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相対性理論に関する疑問




定説への疑問、反論などを述べさせてください。小生は一介の科学ファン(大学は文系でした)、すべてはごくごく素朴です。このサイトは杉岡幹生氏のサイト中の「反相対論・反ビッグバン宇宙論サイト集」に、田中憲次氏のサイト中の「反相対論者のリンク」に載せて頂いています。英文のページは少なからぬディレクトリーに登載して貰えました(physics > relativity > alternative のカテゴリー。08年2月頃から)。ありがとうございます。

   −も く じ−

証明 ; 光速(観測者にとっての)は変動する!!
証明 ; 光速(観測者にとっての)は変動する!!
エーテル系または静止エーテル、絶対静止系
補遺
地上のすべてが存在する位置に見える理由 ; 仮説
光のドップラー効果
エーテル系または静止エーテル、絶対静止系(その2)
その他 (特殊相対論関連)
重力と慣性力



証明 ; 光速(観測者にとっての)は変動する!! ☆☆☆☆☆

左右の方向に星があるとします。二枚の鏡が斜め45度、V 字様にセットされていて、星の光を下方へ反射しています。二条の反射光はつねに同速です(でしょう)。従って二枚の鏡が共に左または右へ運動をするならば、二条の反射光の波長は変動します。言い換えるならば、反射光にあっては「経路中のある単位長さの中に存在する波の数(疎密の程度)」が鏡の運動の如何に応じた変動をします。入射光ではどうでしょう。入射光の波の疎密の程度は鏡の運動に応じた変動をしません。すなわち、入射光と反射光の波の疎密の程度は一般に同じではありません。光速一定の仮説によるこの状況の説明は不可能でしょう。<注> 光速=周波数×波長 
 * ある事典で波数(英語では wave number。単位長さ(1m または 1cm ; ビーム中における)当たりに含まれる波の数。波長の逆数)という言葉を目にしました。上記の「波の疎密の程度」と同じ意味。以降、「波数」と記します。<追記> 可視光では波数はおよそ 12,500/cmと 25,000/cmの間。<追記> 波数(/cm)は以前には”カイザー”と呼ばれていたと。25,000Kのように。
 * ある掲示板に入射光の波長も変動するとの反論(私の書き込みへの)が書かれていました。変動は星まで?銀河まで?いや、光は横波であり疎密波は生じ得ません(遡行的には)。またそもそも、入射光の波数のいかなる変動(鏡による)もイメージのしようがないでしょう。さらには、入射光に隣接する(鏡の横を通過する)光には、鏡の運動によるいかなる影響もあり得ません(光路のいかなる部分に対しても)。入射光への影響も同様でしょう。06年11月11日加筆(記号*以降)。
 * 反射光の速度は、鏡に対して定速の c と変化する(一時的に)のでしょう。その速度変化の持続する距離はどれほど?おそらくは月を超えて。その範囲内では、リッツ(Ritz, Walter 1878-1909)の射出説(emission theory。放射説、放出説、また弾道説(ballistic theory)とも。以降射出説と記します。光速は光源に対してだけ一定とする説)が正しいのでしょう(後にまた触れます。⇒リッツ)。<追記> 鏡は光源です。
 * 以上の考察が正しければ、空間にはエーテル(静止エーテル、エーテル系、絶対静止系)が存在するのでしょう(左右からの入射光が鏡に対して同速となる状況があり得るので)。絶対空間は再び。
 * 【原理とするに値する】 光源(慣性系にある)の周波数が一定であるならば、光の経路上の(直線上の)任意の二点(ただし、その間の距離は不変)で観測される周波数は常に同じです。なぜならば、もし同じでないならば二点の間に存在する波の数が際限なく増え或いは減ることになりますが、これはあり得ないことですから(複数の翻訳書で触れられています)。以上は鏡による反射の前後の二点(ただし、鏡からの距離は不変)でも同様であって、観測される周波数は同じです。ゆえに、反射の前後で波数(波の疎密)が異なるならば、疎の波は速く、密の波は遅くなければ(屈折におけるあり方と同様に)。
 * 【対エーテルの光速】 上記の二枚の鏡を左右に動かして(宇宙空間で)二条の反射光の周波数を等しくすることができます。この状況で両入射光の周波数は等しくなっています。従って両入射光の波長を測定すれば、対エーテルの光速が求められるでしょう。10年8月10日加筆(記号*以降)<追記> 両入射光の光速の合計はおそらく 2c を下回るでしょう(説明は後に。⇒エーテル系ゆえの現象)。
 * 上記の現象は時の流れの中で対称的(可逆)ではありません。10年10月16日加筆(記号*以降)<追記> もっとも、波動現象ではありふれたことでしょう。

   【重要】 書物では、光の伝播のあり方は空気中でも真空中でも同じ(速度は若干異なる)とされているようです。これは評しようのない誤りです(空気中では空気が光波の伝播の基準系(準拠系) !! 音波と同じ !! すなわち、マイケルソン・モーレーの実験の結果は当然のこと。説明は後に。⇒消光 ⇒媒質が基準系 !!)。その相違はこのサイトの多くの記述にかかわりがあります。しかしその都度注記するのは繁雑です。よってこのサイトの記述における光は特記のない限り真空中を伝播するものとします(そのように読んでください。地球上であっても)。<追記> 真空の宇宙空間(月面上でも可)であればほとんどの記述はそのまま成立する(注釈なしに)でしょう。加えて、光の伝播の特異性は真空中での伝播のあり方を考察することでのみ明らかになるでしょう。<追記> 「宇宙空間で」「月面上に」のフレーズが実際にはかなりありますが。


証明 ; 光速(観測者にとっての)は変動する!! ☆☆☆☆

レーザー光源(周波数は一定)から発せられた光が鏡に90度で入射しています。鏡と光源とは同じ慣性系にあって共に静止しています。よって反射光は入射光の光路上を逆行しています。鏡に対しての両光の光速は同じ、以上がこの思考実験の状況設定です。観測者が光路に沿って、光源の方向へ等速運動をしています。がらんどうの筒が観測機器です。この中空の筒の中を入射光と反射光とが通り抜けています。筒の中に存在する両光の波の数(波数×筒の長さ)は、常に同数でしょう(なぜならば、鏡と光源との間、すなわち光路全長に存在する両光の波の数(波数×光路全長)が同数なので。光速(鏡に対しての)が同じゆえ)。従ってドップラー効果のために観測者にとって入射光と反射光の周波数が異なることから、両光の光速が異ならねば(光速=周波数×波長の式で、波数の逆数である波長が同じなので)。
 *  鏡に代えて、第二のレーザー光源(同じ周波数の)を向かい合わせにセットしても結果は同じでしょう。
 * 【不変量】  両光の波それぞれは光子の集まりでしょう。それは実体!ベルト・コンベア上に並んだ品物と同じく! 両光の波の数(筒の中の)は不変でしょう(何人が見ても)。<追記> ある本で「不変量」(英語では invariant)という言葉、および波の数は不変量というコメントを目にしました。<追記> 相対論では長さは不変量ではないようです(ただし、この証明の当否には無関係)。
       この証明は06年3月の加筆です。


