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第30回 東北の農産品直売所に行って見ました。Vol.2

福島県八重洲観光交流館も行列の人だかり

福島八重洲観光交流館は東京駅八重洲口から歩いてすぐ

福島八重洲観光交流館は東京駅八重洲口から歩いてすぐ

福島産の野菜を求めて、次は八重洲口そばにある「福島県八重洲観光交流館」へ。ここは福島県の観光や物産をPRするための常設の施設です。場所は八重洲口の前の広い道を銀座方面に向かって5分ほど歩いたところ。八重洲ブックセンターよりも少し先ですが、東京駅からアクセスしやすい立地です。
しかしここもすでに野菜は売り切れ。福島県産の農産物を買って支援しようという人々がそれだけ多いということなのでしょう。

店頭に張られた完売の張り紙と、安全が証明された品目を伝える告知

店頭に張られた完売の張り紙と、安全が証明された品目を伝える告知

野菜は売り切れてしまったけど、その他の物産品はあるということで何かを買って帰ろうという人も多く、お店は入りきれないほどのにぎわいで入場制限をしていました。このため外には入店できるのを待つ長い人の列が。

お店に入るために並ぶ長い列ができていました

お店に入るために並ぶ長い列ができていました

お店の前では福島県の関係者の皆さんが義援金の募集。お店で買い物をしたお客さんの多くがお金を入れていました。

お店の前では福島県の関係者の皆さんが義援金の募集。お店で買い物をしたお客さんの多くがお金を入れていました。

店頭には福島への交通事情などを案内する掲示もありました

店頭には福島への交通事情などを案内する掲示もありました

中野では民間の応援ショップが

中野には福島県を応援する民間のショップもできています。それが「なかの里・まちアンテナショップ」。会津の産品が多いようですが、福島の野菜を積極的に産地表示して販売しています。
場所は中野駅北口から中野通り沿いに哲学堂の方に向かって徒歩7分ぐらいのところです。

中野通りは桜がきれいな季節

中野通りは桜がきれいな季節

このお店は3月27日にできたばかり。「田舎のおばあちゃんからのおすそわけ」という店名からも分かるように、もともとは産地の方々と街に住む人々を結んで安くて安全な農産物を提供するという考え方で始めたお店のようです。今回のように風評被害で福島県産の農産物が流通ストップの状態になって、貴重なお店になりました。

店内に貼ってあるこの看板が目印

店内に貼ってあるこの看板が目印

新鮮な野菜が安い価格で売られている 新鮮な野菜が安い価格で売られている

新鮮な野菜が安い価格で売られている

ちょっと目立ちにくい店構えながら商品は豊富

ちょっと目立ちにくい店構えながら商品は豊富

一日も早い風評被害の解消を

今回実際に行って見て思ったのは、「消費者は買う」ということです。
確かに「放射線が」などと言われれば心配になるのは仕方ありませんが、正確に検査されてそれが信頼できる値だと分かれば消費者は買うのだと思います。
買う動機はさまざまでしょう。
東北地方を応援するために買う人もいるし、安全でいいものだと信じて買う人もいるでしょう。
大事なのは、農産品を買うことが東北地方の農家の方々への最大の支援になるということです。義援金も大事ですが、お金は使ってしまえば消えてしまいます。しかし、皆が東北の野菜や牛乳、肉などを買い続ければ、農家は再び立ち上がることができるのです。
東北にも春がやってきます。
市場がきちんと安全検査をし、農産物を流通させれば東北の農家の方々は今年も種をまくことができます。検査して安全な牛乳を流通させることができれば、酪農家は牛乳をむざむざ廃棄するような無念を味わうこともなく、乳牛たちもこの後も生きていけます。
そのためにも信頼できる情報を。公の機関が信頼できる情報を発信して、一日も早く無意味な風評被害がなくなることを望みます。