相対論の考え方[連載]23 目次へ戻ります。 RE:相対論の考え方[連載](1190/1239) TOSHI様、1186番のコメントありがとうございました。 >一応、gyoさんもお考えになったことでしょうし意地悪するのが目的ではないの >で、爆弾の実験の相対論での考証を書いておきます。 >相対論でもそうでなくても同じ一点=車両中央の点での同時はどちらの観測者から >みても同時のはずですが、最初、両端から発された光線の、発射時刻が同時にと >言ったのは車両からみて同時ということです。 >相対論では、離れた2点以上の点の同時刻は、観測者の運動状態によって異なるの >で、ホームにいる観測者にとって車両内で同時刻の光線の発射は同時刻ではなく、 >後ろのほうが前より先です。ということですね。 私は、エーテルの状態を、2種類使って説明しました。電車内のエーテルは、電車 と同じ動きをしています。爆弾も電車内にあります。このため、電車内のエーテル を、先頭と最後尾から同時に光が発し、同時に爆弾に到達するので爆発します。 しかし、観測者に届く光は、電車内を伝達する光が、窓から漏れ、観測者に届く場 合だと考えています。窓からもれた光を伝えるエーテルは、停止した観測者に対し て動きません。ですから、観測者には、後ろの光の発光は、前の光の発光よりも遅 く観測されます。これは、後ろの光の方が、前からの光よりも、観測者への光の伝 達距離が長いため、光の伝達時間が、余計にかかるためです。 後 爆弾 前 電車内のエーテルは、電車と同じ動きをし ☆○○○○△○○○○☆−→ ます。 \ | 電車の前と後の発光時刻は同時です。 \ | 電車外のエーテルは観測者に対して静止し \ | ています。 \ | 電車の前からの発光が観測者に届いた時刻 \ | には、後からの発光はまだ観測者に届いて \ | いません。 届かない | このため、電車の前の発光が後より早かっ 届いた| たと、観測者には感じられます。 ○観測者 多分、前の発光が観測者に届くころには、 人 爆弾は爆発した後でしょう。 >相対論では、離れた2点以上の点の同時刻は、観測者の運動状態によって異なるの >で、ホームにいる観測者にとって車両内で同時刻の光線の発射は同時刻ではなく、 >後ろのほうが前より先です。ということですね。←−(再掲しました) この考えは、観測者に対して静止しているエーテルと同じ状態のエーテルが、電車 内にも存在している場合に相当します。後からの光は、エーテルに押し戻されゆっ くり進むので、爆弾に届くまでに長い時間がかかります。前からの光は、エーテル の流れが加わるので速く進み、爆弾に届くまでの時間は短くなります。 後 爆弾 前 ☆○○○○△○○○○☆ → ・・電車の進行方向 −→ ←− ・・・エーテルに対する光の速さは同じです。 ← ← ・・・電車に対するエーテルの流れ → ←−− ・・・エーテルの流れにより、前と後からの光の速度 ゆっくり進む 速く進む が異なります。 このエーテル状態では、後の発光時刻を、前の発光時刻よりも早くしなければなり ません。こうすれば、同時に爆弾に光が届くようになるはずです。 この場合、観測者にとって、前の発光と後の発光が同時であるか、異なるかは、観 測者がいる場所によって、異なると思います。これは、前の段の、電車内のエーテ ルが電車に対して静止している場合の観測者についても言えると考えています。 TOSHI様は、前と後からの光が、爆弾に到着するまでの伝達時間に差が生じる[原因] について、どのような考えをお持ちでしょうか。 TOSHI様、ありがとうございました。 gyo あもん様、1189番のコメントありがとうございました。 >>以上のことから、ユークリッド幾何やニュートン力学は、現実であり、ピグマリ >>オン症に罹っていないと思います。相対論は、現実ではなく、ピグマリオン症に >>罹っていると思います。私はこのように考えています。 >ピグマリオン症という用語の意味がわかっていないようです。FSCI mes.13 #933, >#958 は読まれました? 念のため言っておきますが、私はピグマリオン症の人を軽 >視したり馬鹿にするつもりはまったくありません。実際、世の中の大多数の人はピ >グマリオン症にかかっています。ただ、現代物理について考えるときは、ピグマリ >オン症では困ります。 FSCI mes.13 #933,#958 このコメントは、ニフティマネージャーを使っている私に は、読み取ることができません。 ピグマリオン症は、物理とは関係ないと私は考えています。これまでの私の発言 は、この考えに従ってきました。 >>相対論は、今まで、これら相対論の土台となるものと、現実との関係を説明しな >>いまま、理論を進めてきました。 >ニュートン力学も、絶対時間や絶対空間の存在を現実に確かめないまま、理論を進 >めています。仮定をいちいち検証する必要はありません。 ニュートン力学は、絶対時間や絶対空間を考えなくても良い理論です。光速度を測 定する精度(絶対時間)は必要ない理論です。ユークリッド幾何の空間で考えている ので、絶対空間は必要ない理論です。 スペースシャトルやナビゲーター用の衛星には、地上と同時刻の時計が搭載されて いるはずです。これは絶対時間に相当すると思います。この電波が地上に届くのに 時間がかかります。したがって、衛星からの電波の発信時刻は、地上の時刻よりも 遅れて到着します。 時刻0[sec] |時刻1[sec] | 12345678|12345678 衛星から0[sec]に発信された電 衛星−→ | 衛星−→ 波は、ナビゲータへ0[sec]には ○0[sec]を発信 | ○1[sec]を発信 届きません。 \ | | ナビゲータの時刻1[sec]の時に | 衛星が0[sec]に発信した電波が | \0[sec]の信号が着信 届きます。 □0[sec]| □1[sec] ナビゲータと衛星が同時刻(絶対 ナビゲータ | ナビゲータ 時間)を共有しているので、この 12345678|12345678 時間のずれが計測できます。 物体は、外力が加わらないとすれば、速度により伸びたり縮んだりしないと思いま す。物体からの光が観測者に到着する時間は、エーテルに対する速度により変化し ます。この変化により、物体から発した光は、ゆがんで見えます。しかし、物体自 体がゆがんでいるのではありません。 以上のことから、物体の世界が絶対空間であると考えています。光の媒質である エーテルに対して、物体が静止状態か移動状態かによって、絶対空間の見え方が変 わると考えています。もちろん、観測者とエーテルの速度関係も、物体の見え方に 影響します。 あもん様は、絶対空間や絶対時間とはどのようなものと、お考えでしょうか。 あもん様、ありがとうございました。 gyo 先頭へ戻ります。 相対論の考え方[連載]24へ続きます