エーテル系または静止エーテル、絶対静止系 ☆☆☆☆
 
星の光の球面波はどのように伝播するのでしょう。それは(射出される物体の経路とは異なって)光源の運動を無視するでしょう。すなわち、エーテル系は存在しています。
  1) 点状に見える星があります。その星から時々刻々放たれる光は球面波として空間を拡がってゆきますが、光速は一定ですから球面波は真球をなしています。ところでその星が惑星であったら。光が物体同様に拡大するならば、光の真球(英語では light sphere 。日本語でどういうのか、いくつかの事典を見ましたが分からなかったので仮に「光の真球」としました)の幾何学的な中心は惑星の軌道から外れ、遠方の観測者には惑星が軌道上にあるとは見えないでしょう(一まわり大きい軌道まがいを回ると見えるでしょう)。
  2) 次はバーナード星についての考察です。この星は天球上での固有運動が最速の恒星ですが、その運動方向の先に一つの恒星とその惑星があって、惑星には知的生物がいるとします。その生物は近づいて来るバーナード星の光も隣の銀河の光も同じ速度で到達しているとするでしょう(光行差も同じですし)。この状況を地球から、つまり横方向(真横と仮定)から考察するならば、バーナード星の光の真球の拡大のあり方が、同星の運動を無視していることは明白でしょう(水面波同様)。
  3) 光行差がもっぱら地球の運動に起因していて、天体の側の運動によるいかなる影響も認められないこと。例は連星、回転する銀河などなど(天球上の位置だけがすべて)。後に再説(⇒運動の相対性は虚妄)。
  4) 光差の補正(後述。⇒光差の補正)なる現象の存在。これは直接証拠でしょう。

このようにエーテル系の存在は明白でしょう。それはすなわち希薄な希薄な(理由は後述。⇒記号◆)、いや十分に濃密な(上記の諸現象を現出させるに足る)エーテル!!


  以下の六つの補遺は光速関連です。初めてご覧の方はどうぞ飛ばしてください。

補 遺(二条の光路と光速) ☆☆ 

ある星から二条の光が到達しています。二条の光路は平行であり近接しています。一の光路は高速で光路方向の運動をしている観測者に達し、一の光路は低速で光路方向の運動をしている観測者に達しています。二条の光の波長・波数は同じであり、観測者に対する光速は異なるのでしょう(よって光速=周波数×波長の式で周波数が異なる)。07年12月19日加筆
 * 上記思考実験の別バージョンを記しておきます。ここでは時間の遅れの影響(時間の遅れがあるにしても)が相殺されています。<別バージョン> 上記の観測者をAとBとし、その中間に観測者Cがいるとします。Cは星の光の周波数の情報をA、Bから受け取っています。A、BはCから同速で(かつ等速で)光路上を(反対方向へ)遠ざかっています。CにとってのA、Bの時間の遅れは同じでしょう。08年1月9日加筆(記号*以降)


補 遺(プリズムと光速) ☆☆

一条のレーザー光が真上から照射されています。この垂線を三角プリズム(向きはピラミッド様)が等速で横切ります。プリズムの左右斜面に入射する波は同数ではないでしょう(なぜならば、プリズム斜面上にレーザー光が当たるピン・ポイントの動きを光路上における観測者の動きとみなすことが出来るがゆえに)。数式は同じく光速=周波数×波長。07年11月19日加筆
 * 余談ですが、上記のことは星の光(真上から来る平面波)については成り立たないでしょう。なぜならば、プリズム左右斜面上の任意の二点に達する波が同数(単位時間当たりの)なので。これはプリズムの等速直線運動の如何に(左右、上下の。よって斜めでも)かかわりません(面でなく点に着目してください)。09年2月20日加筆(記号*以降)。


補 遺(光行差と光速) ☆☆

光行差の図解にあるように地表面が地球の運動(公転運動などを含めた"一切の運動"とします)の方向と一致しています。運動方向(右としましょう)の前方斜め上45度と後方斜め上45度に星があって、望遠鏡がそれぞれに向けられています。光行差による補正のために望遠鏡は前者は45度よりやや寝かせ、後者はやや立てることになります。望遠鏡は同じ長さです。従って入り口(望遠鏡は中空の筒とします(レンズはありません)。光は雨滴として通過)を地表から同じ高さにセットするならば出口の高さは異なります。同時に入り口を入った星の光は同時には出口を出ないでしょう(筒を通過する速度は異なる)。地表へは同時に達するでしょう。
 * 【より簡明な図解(エーテルの基準系からみた)】 筒の入り口は一本のライン、出口は二本のライン、地表は一本のライン(いずれも水平)として描けます。そこへ両星の光は45度で入射します(45度は与件、状況設定)。四本のラインをA、B、C、Dとするとして、Aに同時に入射した光はDに同時に達するでしょう。反論があり得るとは思えません。


補 遺(ドップラー効果と光速 ; オービスの原理) ☆☆

観測者が遠ざかりゆく鏡にレーザー光(周波数は一定)を照射し、その反射光を観測しています。照射光と反射光とは観測者にとって同速と仮定します。よって観測者にとって、両光の周波数と波長は異なります(反射光は赤方偏移しているので)。これに対応する鏡の慣性系における可能な組み合わせ(入射光、反射光の)は「周波数は同じ、光速と波長は異なる(周波数が同じであることは既述したとおり疑いようがありません)」以外にはあり得ないでしょう。
 * 射出説が正しいならば、上記の仮定は成り立たないでしょう。
 * ようように気付いたのですが、この補遺はマイクロ波、レーザーを利用したスピード測定器(自動車速度違反取締装置、オービスやレーダースピードガンなど。このサイトで以下オービスという)の原理そのものでしょう。07年7月4日加筆(記号*以降)。
 * あるウェブサイトにオービスの算定式が。それにはかの(c+v)、(c−v)という項!! 07年7月21日加筆(記号*以降)。
 * 自動車がオービス(作動中)の方向へ定速で走行しています。自動車至近の固定点 f (自動車から1メートルとしましょう)を両波の経路上にイメージしてみます。この点を通過する両波の波の数(単位時間当たりの)は同数です。よって両波の光速が同じならば波数も同じです。従ってオービスの慣性系で光速が同じであるならばドップラー効果は起こらないでしょう。07年7月29日加筆(記号*以降)。<追記> 空気中では以下のとおり。オービス(空気中に静止・なおかつ無風)の慣性系では光速は同じ。周波数と波数は異なる。走行中の自動車の慣性系では周波数は同じ。光速と波数は異なる。<追記> 真空中では以下のとおり。オービスの慣性系では光速は異なる。運動中の反射物体の慣性系でも光速は異なる。
      この補遺は、06年4月14日に一部を書き改めました。


補 遺(光の定常波) ☆☆

鏡への光(コヒーレントな)の入射によって定常波(定在波とも)が形成されます。いま、光が90度で鏡に入射しています。であれば鏡から離れた位置でも定常波が観測されていいのではないでしょうか(レーザー光は2〜3キロメートルまでは可干渉性があると)。しかしながら書物での言及を見ません。星の光の直接の反射では?飛び飛びに出現する? 


