原発避難者を激励、要望聞く
福島・郡山市で秋野参院議員
「お体を大事にして」
公明新聞:2011年4月2日付
「お体を大事にして頑張ってください」―。公明党の秋野公造参院議員は30日、福島第1原発から半径20キロ圏内の居住者らが避難する福島県郡山市の避難所を訪れ、避難者を激励するとともに要望などを聞いた。
会社が被災して失業した男性は「全てを失い、当座のお金が無いと避難所を出て新生活を始められない」と窮状を訴えた。「4月から通う学校が決まっていない」と困惑する小学生や中学生もいた。
政府は原発20キロ圏内の避難区域について、15日に「対象住民の避難措置完了」としているが、ある家族は「ガソリンが無くて移動できず、23日まで20キロ圏内にとどまっていた」と語った。
秋野氏は「原発からの避難者に対し、国の支援が全く届いていない。伺った声を国に伝えたい」と述べた。
これに先立ち、秋野氏は福島県の2次被ばく医療機関である同県立医科大学(福島市)を訪れ、緊急被ばく医療体制の現状を調査。同大学の菊地臣一理事長、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一・長崎大学大学院教授と懇談した。
秋野氏は「非常時の態勢整備としては全く人手が足りず、より正確な検査機械も必要。国の緊急被ばく医療態勢について、さらに早急な見直しを求めていきたい」と語った。
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