'12/4/16
平和公園のバリアフリー提案
ボランティアグループ「きらきら☆HIROSHIMA」は15日、平和記念公園(広島市中区)と周辺のバリアフリーチェックをした。障害者や高齢者、外国人、子ども連れたちあらゆる人に優しいまちづくりを目指し、広島市の担当者に改善提案書を提出した。
グループが募った高校生や大学生を中心に45人が、若者の視点で点検した。3班に分かれて、電動車椅子や車椅子を使って、原爆ドームやレストハウスなどを巡った。元安橋では下りの傾斜に「車椅子だと怖い」とためらっていた。同橋東詰めの交差点では、渡る途中で赤信号になり戸惑う場面もあった。
若者は、旅行者が一番に訪れやすい原爆ドーム付近に分かりやすい公園の案内板を設置することや、レストハウス裏にある障害者用トイレの案内明示などを提案。市緑政課の古田典之課長に提言書を手渡した。古田課長は「若い皆さんのフレッシュな目線に驚いた。今後の平和公園を考えるのに参考にしたい」と感想を述べていた。
【写真説明】車椅子を使って原爆ドーム近くをチェックする高校生や大学生たち