補 遺(運動する筒と光速) ☆☆

筒があります。筒の中央にはガラス板がはめ込まれています(レンズのように)。右の方向に星があって、星の光が筒の中を(右から左へ)通り抜けています。この筒が右或いは左への異なる等速運動をするならば、光速=周波数×波長の式で、筒の左側では周波数と波長・波数が変動し、右側では周波数と光速が変動するでしょう(筒の慣性系で)。06年10月12日加筆(記号*以降)。<説明> エーテルはごく希薄なので筒の左側ではリッツの射出説が正しく(ガラスは光源)、光速は一定の c (筒の慣性系で)です。筒の右側では光速(惑星以上の遠方から来る光の)はエーテル上で一定です。対エーテルの筒の速度は様々なので、光速も様々となります。


地上のすべてが存在する位置に見える理由 ; 仮説 ☆☆☆☆☆
 
「光の経路は光源の運動を無視する」(既述)のが正しければ、地球も宇宙空間を移動しているので例えば夜、山腹で光る点光源、いや、我々が地上で目にする一切の光景の光の発せられたポイントは後ろへ後退し、現実に光源が存在する方向とはずれ(視差の一種)が生じる理屈です。光速と地球の公転運動の速度との比率はおよそ一万対一(さらには太陽系の運動も加わる)、光を利用する一般的な測量機器への影響もあるはずです。でもそのようなことは起こらず、物すべてはアインシュタインの言ったように(光の経路は光源の運動に従う。なぜならば、空間には絶対的または特権的ないかなる系も存在しないので)存在する方向に見えています(のでしょう)!!なお、この問題は複数の書物(日本語の)で取り上げられています。

ひとつの仮説があります。その仮説は、上記理由によるずれは生じるべくして生じている、しかし我々はそれを感知していない、と主張します。なぜならば生じたずれを光行差(光行差もまた、地上の光景の一切にあって生じているはずとの主張です)が打ち消してしまうから。地上の光景について言うならば、上記理由によるずれも光行差もともに光速と地球の運動速度だけから成り立っているので、打ち消し・相殺は量的に同量であり、結果我々はアインシュタインの言った場所にものを見るという訳です。奇奇怪怪!
 * ある事典で惑星光行差(英語では Planetary aberration)という言葉を目にしました。これは光差の補正(光差補正とも。意味は上記の”ずれ”に同じ)と年周光行差の二者による現象(惑星などで見られる)です。図解が載っていて地球が外惑星を追い越しています(この場合は打ち消し・相殺は部分的)。これまた奇々怪々。どうしてかかる現象が天空だけのことであり得るでしょう。この二者(すなわち惑星光行差)は身の回り至るところにも遍在しかつ姿を隠していると仮説は主張します。<追記> 光差の補正は絶対静止系あっての現象です。従って通説の説明(絶対静止系抜きの)は難解です。
 * この仮説は次のような思考実験から生まれました。宇宙空間に宇宙船があります。運動方向と速度とは太陽系のそれと同じです。宇宙船からは複数の腕が横に(翼のように)伸びていて腕の先端には光源が光っています。幾何学的な方向(真横90度)の分かっている光源は船内の観測者にとってその方向に見えるか否か。腕の長さは十メートルと一億キロメートルと。光源は同じ位置に見えるでしょう(真横90度に)。
 * 太陽系内の天体の見え方についても、地上の光景と同じメカニズムが存在するのでしょう(太陽系の等速直線運動によるところの)。
 * 以上のことは、地上の光景にあっては(また宇宙のいずこであれ、近距離の光景にあっては)正しくなくてアインシュタインの言うとおり(光の経路は光源の運動に従う。物体の経路と同様)なのでしょう。いや、リッツの射出説。すなわち、光の真球の拡大のあり方・原理は、月を超える程度までのスケールと惑星間以上のスケールとでは異なるのでしょう(水面上で異なる速度の波が共存できるように、空間においても。エーテルはこのように希薄)◆。以上のことが正しいのであれば、マイケルソン・モーレーの実験の結果は当然のこと(加えて、鏡もハーフミラーも光源として振舞うのでしょう。それらはリッツの射出説に従う光源なのでしょう)でしょう。05年9月13日加筆(記号 * 以降)。<追記> すなわち、地上の光源では絶対静止系を見出すことは出来ません。それは天上の光源によってのみ。<追記> マイケルソン・モーレーの実験がもしも惑星間規模で行われたなら?
 * すなわち、太陽と月とでは見える位置の定まるメカニズムが異なるのでしょう。結果は同じでも。


光のドップラー効果 ☆☆☆

宇宙船内で観測者がある星を観測しています。宇宙船がジェット・ガスを噴射して星の光路方向における異なる等速運動をするならば、星の光の周波数は変動します(ジェット・ガスの運動量に対応する変動を)。以下は光のドップラー効果についての再吟味です。
 * 上記にあって、観測者から星に続く光路の波長・波数の変動(光速一定を言うのであれば必然)はイメージのしようがないでしょう(第一と第二の証明でも言及を)。
 * ドップラー効果は観測者と光源との相対運動に起因するとされていますが、直接的には観測者と光の波との相対運動に起因するのでしょう(遠隔作用ではなくして)。
 * ドップラー効果にあって、光源(ただし、惑星以上に遠方の)の運動(対エーテルの)によるものでは波数の変動(入射光における)があり、観測者の運動によるものでは波数の変動(入射光における)はないでしょう(走行する列車と枕木の列のように)。06年1月加筆(記号*以降)
 * 観測者と光源との隔たりが地球と月以下でのドップラー効果は、両者の相対運動(厳密には観測者と光の波との)に起因し、波数の変動(入射光における)はないでしょう。06年12月加筆(記号*以降)
 * 通説は音と光のドップラー効果は異なるとしていますが、両者は基本的に同じでしょう。なぜならば音も光も媒質中を定速で伝播するので(エーテルは光にとって媒質のひとつ。これらの媒質は伝播の基準系(準拠系)!!説明は後に。⇒消光 ⇒媒質が基準系 !!)。すなわち、光の式は音の式に同じ。真空中かつ光源から光が出た直後(おそらく数秒間)に限って光のドップラー効果は特異なのでしょう(式は異なる)。09年6月9日加筆(記号*以降)
 * ある星の光のスペクトルに二つの暗線(原子または分子に固有の)があります。この暗線の間隔は、対エーテルのこの星の運動状態(視線方向の)を示しているでしょう。従って、暗線の周波数によって、対エーテルの地球の運動状態を知ることができるでしょう。10年2月12日加筆(記号*以降)
 * 波長、すなわち暗線の間隔は観測者の運動では変わりません。ゆえに、いかなる観測者も対エーテルの星の運動状態を知ることができます。<追記> アラゴの実験(1810)は光速(星の光の)が地球の公転で変化するか否かを探るものでした。ドップラー効果の発見(1842)以降同効果に基づく実験は為されていないようです。
 * 【色の相違】 可視光の色は波長の相違によるとされていますが、周波数も相違しています。なぜ周波数は除外されているのでしょう。<追記> 水中と空気中へ一つの光源から光線が照射されています。従って両媒質中での周波数は同じ、波長は異なります。両媒質中で露光されたカラーフィルムの発色は?<追記> 色は波長の相違によるのであれば、観測者の運動では色は変化しません。


