相ま=gyo

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この連載はあもん様やその他の皆様と私とがNIFTYの物理フォーラムの相対論
でのコメントのやりとりをもとに、編集し直したものです。ただし出版につい
ては関係者の了解を得ていません。関係者の皆様、お許しください。また加筆、
訂正もしました。

目次
 1、相対論で見かける式            2、ロケットの時計が遅れる
 3、3.5次元の時空              4、4次元時空
 5、ミンコフスキー空間            6、時間と長さは異なる単位です。
 7、時間旅行                 8、多次元空間
 9、逆変換                 10、1光年と1年
11、相対単位               12、長さ軸と時間軸の直交
13、カーナビ               14、物理に要求されるもの、現実を無視した理論であるもの、数学であるもの、
15、長さを時間で直接測定できない     16、教科書
17、pならばqである、の真偽       18、c≠1
19、相対論の定義を現実世界で説明できない 20、光速度基準同好会
21、あちらの世界             22、現実との不一致
23、次数を少なくしたとき         24、eV測定器
25、eV値の逆変換            26、eVに時間と長さが統一されたら
27、[eV^(-1)]による変換          28、eV単位系と相対論
29、物理量と単位表記           30、エネルギー密度と圧力の測定器
31、[無次元]=[s^2/cm^2] 静電単位と電磁単位 32、単位の作り方
33、方程式の1でない係数を、1にしたら  34、ミンコフスキー空間
35、比の値                36、MKSA単位系とc=1  両辺の単位
37、現実追求               38、相対論とc=1
39、MKSAから1=3.0×10^8 m/secの真偽判定 40、MKSA単位系とc=1単位系は、相容れない
41、無単位なのに             42、等式の両辺は同じ物理量
43、基本単位と組立単位          44、時間=長さは仮説
45、1=3.0×10^8 m/secの否定       46、MKSAとc=1の認可関係
47、c=1は、MKSAでは矛盾する      48、現実物理と仮説物理
49、MKSAとc=1は異なる         50、c=1単位系は、MKSA単位系を説明できない
51、c=1単位系とMKSA単位系は互いに独立 52、MKSA→c=1の変換はできるが、逆変換はできない
53、バークレー電磁気学          54、自然単位系
55、長さ=時間には納得できない      56、立体が、縦が・・だけの線になる?
57、長さ=時間は、間違った表現      58、c[無単位]=1[無単位]から[時間]=[長さ]は導けない
59、1[無単位]=3*10^8[m]÷1[sec]は相対論の仮定だが、現実世界では偽 60、なぜ4次元目の時間が長さになるのですか?
61、4次元回転と立体           62、プランク単位系
63、長さと時間が等しい4次元空間と3次元空間 64、時間が異なっても同時
65、長さ→時間の変換は実用上間違いを起こします 66、徒歩5分=距離ではありません
67、素粒子や飛行機で時間=長さを確認済み 68、時計内の電流速度=時計の遅速
69、ローレンツ収縮を再考してほしい    70、ロケットに乗せた時計では、光速度変化は測定できない
71、相対論、c=1、単位は必要      72、長さ=時間ではない
73、時間=長さは使わない。時間=長さはありえない。 74、相対論は現実的だが非日常的
75、中間感想               76、電流速度
77、c=1と相対論は独立、単位不明の相対論は物理ではない 78、長さと時間は異なる物理量
79、時間=長さは仮説           80、異なる物理量は仮説ではない
81、MKSAの換算の決まりとc=1は異なる  82、測定器は目盛りだけではない、単位が必要
83、光速度は観測者の状態により変化する  84、人工衛星の電波発信時間の補正
85、光速不変と、光のドップラー効果    86、エーテルに引きずられる
87、有限限界速度             88、媒質に対して光速度不変
89、音のドップラー効果          90、光のドップラー効果
91、電車の前後から同時に光が到着するとき爆発 92、眼球の映像
93、動いている列車が伸縮して見える    94、空間を高速移動するとエーテルの応力を受ける
95、観測者の位置により発光時刻は異なる  96、エーテルが移動している場合、列車の前後からの発光時刻は異なる
97、gyoは相対論を理解するのは能力不足   98、c=1と長さ=時間
99、論理学                100、ピグマリオンと現実
101、絶対空間・絶対時間         102、ピグマリオン様とピグマリオン症
103、ピグマリオン症に対する薬      104、この会議室は静か
105、エーテルは存在する確信を持つ、そしてgyoのエーテル論 106、エーテルの続き
107、絶対空間、絶対時間で伝わる光    108、光行差
109、アインシュタイン様へ        110、ブラックホール
111、満足度に応じてお支払いいただけたら幸いです



1、相対論で見かける式

相対論では、(1-(v/c)^2)^(1/2)という式がよく使われています。相対性理論
は、この式に従って、速く進むロケットの時計は遅れると解釈しています。

    ロケットの時計
 ○ ――――vt1[m]―→○―――vt3[m]――→○
 __1        __2       ・__3
|__\       |__\      ・|__\
|___)      |___)    ・ |___)
ロケット ・      ・      ・
      ・     ・     ・
       ct1[m]  ct2[m]  ct3[m]
        ・   ・   ・
         ・  ・  ・
          ・ ・ ・
         __・・・
        |  |○管制塔の時計
       ――――――
ロケットは地上の管制塔に対してv[m/sec]の速度で飛んでいます。
管制塔は静止していると考えています。
t1[sec]は、ロケットが1から2の位置に移動する時間であり、
      1の位置から管制塔に電波が届く時間でもあります。
t2[sec]は、ロケット軌道に垂直な2の位置から管制塔に電波が届く時間です。
c[m/sec]は、光速度です。 v[m/sec]は、ロケットの速さです。

直角三角形の三平方の定理から
(ct2)^2=(ct1)^2−(vt1)^2 になります。これを変形すると
t2/t1=(1-(v/c)^2)^(1/2) の式になります。
 ^2は2乗です。^(1/2)は平方根です。

ロケットは光速度より速く飛ぶことは、現代の科学技術では不可能です。
従って0≦(v/c)<1になります。
このため0≦(1-(v/c)^2)^(1/2)<1  です。
ですから0≦t1/t2<1  になります。

ロケットが2から3の位置へ移動するときは、
(ct2)^2=(ct3)^2−(vt3)^2
t2/t3=(1-(v/c)^2)^(1/2) この関係があります。

この式は、衛星軌道と等間隔の電波発信時刻の両方が分かっている衛星の、
電波発信時刻を算出するときに使われます。

    ロケットの時計
 ○T1[sec]―v[m/sec]→○T2[sec]―v[m/sec]→○T3[sec]
 __1        __2       ・__3
|__\       |__\      ・|__\
|___)      |___)    ・ |___)
ロケット ・      ・      ・
      ・     ・     ・
       ct1[m]  ct2[m]  ct3[m]
        ・   ・   ・
         ・  ・  ・
         T10 T20 T30[sec]
         __・・・
        |  |○管制塔の時計
       ――――――
ロケットが時刻T1[sec]に発した電波を、管制塔で時刻T20[sec]に受けます。
したがって t1=T10−T1[sec] です。このことから
(ct2)^2=(ct1)^2−(vt1)^2=(ct3)^2−(vt3)^2 この式は
(c(T20-T2))^2=(c(T10-T1))^2−(v(T2-T1))^2
       =(c(T30-T3))^2−(v(T3-T2))^2 と表されます。
この式のc、v、T10、T20、T30 は、管制塔では、わかっています。
これらの値を代入して、衛星の電波発信時刻 T1、T2、T3 を算出できます。
これは、カーナビで受けた、アメリカの24個の軍事衛星電波の発信時刻を
算出するためにも使われています。
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2、ロケットの時計が遅れる

ロケットに乗せた時計は、遅れてしまいます。このため、あらかじめ速く進む
ように、調整されています。この調整によって、ロケットの時計は、管制塔の
時計と、同じ時刻を示しています。この調整も (1-(v/c)^2)^(1/2) の割合
を使っています。v[m/sec]=ロケットの速度。c[m/sec]=光速度。

A←――――――B ロケットはA→B方向へv[m/sec]で飛んでいます。
|  vt  /  ロケットの時計は、逆のA←Bにv[m/sec]を受けます。
|     /   電気時計の電気回路を電流が0→Aにc1[m/sec]で流れ
↑c1t  /ct  ます。
|   /     光速度c[m/sec]の電流は、速度合成により0→Bへ流
|  /      れます。
| /       (c1t)^2=(ct)^2−(vt)^2 になります。
|/        c1/c=(1−(v/c)^2)^(1/2) となります。
0         c1<c つまり時計内の電流速度は光速度より遅くなり
          ます。
時計の電気回路は環状になり、閉じています。したがって時計の電流はA→0
方向に帰ります。このときも往路と同じ割合で電流速度は遅くなります。

これは、川の流れに垂直に、対岸に渡ろうとする船の速度と、川の流れの速度
を合成した場合と同じ考えができます。

これは、速度v[m/sec]で移動すると、時計内の電流の流れを遅くするものが
存在していることを示しています。電流の流れを遅くするものをエーテルと名
づけておきます。

電流の速度が遅くなるので、時の信号を作り出す電池からの流れも遅くなりま
す。これが時計を動かす水晶の振動数を少なくします。そしてロケットの時計
は遅れます。

ロケットが、2万km上空を、1時間30分で地球を1周しているときの、ロケ
ットの時計が遅れる割合=c1/cを計算します。

c1/c=(1−(v/c)^2)^(1/2) v=19000m/sec c=300000000m/sec
   =(1−(0.000063)^2)^(1/2)
  =(1−0.000000004)^(1/2)
  =0.999999997986617891586924630202

