相対論の考え方[連載]12 目次へ戻ります。 RE:相対論の考え方[連載](1100/1239) 森輝雄様、コメントありがとうございました。 >>4次元の(a,b,c,d)という4つの次元を、3次元の(x,y,z)という3つの次元へ、 >>持ってくる方法を、お教えください。 >そういう意味ではなくて、4次元内のひとつのベクトル(a,b,c,d)を4次元内にあ >る3次元空間のひとつである(0,x,y,z)に持ってくるということです。東をx、北 >をy、上方をzとした座標の3次元空間内の斜めのベクトルを地平面つまりxy平 >面に倒すのと同じ操作です。ここまでは現実の物理世界と関係あるかどうかはとも >かくとして、幾何学の話です。 これは、たとえて言うと、テレビの生放送のようなものですね。3次元空間に時間 が流れている。これをテレビ画面と言う2次元空間に、同じ時間が流れて生放送さ れている映像に変換されることです。この映像には奥行きがなく、長さもカメラの 倍率などにより正確には伝わりません。生放送の映像は2.5次元の世界です。空間の 1次元(奥行き)が消えています。この場合、2.5次元(テレビ映像)の中に3.5次元を 表すことはできません。 また、航空写真によって地図を作る場合、高度や、撮影と撮影の間の距離など、 写真以外の3次元立体の情報を加えて、立体的情報に変えることができます。この 場合は時間の流れは、関係しません。撮影した瞬間と言う「時点」で地図が作られ ます。地図は2次元の世界です。3次元のうちの1次元(奥行き)が消えています。 この場合、2次元(地図)の中に3次元を表すことはできません。 森輝雄様の、4次元における3次元への変換は、幾何学でのお話であることが分か りました。これは、現実世界の物理の3.5次元のお話ではないことが分かりました。 > ここの(ax,by,cz)は何を意味していたのでしょうか? 4次元のうちの消えてしまう1つの次元を、3次元に持ってくるために、残った3 次元(3つとも長さ)の目盛りの倍数で表そうとしたものです。時間が長さに変換で きると言われたことを受けて、長さの3次元の中へ、4次元を表すには、このよう な式でよいのですかという問いかけのつもりで書きました。 でも、森輝雄様は、3次元の中に4次元を表すことは、お考えでないようです。 > 私が間違いだという意味は理解できたでしょうか? よく理解できました。4次元の中で考えた3次元であることが理解できました。3 次元の中で4次元を表すことはできないことも理解できました。 私は、物理を3.5次元(縦横高さと未来へのみ流れる時間)の現実世界でしか考えられ ません。これを異次元へ持っていって物理を考えることは、私には到底できませ ん。私はこれからも3.5次元の世界で物理を考えることにします。 森輝雄様に、4次元空間を公表してくださることを、願ってやみません。 ありがとうございました。 gyo あもん様、コメントありがとうございました。 >「c=1の単位系」と「相対論」は、独立な事柄だと、私は何度か言っています。 >そして、c=1の単位系が理解できないと思うなら、通常のMKSAで相対論を考 >えればよいとも言っています。まず、この点をきちんと留意して下さい。c=1の >単位系と相対論を混同している発言は、今後、私は全て無視します。 「c=1の単位系」は「相対論」と「相対単位」から誤って導き出したものだと思 います。 (1-(v/c)^2)^(1/2)[無単位]=a[長さ]/b[長さ] (1-(v/c)^2)^(1/2)[無単位]=c[時間]/d[時間] (1-(v/c)^2)^(1/2)[無単位]=e[速さ]/f[速さ] この右辺は3つとも[無単位]になります。しかし、電磁気学の単位は相対的なもの であることを、誤って解釈して、左辺と右辺で単位が異なる等式を、認めてしまっ たと思うのです。電磁気学では左辺と右辺の単位が異なる等式はありえません。も し左辺と右辺の単位が異なる等式があれば、この等式は検討しなおし、修正さなけ ればなりません。 私は、相対論の(1-(v/c)^2)^(1/2)[無単位]を等式で利用する場合、両辺の単位が同 じになるようにしています。[時間]=[長さ]とか、[世界線の長さ]=[時間]のよう に、左辺と右辺で単位が異なったり、現実にはありえない長さを使った等式は、誤 りだと信じているので、私は今まで扱っていません。 私が左辺と右辺の単位が同じになるように作った等式の、解釈も、現実に合うよう にしています。地球に対して宇宙船の時計が遅れるとは言いますが、時間がゆっく り流れるとは、私は言っていません。もちろん私は地球に対して宇宙船の長さが縮 むと言ったこともありません。 >「c=1の単位系」と「相対論」は独立である これは、「c=1の単位系」と「相対論」は、まったく関係ないと言っていると解 釈してよいのでしょうか。私もこの解釈には同感します。 話は変わりますが、「相対論」の会議室では、私に理解できない式がたくさん出て きます。でも、これらの式の中には、物理単位が書かれていないものがあります。 