エーテル系または静止エーテル、絶対静止系(その2) ☆☆ 

運動の相対性について、ある物理学の本に「地球上の観測者は自分がとまっているといってもよい。それで星の光のドップラー効果でも光行差でもまったく同様に矛盾なく説明できる」とありました。では連星は? 連星の軌道上の運動は光行差の値に無関係でしょう。運動(星と地球の)は相対的ではありません。どう見ても。ドップラー効果についても先に触れたとおり同様。
 * 【運動の相対性は虚妄】 ある恒星の光行差の値は、太陽系の惑星上それぞれにおいて異なるでしょう。07年10月30日加筆(記号*以降)。
 * 【同上】 年周光行差(一巡365日の)は相対運動では説明不可能でしょう。アインシュタインの天動説!! 08年2月19日加筆(記号*以降)。
 * 【エーテルは存在する】 星の光の伝播はエーテル系に従っています。光の発出点はエーテルの座標上で固定されます(これはいかなる媒質中でも同じこと。水面波に同じ)。発出点はまた天球上で固定されます。
 * 【エーテルは計測できる】 宇宙船(母船)が宇宙空間で静止しています。母船至近には十分な数の探査機が待機(同じく静止)しています。探査機それぞれには星が割り振られ(天球上で大きな偏りのなく)、その星に向けられた望遠鏡が搭載されています。これら探査機が同時に割り振られた星に向けて等加速度運動を始めます。加速のありかたは同じ(同じ g)です。光行差のために星は望遠鏡の視野からある時点で外れますが、その時点は母船へ報告されます。かくて母船のエーテルに対する(また天球に対する)運動の方向と速度とが明らかになるでしょう。 08年2月4日加筆(記号*以降)。<追記> 後により簡明なバージョンをいくつか(⇒エーテルは計測できる)。
 * 【運動量と静止系】 質点の運動量は質点の運動(等速直線運動を除く)で変わります。このことは静止系の存在を示しているのでしょう。