地球の1000000000[sec]経過するとき、2[sec]ほど宇宙船が遅れます。
これは31.7年で2[sec]遅れることになります。

円状に閉じた電気回路が、速度に対して斜めの位置にある場合は、余弦定理で
cとc1とvの関係を求められます。この場合は、回路内の電流速度c1は、往
路と復路で異なります。

往路
  (ct)^2 =(vt)^2 +(c1t)^2 −2(vt)(c1t)cos a
    vt
   A←―B 時計の回路の電流c1[m/sec]は0→Aに流れます。
   /a /  速度合成の光速度電流c[m/sec]は0→Bに流れます。
c1t /  /↑
 ↑/ /ct
  / /
 //
0

復路
  (ct)^2 =(vt)^2 +(c2t)^2 −2(vt)(c2t)cos b
      ただし a+b =180度
     A
     /|    時計の回路の電流c1[m/sec]はA→0に流れます。
c2t/  |    速度合成の光速度電流c[m/sec]はA→Bに流れます。
 ↓/    |ct
  /      | ↓
 /b      |
0←―――B
  vt

電気回路の方向が、ロケットの速度と平行の場合も、回路内の電流速度c1は、
往路と復路で異なります。

往路  c1t=ct−vt

    ct
 ―――――――――→
0      A   B
 ―――――→ ←――
  c1t     vt

復路  c2t=ct+vt

   c2t
 ←――――――
0  B    A
 ←― ←――― 
 vt  ct

時計内の電流が、回路内を1往復する時間の差を、速度vに対して、電気回路
が平行の場合の電流の往復時間と直角の場合の電流の往復時間との差で計算し
てみました。   
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――    
│電流と移動速度の方向が平行の場合│電流と移動速度の方向が直角の場合│
|――――――――――――――――|――――――――――――――――|
│往路の電流速度 │復路の電流速度 │往路の電流速度=復路の電流速度  │
│c1=c−v    │c2=c+v    │c3=(c^2-v^2)^(1/2)          │
|―――――――――――――――― ――――――――――――――――|
│    片道Lの時計の電気回路を電流が往復するのにかかる時間          |
|―――――――――――――――― ――――――――――――――――|
│   平行の場合              │ 直角の場合                    |
│   L/(c-v)+L/(c+v)[sec]       │ 2L/(c^2-v^2)^(1/2)[sec]       |
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――    

 平行に置いた回路の往復時間−直角に置いた回路の往復時間
 =(L/(c-v)+L/(c+v))    −(2L/(c^2-v^2)^(1/2))[sec]
 =2L(c-(c^2-v^2)^(1/2))/(c^2-v^2)[sec]
(ここで L=0.1[m]  c=3*10^8[m/sec]  v=2*10^4 [m/sec]とします。)
 ≒7.4*10^(-18)[sec]

この差が1[sec]になるには1.35*10^(17)[sec]≒4.28*10^9[年]かかります。
これは、平行での時計の遅れと、直角での時計の遅れとの間には、ほとんど差
がないことを示しています。これが相対論の(c^2-v^2)^(1/2)についての検討
を怠る原因だったと思います。
また、時計の精度も、7.4*10^(-18)[sec]という、非常に小さな、電流が往復
する時間差を測定できる器具は、できていません。
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3、3.5次元の時空

人間が住んでいる世界の、空間と時間について説明します。

空間には、縦、横、高さがあります。
この3つのうちの1つしかない場合は1次元空間です。これは太さのない直線
の世界です。3つのうちの2つを持つ場合は2次元空間です。これは厚さのな
い平面の世界です。3つすべてを持つ場合は3次元空間です。

1次元空間  2次元空間  3次元空間
                /\
   /    /\     /  \
  /    /  \    \  /  
 /     \  /    | \/ |
/       \/     \ | /
                \/
1次元空間も2次元空間も、現実には存在しません。現実の世界の直線には太
さや厚みがあるので、3次元空間を持っています。現実の平面を形作るものも
厚さを持っているので3次元空間を持っています。

現実の世界は、3次元空間に、過去から未来へ流れる時間が経過しています。
空間と時間の自由度には違いがあります。空間内を前後(縦)左右(横)上下(高)
へ移動できます。この空間内で、進んだり止まったり戻ることができます。し
かし時間は、過去や未来へ自由に進んだり止まったり戻ることはできません。

    高
    |↑
    |1
    |↓
    | ←1→         0.5→
     ――――横   過去―――現在―――未来
   /↑             ←1→
  /1
 /↓  空間は3次元    時間は0.5次元
縦

空間的移動は自由にできます。これを縦に1、横にも1、高さにも1を割り当
てます。この3つの1を足しあわせて3次元空間とします。ところが時間的移
動は自由にできません。この不自由な状態を表すために、時間には0.5を割り
当てます。空間の3と時間の0.5を足しあわせた3.5次元が現実の時空を表して
います。時間的な移動が自由にできれば、時間にも1を割り当てることができ
ます。この場合は4次元時空です。しかし過去や未来へ自由に進んだり止まっ
たり戻ることはできません。このため4次元時空は存在しません。

3.5次元時空では、過去現在未来を同時に見ることはできません。しかし4次元
時空では過去現在未来をすべて同時に見ることができます。たとえば、家から
駅まで往復する人を、3.5次元時空では現在の状態しか見ることができません。
しかし4次元時空では過去も現在も未来も同時に見ることができます。この移
動経路が描く線を相対論では世界線と言います。しかしこの世界線は、現実世
界では見えません。現実世界に存在しない世界線を、存在しているとする相対
論は、現実離れしている理論です。
 ――――――――――――――――――――――――――
│    3.5次元時空     │    4次元時空  │
|――――――――――――――|―――――――――――|
│  過去  │  現在 │ 未来 │ 過去  現在  未来│
|    │駅○  │駅   |駅    ○     │
|    | ル  |    |    ○ル○    |
|    | ハ  |    |   ○ルハル○   |
|    |    |    |  ○ルハ ハル○  |
| ○  |    | ○  | ○ルハ   ハル○ |
| ル  |    | ル  | ルハ     ハル |
│家ハ  │家   │家ハ  |家ハ       ハ |
 ――――――――――――――――――――――――――
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4、4次元時空

世界線が観測できる次元は完全な4次元時空です。空間の3次元と時間の1次
元を足して4次元の世界と言うことです。ここでは図示ができるようにするた
め、空間を2次元(xy平面)として、時間(t軸)の1次元を加えた3次元時
空で説明します。

   t       t       t
   |       |       |―○―
   |       |      /|  /
   |       |○――  / |○/―
   |      /|  /  ―――  /
   ○―――y / ○―/―y / ○―/―y
  /      ―――     ―――
 /       /       /
x       x       x

時間が過去から未来にわたって見渡せる完全な1次元なら、世界線を観測でき
ます。○が太郎君の動きです。初めは、家(原点)にいた太郎君が時間の経過
と共にy軸の正の方向へ移動します。時間はt軸の上方向へと経過していきま
す。したがって○は右斜め上方向へ移動していきます。この○が描く軌跡が世
界線です。この世界線が観測できるのは、時間を過去から未来にわたってすべ
て見通せる状態の人だけです。この人には、太郎君の動きが、映画フィルムを
一こまごとに切って時間順に重ねたように見ることができます。このように観
測できる人にだけ世界線の長さを測定できるのです。
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5、ミンコフスキー空間

ミンコフスキー空間では、時間軸と世界線を表す線が入れ替わっています。
    t  世界線     世界線   t
    |   ○       ○   /
    |  ○        ○  /
    | ○         ○ /
    |○          ○/
    ○―――――y     ○―――――y
   /           /
  /           /
 /           /
x           x

このミンコフスキー空間では、x(長さ)、y(長さ)、t(時間)、世界線
(時間?)を使ったピタゴラスの定理が成り立っています。
世界線^2=t^2−x^2−y^2
この式は、xとyの2つの長さの次元に完全な1次元の時間が流れている世界
です。つまり平面に時間が加わった時空です。
3次元空間に完全な1次元の時間が加わった4次元空間でのミンコフスキー空
間では、次の式が成り立ちます。
世界線^2=t^2−x^2−y^2−z^2
ピタゴラスの定理は、直角三角形の辺の長さに対して成り立つ定理です。この
場合の変数はすべて長さです。しかしミンコフスキーの世界線の式では、長さ、
時間、それに単位が不明の世界線、という3種類の単位が異なる変数が、同じ
方程式の項として使われています。一般の方程式は、方程式内の項の単位はす
べて同じです。ですから、ミンコフスキーの世界線の方程式では、長さの単位
=時間の単位=世界線の単位、という現実離れした仮定を用いています。
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6、時間と長さは異なる単位です。

時間と長さ、単位不明の世界線のように異なる単位が、ミンコフスキー空間で
同じ次元として扱われている訳は、光速度を1とすることで説明されています。
速度=長さ÷時間 この式によって光速度は算出されます。
地球の北極から赤道までの1本の経線の長さを10^7で割った長さの間隔=1[m]
地球が1回自転する時間を(24*60*60)で割った時間の間隔=1[秒]
これら2つの物理単位を使って光速度は算出されます。

     光速度 =光が1秒間に進む長さ÷1秒
3×10^8[m/秒]=3×10^8[m]   ÷1[秒]

ここまでは納得できます。しかし次のようなことをして時間と長さが同じであ
るとしてミンコフスキー空間の式が成り立つと説明しています。
                速度=長さ     ÷時間
    3×10^8[m/秒]=3×10^8[m]÷1[秒]
この式の左辺のみ 3×10^8[m/秒] で割り
        1[無単位]=3×10^8[m]÷1[秒] とします。

したがって     1[秒]=3×10^8[m]     となります。
この式は、時間と長さが同じであることを表しています。
このため、時間と長さは同じ単位であるとして、ミンコフスキー空間で使用さ
れるのです。