物理単位が、明白にできない式は、現実世界の物理との関係が明白になりません。 私には、物理単位が明白にできない式は、物理を述べているとは思えません。 >>MKSA単位系で成り立たない(あり得ない) 1(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec)という >>式が、c=1 の単位系では、仮定(定義)として成り立ちます。これはMKSA単位系と >> c=1単位系は、互いに相容れないことになります。 >これはなかなかの指摘です。この指摘があると、私は少し高級な話をしなければな >りません。MKSA単位系では、 > 1=3.0×10^8 m/sec (*) >は、あり得ないと言ったわけですが、それは、この式を証明(導出)できない、と >いうことです。そしてまた、成り立たないことを証明できるわけでもありません。 >つまり、 > 「MKSA単位系では(*)の肯定も否定も証明できない」 >ということです。よって、ある無矛盾なMKSA単位系の理論において、さらに >(*)を仮定しても、その理論は無矛盾です。つまり、MKSA単位系が無矛盾なら >ば、c=1の単位系も、また無矛盾なのです。 1=3.0×10^8 m/sec は、MKSA単位系では等式の性質からは絶対に導出できませ ん。もし1=3.0×10^8 m/secをMKSA単位系で認めたら、等式の性質を否定しなけれ ばなりません。しかしc=1単位系では1=3.0×10^8 m/secを仮定(定義)としてい ます。このように考えると、c=1単位系は等式の性質を否定したものと言えま す。等式の性質を否定すること自体が矛盾であると、私は感じています。 >>これはc[無単位]=1[無単位]になります。これでは、左辺のc[無単位]に、[長 >>さ]と[時間]の単位が存在しないことになります。 > 私はずっと、 > 3.0×10^8 m > c=3.0×10^8 m/sec= ----------- > sec >という記号の使い方をしています。これを1とするのが、c=1の単位系です。 この部分の発言は、この式について私が説明したことの反論には、なっていませ ん。私の説明のどこに間違いがあるか、お教えください。 また、この式も仮定(定義)であるとしか説明されていません。しかも等式の性質を 否定した式です。なぜc=1単位系は等式の性質を否定しているのか、お教えくだ さい。 あもん様は、「c=1の単位系」と「相対論」は独立であると書かれました。ならば、 「c=1の単位系」は捨て去ってはどうですか。ここにあもん様が書かれていること は「c=1の単位系」を認めるような発言のように受け取れます。もし、あもん様が 「c=1の単位系」を認めるのでしたら、上記の私の質問(c=1は等式の性質を否定 している)を、否定する説明を、必ずしなければなりません。 >>電流の伝達速度を、電流の速さと言い換えれば良いのでしょうか。 >「電流の速さ」の定義は何ですか? 電磁波の伝達速度と言い換えれば良いです。 >(電流の伝達速度は、状況によってずいぶんと異なりますが、光速の 50〜80% 程 > 度です。) お教えいただきありがとうございます。では、電気時計の電流速度を、光速度から 電流速度(電磁波の伝達速度)に代えて考えれば良いのですね。電気時計の遅れの差 は、私が計算した桁数が多少変化するだけです。でも、私の説明の根本は何も変わ りません。 ところで、電磁波は真空と空中では伝達速度が異なりませんでしょうか。真空での 電磁波の伝達速度は光速度ではないでしょうか。もしこれが正しければ、電流の伝 達速度を光速の 50〜80% 程度とした理由をお教えください。 また、電流の伝達速度が電磁波の伝達速度と同じであると言われる理由もお教えく ださい。 電流は電気時計の回路を流れます。電磁波はそのそばの空間を伝わります。このよ うに両者は異なります。なのに、電流でなく電磁波を使わなければならないわけを お教えください。 ブルーバックスの橋本尚様(?うろ覚えです)の本には、電気エネルギーの伝達速度 は光速度であるという書き込みがありました。電気エネルギーの伝達速度と言えば 良かったのでしょうか。 >>まず、1遷移(放射)する時間が1/9192631770秒であると測定されたはずです。こ >>の時間の9192631770倍が1秒になります。 > >件の電子軌道間の量子遷移に伴って生じる "電磁放射の周期" の、9192631 >770倍が1秒だと言っているのです。ちなみに私は、1983年に国際的に定め >られた「秒」の定義文(日本語訳)を、そのまま書いただけです。高校物理を習得 >していれば、この定義文の意味がわからないはずがないんですが…。「ボーアの原 >子模型」を復習してもわからないなら「波動」の単元を復習して下さい。「周期」 >という用語の定義も、そこに書かれているはずです。 あもん様がここに書かれていられることを、私なりに考えて式を書いたつもりで す。私の式が、間違っていたら、ご指摘ください。定義文を書き写すだけでなく、 あもん様がここに書かれたこの内容をご理解の上で、ご返事ください。 [周期]=[sec]/[サイクル]とすれば良いのかと、私は今、考えています。 あもん様、ありがとうございました。 gyo 私は、電気時計の遅れや粒子崩壊の寿命の説明など、現実世界で考えてきました。 電気時計は静止状態では正常に作動します。しかし速度vで移動すると、速度vに 応じて電気時計は遅れます。この電気時計を、プールの中にいる人に置き換えて説 明します。 プールの中に静止している人は、水の流れを感じることはありません。速度vで泳 いでいる人は、体表に速度vの水の流れを感じます。速度vで泳ぐことで、この人 は速度vの水の流れを感じます。 このプールの中にいる人に対する水のようなものが、電気時計にも存在すると考え られます。速度vで移動している電気時計の周りに何もなかったら、電気時計を遅 らせることはありえません。速度vを電気時計が感じ取るから、電気時計は遅れる のです。これは、プールにいる人の周りに水が存在するように、電気時計の周りに も水と同じような作用をするものが存在することを示していると思います。この水 と同じような作用をするものが、電気時計を遅らせていると考えています。また、 電気時計に対する水のようなものは、エーテルだと考えています。 粒子の寿命の説明で使った、形あるものも、エーテルだと考えています。 この結果、エーテルの存在が確かめられたと確信に近い感触を持つことができまし た。また、エーテルがダークマターである可能性も感じています。銀河の回転速度 も、宇宙の質量も、エーテルが作用していると考えています。太陽系を脱出しよう としている探査衛星が、次第に減速しているのも、エーテルが作用していると考え ています。 私は、光速不変については疑問視しています。光速不変から導き出される時間や長 さの変化についても疑問視しています。なぜなら、私は、電気時計の遅れの説明が できたからです。 光速不変の否定は、光のドップラー効果が、音のドップラー効果と同じ作用で起き る事を意味していると考えてよいと思います。 ドップラー効果によって波長が短くなることを、物の長さが短くなると、誤って解 釈したものと思います。これは、光によって起こる現象を、物の長さに当てはめて しまったことが原因だと思います。 物の長さが短くなる事と、光速不変の両方によって、時間がゆっくり進むと言わざ るをえなくなります。この、時間がゆっくり進むのも、誤りだと思います。 エーテル粒子は、すべて、同じ大きさと同じ質量を持つから、光子のエネルギーも 飛び飛びになると思います。 エーテル粒子は、ランダムな方向へ振動しているから、確率という数学が応用され ると思います。 熱エネルギー(分子のランダム方向への振動)は最終的に、エーテル粒子に伝達され ると思います。このエーテル粒子に伝達されたエネルギーを考えれば、エネルギー 保存法則は完結すると思います。 このエーテル粒子は原子と原子の隙間を簡単にすり抜けるほど小さいと思っていま す。 このエーテル粒子は非常に小さな質量を持っていると思います。 このエーテル粒子は、原子と原子の間だけでなく、宇宙全体にも、満ちていると思 います。 このため、エーテル粒子の質量や大きさは測定できないと思います。 あらゆる空間にはエーテル粒子のエネルギーが存在していると考えます。 原子と原子の間にエーテル粒子が振動しているから、原子と原子の間隔が保たれて いると考えています。原子と原子が近づけば、この2つの間にあるエーテル粒子 が、原子と衝突する回数が増えるので、原子を引き離すことになると思います。原 子と原子が遠ざかれば、この逆の現象になります。 光行差は、エーテルが存在しても発生すると考えています。地球の自転に引きずら れるエーテルは、地球の引力が及ぶ範囲までであると考えているからです。しかも 地球の自転に引きずられるエーテルの量は、地球からの距離に応じた引力の強さに 比例していると考えています。 引力もエーテルのランダム方向の振動エネルギーの差によって起きると考えていま す。惑星内部のエーテル振動エネルギーと、惑星を形作る原子の振動エネルギーを 足したものは、惑星外のエーテル振動エネルギーと等しくなります。このため、惑 星近くにある質量は、惑星内部からよりも惑星外の方向からのエーテル振動エネル ギーを多く受けます。この差が引力として作用すると考えています。 電流はエーテルの流れ(波?)だと考えています。 磁力は、電流(エーテルの流れ)のそばにあるエーテルが、電流に引きずられて移動 する現象であると考えています。 永久磁石は、エーテルを撥ね返す方向が一定になったものだと考えています。 電流と磁界は対になっていると考えれば、静電気の仕組みも予想できると思いま す。 私は、これからも、3.5次元の現実世界で、単位を大切にした物理を考えていきたい と思います。なぜなら、この方が矛盾を見つけ、これを修正しやすいからです。 でも、私には数学力も、実験する能力もないので、これ以上話を進められません。 このような私が、このようなことを書いたことを、お笑いください。 先頭へ戻ります。 相対論の考え方[連載]13へ続きます