北朝鮮:側近が党・軍の要職占める…新体制で威信回復狙う

毎日新聞 2012年04月15日 00時14分(最終更新 04月15日 00時30分)

平壌で開かれた最高人民会議第12期第5回会議で国防第1委員長に推戴された金正恩朝鮮労働党第1書記(中央)=2012年4月13日、朝鮮中央通信・朝鮮通信
平壌で開かれた最高人民会議第12期第5回会議で国防第1委員長に推戴された金正恩朝鮮労働党第1書記(中央)=2012年4月13日、朝鮮中央通信・朝鮮通信

 【北京・米村耕一】北朝鮮の新指導者、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の新体制を固める朝鮮労働党代表者会(11日)、最高人民会議(13日)が終わり、新体制の主要なメンバーがそろった。今回の人事は、急速に昇格した崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長ら一部の側近が党や軍などで横断的にポストを獲得したことが特徴だ。15日は金日成(キム・イルソン)国家主席生誕100年を迎える。金第1書記ら指導部は、盛大な軍事パレードなどを通してミサイル打ち上げ失敗で傷ついた威信を回復させたい考えとみられる。

 一連の昇格人事で党政治局、党中央軍事委員会、国防委員会すべてに名を連ねることになったのは、崔軍総政治局長、金正角(キム・ジョンガク)人民武力相、金元弘(キム・ウォンホン)国家安全保衛部長、李明秀(リ・ミョンス)人民保安相、金第1書記の叔父、張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長の5人。

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