この式の変形では等式の性質が無視されています。
つまり、左辺だけが3×10^8[m/秒]で割られ、右辺は割られていません。
等式の性質では左辺、右辺の両方とも同時に速さ[m/sec]で割られ、
    速さ[m/sec]=長さ[m]  ÷時間[sec] は
     1[無単位]=1[無単位]÷1[無単位] になります。

ミンコフスキー空間で認めている時間=長さは、これらの単位の基準となった、
地球の経線の長さと、地球の1回の自転の時間とが同じであると言っているの
と同じです。両者は異なっているのに同じであると言っているのは、現実には
ありえないことを言っていることになります。

ミンコフスキー空間では以上のような間違いを犯しています。

世界線の傾きは速度を表します。しかし世界線の長さそのものは現実的な意味
を持ちません。世界線の長さは、世界線の長さにおける時間と仮定されていま
すが、この仮定が現実に何を表すかの説明がなされていません。ミンコフスキ
ー空間でのピタゴラスの定理 世界線^2=t^2−x^2−y^2−z^2 は、項の
単位が異なるので現実的な意味を持ちません。
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7、時間旅行

相対性理論では、時空がゆがんでいるので、速い速度で移動している物の時間
はゆっくり進むと説明しています。

【問題】ロケットが地球を出発し、1光年先の星まで行って戻ってきた。図は
その時空図です。ロケットが地球に戻ってきたとき、地球における経過時間は
4年ですが、ロケットの経過時間はどうなっているでしょう? ただし、加減
速は図が示すように瞬時に行われたものとします。
※ 1光年は光が1年かかって進む距離のことです。
つまり、1光年=光の速さ×1年です。しかしミンコフスキー空間で使われる
c=1 の単位系においては、1光年=1年 ということになります。つまりミ
ンコフスキー空間では 距離=時間 なのです。

 t年
 |
4―
 |:
 | :
 | :
2―  :
 | :
 | :
 |:
 0―-|―――x光年
    1

ロケットの経過時間τ
=(1−(ロケットの速度/光速度)^2)^(1/2)×地球の経過時間t
この式でロケットの経過時間を求めます。

【解答】
ロケットにおける経過時間τ=(1−0.5^2 )^(1/2) ×4
             =0.866×4=3.46年

ロケットの経過時間3.46年と、地球の経過時間4年について、2つの解釈が
できます。

ロケットの時計が遅れる場合
地球の時計  |−−−−−→4年 
ロケットの時計|−−−−−→3.46年
絶対時間の時計|−−−−−→4年
  4年後にロケットは地球に到着します。
  しかしロケットの時計は遅れて3.46年の時刻を示しています。
  ロケットと地球の経過時間にずれはありません。

ロケットの時間が遅れる場合
地球の時間  |−−−−−→4年
ロケットの時間|−−−−→3.46年
絶対時間   |−−−−−→4年
  地球側では4年後にロケットが到着します。
  ロケット側では3.46年後に地球に着陸します。
  時間が遅れる場合は、到着の時間差が生じます。

時間が遅れる場合は、ロケットに乗っている人は3.46年後に地球に帰還してい
ます。しかし地球ではロケットの帰還まであと0.54年あり、ロケットはまだ帰
還していません。3.46年後のロケットにはこの2つの状態が出現します。

          ロケット側では、地球に着陸した時刻です。
           ↓
絶対時間――――――3.46年――――→未来へ
           ↑
          地球側では、ロケットはまだ到着していない時刻です。

時間が遅れる場合はこのような状態が起きます。でもこのような状態は現実に
は起きません。ですから時間が遅れるのではなく、時計が遅れると解釈できま
す。したがって現実にはロケットは光速度の半分の速度で飛んでも、タイムマ
シンのように地球の0.54年前に戻れないのです。

このような説明から目を背けさせる方法が、ロケット搭乗員は3.46年だけ年取
るが、地球では4年も年をとるという説明です。でも、この年齢の違いは、だ
れにも確認できません。

相対論では、絶対時間は存在しないと言っています。しかし時間が遅れるとい
う表現は、2つの場所の時間の流れをお互いに比べることです。このため、ど
ちらかの時間を基準にしなければなりません。この基準にする方を絶対時間と
すればいいのです。ロケットの時計は地球の時間を基準にしています。地球の
時間を基準にしているので、地球の時間が絶対時間に当たります。

  地球とロケットの時計の進み方を比べるとき、
  地球の時計を絶対時間にすればよい。
  ↓
地球の時計  |−−−−−→4年 
ロケットの時計|−−−−−→3.46年
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8、多次元空間

4次元空間について書きます。
   z      D      C
   |       \    /  4次元空間は4本の軸があります。
   |        \  /   この4本の軸は、互いに直角に交わ
   |直角       \/    りあっています。
 直角 ―――y     /\    3本の軸までなら互いに直角に交わ
  /直角       /  \   ることができます。
 /         /    \  しかし、4本の軸が現実の空間内で
x         A      B 互いに直角に交わることはできませ
   3次元空間    4次元空間  ん。

縦軸、横軸、高さ軸の3軸はそれぞれお互いに直角です。これらの3軸すべて
に対して直角な第4軸を探し出すことは私にはできません。私は、この第4軸
が探し出せたなら、3次元空間の次の4次元空間を理解できます。しかし私は
、これら縦横高さの3軸すべてに対して直角な第4軸を探し出すことはできま
せん。ですから、私はいまだに4次元空間を理解できません。また、当然です
が、5平方の世界も、私には理解できないのです。もちろん4次元以上の空間
も、理解できません。
ミンコフスキー空間は、時間=長さ なので、時間軸も長さ軸として扱えます
。したがって縦横高さの3次元に、時間の1次元を加えた4次元時空は、すべ
て長さの4次元空間として扱えます。この4次元空間は実在しません。ですか
らミンコフスキー空間も存在しないといえます。

長さ軸    時間軸=長さ軸
 z      t
  \    /
   \  /
    \/ ミンコフスキー空間
    /\
   /  \
  /    \
 x      y
長さ軸    長さ軸

現在もっとも関心が寄せられている、ひも理論は、10次元以上の次元を持つ
世界で論じられています。このような次元が現実世界に存在しているのでしょ
うか。存在しているならば、目の前で見てみたいものです。10次元以上の世
界が現実世界に実在しないなら、このひも理論は、理論のための理論であり、
現実世界とは関係ないものと言えます。

ひも理論の全単位を、すべて現実の単位に戻せないので、現実と照らし合わせ
ることはできません。もし、すべて現実の単位に戻すことができたら、ごく平
凡なことを表しているのかもしれません。
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9、逆変換

ミンコフスキーの4次元時空では、時間=長さとして扱っています。

               長さ
   vt           vt
 P|←―Q       Q|―→P
  |  /         |  /
  |  /         |  /
 cτ| /ct        t| /τ
  | /↓      世界線| /↓時間
  ↓/           ↓/
  0―――x       0―――x
現実世界では    ミンコフスキー空間では
単位は長さに統一  長さ、時間、世界線の3つの単位が混在する

QからPに向かってロケットが速度v[m/秒]で進んでいます。
Qにいたロケットが発した光はt秒後にOに着きます。
Qにいたロケットはt秒後にPに着きます。
Pに着いたロケットの光がτ秒後にOに着きます。
このときの光の速度はc[m/秒]です。

現実世界では、単位がすべて長さに統一されています。
したがって、ピタゴラスの定理から(cτ)^2=(ct)^2−(vt)^2 となります。
この式の単位は[m^2]です。
これを[無単位]にすると(τ/t)^2=1−(v/c)^2になります。
この方程式は光速度を基準にした式でもあります。

ミンコフスキー空間では、長さ、時間、世界線の3つの単位が使われます。
t^2=τ^2−(vt)^2 の場合は、
[世界線]^2=[時間]^2−[長さ]^2 となります。
この方程式には、単位が異なる項が共存しています。
したがってこの方程式は解くことができません。
方程式が解けるためには、すべての項の単位が、ひとつの共通な単位に統一さ
れていなければなりません。

またミンコフスキー空間では、現実世界の直角三角形のcτとctの2辺を入れ替
えて cτ→t、ct→τ にしています。
このため、ミンコフスキー空間を現実世界に戻せなくなります。

単位も、現実世界→ミンコフスキー空間
     cτ[m]→t[世界線]
      ct[m]→τ[時間]
      vt[m]→vt[m]
このように変えているので、この単位変換は関数でないことになります。
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10、1光年と1年

「c=1 の単位系においては、1光年=1年 ということになります。」
現実世界では、1光年の単位は[距離]であり、1年の単位は[時間]なので、
1光年=1年 は、まちがいです。
したがって c=1の単位系は、現実世界では、まちがいです。
なぜなら[距離]と[時間]は、現実世界では異なった単位なので、
[距離]=[時間]とするのは、まちがいだからです。

距離=速さ×時間 この関係が現実世界で認められています。これに従い
1光年[距離]=光速度[速さ]×1年[時間] この式ができます。

c=1の単位系では、この式の右辺のみを1年[時間]で割り
1光年[距離]=光速度[速さ] の式になります。
これは、現実世界の、等式の両辺を同じ数で割る規則を無視した式です。
等式の性質は、現実世界で守らなければならない約束事です。
c=1の単位系は、現実世界の等式の性質の一つを守っていないため、現実世
界ではまちがいです。

仮説の世界である相対論では、時には (cτ)^2=(ct)^2−(vt)^2 や 
(τ/t)^2=1−(v/c)^2のように、すべての項の単位がひとつに統一された式
を作ることもできます。したがって、相対論の解釈の仕方によっては、現実世
界に当てはまる場合が存在します。
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11、相対単位

「単位の次元というのが相対的なものであることは,電磁気学を少し学べばイ
ヤになるほど判るはずです。」
相対単位は数種類あります。
しかし、方程式を作るとき、両辺の単位が同じでなければなりません。