その他(特殊相対論関連) ☆☆☆☆☆
 
1873年にパリ科学アカデミーのグランプリを受賞したE・マスカールの研究は、鏡による反射など7種の光学現象において、地球の運動の影響が認められないこと(地上の光源、天の光源のいずれについても)を確認したものとある書物にありました。ほかにもアインシュタインの仮説(観測者にとっての光速一定)に関連する現象、実験はまだまだあるようです。しかしながら相対性理論の書物での言及はMM実験ばかり(さらには、これを不当とする文章を見ません)。MM実験の結果についても「ありとあらゆる種類の説明」(ある翻訳書)が提唱されたようですが、触れられるのは僅か(余計なことは考えるなと!!競走馬扱いの目隠し!!)。また少なからぬ本は宇宙空間での光速一定(光源の運動の如何にかかわらずしての)をアインシュタインが唱えたとしますが、ほかならぬその認識ゆえにエーテルが措定されていたのでは(目の疑われる、言葉を失うことあまた)。<追記> 波数という言葉は相対性理論の本には出て来ないようです。ドップラー効果の説明に窮するので?
 * 【エーテル系ゆえの現象】 先走った推測をひとつ。惑星間以上のスケールでの光の真球の拡大の速度(対エーテルの)はおそらくは c を下回るのでしょう(光の真球の拡大のあり方が前記の二通りであるならば)。レーマーの得た値は秒速21.4万キロ。ある本に追試は行なわれていないと。07年2月25日加筆(記号*以降)。
 * 【同上】 レーマーの測定法では測定値は多少ばらつくでしょう。理由は太陽系の等速直線運動(対エーテルの)および光差の補正(木星の実際の距離は三角測量で得られた値とは異なるのでしょう)。08年9月1日加筆(記号*以降)。
 * 【同上】 宇宙空間で鏡が星の光を反射しています。入射光と反射光の角度は一般に同じではないでしょう。なぜならば入射光の速度が様々なので。10年7月21日加筆(記号*以降)<追記> 屈折角にあっても同様。<追記> これは対エーテルの鏡の運動状態の反映でしょう。
 * 【同上】 或いは、ダーク・マターがエーテル?ダークでなくて透明の。
 * 【ニュートンのバケツ】 筒がプロペラのように回転しています。筒の内部中央には光源がセットされています。回転の速度が上がるならば、光は筒から出ることができないでしょう。これはニュートンのバケツの現象の光版でしょう。07年9月24日加筆(記号*以降)。<追記> エーテルのもうひとつ別の顔(回転する光源に対して見せる)?? だとすれば、エーテルは希薄とは言えません。<追記> 二枚の円盤が回転しています(無重力の宇宙空間で ; 水平に)。回転速度は一の円盤は毎秒 10 回転、一の円盤は 20 回転です。円盤の縁から物体が離脱して接線上を遠ざかってゆきます(そしてあらゆる接線は空間に対して回転をしていません)。このことは回転する光源から放射される光子でも同様でしょう。
 * 【消光】 A.P.フレンチ著「特殊相対性理論」1991 で消光(extinction)という言葉を目にしました(第5章第2節)。厚さ 0.0001mmのガラスが入射光の「もとの光源の運動の記憶を消し去るのに十分」と。媒質中の光速が同じになる?もしそうであるならば(周波数、波長にあっては”記憶”は消えません) 、フィゾーの実験はどうなるのでしょう(運動媒質による”引きずり”(英語では Fizeau effect または light drag effect)は部分的でない!?媒質と共に運動する観測者をイメージしてください)。09年1月24日加筆(記号*以降)<追記> 消光はやはり光速(媒質中での)のことのようです。ある掲示板で下記のサイト(目次に Optical Extinction)の存在を教えられました。cincirob 氏、ありがとうございます。
http://www.edu-observatory.org/physics-faq/Relativity/SR/experiments.html
 * 【同上】 上記の本は消光は空気(一気圧)であれば 0.1mmでと。これがマイケルソン・モーレーの実験のすべてでしょう(なお、物理の事典で目にした消光(extinction)なる項目は別のこと)。09年1月24日加筆(記号*以降)
 * 【媒質が基準系 !!】 W.パウリ著「相対性理論」1974には「媒質と一緒に運動している観測者からみれば、光は媒質中をすべての方向に対して、常に一定の速さ c/n で伝播すると考えるべきである」とあります(第1編§6)。消光が保証する!!しかし、なぜこれがマイケルソン・モーレーの実験の説明ではないのでしょう(なお、真空には射出説)。09年2月2日加筆(記号*以降)<追記> アインシュタインはパウリと同様のことを述べています。それゆえMM実験は知らなかったとしたのでしょう。ほかに言いようがなかった…(アインシュタインはつぶやきます、「MM実験についての流布している説明はナンセンス、しかして私には誤りを指摘する義務はない」と)。 
 * 【同上】 以下は、マイケルソン・モーレーの実験についてある掲示板に書いたことです。「空気が測定装置に対して 30km/sec で流れていたならほぼ予想どおりの結果が得られたことでしょう。しかし空気は装置に対して静止の状態にありました。干渉縞が動かなかったのは当然でしょう」。空気中では光の伝播は空気の系に従うということが(音波と同じ)理解されていないようです。
 * 【同上】 オービスやスピードガンには風の影響があるでしょう。
 * 【同上】 エーテルも媒質の一つでしょう。消光にはおそらく数十万キロメートル。09年2月3日加筆(記号*以降)
 * 【単なる見かけ】 月面上に客車があります。屋根は平らな板ガラスです。ある星の光の波(平面波)が屋根に水平に達しています。この平面波は床に同じく水平に達します(幾何学的に見て)。アインシュタインの”直角三角形”によるならば、運動中の客車では車内に存在する波の数が増えるでしょう。これは車内の観測者にとっても同じでしょう(これは不合理。すなわち運動中の客車の光線の速度は見かけ)。10年2月1日加筆(記号*以降)<追記 ; 10年2月3日> 月面上の観測者にとって、客車内の光線の速度は異なるでしょう。他方波面の速度は不変でしょう(客車内の波の数は不変量なので)。
 * 【同上】 客車内の天井から下方斜め右 45度へ光が照射されています。一の客車は右へ走行し、一の客車は左へ同速で走行しています。地上の観測者にとっての光線の長さは同じではありません。09年4月17日加筆(記号*以降)<追記> アインシュタインの原理は、斜めの光には成り立たたないのでしょうか。
 * 【同上】 客車内の天井から数条の光が下方へ放射状に(十度刻みとしましょう)照射されています。アインシュタインの原理は左または右へ走行するこの客車をどう説明するのでしょう。09年4月27日加筆(記号*以降)
 * 【同上】 客車内の天井から下方へ垂直に光が照射されています。走行中の客車内が水で満たされているならば、地上の観測者が見る光線の傾きはより緩やかでしょう。そして傾き(c/n と v とによる)は単なる見かけの相違でしょう。空気中でも真空でも見かけの相違でしょう。09年4月17日加筆(記号*以降)<追記> ガリレー変換がすべてにおいて成り立つでしょう。
 * 【エーテルは計測できる】 宇宙空間において光の波(波面)に対する光線(ある星の)の角度(90度でない)が検出できるならば、それはすなわち対エーテルの観測者の運動状態の反映でしょう。09年2月6日加筆(記号*以降)<追記> 対媒質の運動をしている観測者にとっては共通かつ当然の現象でしょう。
 * 【同上】 月面上に客車があります。太陽の光の波(平面波)が屋根に水平に達しています。屋根には丸い穴がひとつ明いています。客車が左または右へ運動したとして、床に映じている円(スポットライト)は動くでしょうか。09年9月7日加筆(記号*以降)<追記> 月の運動の影響もあるでしょう。客車内の光線の角度は90度ではないでしょう。
 * 【同上】 月面上に左右水平のガラスの柱(断面は四角)があります(我々は側面を見ています)。右上と左上から二つの星の光が入射しています。波長・波数は同じとします。この柱が右または左へ運動します(異なる速度で)。入射光では(ガラスの慣性系から見た入射まえの)周波数、光速が変動し、入射後のガラスの中では周波数、波長・波数(屈折角も)が変動するでしょう。これらの変動は対エーテルのガラスの運動の反映でしょう。09年12月12日加筆(記号*以降)<追記> 上記において、波面の角度(ガラスの中の)も変動するでしょう。これが光行差の生じるメカニズム(大気上層における)。
 * 【光行差を見直す】 月面上に左右水平のガラスの柱(断面は四角)があります(我々は側面を見ています)。柱の上面へ星の光の波(平面波)が水平に達しています。この平面波は柱の下面に同じく水平に達します(幾何学的に見て)。この柱は月の運動のために右から左へ運動しているとします。この状況で光を光線と見ればガラスの中の光線は曲げられていて斜めでしょう(エーテル系から見て)。なぜならば、ガラスの慣性系において、光線と波面とは常に90度なので(そうでなければ両者の速度が異なってしまう。あり得ないことです)。これは運動媒質による”引きずり”(方向への影響)が存在し、かつそれが部分的でないことを意味するでしょう。09年1月29日加筆(記号*以降)<追記> この問題を目にした記憶は、異端とされる書物(窪田登司氏、後藤学氏の提起)でだけです。当面この問題をフィゾー効果(運動媒質による”引きずり”)の一つとさせてください。<追記> 媒質の運動には三種、すなわち対・光源、対・他の媒質、対・エーテルとがあるでしょう。
 * 【同上】 光行差は宇宙空間から地球の大気上層に入射する星の光線の角度が、地球の運動の影響(運動媒質による”引きずり”)を受けるので生じるのでしょう。エアリーの実験 (水を満たした望遠鏡による光行差の ; 1871)の結果は必然でしょう。雨滴のアナロジーは不適切でしょう。09年2月4日加筆(記号*以降)<追記> ”引きずり”は部分的ではないでしょう(光行差の値が光速と地球の運動速度とに因ることからして)。
 * 【同上】 宇宙空間では望遠鏡の対物レンズが運動媒質として星の光の経路を"引きずる"ために光行差が生じるでしょう。宇宙空間では中空の筒でも光行差は生じるでしょう(光子は雨滴として通過)。09年2月18日加筆(記号*以降) <追記> 値は前者では大であり(これぞエアリーの望遠鏡)、後者ではほぼ同じでしょう。
 * 【永年光行差】 月面(水平な)が右方へ運動しています。斜め右上からある星の光が来ています。月面上に干渉計(小型の VLT) が置かれています。この干渉計全体を傾けて光の波の来る真の方向を知ることができるでしょう(月面の運動とは無関係に)。他方、光行差のためにその星の見かけの位置は変化します。この相違が存在するならば、永年光行差は検出可能でしょう。<追記> 干渉計は四台の望遠鏡から成っていて、望遠鏡は X 字様のフレームにセットされています(フレーム X、すなわち二本の基線は光の波面に合わせられています)。<追記> あるウェブサイトで 13.4 秒角という値(永年光行差の)を目にしました。この値、測定方法の記されている本を知りません。
 * 【フィゾーの実験(流水中の光速に関する ; 1851年)】 左右水平のガラスの柱(断面は四角)があります(我々は側面を見ています)。柱の上面に固定された光源から出た光線が、柱の上面と下面の間をV字様(鏡で反射される、角度は 30度、右方へ)に伝播しています。観測者(静止している)の前を一の柱は右へ、一の柱は左へ同速で運動しています。観測者にとってのガラスの中の光速は如何 ? 09年10月28日加筆(記号*以降)<追記> ガリレー変換が成り立つでしょう。<追記> 第二の光線が上記V字様の光路を逆行していたら? <追記> 上記の柱の中でレーザー光(上方からの)がX字様に交差しています。干渉縞のあり方は誰が見ても同じでしょう(柱に対して運動中の観測者が見ても)。 
 * 【同上】 フィゾーの実験を変形した思考実験です。水平に置かれたガラスの柱を二条のレーザー光が通り抜けています(左から右へとしましょう)。一の光源は静止しており(ガラスとの距離は一定)、一の光源は等速でガラスへ近付いています。ガラスに入射後の両光の周波数は同じです(そのように調整されている)。以上のことからなにが言えるでしょう。入射光の光速が同じならば、ガラスの中での両光の光速は同じでしょう。よってガラスの中での光速に相違(僅かなりと。消光を想起してください)があるのならば、射出説による理由づけが自然でしょう。08年12月4日加筆(記号*以降)。
 * 【光時計】 光時計が走行中の列車内で作動しています。書物などのイラストでは光は垂直に往復しますが、この光時計は右に(或いは左に)若干傾いています。従って地上の観測者が見る光路のジグザグ(鋸歯状の)は歪んでいます。定説では、光路の傾きは時間の遅れとされていたのでは。遅れが二通り? 二台の傾きの異なる光時計が作動していたら? 07年6月25日加筆(記号*以降)。 
 * 【時間の遅れ】 二つの光源(周波数は同じ)があります。二つの光源は観測者にとって隣り合って見えています。一の光源は静止しており、一の光源は往復運動(観測者から見て遠ざかり近付く運動)をしています。一定の時間内(運動する光源の百往復の時間としましょう)に観測者が二つの光源から受け取る波の数は同数でしょう。すなわち時間の遅れという現象は考えられません。<追記> 加速減速による影響を除いたバージョンもあり得ます(反対方向から同速でやってくる光源(周波数は同じ)にバトンタッチ。これが繰り返される)。10年10月7日加筆(記号*以降)。<追記> 多くの宇宙船がブラウン運動様の運動をしています。時間の遅れのイメージは可能でしょうか。<追記 ; "ジャンボ機の実験" 1971 の簡明なバージョン> 北極点に近い地点 n にいくつかの原子時計があります。それらの半数が赤道に近い地点 e に移動します。十分な時間の後に残りの半数も地点 e に移動します。この実験は"ジャンボ機の実験"よりも簡明でしょう(しかしながら緯度によって時間の進み方が異なるなど聞いたことがありません。相対運動、重力と時間に関する通説は想像上の産物でしょう)。
 * 【同上】 GPS、GPSとかしましいけれど(そしてオービス、スピード・ガンには完全黙秘)、かの衛星、月では時間の遅れは観測されているのでしょうか。


