ストーリー:橋下現象という大渦(その2止) 思想信条より直感

毎日新聞 2012年04月15日 大阪朝刊

 橋下氏が所属した第49期司法修習生のラグビー同好会「キアンズ」の主宰者、堀内恭彦弁護士(46)を福岡市内の事務所に訪ねた。

 「高校ラグビーの日本代表候補で花園出場経験を持つ橋下は、修習生の中では異色でした。キアンズは遊びのラグビーですが、橋下の既成概念にとらわれない自由なプレースタイルと瞬発力は光っていた」。そう話す堀内氏を、同期たちは「数少ない橋下の理解者の一人」とみている。

 橋下氏は弁護士登録から1年後の98年4月に大阪市に自らの事務所を構えて独立した。堀内氏は独立したばかりの橋下氏の事務所を訪ねたことがある。「玄関のドアを開けるとギイーという音がする古い洋館でした。橋下は『松田優作の<探偵物語>に出てくる事務所みたいでしょう』と本当にうれしそうだった。でも、1年での独立は大変だったと思いますよ」

最新写真特集

毎日新聞社のご案内

まいまいクラブ

毎日RT

毎日ウィークリー

Tポイントサービス

毎日jp×Firefox

毎日新聞の
ソーシャルアカウント

毎日新聞を海外で読む

毎日新聞のCM

毎日新聞Androidアプリ