単位が相対的である事を、速さ[m/sec]=長さ[m]÷時間[sec]を基にして、通
常の単位÷[m]の場合の相対的単位を(2)から(4)まで3種類ほど下に書きます。
 ―――――――――――――――――――――――――――――
│   │        │速さ      │長さ   │時間  │
 ―――――――――――――――――――――――――――――
│(1)│通常の単位   │m/sec      │m     │sec   │
 ―――――――――――――――――――――――――――――
│(2)│ 〃 ÷m   │(m/sec)÷m=1/sec│m/m=無単位│sec  │
 ―――――――――――――――――――――――――――――
│(3)│ 〃 ÷m   │1/sec      │m     │sec*m │
 ―――――――――――――――――――――――――――――
│(4)│ 〃 ÷m   │m/sec      │無単位   │sec/m │
 ―――――――――――――――――――――――――――――
単位を相対的に変化させるには、等式の性質が成り立たなければなりません。

速さ、長さ、時間の単位について、通常(1)の相対単位が使われます。
この(1)の場合速さ[m/sec]、長さ[m]、時間[sec]の単位が使われます。
(2)の相対単位は、(速さ÷[m])=(長さ÷[m])/時間のように等式の性質にした
がっています。このため
速さ[1/sec]=長さ[無単位]/時間[sec] で、両辺の単位は同じになります。

速さ[m/sec]=長さ[m]÷時間[sec] を、等式の性質に従って、
c=1の単位系の
速さ[無単位]=長さ[m]÷時間[sec] この単位を導くことができません。

速さ[無単位]=長さ[m]÷時間[sec] この単位は
速さ[m/sec]=長さ[m]÷時間[sec] の方程式から見ると、まちがいです。
さらに c=1の単位系は
速さ[m/sec]=長さ[m]÷時間[sec] の方程式から見ると、まちがいです。

[m/sec]=[無単位]のように無視している方程式が存在します。この両辺の単
位が一致しない方程式は、現実世界に当てはめることは不可能です。

長さ3×10^8[m]=時間1[sec]は、長さを時間に変換できることを表している
と見ることができます。しかし現実には3×10^8[m]を、1[sec]に変換できま
せん。3×10^8[m]進めば、1[sec]ほど進むのでしょうか。逆方向に進めば1
[sec]ほど戻るのでしょうか。現実にはこのような変換は、できません。

また長さ3×10^8[m]=時間1[sec]は、両辺の単位が異なるので、方程式とし
ても成り立ちません。

ミンコフスキー空間のt^2-x^2は、現実では(時間)^2と(長さ)^2のように単位
が異なるので、この式は成立しません。
t^2-x^2は、c=1の単位系では、(時間→長さ)^2と(長さ)^2となり、同じ単
位になるので、この式は成立します。
(ct)^2-x^2は、現実でも、相対論でも、(長さ)^2と(長さ)^2となり同じ単位な
ので、この式は成立します。

世界線の長さ^2=時間^2-長さ^2-長さ^2-長さ^2
このように単位が異なる等式も、成り立つはずがありません。
    長さ^2=長さ^2-長さ^2-長さ^2-長さ^2 または
    時間^2=時間^2-時間^2-時間^2-時間^2 または
    速さ^2=速さ^2-速さ^2-速さ^2-速さ^2 これらのように、
1つの等式内の項の単位は、すべて同じでなければなりません。

このように現実とc=1の単位系で、単位の成立や不成立が異なったり一致し
たりするのは、c=1の単位系が、相対的単位を現実世界を無視して作ってい
ることが原因としか思えません。
物理では、相対的単位を作るとき、現実世界を無視してはいけません。
ですから現実世界を無視しているc=1の単位系は、物理から逸脱しています。
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12、長さ軸と時間軸の直交

「相対論では、x軸(長さ)とt軸(時間→長さ)が直交するとは仮定しません。」

たしかに言われるとおりです。
しかしx軸(長さ)と(世界線の長さ)は直交しなければなりません。さもなけれ
ばミンコフスキー空間でのピタゴラスの定理は成り立ちません。

(世界線の長さ)と(縦の長さ)と(横の長さ)と(時間→長さ)の3次元では、
(世界線の長さ)^2=(時間→長さ)^2−(縦の長さ)^2−(横の長さ)^2
となります。これはピタゴラスの定理を3次元空間に応用したものとなります
。(世界線の長さ)と(縦の長さ)と(横の長さ)が互いに直交しているから、ピタ
ゴラスの定理を3次元空間に応用できます。

(縦の長さ)(縦の長さ)(横の長さ)(高さの長さ)(時間→長さ)の4次元では、
(世界線の長さ)^2
    =(時間→長さ)^2−(縦の長さ)^2−(横の長さ)^2−(高さの長さ)^2

この場合は、(世界線の長さ)と(縦の長さ)と(横の長さ)と(高さの長さ)が、
互いに直交しなければなりません。
これら4つはすべて長さで、互いに直交していますから4次元空間になります。
このような4次元空間は存在しません。
あると主張なされるのでしたら、ぜひ見せていただきたいと思います。
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13、カーナビ

カーナビは、ある時間間隔ごとに電波を発信している24個の衛星の軌道と、
電波の発信時間を記憶しています。軌道がわかっている衛星から、定時の電波
を受けます。また時刻を知らせる地上波によって正確な時刻を入手します。カ
ーナビは、これらの情報を元に、現在の地表上の位置を算出します。

衛星からカーナビまで、電波が届くときに、時間的な遅れが生じます。この遅
れは、衛星が近づく場合と、遠ざかる場合とで計算方法が異なります。

衛星の移動速度v[m/sec]と、電波の伝達速度c[m/sec]をもとにして式ができ
ます。

A v  B v  C   Oにカーナビがあります。
○―――→○-――→○衛星  衛星はA→B→Cの順に速度v[m/sec]で移動
t1    t2    t3    します。
 :       :       :     それぞれの場所を時刻 t1、t2、t3 に通過し
   :      :      :     ます。
   c:    c:    c:      衛星が t1、t2、t3 に発した電波をカーナビ
     :    :    :      が時刻 t1O、t2O、t3O に受信します。
      :   :   :       電波の速度はc[m/sec]です。
       : t20 :       t2-t1=t3-t2 つまり発信電波は等間隔であると
        : : :        します。
     t10 :::t30
         ■O
   カーナビ

OB^2=OA^2−AB^2=OC^2−BC^2
この三平方の定理の式に、時間と速度を変数にした式を作ります。
(c(t2O−t2))^2=(c(t1O−t1))^2−(v(t2−t1))^2
       =(c(t3O−t3))^2−(v(t3−t2))^2
この式から、t1、t2、t3を算出します。
この方程式のすべての項の単位は[m]に統一されています。
単位が統一されていれば、この方程式を解くことができます。

人工衛星が頭上にない場合は、普通の三角形になります。

A v  B
○―――→○
t1・   ・t2
  ・   ・
   ・  ・
    c・  ・c
     ・  ・
      ・θ・
      t10・・t20
        ■O

角Oの角度をθとします。余弦定理から次の式が求まります。
(v*(t2-t1))^2
 = (c*(t10-t1))^2 + (c*(t20-t2))^2 - 2(c(t10-t1))*(c(t20-t2))cosθ
カーナビは、θを検出できないので、この式は使っていないでしょう。

人工衛星が地平線の延長の位置にある場合は、直線になります。

A v B   c    O   c    C v D
○――→○―――――――→■←―――――――○――→○
t1   t2       t20 t30       t3   t4
 ―――――――――――→ ←―――――――――――
      c     t10 t40    c

衛星がカーナビに近づく場合
c(t10-t1)=v(t2-t1)+c(t20-t2)

衛星がカーナビから遠ざかる場合
c(t40-t4)=v(t4-t3)+c(t30-t3)

この場合は、衛星電波は地平線近くの厚い空気層を通過するので、空気の厚さ
による到達時間の変化を調整しなければなりません。
これもカーナビにはできないでしょう。

結局、ピタゴラスの方法が使われることになります。
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14、物理に要求されるもの、現実を無視した理論であるもの、
   数学であるもの、

相対性理論は現実を無視した部分がある理論

「相対性理論を理解し考察するにあたって、単位について、こういった論争は
不要です。時空の構造がロバチェフスキー的であったらどうなるだろう、など
と考えるのと同じことです。脱線ですが、かつてガウスがこの空間のガウス曲
率を測定しようとしたのは有名な逸話です。」

物理は、現実に合うように理論を進めるべきだと思います。現実に合致しなけ
れば、だだ単なる理論であり、物理ではないと思います。現実世界の何物にも
変換できないものを仮定する理論は、現実世界とは切り離された理論です。

「現実世界、とやらはいったん忘れましょう。もちろん、3.5次元時空、とや
らも。ここでは、相対論という理論的な世界では、何が仮定され、そこからど
のような帰結が得られるかというだけが問題であり、それが、現実世界と対応
するか否かは、まったく別の問題です。」

相対論の仮定の中で、現実に一致する解釈ができる場合は現実世界に対応でき
ると思います。しかし現実に一致する解釈ができない場合もあります。物理に
関しては、現実に合わない理論は否定されるべきだと私は思っています。

「直角三角形にせよ三角法にせよ、x軸とt軸が直交する時空の構造、あるいは
ユークリッド的な計量構造を前提としています。相対論では、x軸とt軸は直
交しないと仮定されており、その計量構造はローレンツ的であると仮定されて
いますから、いわゆる三角法はそのまま適用されず、幾何学的には双曲線三角
法が適用されることになります。」