重力と慣性力 ☆☆☆☆
 
この項で述べる個々の少なからぬには、既述の事柄同様の確信をもてません。誤り、無意味なことがあったらお許しを。
 * 【重力の速度】 「ブリタニカ国際大百科事典」1972-1975 の「重力」の項に「もし重力の作用が完全に瞬間的でなければ(中略)しかし、あらゆる実験と観測は、実験室で行われるような短い距離から惑星間の計算に用いられる長い範囲にいたるまで、この法則と矛盾しなかった」と。重力の作用は瞬間的であろうと。
 * 【同上】 重力の速度が有限(光速と同じ)であるならば、惑星の軌道は太陽の重力による影響を受けるように思われます。太陽は等速直線運動をしています。その直線が惑星の軌道(真円と仮定)と二点A、Bで交わっていると仮定します(ギリシャ文字φのように)。重力の伝播が太陽の運動の影響を受けない(エーテルの基準系に従う。光と同じく)ならば、A、Bにおける重力の強さは相違します。よって軌道は歪むでしょう。11年1月10日加筆(記号*以降)<追記> 水面をイメージしてください。波源と点A、B(波源から等距離)が水面の直線上を動いています。A、Bにおける波の高さは相違します(円形波一波だけをイメージしてください)。<追記> 彗星の軌道ではより顕著でしょう。
 * 【同上】 宇宙船がエーテル中で静止しています。よっていかなる光行差も(永年光行差も)搭載された望遠鏡に生じていません。太陽(宇宙船との距離は一億五千万キロ)が秒速 20 キロで通過しています(位置関係は T 字様)。「光差の補正」のために太陽の見かけの位置は太陽が8分余まえに存在した位置です。従って重力の速度が無限ならば重力の”発せられた”源の方向は相違します。しかしながら相違は僅かです。角度で 0.005 度弱(太陽の視直径は約 0.5 度)。我々は識別できるでしょうか。<追記> 地球上からもこの測定は原理的に可能でしょう。なぜならば対エーテルの地球の運動は測定可能なので。11年1月7日加筆(記号*以降)<追記> 重力の伝播の速度が光速でありかつ伝播がエーテル系に従うとします。であれば地表における重力の方向は地球の運動のために地球の重心からずれることがあり得るでしょう(そしてずれの方向は地球の自転のために変動)。また、重力の強さは?
 * 【ゼーリガーのパラドックス】 重力に最小値の限界(量子のような)が存在していれば、標記のパラドックス(オルバースのパラドックスの重力版)は成立しないでしょう。
 * 【加速運動】 加速運動には通常明白な原因があるでしょう。加速運動が相対的ならば原因(その役割、その位置づけ)はどうなるのでしょう。11年3月7日加筆(記号*以降)<追記> 例えばエレベーター、ビルディング、そしてモーター。<追記> 等価原理は運動量、慣性の法則、因果律(因果関係)などを無視しているように思われます。であれば導かれる事々も無意味、不毛です。<追記> 相対性は根本から再吟味されるべきでしょう(ガリレーの相対性原理もまた)。
 * 【等価原理】 仮説をひとつ提示させてください。慣性力はエーテル系に対する物体の運動(等速直線運動を除く)で生じるのでしょう(運動中に限って)。もしもこれが正しいならば等価原理は誤りです。そしてあらゆる困難が雲散霧消するでしょう。 <追記> 重力と慣性力は独立して働く(作用時間が、方向が、力の大きさが通常異なる)。両者は異なる物理的原因による異なる結果。<追記> 重力は非等方性。慣性力は等方性。11年3月1日加筆(記号*以降)<追記> エレベーターのガイドレールに目盛りが刻まれています。自由落下するエレベーターでは運動量(位置エネルギーも)が変化しています(目盛りは運動量の変化の証し)。運動量の変化は相対的ではあり得ません。<追記> 空気中でエレベーターが”自由落下”しています。落下速度はいずれ終端速度に達します(同時に慣性力が消滅する)。この”自由落下”では重力と慣性力とは等価ではないでしょう。<追記> キャベンディッシュの実験では重力だけが生じているのでしょう。回転中の円盤では慣性力だけが生じているのでしょう。<追記> 重力のすべてを慣性力で説明できるでしょうか。慣性力のすべてを重力で説明できるでしょうか。<追記> 重力、慣性(慣性抵抗)の正体はいまだ知られていません。とはいえ、両者は等価とは思われません。<追記> 自由落下するエレベーターでは g は増加(地中の深い穴では減少)します。無重力場では g はゼロです。
 * 【同上】 加速運動によるいかなる重力の変化もないでしょう。これが正しければ等価原理は誤りです。11年3月14日加筆(記号*以降)<追記> 無重力場に宇宙船(母船)があります。いま、二台の探査機が母船から離れ反対方向へ加速運動を始めました(2g と 1g で。ガス噴射によって)。 母船にはいかなる重力場も生じていないでしょう(そして、これはあらゆる微小領域(局所)で同じでしょう)。
 * 【同上】 小型の宇宙船(これをエレベーターの箱と看做してください)があります。中には乗員が立っていて1gの加速度を感じています。いまその乗員がジェット噴射を作動させます(弱い噴射;下方へ)。1gが重力によるのであれば宇宙船は動きません(弱い噴射なので)。しかし1gが加速運動による(ジェット噴射による)のであれば1gは増加するでしょう。等価原理は誤りでしょう。11年3月9日加筆(記号*以降)
 * 【同上】 小型の宇宙船(これをエレベーターの箱と見做してください)が自由落下しています(重力は1g)。乗員は重力を感じません。しかしこの宇宙船が無重力場でジェット噴射による1gの加速を行えば乗員は1gの”重力”を感じます。同じ加速運動なのに(運動量が変化している)。等価原理は誤りでしょう。<追記> 地上では重力は床へ。加速する宇宙船では加速度は床から。11年3月13日加筆(記号*以降)<追記> 上方へ加速(非等加速度運動)している宇宙船があります。物体がゴム紐で天井から吊り下げられています。物体の動きは重力の変化による動きとは異なるでしょう(二つの物体を長さの異なるゴム紐で吊り下げればより明らかです)。 等加速度運動が始まる状況でも同じ。<追記> 斜め45度のレールの上をエレベーターの箱が”自由落下”しています(摩擦はない)。そして60、70、80、90度。ミステリーは存在しません。等価原理は誤りでしょう。<追記> 地上で傾斜45度に傾いたレールの上をエレベーターの箱が上方に 1g の次いで 2g の加速運動をしました。等価原理は合力(重力と慣性力の)の変化を説明できるのでしょうか。<追記> 非等加速度運動について一般相対論はなにか述べているのでしょうか。
 * 【マッハのバケツ】 思考実験、マッハのバケツは無意味でしょう。なぜならば回転物体が複数では成り立たないので。10年7月11日加筆(記号*以降)<追記> 百枚の円盤が同速(かつ等速)で回転しています。このうちの一枚が回転速度を上げます(人為によって)。影響はこの円盤限りでしょう(作用反作用として)。<追記> アンドロメダ銀河にも思考実験、マッハのバケツと同じことを唱える学者がいます。宇宙はどう回るのでしょう。<追記> 小惑星、トータティスには二つの自転(周期 5.41 日と 7.35 日)の軸。マッハのバケツをイメージするのは困難です。<追記> 回転軸を同じくする三枚の円盤があります。一は時計回りに二は反時計回りに回転し、三は静止しています。”マッハのバケツ”はどう主張するのでしょう。<追記> 惑星の公転(楕円軌道上の)について”マッハのバケツ”はどう主張しているのでしょう。惑星、太陽の起源であるガス様物質は”自転”していたとされます。<追記> 運動エネルギーの観点からも回転運動は絶対的でしょう。
