありましたが、けっこう前からアルミに落ち着いています

理由は主に2つ

振動を吸収する
コンロッド破損時のクランクやブロックへのダメージを減らす


良い破損例を見つけました
見事にまっぷたつ!

 tornconrod.jpg

スチール製のコンロッドだとH断面やI断面など、強度を損ねない程度に
削り込まれた形状になっていきますよね
やたらカッコ良いので、手にとってニヤニヤ眺めちゃったり(笑)

 conrodsih.jpg conrodsih2.jpg


それに対して、ファニーカー用は適当でゴツイですよ

 FCrod3.jpg

何の工夫もない形状に見えます

 FCrod1.jpg

ずっしり
凄い違和感

 FCrod2.jpg

「経験から失敗を学ぶのは凡人、歴史から成功を学ぶのが賢人」

だそうです

ドラッグマシンがアルミコンロッドに行きつき、安定してタイムを出していること
それはレースの歴史の1つの答えなんでしょう

別の世界の頂点、F1ではチタンのような硬い素材を使用しています
2万に近い超高回転、1気筒あたり300ccの小さなシリンダー、
300キロ以上の走行距離といった要素から全く違う結論になるんですね

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ドラッグ・サイド・バイ・サイド

オーストラリアのロータリー・プロストック
素晴らしい完成度の動画です

(画面右下のYouTubeロゴをクリックすると別画面で開きます)

  

ガルダ・カート、ヒルクライム

ヨーロッパでとても盛んなヒルクライム
参加車両のレベルが高い
特にこういうヒルクライム・スペシャルの速さはもはや異常

  



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