ローレンツ的計量構造が、ユークリッド的計量構造に変換できる場合のみ、現
実に合致しているように思えるのです。双曲三角法も三角法に変換できる場合
のみ現実に合致していると思えるのです。変換できない場合は現実世界では確
かめることができないと思います。平面上に直線を任意の方向に数本描きます。
この平面を曲げると、直線のままであるのは少なくなります。しかし双曲三角
法はすべてを直線として扱っているようにも思えます。これは、直線の定義を
変えてしまうことです。この点を最後まではっきり意識しているかいないかが、
現実に留まるかそうでないかにかかわってくると思います。相対論は現実世界
の定義を意識していないため、現実と遊離しているとしか思えません。

「現実世界にとって何の意味もありません、でもいいから、相対論の理論世界
の中で、何がどうなっているかは理解しましょう。」

相対論で使われる 速度=時間×速さ から作られる相対的単位を、様々に混
同してお使いなら、混同しても良い理由をお教えください。もしかして、この
相対単位も仮定なのでしょうか。だとしたら相対論はすべて仮定の理論ですか
。仮定だから現実に合う場合と、現実では全く確かめられない場合が併存して
いるのですか。
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15、長さを時間で直接測定できない

3.0*10^8[m] = 1[sec] が成立する自然単位系では、長さ[m]を時計[sec]で測
定できなければなりません。また逆に時間[sec]を長さ[m]で測定できなければ
なりません。このような測定ができなければ 3.0*10^8[m] = 1[sec] とする
ことはできません。[長さ]と[時間]は、互いに異なる測定器具を使用していま
す。これは、それぞれの測定器具が、互いに異なる[基準になるもの]を利用し
ているからです。このため[長さ]と[時間]は、[異なる物理量]であると考えま
す。

「ええと、 長さ と 時間 は同じ測定器具を使用して測定します。たとえ
ば、そもそもの 長さ の単位となる メートル の定義は、 1メートルは、
光が299,792,458分の1秒の間に真空中を進む行程の長さ でして、
299,792,458分の1秒 という 時間 で定義されます。
これは、単なる言葉だけの 定義 ではありません。実際の測定でも、この方
法で 長さ を測定することは日常的です。今や普通に使われている 長さ 
の測定器に、 レーザー距離計 というものがあります。この測定器具は、目
標物にレーザー光が当たって反射して帰ってくるまでの 時間 を測定します。
表示の際に、上記の 定義 に従って、 時間[sec]を299,792,258倍してメー
トルとして表示する仕組みになっています。」

レーザー距離計は、レーザー光の往復時間t[sec]を測定する測定器具です。
この測定値t[sec]に速度299,792,258[m/sec]を掛ける計算機能がついています。
そして、距離299,792,258×t[m]が表示されます。
このように、レーザー距離計は、距離を直接測定する測定器具ではありません。
このように、レーザー距離計は、付属の計算機能によって、間接的に距離を算
出します。
このように、レーザー距離計は、時間測定器具であり距離算出器具です。
測定と算出の違いがお分かりいただけたでしょうか。

この場合、光速度はc=299,792,258[m/sec]が使われています。MKSA単位系が
使われています。光速度にc=1[無単位]は使われていません。ですから、
c=1[無単位]の単位系は使われていません。距離=速さ×時間が使われてい
ます。1[m]=1/299,792,458[sec]は使われていません。
1[m]=(1/299,792,458{sec])*(299,792,458[m/sec])が使われています。
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16、教科書

「その定義で話を進めて矛盾がでるならともかく、今の段階では齟齬があると
は言えないと思いますので、いま少し、話の展開を見てはいかがでしょうか。
もちろん、現段階で矛盾が出ることを見つけておられるならばご指摘されるの
もいいかと思います。ただ、ほかの教科書などとは説明が違う、ということだ
けでは矛盾とは言えません。」

教科書は今までの知識や考えを元に書かれています。教科書に書かれたすべて
について、既に正しいことが証明されたとは思えません。教科書の理論は人間
の考えで作り出されたものです。別の考えが現れて、今までより合理的に説明
できれば、それまでの理論は捨てさられてよいはずです。理論とはこのような
ものだと考えています。私は相対論に矛盾を感じています。そして相対論の平
方根の式は、光速度不変を使わずに、別の説明ができるのです。
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17、pならばqである、の真偽

3.0*10^8 m = 1 secという定義そのものが、現実にはありえません。なぜなら、
時間と長さの両方を1つのもので測定する計測器が存在しないからです。
ですから3.0*10^8 m = 1 secは、現実では偽であると言ってよいと思います。
定義(=仮定)が偽なら、結論の真偽判定はいいかげんなものになります。
仮定が偽ならば結論は真である。
仮定が偽ならば結論は偽である。

「命題p,qについての命題『pならばqである』は、pが偽であれば(qの真偽と
は無関係に)真である。」というものはあります。
『pならばqである』について、pが真であるときにqが真か偽か(または無関係
か)、ということを考えるのは別問題です。
pの真偽の判定は、さらに別の問題です。
今、pの真偽を問題とされておられるのですよね。
相対論の考え方の連載では、単位系の定義(c = 1 など)が他の単位系の定義
と異なってはいます。
しかし、その単位系の中で矛盾なく定式化できていて、他の単位系で説明した
正しいとされている従来理論と整合するならば、なんら問題はありません。
(その理論が正しいか否かは別問題です)。」

相対論は現実世界を包含している関係にあります。
 ――――――――  現実世界にあるものは相対論に存在する。しかし相対
| ―――――― | 論に存在し、現実世界には存在しないものがあります。
|| ―――― || 現実世界では、偽であるものが、相対論に存在するの
|||現実世界||| はこのためです。ですから、相対論で成り立つものの
|| ―――― || 中から、現実世界で成り立つもの(真であるもの)と、
|| 相対論  || 成り立たないもの(偽であるもの)を見分けなければな
| ―――――― | りません。私は今、この作業をしていると言えます。
| 全事象    |
 ――――――――
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18、c≠1

「   s^2 = (ct)^2 - x^2 - y^2 - z^2 
 ここで c が何かの物理定数だと考えることにすると、」

cは光速度であるという前提は、絶対無視できない、と思います。

「  (s/c)^2 = t^2 - (x/c)^2 - (y/c)^2 - (z/c)^2
 もし c = 1 を採用すれば、」

c=3*10^8m/sec から c = 1 への変化は、どの様に解釈するのでしょうか。
なぜなら、上の式の t^2 は、(ct)^2/(c^2)で求めたものなのです。
つまり (3*10^8*t)^2/(3*10^8)^2 だから t^2 になったのです。
この事を考えると c=1 にするには等式の性質から、両辺にcをかけ
(sc/c)^2 = (ct)^2 - (xc/c)^2 - (yc/c)^2 - (zc/c)^2
      ↑
     (3*10^8*t)^2 となります。
つまり t^2 は (ct)^2 に戻ることになります。
結局、元の式 s^2 = (ct)^2 - x^2 - y^2 - z^2 に戻ります。
このように等式の性質を、お考えの上で、お教えください。

「  s^2 = t^2 - x^2 - y^2 - z^2
と簡単な形になります。」

c=1を採用した場合、sはs/cであり、xはx/c、yはy/c、zはz/cであるこ
とが約束されているのですね。c=1を採用したのに、s/cでなく、以前のs
を意味している記述は間違いであるとしていいのですね。
このことが、現実世界の理論であるか仮定の世界の理論であるかの判断材料に
なります。
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19、相対論の定義を現実世界で説明できない。

「1[sec]=3.0×10^8[m] は [sec] の定義だと。
あるいは、[m] を [m]=[sec]/(3.0×10^8)で定義しても同じことです。」

[sec]=3.0×10^8[m]は、数式的に変換が可能です。
では、時間と長さが等しいとは具体的にどのような現象として現れるのでしょ
うか。
3.0×10^8[m]進んだら1秒経過するのですか。
逆進したら1秒戻るのですか。
この時間と長さの異なる物理量間の変換が、具体的にどのようなものか、私に
は全く分かりません。
長さの3.0×10^8[m]が時間の1秒に、具体的にどのように変換されるのでしょ
うか。
逆に、時間の1秒が、物理量が異なる長さの3.0×10^8[m]に変換されるとは、
どのようなことなのか、このところを、ぜひ具体的にお教え願います。

現実に当てはまらない定義は、いくつでも作れます。しかし、現実に当てはま
らない定義は、現実を説明できません。現実に当てはまらない定義は、現実世
界では偽です。
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20、光速度基準同好会

「一部物理学者の内輪グループ「速度基準を光速にする会」を結成することを
gyoさんに認めてもらいたい というのが趣旨です。」

基準が1光速度であることが、私に、はっきり意識されました。
3×10^8[m]÷(3×10^8)[無単位]
             =(3×10^8[m/sec]÷(3×10^8)[無単位])×1[sec]
これは        1[長さ]=1光速度[長さ/sec]×1[sec] となります。
もう少し計算すると  1[長さ]=1[長さ] となります。
しかし        1[長さ]=1[sec] にはなりません。
つまり長さを時間に変換したり、時間を長さに変換することはできません。

3*10^8m=1秒 このような、左右で単位が違う等式は、ありえません。

もし3*10^8m=1秒を主張するなら
a:b=c(c≠1) となるべきを a:b=1 にしているのです。
c≠1なので、これは完全に間違っています。

この初歩的間違いを犯している相対論は一体何なのでしょうか。

「いずれにせよ時間か長さのふたつは光速度最大の原理のもとにどちらかひと
つに集約できるものでないか。」

これは、3*10^8[m/sec]=光速度 つまり光速度はこの値以外にないという意味
が、光速度最大の原理という言葉にあります。
これは、光速度の変化を検出できないから、生き残っている言葉です。

「そして変換係数cが無次元である立場が許容されないか。この立場は物理の
真理にはより近いのでないか。」

等式ではない 1[無次元]=3*10^8[m]÷1[sec] この式は物理の真理ではあ
りません。

現実世界に合わない仮定は自由にいくらでも作れます。しかし、現実世界に合
わない仮定は、現実世界では偽と言わざるを得ません。
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21、あちらの世界

現実の世界では、左右両辺に同じものを、等式として表しているだけです。

相対論では、現実世界の等式の性質が成り立たたない式が出てきますが、なぜ
でしょうか?

