競技かるたの日本一を決める「第五十一回全日本かるた選手権大会」(全日本かるた協会など主催、中日新聞社共催)が十五日、豊田市のホテルフォレスタであり、東京都品川区の山下恵令(えれ)さん(26)=東京明静会=が優勝した。
全日本かるた協会のA級登録(四段以上)の六十三人がトーナメント戦で競った。張り詰めた空気の中、上の句が詠まれた瞬間、勢いよく札を払う音が会場に響いた。
準優勝は兵庫県篠山市の岸田諭さん(25)=篠山かるた会、三位にはいずれも福井県越前市の三好輝明さん(28)=福井渚会=と川崎文義さん(23)=同=が入った。大会は、近江神宮(滋賀)の名人クイーン戦と、明治神宮(東京)の全国かるた選抜大会と並ぶ三大かるた競技大会の一つ。
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