静岡県引佐郡三ケ日町(現 浜松市)
市の花「ミカン」の花と実、「猪鼻湖」、「ヨット」、猪鼻湖と浜名湖との境界に架かる「新瀬戸橋」がデザインされている。なお、正確には猪鼻湖も浜名湖の一部だ。
三ケ日町は2005年7月1日に、浜北市、天竜市、春野町、龍山村、佐久間町、水窪町、舞阪町、雄踏町、細江町、引佐町とともに浜松市に編入されている。
2012年4月14日、新東名高速道路の「御殿場ジャンクション」から「三ヶ日ジャンクション」間が開通したとのことなので記念に更新した。ジャンクションの名称は「三ヶ日」だが、かつて存在した町名は「三ケ日」と「ケ」の字が大きかった。大正11年に西浜名村が町制施行した際は「三ヶ日町」と小さな「ヶ」の字だったが、昭和30年に東浜名村と合併した際、なぜか「三ケ日町」と大きな「ケ」の字で国が告示したため、その後は「三ケ日町」となってしまったのだそうだ。もともと「三ヶ日町」だったため町民もずっと「三ヶ日」を使っていたそうで、浜松市と合併してしばらくした後に名称を「三ケ日」から「三ヶ日」へ変更する議案が提案され、現在は浜松市北区三ヶ日町○○といった番地になっている。
町章の入った消火栓の蓋。「消防士」に「消防車」とよく見かける構成だが、他所ではあまり見かけないデザインだ。
町章の入った防火貯水槽の蓋。こちらは確か長島鋳物㈱の汎用品だったと思う。
三ヶ日駅。天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の駅。
奥浜名湖駅を出発する天竜浜名湖線のTH2100型気動車。
天竜浜名湖線の線路沿いに「工」マークの境界標石を見つけた。天竜浜名湖線は国鉄二俣線が前身で、昭和62年に第三セクターの天竜浜名湖鉄道の路線になっている。この境界標石は国鉄時代の名残なのだと思われる。
蓋にデザインされている「猪鼻湖」の風景。同じく蓋にデザインされている「新瀬戸橋」も写ってはいるのだけど、遠くて確認が難しい。
「新瀬戸橋」部分を拡大。蓋と同じ構図を撮影するには船を出さないとならないかな?
以上、撮影は2011年1月と2012年1月。
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自衛隊
桜の紋章が入ったT字地紋の蓋。この紋章が入った蓋は、陸・海・空を問わず自衛隊の駐屯地内でよく見られるようだ。
桜紋の蓋のある風景。
蓋を見つけた陸上自衛隊久里浜駐屯地の入口。この日は「久里浜駐屯地桜まつり」が開催されており、敷地の一部が一般に開放されていた。
海軍通信学校跡の碑。久里浜駐屯地は昭和13年に同じ横須賀市の田浦から移転した海軍通信学校が起源で、敗戦後は一時米軍に使用された。その後東京水産大学の誘致計画が持ち上がるなどしたが、昭和25年に発足した警察予備隊の駐屯地として再び接収された。東京の越中島駐屯地(現存せず)とともに、戦後初の駐屯地なのだという。駐屯地には警察予備隊の総隊学校が開校され、その後保安大学校(後に防衛大学校)の校地としても利用され、昭和30年に防衛大学校が同じ横須賀市内の走水(小原台)へ移転した後は、通信学校(旧総隊学校第三部)のみが残り、現在は主に陸上自衛隊通信学校の用地として使われている。
桜紋の蓋のある風景として蓋とともに撮影した陸上自衛隊通信学校本部庁舎。この建物は海軍通信学校時代より存在している。
最初に掲載した蓋と同じ桜の紋章が入った角蓋。
こちらも似た角蓋だが、紋章部分が異なっている。
紋章部分を拡大。雄しべ・雌しべの部分が凹か凸かの違い。凸の蓋(右)の方は花びらにも彫り物のような凹凸がある。
桜紋の蓋と桜の花。この週末は丁度見頃だった。
駐屯地内の売店で見つけたカードホルダー。こちらにも桜の紋章が入っているが、駐屯地内の蓋にある桜の紋章とは形が違う。しかしこの桜の紋章には見覚えがある。
陸上自衛隊
こちらがその桜の紋章が入った蓋。
この蓋は乃木坂駅近くにある乃木邸横の通り(外苑東通り歩道)に設置されている。かつて存在した陸上自衛隊檜町駐屯地(長らく防衛庁本庁も置かれており、現在跡地は東京ミッドタウンになっている)に近く、同じく陸上自衛隊東部方面総監部のあった市ヶ谷駐屯地(現在は防衛省本省も置かれている)との間にあたる。
そのような位置関係から、これまで恐らく自衛隊関連の蓋だろうと想像していたのだが(というか教えて頂いた)、これだけの類似性があるのであれば断定してしまってもよいのではないかと思う。公式ページではっきりした紋章を確認することはできなかったが、楽天のショップに詳細な紋章が掲載されているのを見つけた。これによると、この紋章は自衛隊の中でも特に陸上自衛隊のものであることがわかる。なお、自衛隊では「紋章」というよりは「エンブレム」と表現されることが多いようで、また中隊や航空隊など各隊ごとでもそれぞれ独自のエンブレムが作られているようだ。
神奈川県横須賀市
こちらは横須賀市の蓋。市の木「オオシマザクラ」がデザインされている。
この蓋は久里浜駐屯地の運動場脇(駐屯地敷地内)にあった。頭上と足元、どちらも見頃。
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福島県白河市
1801年(享和元年)に白河藩主松平定信が造成し、身分の差を越え庶民が憩える「士民共楽」としたことにより日本最古の公園とされる「南湖公園」を背後に、市制40周年記念事業で復元された「小峰城三重櫓」がデザインされている。
4月6日は城の日ということをbot君に教えてもらったので今回は最初に城ネタ。
こちらは市の花「ウメ」がデザインされた蓋。白河市専用のデザインというわけではなく、市の花が「ウメ」だからこのデザインはどうですかと長島鋳物㈱が提案して採用されたデザインということらしい。いわば半汎用品とも言え、同じデザインの蓋は他の自治体でも使われている(例えば埼玉県大宮市)。
市の花「ウメ」、市の木「アカマツ」、市の鳥「ホオジロ」がデザインされた蓋。こちも長島鋳物㈱製だが、このデザインは完全に白河市専用のようだ。
大きな消火栓の蓋。あまり見かけない地紋だ。
同じく消火栓の蓋。こちらも同じパターンの地紋。
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蓋にデザインされている小峰城の三重櫓。築城は14世紀で、戊辰戦争の際に焼失・落城したが、市制40周年(平成元年)記念事業として、平成3年に三重櫓(本丸に相当)、平成6年に前御門が復元されている。(ぐりぐり写真: 写真にマウスカーソルを乗せると動かせる)
小峰城三重櫓からの眺望。撮影日は2009年10月だが、現在は東日本大震災の影響で内部は立ち入り禁止となっている。
白河駅。東北本線の駅で、「旧情を色濃く残す奥州の旅の玄関駅」として東北の駅百選にも選定されている。撮影は2009年10月。「小峰城」がデザインされた蓋と「ウメ」がデザインされた蓋はこの駅周辺で撮影した。
白坂駅。同じく東北本線の駅。撮影は2012年2月で、「ウメ」・「アカマツ」・「ホオジロ」の蓋と消火栓の蓋はこの駅周辺で撮影した。
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