 * 【回転運動と等価原理】 宇宙ステーションには重力と遠心力(慣性力)が(すべての原子に)独立して働いています。自由落下は重力による現象です(遠心力で打ち消されてはいません)。宇宙ステーション(宇宙ごみも)が重力場にあることは明らかです。等価原理は誤りでしょう。11年3月16加筆(記号*以降)<追記> 月も自由落下しています。<追記 ; 11年3月27日> 回転する風車の羽根の各ポイントに作用する重力と遠心力とをイメージしてください(また、回転速度の変動を併せてイメージしてください)。ミステリーは存在しません。等価原理は誤りでしょう。<追記> 風車(四枚羽根)が回転しています。羽根の質量は同じですが形状が異なります。よって基部に作用する遠心力は異なります。等価原理はどう説明するのでしょう。<追記> 宇宙エレベーターがあります。重力と遠心力の強さ(ケーブル各点に作用する)は相違しています。等価原理はどう説明するのでしょう。
 * 【双子のパラドックス】 一人は重力場に一人は加速系にいます。相対論はどう言うのでしょう。
 * 【自由落下と光線】 無重力場でエレベーターの箱が静止しています。エレベーターの側壁(左壁としましょう)に五つの穴が縦等間隔で明いています。太陽の光がこの穴を通り、右壁には五つのスポットライト(不動の)が映じています。しかしもし、エレベーターが自由落下(下方へ)を始めるならば、スポットライトは上方へ動いてゆくでしょう(相対論は動かないとしていますが)。<追記> 次の文章にどこか誤りがあるでしょうか。高い鉄塔があります。この塔に沿って自由落下しているエレベーターの箱をイメージしてください。塔には10メートル間隔で光源がセットされています。それらはエレベーターの壁(左壁としましょう)の穴を光が通り抜けるように同調し水平に発光します。通り抜けた光は右壁のやや上方のポイントへ達するでしょう。これは無重力場におけるのとは異なる現象でしょう(上方へ加速する光源をイメージしてください)。
 * 【重力による光の曲がり】 多くの書物は自由落下するエレベーターによって光の曲がりを説明しています。いま、二台のエレベーターが観測者のまえを自由落下しています。落下の起点が異なるので落下速度は異なります。観測者は異なる曲がりを観測するのでしょうか(重力 g は同じです)。<追記> 多くの書物では光線(水平な)はエレベーターの外から来ています。いくらかの書物では光源は内壁にセットされています。前者ではエレベーターの落下は光線になんら影響しないでしょう(側壁のないエレベーターをイメージしてください)。後者では(リッツの射出説が正しいならば)光線の振る舞いは容易にイメージできるでしょう。
 * 【重力赤方偏移】 書物には上方へ等加速するエレベーター(無重力場での)の思考実験が示されています。天井の光源と床に達した光の周波数は異なるとされています。この思考実験を一部改変してみます。真上の星からの光が天井の穴を通過して床に達しています。天井と床における周波数は同じでしょう。<追記> 書物には周波数の相違には光源と床との距離も関係するとあります。反論 ; 天井に二つの光源があります(周波数は同じ)。一の光路の床までの中点に中継点をイメージしてください。中継点の周波数は二の光路の中点の周波数と同じです。この中継点を新たな光源と見なすことができるでしょう(そして中継点は限りなく床に近付けることができる)。<追記> 距離によって相違するのは、周波数ではなくて波長と光速でしょう(リッツの射出説が正しいならば)。<追記> エレベーターの箱の中におけるすべての波の挙動は同じでしょう。従って天井と床における周波数に相違はあり得ないでしょう(重力場中のエレベーターでも同様でしょう)。
 * 【同上】 いずれにせよ、エレベーターの箱の中に存在する波の数は不変です。単位時間に生まれ消える波は同数です。天井と床における周波数は同じでしょう。
 * 【同上】 単位時間 u 秒(光の波が床へ達するまでの所要時間)をイメージしてください。等加速中のエレベーターで一の光源が点灯します。99u 秒の後に二の光源(周波数は同じ)が点灯します。二の光が床に達した瞬間、二条の光路に存在する波は同数でしょう。すなわち、周波数の相違という現象(書物には相違は見かけではないと)は考えられません。
 * 【同上】 白状しますが、この問題(加速するエレベーターの)はリッツの射出説の下で考察されるべきでしょう。光源(天井の)から離れるに従って対エレベーターの波の速度は増して波長は長くなります。にかかわらず、箱の中の状況(波の数も)は不変でしょう(等加速なので)。<追記> 非等加速運動では周波数は異なります。<追記> おそらくは、自由落下するエレベーターでも同じ(光源は床)。<追記> 自由落下する光源を上方から見れば光速は遅くなり、波長は長くなり周波数は減少するでしょう。
 * 【同上】 多くの書物にハーバード大学の高さ22.6メートルの塔で行われた実験のことが記されています。いま、塔の上部の鏡に地上真下の G 点から光が照射され、反射光が観測されました。 G 点における照射光と反射光の周波数は同じ(干渉縞を十分な時間観測)でしょう。<追記> 気圧の相違に触れている書物を見ません(垂直の管はヘリウムで満たされていたと)。<追記> 次の文章にどこか誤りがあるでしょうか。無重力場から重力場へ光が照射されています。二つの波(照射開始から n+1 と n+2 番目の)が照射されると同時に第二の光(周波数は同じ)が照射されます。重力場における四つの波(うち二つは第二の光の先頭の波)の挙動は同じでしょう。時間の遅れという現象は考えられません。<追記> ある光線の媒質 A と媒質 B における周波数は同じです。上記塔の実験でも同様でしょう。
 * 【同上】 いくつかの書物(J・シュウィンガー著「アインシュタインの遺産」など)には「異なる重力場で静止している光源の周波数と観測者の受け取る周波数とは同じである。しかし観測者の手元の同じ光源の周波数とは異なる(大意)」とあります。これが正しいならば二つの光を干渉させて重力赤方偏移を立証できるのでは(十分な時間の後には。むしろ地上の実験で)。
 * 【同上】 重力赤方偏移という現象が存在すると仮定します。であれば、次のような説明が可能でしょう。エレベーターの箱が地上で静止しています。重力場で光速は遅くなります。従って床から上へ向かう光は光速が増し波長が長くなります。これが赤方偏移となります。<追記> 上方へ等加速運動をするエレベーターではこの変化は逆になります。
 * 【ダランベールの原理】 加速運動をしている物体に作用している力が 1mg であれば、慣性力は −1mg です(ダランベールの原理)。自由落下での重力(外力の一つ)の役割・効果はこれで説明できるでしょう。ただし重力はすべての原子に直接働いています。従って内力は生じません(無重量)。ミステリーは存在しません。等価原理は誤りでしょう。
 * 【重力質量と慣性質量;モノローグ】 以下の文章にどこか誤りがあるでしょうか。重力質量 m の物体が天井から紐でつり下げられています。地球の重力のために紐は mg の力(張力)で引っ張られています。さて、すべてをそのまま90度左へ回します。天井は左、地球は右となります(重力は 1/100 g とする)。ここで紐を切るならば物体は右へ”落下”してゆきます。これは右から紐で 1/100 mg の力で引っ張り続けること(重力は退場)と同じでしょう(重力が 1/99 g ならば1/99 mg の力で落下と同じ加速となる)。同じ力によって同じ加速となる(おそらく)、すなわち重力質量と慣性質量(この物体またすべての物体の)が同じであることに不思議はないでしょう。 11年2月22日加筆(記号*以降)<追記> ニュートンの第二法則 (F = ma)は重力についても成立するでしょう。そしてこの数式は物体が落下中のみならず地上に静止していても成立するでしょう(自由落下の原点と看做すことができる)。数式の F と a (g) の値はそれぞれ地上でも落下中でも同じでしょう。従って m も同じ。すなわち重力質量と慣性質量とは等しいのでしょう。


