ストーリー:橋下氏、野心の源流 破れた革ジャン5万円−−司法修習同期の証言

2012年04月15日

橋下徹という“渦”は、中央政界をも巻き込もうとしている=大阪市役所で12日、三浦博之撮影
橋下徹という“渦”は、中央政界をも巻き込もうとしている=大阪市役所で12日、三浦博之撮影

 またこう思い起こした。「橋下とは仲良しでべたべた支え合うような関係ではない。最初に出会ったのは大学1年。金曜日2コマ目の体育の授業だった。すぐに打ち解けた。司法試験は橋下が少し先に勉強を始めて自慢してきたので、私の尻にも火が付いた。民法のある論点について下宿で8時間論争したことも。互いに負けず嫌いで切磋琢磨(せっさたくま)してきた」と語る。さばさばと語る中原氏からは教員への敵対心、感情的なものは感じられなかった。

 ◇「敵」を見つける瞬発力

 5人の同期を取材して気づいたことがあった。全員が「目的達成のためには手段を選ばない」「徹底してやり抜く」と話したのだ。その“突破力”はどこからくるのか。橋下氏がラグビー選手だったことを思い出した。

 橋下氏が所属した第49期司法修習生のラグビー同好会「キアンズ」の主宰者、堀内恭彦弁護士(46)を福岡市内の事務所に訪ねた。キアンズとは、司法修習生が毎日のように書かされる、実際の裁判に即した作文形式の答案「起案」をもじった名前だ。

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