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祇園事故の夜 交通部長懇親会で飲酒
4月16日 12時12分

祇園事故の夜 交通部長懇親会で飲酒
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京都・祇園の繁華街で車が暴走し8人が死亡した事故で、京都府警察本部で対応の責任者に当たる交通部長が、事故当日の夜、警察幹部の懇親会に出席して酒を飲んでいたことが分かりました。
交通部長は「不適切だった」と話しています。

今月12日、京都市東山区の祇園の繁華街で、軽自動車が人を次々とはねて歩行者7人と車を運転していた男の合わせて8人が死亡し、11人が重軽傷を負いました。
京都府警察本部によりますと、この事故の対応の責任者であった山形克己交通部長は、事故が発生したおよそ5時間後の午後6時ごろから、本部長も参加して市内のホテルで開かれた警察署長会議の懇親会に出席し、コップ1~2杯のビールを飲んだということです。このころ警察は、被害者の身元の確認や事故原因などの捜査を進めていて、交通部長はおよそ2時間後に懇親会の会場を離れ、警察本部に戻ったということです。
山形交通部長は、NHKの取材に対し「懇親会には、事故の捜査の応援を要請するため出席した。少量とはいえ、酒を飲んだのは不適切だった」と話しています。
京都府警察本部は「懇親会の間も現場と連絡を取りあい対応に問題はなかったが、酒に口をつけたのは配慮が足りなかった」としています。

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