「こうなるともう本当、相対論は”宗教”でアチラに行っちゃってますでしょ
うか ....」

ある宗教には天国や地獄という現実には絶対確かめられない世界が描かれてい
ます。相対論では1[無次元]=3*10^8[m]÷1[sec]という、現実では確かめら
れない式があります。アチラに行っちゃってますとは、この事なのでしょうか。
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22、現実との不一致

『 1(無単位)  =3*10^8(m)÷1(sec)は現実世界では偽です。
なぜなら、左辺のみ3*10^8(m/sec)で割っているので、
  1(無単位)  ≠3*10^8(m)÷1(sec)となるからです。』

「これは証明になっていません。現実世界で偽であることを示すには、実験と
の不一致を示さなければいけません。」

 1(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec) は、単位が両辺でちがいます。このような
等式はありえません。この事を問題にしているのです。

また、自動車のナビゲーションや、時計の遅れについては、両辺の単位が同じ
である場合について、私はすでに説明しています。私は両辺の単位が違う方程
式の場合については、説明していません。また説明できません。

相対論で、両辺の単位が違う方程式が実験と一致するというのは、信用できま
せん。長さを時間に変えるように、単位を入れ替えるという誤った実験としか
思えないからです。正しい実験は単位を入れ替えることはしません。相対論で
は日常的に単位の入れ替え(変換)が行われているのでしょう。ということは、
相対論の実験はまったく信用できないと言っても過言ではないようです。これ
は現実世界では偽であることが、相対論では真であると認められることです。
現実世界での式ではなく、相対論の世界での式で実験するのでから、現実では
偽である実験も、相対論では真になってしまいます。
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23、次数を少なくしたとき

「相対論において1[sec]=3.0×10^8[m] は [sec] の定義です。あるいは、[m] 
を [m]=[sec]/(3.0×10^8)で定義しても同じことです。この定義により、MK
SAは c=1 単位系に移ります。前者の定義によれば、[sec] はもはや基本
単位ではありません。c=1 単位系は、この意味では、MKA単位系です。」

MKSA単位系は、長さM[m]、質量K[kg]、時間S[sec]、電流A[A]の4つ
の単位の次元を持ちます。
MKA単位系は、時間S[sec]の単位がなくなり、長さM[m]、質量K[kg]、
電流A[A]の3つの単位の次元を持ちます。
しかし、このMKA単位系は、時間S[sec]の単位が、1[sec]=3.0×10^8[m]に
よって、長さM[m]に変換されて存在しています。
つまりMKA単位系では、時間S[sec]と長さM[m]の単位は区別できなくなっ
ています。
MKSA単位系では異なっていた 長さの比[m/m]と 速度[m/sec]が、MKA
単位系では両者とも[m/m]という同じ単位になり、区別できません。
このように、異なる単位が同じ単位になるのは現実世界では間違っています。
ですから、このMKA単位系は現実世界では偽です。
このMKA単位系は、相対論の1[sec]=3.0×10^8[m]によってできた単位系で
す。
相対論では、MKA単位系は真なのです。
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24、eV測定器

あもん様の説明では、m、s、kg、A、その他様々な単位が、ほとんどeV
の仲間に換算されています。
                                                                               
       │ │                                                                   
  m→│変│                                                                   
  s→│換│→eVの仲間                                                       
  kg→│ │                                                                   
  A→│ │                                                                   
その他→│ │                                                                   

eV は、どのような測定器を使って計測するのでしょうか。この測定器を発
明されたのはどなたですか。この測定器はどこにありますか。この測定器は貸
し出されていますか。

「普通の測定器の目盛りを、私の書いた換算で書きかえれば良いです。あるい
は書きかえなくても、測定器で得られた何らかの単位系における値を、eV単
位系にすることはいつでもできます。」

eVの仲間という1つのものを測定するのに、時計や巻尺、重量計など、それ
ぞれ別の普通の測定器を使うこと自体が、eVの仲間と言う単位に統一されて
いないことを示しています。これは相対論が単位をeVの仲間に統一したこと
に反します。
せめてeV、無単位、eV^(-1)の3つの測定器で、ほとんどの物理量が測定
できなければなりません。もちろん時間[sec]と長さ[m]はeV^(-1)の測定器
という1つの測定器で、両方を測定できなければなりません。でも実際にはこ
の様な測定器は存在しないようです。これは時間[sec]と長さ[m]の両方の単位
を、同じeV^(-1)に変換するのは、現実には不可能であることを示している
と思います。
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25、eV値の逆変換

あるeVの値が、m、s、kg、A、その他のどれにあたるか、判別する方法
はどのようなものでしょうか。判別しなくても良いならその理由を教えてくだ
さい。物理なら、eVに変換したら、逆変換で元のm、s、kg、A、その他
にきちんと戻らなければなりません。相対論は、この原則を無視しているなら、
この理由も教えていただけませんでしょうか。
                                                                           
  m→│ │             │ │→m                                             
  s→│変│             │逆│→s                                             
  kg→│換│→eVの仲間→│変│→kg                                             
    A→│ │             │換│→A                                             
その他→│ │             │ │→その他                                         

また、eV^(-1)とは、どのようなものでしょうか。時間と長さが共にeV^(-1)に
なった状態は、どのようなものでしょうか。これは、時間と長さの区別がつか
ない状態ですが、この状態とはどのようなものですか。私には全く分かりませ
ん。必ず、具体的に、私にも分かるように、お教えください。お願いします。

また、時間と長さの区別がつかないeV^(-1)の値を、逆変換でmかsecのどちら
かに決める、この決め方をお教えください。また、この逆変換は、関数として
成り立ちません。このことも含めて、お教えください。お願いします。

「ある eV^(-1) の値を渡されて、それがどんな物理量か判明していないとし
たら、単なる情報不足です。そんな問題があったら、出題者のミスということ
です。よって、変換できないのは当然と考えて下さい。」

時間は時間であり、時間が長さや速さに変化しないと言うことだと理解させて
頂きました。
これは、1[sec]=3*10^8[m]という変換が、されていないことでもあります。

『あるeVの値が、m、s、kg、A、その他のどれにあたるか、判別する方
法はどのようなものでしょうか。』

「eVの値だけ渡されて、それをMKSAに戻すのは当然無理です。普通は、
それがどんな物理量であるか指定されているはずなので、その情報を使って戻
します。」

eVの値の物理量が指定されていること自体が、相対論は異種の物理量を認め
ていることになります。これは物理量がeVの仲間という単位に統一されない
ことを認めることになります。これも相対論が単位をeVの仲間に統一したこ
とに反します。

eVの仲間の「数量」→(逆変換)→m?、s?、kg?、A?、その他?

この様にeVの仲間の「数量」だけ与えられ、物理量の指定がなかったら、逆
変換で、物理単位に1対1対応ができないことは、あもん様のご教示の通りで
す。この事は私も理解しています。
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26、eVに時間と長さが統一されたら

相対論では単位を統一してしまいます。長さも、時間も、共にeV^(-1)に単
位を同じにして、区別できません。また速さは無単位としているのです。この
ように相対論は、長さと時間の単位は区別されない世界で論を進めています。
ですから相対論で光速度を測定すること自体が不可能なのです。
長さもeV^(-1)であり、時間もeV^(-1)なので、両者の区別がつきません。
ですから、速度を求める時に

長さeV^(-1)÷時間eV^(-1) をしているのか、
時間eV^(-1)÷長さeV^(-1) をしているのか、
時間eV^(-1)÷時間eV^(-1) をしているのか、
長さeV^(-1)÷長さeV^(-1) をしているのか、判定できません。
(ここでは割り算のみ書きました。掛け算や足し算の計算でも時間と長さは同
じ単位になり、両者を区別できなくなります。)

この意味で単位が異なる両辺を = で結んだ相対論の方程式は意味がないと
私なりに理解しています。
くりかえしますが、ほとんどの単位がeVの仲間に統一された相対論が、物理
量を決定できるはずがありません。相対論は物理量が区別できない世界で論を
進めているので、相対論で光速度測定は不可能です。
物理の等式の左右両辺の単位は一致しています。しかし、相対論は、物理単位
を、eV、無単位、eV^(-1)のどれかにしますから、等式の左右両辺の単位
が物理のようには一致しなくてもいいのです。物理と相対論の違いが、やっと
理解できました。

相対論では単位はすべてeVの仲間に統一され、お互いを区別できなくなりま
す。ですから、相対論で仮定(p)されている物理量の真偽判定はできません。
当然、相対論が導き出した結論(q)の真偽判定もできないのです。もちろん、
相対論が従来理論と整合する事についての真偽判定もできません。つまり相対
論全体の真偽判定は不可能です。

相対論は、真偽の判定ができないから、多くの人をひきつける魅力があるので
しょう。でも、私は、ほとんどの単位がeVの仲間(eV、eV^(-1)、無単
位)に変換され、物の動きが見えなくなった相対論には魅力を感じません。
相対論では物の動きが見えない事は、

   (世界線の長さ)^2=(時間)^2−(長さ)^2
単位は  (単位不明)^2=(sec)^2 −(m)^2 ←3つとも単位が異なります。

この式で感じています。(世界線の長さ)と(時間)と(長さ)が同じ物理量である
とは思えません。ですから物理では、上の等式のように左右両辺の単位が異な
るものでは等式を作れません。しかし相対論では(世界線の長さ)と(時間)と
(長さ)が同じなので、上のような等式が作れるのです。しかも単位をeVの仲
間に変換するのです。このように、相対論は単位が異なるものを同じ物として
扱っています。これでは、私にとっては、相対論で、物の動きが見えなくなる
のは当然です。
なお、世界線の長さは、時間でも、長さでも、速度でもないので、単位は不明
としました。
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27、[eV^(-1)]による変換

