ストーリー:橋下氏、野心の源流 破れた革ジャン5万円−−司法修習同期の証言

2012年04月15日

橋下徹という“渦”は、中央政界をも巻き込もうとしている=大阪市役所で12日、三浦博之撮影
橋下徹という“渦”は、中央政界をも巻き込もうとしている=大阪市役所で12日、三浦博之撮影

 橋下氏は取材に対し、大阪都への飛び地参加構想へのコメントは避けたが、関連法改正を求める地方発の動きについては「うれしいですよ。今までは中央が動かないと何も変わらなかったが、地方の声で法律が少しでも変わるということであれば」と語った。

 橋下現象という大きな“渦”が新たな地殻変動を引き起こそうとしているようにも見える。大飯原発再稼働問題では、関西電力筆頭株主の大阪市トップとして野田政権との対決構図を鮮明にし、存在感を増してきた。橋下市長のエネルギーの源流を探ろうと、司法修習生時代の同期を訪ねる取材を始めた。

 「あいつは明らかに世の中を憎んでいた。社会的な理不尽や不平等に対する強い怒り。既存の勢力に対する激しい憤り、憎しみ。ものすごく大きなエネルギーを感じた」

 兵庫県明石市の泉房穂市長(48)は、第49期司法修習生=1995年研修所入所=の同期、橋下徹・大阪市長(42)の印象をそう語り始めた。

 修習生時代、橋下氏と同じラグビー同好会に所属。衆院議員(民主党)を経て昨年5月に市長に就任した。同じ自治体トップとして橋下氏をよく知る人物の一人だ。ラグビーの練習後に聞かされた話を今も覚えている。

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