     中山久(横浜市) 上記の疑問は窪田登司氏のご著書、サイト(光速不変の言説を否定。この上もなく平明、丁寧に説かれている!!また、類書にない考察の数々)を目にしたことから浮かんだものです。場を与えて下さったヤフーさん、書き込みを許してくださった掲示板の管理者の方々、掲示板でジェントルなレスをしてくださった方々、英文のページを三年余登載して貰えたグーグルのディレクトリー(11年7月に姿が消えてしまいました)、有り難うございます。リンク・フリー。キーワード ; 波数、消光、エーテル、静止エーテル、エーテル系、絶対静止系、絶対空間、光の真球、惑星光行差、光差の補正、オービス、スピードガン、リッツの射出説、不変量。
 * 【ペンディングなこと】 光行差の生じる方向(屈折望遠鏡における)は雨滴モデルとは逆方向なのでは。この疑問を記しておきます。09年3月加筆(記号*以降)<追記> 光速へのこれまでのわれわれの考察は的外れというしかありません(消光を看過)。リッツの射出説以外に説明はあり得ないのでしょうか。<追記 ; 光速について> 高速で回転中の光源から光子が放射されています。リッツの射出説が正しいならば、真空中での光子の速度はさまざまでしょう(対光源の ; 一部の光子は c を超える ; 数秒間)。そして判別(射出説が正しい否か)は、回転する光源が点滅するならばより容易でしょう。

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