国際交流について対談する山本正・日本国際交流センター理事長=2009年2月、東京都港区
日本における国際民間交流の橋渡し役を担ってきた公益財団法人「日本国際交流センター」の理事長、山本正(やまもと・ただし)さんが15日、胆嚢(たんのう)がんのため死去した。76歳だった。通夜は17日午後7時30分、葬儀ミサは18日午後1時30分から東京都千代田区麹町6の5の1の聖イグナチオ教会で。喪主は長男太郎さん。
上智大から留学した米セント・ノーバート大を1960年に卒業。62年から、のちに衆院議員となる故小坂徳三郎氏のもとで国際交流事業に携わった。67年、日米の民間政策対話「下田会議」をペリー来航の地である伊豆で開催。70年に独立して日本国際交流センターを設立した。
下田会議は民間ベースの日米交流の代名詞となり、90年代まで継続的に開催。日米両国の政財界の有力者や学者、ジャーナリストらが集まった。欧州や韓国、東南アジアとの議員交流や政策対話も手がけ、90年代からはNGO支援に尽力し、近年は社会的弱者への配慮を中心とした「人間の安全保障」にも力を入れてきた。