時間=長さ ならば 時間の代わりに長さが使われても、代える前と同じ結果
が出る。さらに、逆に長さの代わりに時間が使われても、代える前と同じ結果
が出なければなりません。

m=5.06775×10^6 [eV^(-1)] ,     s=1.51927×10^15  [eV^(-1)]        
この変換方法には、割り算と掛け算の性質がうまく使われています。このため、
時間を長さに変換しても、長さを時間に変換しても、答えは変わりません。

1eV^(-1) = 1/(5.06775*10^6)[m]                    
1eV^(-1) = 1/(1.51927*10^15)[sec]                   
したがって 1/(5.06775*10^6)[m] = 1/(1.51927*10^15)[sec]        
ですから1mは 1m = (5.06775*10^6)/(1.51927*10^15)[sec] となります。 
また1秒は  1sec = (1.51927*10^15)/(5.06775*10^6)[m] となります。  
これは 1m=1/(3×10^8)sec 1sec=3×10^8m を表しています。      
                                   
たとえば、10mを5秒で進む速さは、10÷5=2[m/sec] です。    
これを[無単位]に変換してみます。                    

10m   =10*5.06775*10^6[eV^(-1)]                    
5sec  =5*1.51927*10^15[eV^(-1)] なので、速度は
2m/sec=(10*5.06775*10^6)[eV^(-1)]÷(5*1.51927*10^15)[eV^(-1)]
    =2*3.33564*10^(-9)[無単位] となります。

10mを[sec]に変換して[eV^(-1)]に変換すると
10m = 10*(5.06775*10^6)/(1.51927*10^15)[sec]              
    = 10*(5.06775*10^6)*(1.51927*10^15)/(1.51927*10^15)[eV^(-1)]        
    = 10*5.06775*10^6[eV^(-1)]                        
この値は、上の段にある10m =に書いてある[eV^(-1)]の値と同じになります。
したがって、速度の値の[無単位]は、mをsecに変換した後でも変わりません。 
同様に、secをmに変換しても、速度の値の[無単位]は、変わらないはずです。
この事から、あもん様は1sec = 2.99791*10^8[m] が成り立つとおっしゃって
いられると思います。
                         
この計算には、掛け算と割り算の性質がうまく使われていることがお分かりと
思います。でもこれは、数学のかけ算とわり算の性質を使っただけであり、時
間=長さ を証明したことではありません。 
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28、eV単位系と相対論

「相対論が単位をeV系に統一したわけではないですよ。相対論と単位系の話
はまったく別物です。」

そうですか。お教えいただき、ありがとうございました。
でも (世界線の長さ)^2=(時間)^2−(長さ)^2
この式から、相対論には単位の統一が、必要ですね。
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29、物理量と単位表記

「         24hr
 地球の自転周期=───── = 1(day)                                      
          24hr
 このような関係があります。ですから、物理の単位の次元から
   24hr=1(day)
 という等式は成り立ちません。」

1年÷365.24日=1日=24時間=1440分
この関係があるので
           0.5日=12時間
           2日=48時間 となります。
計算方法は
24時間÷24時間=1日
12時間÷24時間=0.5日
48時間÷24時間=2日 このように計算されます。
ですから 24hr=1(day) という等式は成り立ちます。
でも、これは m/sec=無単位 とどのように関連するのでしょうか。
日数と時間の関係は、変換の約束が決まっています。
しかし m/sec=無単位 という変換の約束はありません。もし、この変換を
してしまったら、元に戻すことは不可能になるはずです。元に戻せない変換は
物理ではありません。元に戻せない変換は数学です。

「(無単位)が気に入らなければ、光速単位とでもしておけばわかりやすいかと
思います。」

無単位を光速単位という言葉に変えられても、物理として無単位の意味が理解
できないのです。私は、以上のことから、相対論は物理でなく数学だと思って
います。私は、変換したものを、逆変換できちんと元に戻せるのが物理の基本
であると考えています。これができない相対論は、数学だと考えています。
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30、エネルギー密度と圧力の測定器

(同じ単位を使っていても、両者の間で加減算ができなければ、異なる物理量
です)

『もちろん時間(sec)と長さ(m)はeV^(-1)の測定器という1つの測定器で、
両方を測定できなければなりません。』

「なんで できなければなりません なのか理解不能です。gyo さんの論に従
えば、例えば、エネルギー密度と圧力は kg/ms^2 の測定器という1つの測定
器で測定できなければならない、ということになってしまいます。そうお考え
なのですか?」

お聞きしたいのですが、エネルギー密度と圧力は、一つの等式の中に両方とも
現れてくる場合があるのでしょうか。時間と長さは速度を求める時に一つの等
式の中に現れてきます。この様な状態が、エネルギー密度と圧力にも現れるの
でしょうか。あるとしたら、この二つは、一つの式の中で、どのように区別な
さっているのでしょうか。この二つが、一つの等式に現れてこないなら、同じ
単位であっても、別の測定器で測定しても良いと思います。

一つの等式にエネルギー密度と圧力が同時に現れてくるならば、両者の区別の
仕方をお教えください。お願いします。

『お聞きしたいのですが、エネルギー密度と圧力は、一つの等式の中に両方と
も現れてくる場合があるのでしょうか。』

「熱力学では頻繁に同居してます。例えば、理想気体について、ρ=Cp/R
が成り立ちます。ここで、ρ はエネルギー密度、C は体積モル比熱、p は
圧力、Rは気体定数です。これらのρとpの二つは、一つの式の中で、記号で
区別しています。」

ρ=Cp/R この式からすると、pをρへ、Cp/Rの式で換算するもので
あると言えます。そして、pとρが同じ単位であっても、p+ρやp−ρの様
に同じ次元での計算はできないと思われます。ですから、pとρは、同じ単位
であるが、別の測定器が必要になっても良いと思います。

同じ単位であり、さらに、加算や減算ができる量ならば、同じ測定器で計測で
きると思います。今回の件で、この様に考えさせていただきたいと思います。

『MKSA単位系では 組立単位=複数の基本単位を使った式、であり、両辺とも
実質的に同じ物理量が表されている等式であることも理解しました。c=1の
単位系では、両辺の物理量が異なるもの同士を等式としていることが分かりま
した。』

「理解の第一段階としては、それでいいでしょう。ただ、gyo さんの考え方に
依れば、エネルギー密度と圧力が "実質的に同じ物理量" になることに注意し
て下さい。くり返しになりますが、
    「同じ単位を持つ2つの物理量は "実質的に同じ" である」
という考え方は捨てるべきです。この分類法は単位系に依存します。そして、
  「異なる2つの物理量が同じ単位を持つことがある」
ということを、積極的に認めるべきでしょう。」

ρ=Cp/R この式からすると、pをρへ、Cp/Rの式で換算するもので
あると言えます。そして、pとρが同じ単位であっても、p+ρやp−ρの様
に同じ次元での計算はできないと思われます。ですから、pとρは、同じ単位
であるが、別の測定器が必要になっても良いと思います。
同じ単位であり、さらに、加算や減算ができる量ならば、同じ測定器で計測で
きると思います。今回の件で、この様に考えさせていただきたいと思います。

このことは、同じ単位であっても、異なる物理量であることがありうると、言
っています。
Cは体積モル比熱:比熱計で測定。
pは圧力:圧力計で測定。
Rは気体定数:これによってpとρの単位を同じにする。
このように考えているので、pとρは単位が同じでも、同じ測定器では測定し
ていないと考えています。
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31、[無次元]=[s^2/cm^2] 静電単位と電磁単位

『物理の単位の次元から 3.0×10^8 m/sec=1(無単位) という等式は成り立
ちません。』

「単位の次元というのが相対的なものであることは,電磁気学を少し学べばイ
ヤになるほど判るはずです.たとえば,簡単な例として,真空の誘電率の次元
はなんですか?
MKSA(あるいはSI)単位系での場合を考えてもいいですが,このお話の文脈で
はcgs静電単位系とcgs電磁単位系の場合を考えるのが,相対論の動機からして
も正統でしょう.
もちろん,ご存知のとおり,真空の誘電率は,前者では定義により無次元量の
1であり,後者では,真空中の光速の逆数の2乗で,単位は s^2/cm^2 となりま
す.ですので,この部分で引っかかって騒ぐのも如何なものかと思いますが,
電磁気学における単位系の問題については,どのようにお考えなのでしょう.」

ここで、私には分からないことがありますのでお尋ねします。

cgs静電単位系真空の誘電率(無次元)=cgs電磁単位系真空の誘電率(s^2/cm^2)
             (無次元)=(s^2/cm^2)
              ↑    ↑
              単位が異なる

という左辺と右辺で単位が異なる等式が成り立つのですか。高校の物理のどこ
を探しても、等式の左辺と右辺で単位が異なるものは見つかりません。左辺と
右辺で単位が異なる等式が高校の物理で見つからないのは、私の勉強不足とは
思えないのです。

「そうですか? cal=4.1855J,  N=kgm/s^2,  day=86400sec などなどでは両
辺の単位が合わない。」

これらは、それぞれ、両辺共に同じものを表していませんでしょうか。同じ物
を違う単位にするのは、換算すればいいのです。この換算方法を示したのが上
の式です。
私は、違うものを同じ単位に変換できることを、疑問に思っているのです。

