アフガン 日本大使館に再びロケット弾4月16日 12時56分
15日、大使館が集まる地区や議会が同時に襲撃される事件が起きたアフガニスタンの首都カブールで、16日午前、再び銃声や爆発音が聞こえ、日本大使館にも、15日に続いてロケット弾が撃ち込まれました。
大使館の職員は全員、避難して無事だということです。
アフガニスタンの首都カブールの日本大使館に、現地時間の16日午前5時半ごろ(日本時間の午前10時ごろ)、再びロケット弾1発が撃ち込まれました。
日本大使館によりますと、当時、大使館にいた日本人職員22人は、全員、隣接する大使公邸に避難して無事だということですが、銃声や爆発音が断続的に続いたため、建物の外にある地下の避難施設には避難せず、大使公邸にとどまっています。
アフガニスタンの内務省によりますと、カブール市内では、同じく現地時間の16日朝早く、議会周辺でも銃声や爆発音が聞こえたということです。
カブールでは、15日午後、反政府武装勢力タリバンが、大使館が集まる地区や議会などを同時に襲撃する事件が起き、日本大使館にロケット弾4発が撃ち込まれる被害が出ましたが、職員は全員、無事でした。
藤村官房長官は、午前の記者会見で「アフガニスタンに滞在する日本人の安全は、昨夜の時点で確認しているが、きょうもまた、カブールでロケット砲による攻撃があるという最新の情報があるので、さらに日本人の安全確保の確認を行っているところだ」と述べました。
そして、藤村官房長官は「このようなテロ事案が発生したことには、強い怒りと衝撃を覚えており、決して許されるものではなく、わが国は断固として、非難しなければならない」と述べ、武装グループの一連の襲撃を批判しました。
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