相対論の考え方[連載]17
目次へ戻ります。

RE:相対論の考え方[連載](1128/1239)
Yasushi様、1126番のコメントありがとうございました。

>gyo さんの有効数字の定義は随分とユニークなのですが,今の時間や長さの測定の
>精度は大体1兆分の1よりよい程度になっています.

1兆分の1=10^(-12)
これでは、私が1125番で書いた、レーザー距離計で静止中と移動中の時間差は、検
出できない精度です。

>ところで,レーザー距離計の大掛かりなもので身近なものにGPS(カーナビ)があ
>ります.この程度の規模になると,地球の重力場による一般相対論的な効果が効い
>てきて,特殊相対論の効果とあわせて100億分の4程度になります.

100億分の4=4×10^(-10)
300000000m/sec×4×10^(-10)=0.12m/sec
この程度では、カーナビくらいの精度にとっては、補正する必要がないと思いま
す。

>実際の GPS のシステムでは,この補正が組み込まれていることでうまく機能して
>いるのですが,gyo さんの「理論」でも同じだけの「補正」が必要になるのでしょ
>うか?

私がここに書いている「考え」は、まだ実証されていませんので、「理論」ではな
いと思います。

光速度=300000000m/sec
人工衛星の速度=7400m/sec(90分で地球1周40000000mを移動する速度)
高度100000mを人工衛星が飛んでいるとします。

ピタゴラスの定理に当てはまるように直角三角形で考えてみます。
人工衛星は1秒ごとに電波を発しているものとします。
0秒 7400m 1秒
○−−−−→○人工衛星
A\   B|
  \   |           ________
   \  |100000m   AC=、/7400^2+100000^2
    \ |         =100273.4261905914931224m
     \↓
     C△カーナビ   ________
AからCに電波が届く時間=、/7400^2+100000^2 ÷300000000
            =0.0003342447539686sec
人工衛星での1秒後の信号がBからCに電波が届く時間
            =1+100000÷300000000
            =1.0003333333333333sec
AB間の1秒がCのカーナビでは、
             1.0003333333333333
            −0.0003342447539686
            =0.9999990885793647sec
人工衛星が近づくときの1秒が、カーナビでは0.9999990885793647秒になります。
この差は、
           1−0.9999990885793647
            =0.0000009114206353秒になります。
約1×10^(-6)の調整が必要です。

有効数字の桁数がYasushi様と比べて、4桁ほど私の方が小さいです。
これは、数十mくらいの位置調整に相当すると思います。
このように考えると、私の場合では、カーナビに補正機能をつけなければなりませ
ん。

有効数字の桁数を確認するため、計算結果の桁数を多く書きました。

電波は宇宙の真空から大気の空気中を経てカーナビに達するので、光速度変化によ
る調整が必要です。これについては、私の能力では計算できません。

また、直角三角形でない三角形の場合や、人工衛星が水平線近くにある場合の補正
方法は、式が変わってくると思います。

ところで、Yasushi様に、お聞きしたいことがあります。

>地球の重力場による一般相対論的な効果が効いてきて,特殊相対論の効果とあわせ
>て100億分の4程度になります.

この値は、どのような式で算出されたのでしょうか。
計算式と、その説明を、私に分かるように、お教えくださいませんでしょうか。

Yasushi様、ありがとうございました。 gyo


相対論の光速不変は、光のドップラー効果を考えると、私には理解できません。

私は光の媒質であるエーテルが存在していると考えています。
エーテルは地球の自転に全て引きずられているとします。
この立場で、光速不変を考えてみます。

ドップラー効果は、速度v[m/sec]により、光の波長が長くなったり短くなったりす
ることだと考えています。

計算を簡単にするため、1波長の長さをc[m/サイクル]、つまり光が1秒間に進む
距離と同じにします。

地上に静止している観測者Aに対して、光源Bが速度v[m/sec]で近づいてくる場合
で考えます。
   c−v[m/サイクル]  左 v[m]  右
A←−−−−−−−−−−−−B←−−−−B  光源Bは、1秒間で右のBから
 ←−−−−−−−−−−−−−−−−−−   左のBへ移動します。
      c[m/サイクル]

右のBは、速度c[m/sec]で地上のエーテルに光の波を発します。
左のBで、速度c[m/sec]で地上のエーテルに次の光の波を発します。
このため、観測者Aは、c−v[m/サイクル]の波長の光を受け取ります。

左のBから、Aに向かった光をみると、光は1秒間にc−v[m]進むことになりま
す。
つまり、左のBから見るとAに向かった光の速さは、c−v[m/sec]になります。

光速度不変という仮説では、左のBから見た、Aに向かう光の速度c−v[m/sec]を
c[m/sec]にしなければなりません。
このため、観測者Aの1秒を、光源Bでは 1秒×c/(c−v) に直さなければ
なりません。
この調整によって、光源BからAに向かう光速度も、c[m/sec]になり、光速度不変
が成り立ちます。
(c−v)×(c/(c−v))=c[m/sec]

もちろん、BからみたA方向への長さも、Aの1mがBでは1m×c/(c−v) 
になります。

ここでは、計算を簡単にするため、ABBが直線上に並んだ場合で説明しました。
直角三角形で考えれば、平方根を使った式になると思います。

Aの1秒が、Bの1秒×(c/(c−v))になります。
これはAの時間はBの時間よりも速く進むことになります。
これはAの時計がBの時計よりも速く進むということではありません。

相対論の光速不変と言う仮説は、現実にありうるのでしょうか。
相対論では、なぜ、時間の進み方が速度vによって変わるのでしょうか。
速度vによって時間の進み方が変わるとは、どのような現象なのでしょうか。

私に分かるように、お教えください。お願いします。 gyo

先頭へ戻ります。
相対論の考え方[連載]18へ続きます