From Mild To Wild

タイタニウム

アナクロ、アナログ趣味の僕ですが、ハイテクは嫌いじゃないですよ

むしろ映画「マトリックス」のエージェントみたいに常時ネットワークと
繋がっていたいくらいです

そして先進素材に関しては以前からとても強い関心を持っています

マグネシウム、チタン、ジュラルミンなどの金属
カーボンファイバー、ケブラー、ポリカーボネイトなどの合成繊維や樹脂

どれも優れた素材として知られてから長く経ちますが、
市販車にはあまり使用されません

理由は大手メーカーの車づくりにおいて、鉄、アルミ、プラスチック、ガラスなどの
「クラシック素材」で満足だということでしょう
何たって安いし加工もしやすい

今日は金属から一つをピックアップして、勝手なことを色々書いてみます


僕の選択は・・・

チタン

英語では Titanium(タイタニウム)、ギリシャ神話の神の名前が由来

高性能金属の代名詞的存在と言ってもいいでしょう

長所は

鋼鉄より硬度が高く、重量は半分以下
錆、腐食、汚れ、薬品に非常に強い
熱伝道性が低く、熱膨張も少ない
溶接やアルマイトが可能
研磨で光沢が出る
加熱すると青紫色に発色する
原料が豊富にある
人体への毒性がほとんどない


短所は

精錬、加工、溶接にコストがかかるために高価
やや潤滑性が悪い
しなりにくい


日本の土壌にも大量に含まれるのですが、拡散しているので無駄が多く、
今のところは海外からの原料輸入に頼っています
精錬、加工ともに日本はチタンについて世界一の技術を誇ります

 carrillo rods

長短所を考慮し、様々なチタン製オートパーツが生まれてきました

マフラー、ストラットタワーバー、ステー、コンロッド、コンロッドボルト
ピストンピン/リング、バルブ、バルブスプリング、リテーナー
・・・など

ロータリーでは過去にチタン・ローターがマツダワークスによって
テストされました
色々調べましたが、今は社外品でもチタン・ローターはない様ですね

せいぜい、スリーブ、フロントプーリーボルト、フライホイールナット程度

 titaniumrotary.jpg

20年位前のF1はストレートでオレンジのすごい火花を飛ばしてました
あれはダウンフォースを受けて沈んだカーボンモノコックに路面が接触して
穴をあけないように、チタンのスキッドプレートを装着していたため

 F1 spark

 f1sparks2.jpg

海外にはけっこう面白いチタンパーツがあるかも知れません
発掘して順次レポートしていくつもりです

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デ・トマソ・マングスタ

パンテーラの前に出た個性溢れるV8クーペ
マングスタとはマングースのイタリア語
コブラに関わっていたキャロル・シェルビーと揉めて
挑戦的なネーミングにしたと言われています

この頃のアメリカンV8を積んだミッドシップには魅力のあるモデルが
たくさんありますね
この動画は雰囲気はありますが、走り去っていく後ろ姿を
ちゃんと追いかけて欲しかったです

(画面右下のYouTubeロゴをクリックすると別画面で開きます)

  

VWバス・ツインターボ

993ターボのエンジン、996GT3の足回りやブレーキなどを
ワーゲンバスに組み込んだ"FB1レースタクシー"
ドイツでは有名な車で、ビルシュタインレカロピレリなど
すごいスポンサーがついて製作されました
フル補強した軽量ボディに500馬力で速い速い!

乗客3人の表情が何ともシュール(笑)

  

製作記録はこちら
大手術の様子、ぜひ見てやってください

 racetaxi.jpg



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