物理では、等式の単位が左右両辺で一致していればいいのです。これが一致し
なくてよいのが相対論です。私は、この違いが確認できました。

「ですから,例えば,gyoさんがお尋ねの
cgs静電単位系真空の誘電率[無次元]=cgs電磁単位系真空の誘電率[s^2/cm^2]
なのか?というのは、そもそも意味をなさない質問です。」

相対論では、上のことが意味をなさない質問であることは、あもん様の説明で、
単位がすべて[eV]、[無単位]、[eV^(-1)]というeVの仲間に変えられる
という説明がありましたから、私なりに、わかりました。つまり、相対論は、
現実に存在することも、現実には存在しないことも含んでいることが分かりま
した。現実には存在しないこととは、異なる単位が等号で結ばれている方程式
が存在することです。
             [無次元]=[s^2/cm^2]            
              ↑    ↑
             単位が異なります。

と言う左辺と右辺で単位が異なる等式が、実際の計算に使われていますか。と
いうことです。相対論には、単位の区別がないのですから、この方程式は存在
してよいのです。しかし、この等式が現実世界では意味をなさないことを私な
りに理解しています。
現実世界の基準になる単位の違いを、同じとしている間違いを犯している。
次に現実世界の方程式を、等式の性質を無視して変形している間違いを犯して
います。
このため、相対論は、現実世界の真である事も、偽である事も含んでいます。
ですから、相対論から導き出された事が、現実世界に当てはまるかどうかを、
必ず検討しなければなりません。

私がお聞きしたいのは、実際の工業製品を設計して作っている技術者が、この
左辺と右辺で単位が異なる等式を使っていますかと言うことをお聞きしている
のです。私は、この左辺と右辺で単位が異なる等式を、技術者は使っていない
と思っています。つまり、左辺と右辺で単位が異なる等式は、現実世界では存
在意義がないと言うことです。

「わたしの拙い知識では,CGS−esu,CGS−emuのどちらも真空の
誘電率(率そのものの単位はF/mです)だけは「無次元の量1」と単位系の
定義で定められていると思うのですが,いかがですか?」

「なにか勘違いされておられるようです。単位系の定義は,真空の誘電率を無
次元量1と定めるのがesu,真空の透磁率を無次元量1と定めるのがemu,両方
を無次元量1と定めるのがガウスです。」

真空の誘電率1の代わりに、真空の透磁率1が使われても、代える前と同じ結
果がでる。さらに、逆に真空の透磁率1の代わりに真空の誘電率1が使われて
も代える前と同じ結果が出るならば、 esu = emu としていいと私
は思うのです。
でも実際には、これらが一つの方程式の左辺と右辺に分かれて存在するような
ことは、絶対あり得ないと思います。ただしeV^(-1)のように、時間と長さが
変換できたような数を見出せる場合もあると思います。このような数が見出せ
ても現実世界で役立つとは思えません。この数を探すのは数学パズルとして楽
しめます。
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32、単位の作り方

「私なんかの世代だと、電磁気学を習ったときに単位の仕組みについて考えさ
せられるんですけどね。MKSAでは基本単位は4つですが(ケルビンは除く)
CGSガウスでは3つです。2つだって1つだって構わない、それは "人間の
勝手" だってことに気づかされるものです。」

人間の勝手と言うより、必要な単位を選んで使って単位を作っています。この
表現の方が適切です。速さ[m/sec]は、[m]と[sec]の2つを使います。
比重[g/cm^3]は、[g]と[cm]の3乗を使います。また、単位から現実的な意味を
知ることができます。
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33、方程式の1でない係数Gを、1にしたら

「話は変わりますが、万有引力の法則は、MKSA単位系で、
 F=Gm1m2/r^2 でしたが、 G=1 とします
と言われたら、gyo さんはどう思われます?
このとき、例えば kg は m^3/sec^2 の次元を持ちますが、
 kg はもはや基本単位でないから問題ない と考えられるようになったら、
しめたものです。ちなみに、この考えはCGS単位系と同様なセンスです。」

G=1 とした場合、他のF、m1、m2は、Gの元の値で割ったようなもの
に変えなければならなくなり、今まで以上に複雑になりそうですね。
    F=Gm1m2/r^2
[gm/sec^2]=G[gg/m^2]
    G=[m^3/(g・sec^2)] 
単位に[m][g][sec]を使っているので、Gは1[無単位]にはならないはずです。
Gを1[無単位]にするには、両辺をGの値で割ります。
すると右辺のGは1になります。しかし左辺には、1/Gの係数がかかります。
F/G=m1m2/r^2 この時Gの単位である[m^3/(g・sec^2)]で、両辺を割ら
なければ、等式の性質が、単位的に成り立ちません。
このため、kg[g]の単位は、[m^3/sec^2]にはなりません。
kg[g]の単位は[g]のまま変わりません。
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34、ミンコフスキー空間

「3次元空間の長さL3、時間tは既知のものとします。
 なお空間の2点(0,0,0)と(x,y,z)の間の距離L3は
  L3^2=x^2+y^2+z^2   −−−−式1
      z
      |
      |
      |
      | L3
      | ↓・←(x.y.z)
      | /|
      |/ |
       ――|―――――y
     /   | /
    /    |/
   /―――――
  x

ここで新しくミンコフスキー4次元時空の長さL4を、次の関係を持つ量とし
て定義します。
これは2点(0,0,0,0)と(t,x,y,z)の間の距離です。
L4^2∝−(ct)^2+x^2+y^2+z^2=−(ct)^2+L3^2  −−−−式2」
      z
   ct   |
   |   |
    |  |
    |  | L3
     | | ↓・  _―L4
     | | / |_―
      ||/_―
       ――――――――y
     /
    /
   /
  x             」

式2のピタゴラスの定理が成り立つように考えると、ct軸とL4軸は直交して
います。そして、
(0、0、0)と(x、y、z)の距離=(0、0)と(L4、ct)の距離
とすれば、式2が求まります。
2点(0,0,0,0)と(t,x,y,z)の間の距離では、式2は求まりません。
ここで、ct軸とL4軸が、実在することが確認できないことが、式2の弱点です。
ct軸は、光速度と時間をかけたものです。
    A
    /|   Aは地上の管制塔
ct1 / |   BからCへロケットが速度v[m/sec]で飛んでいます
  L3/ |   ロケットはBとCで速度c[m/sec]の電波を管制塔に発します
  /  |ct  L4^2∝−(ct)^2+L3^2 この式は
  /  |   (vt1)^2=−(ct)^2+(ct1)^2 になります。
 /___|   ミンコフスキー空間を現実世界に当てはめると、こうなります。
B L4 C
 vt1

「等号ではなく比例関係としたのはまだ新しい量L4の単位を決めていないか
らですが、単位をMKSAにしてL4の単位をL3の単位と同じものにすれば
(L4/[m])^2=−((c/[m][s^-1])(t/[s]))^2+(L3/[m])^2  式3
これはL4とL3を同じで計ったときは同じ数値となるように定義したことにな
りますが、L4とtを同じで計ったときは同じ数値となるように定義しても構
いません。なにせまだ新しい量ですから。」

L4とtを計ったとき、同じ数字になることはあります。しかし、L4[m]と
t[sec]の単位は異なります。

「
(L4/[s])^2=−(t/[s])^2+(L3/[m](1/c)/[m^-1][s])^2 式4
さて今度は新しい単位を導入します。例えば「光」という名前にします。
この単位は式が次のように簡単になるように決定します。
  (L4/[光])^2=−(t/[光])^2+(L3/[光])^2−−−式5
 これまでの単位との換算には色々なやり方がありますが例えば。
  t/[光]=t/[m][s^-1]×(1/300000)
  L3/[光]=L3/[m]×1
 また別のやり方の例では
  t/[光]=t/[m][s^-1]×1
  L3/[光]=L3/[m]×300000
 どの方式にせよ単位がひとつだけになったので省略しても間違える
ことはない、ということですね。」

式3は正しいですが、式4はまちがっています。
(L4/[m])^2=−((c/[m][s^-1]))(t/[s]))^2+(L3/[m])^2 式3
(L4/[s])^2=−(t/[s])^2+(L3/[m](1/c)/[m^-1][s])^2 式4
式4の L4 は L4/c です。

(L4/[光])^2=−(t/[光])^2+(L3/[光])^2−−−式5 この式は
(L4/c)=−(t)+(L3/c) ならば、すべての項の単位が同じになります。

t/[光]=t/[m][s^-1]×(1/300000)
L3/[光]=L3/[m]×1
この2つの式の左辺の単位はともに[光]=[光]なので、
右辺の単位から[m/s]=[m]になります。
現実世界では異なる単位が同じ単位には、なりません。

「ところで式2は勝手に成立させたわけではなくて観測的根拠から成立してい
る式です。つまり4次元時空内の2点をつなぐ線分が、ある人が見るとt=0
の3次元空間内にあるのに別の人が見ると各点でtが異なり4次元時空内で斜
めになっている、ということが起きるために、4次元時空内で斜めの線分の長
さであるL4と3次元距離のL3を比較しなくてはならなくなりました。」

L4^2∝−(ct)^2+x^2+y^2+z^2=−(ct)^2+L3^2
                       −−−式2
L4=vtは、衛星の移動距離です。
L3=x^2+y^2+z^2は、衛星とカーナビの距離です。
ctは衛星軌道にカーナビから垂線を書いたときの垂線の長さです。
式2は、このように説明できます。

もし4次元空間を想定していられるのでしたら、ぜひ4次元空間を公開してく
ださるようお願いします。
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35、比の値

相対論は a:b=c(c≠1) になる式を a:b=1 にしています。
距離:時間=速さ
3×10^8[m]:1[sec]=3×10^8[m/sec] これは光速度の場合です。
   1[m]:1[sec]=1[m/sec]    これは歩行速度の場合です。
3×10^8[m]:1[sec]=1[m/sec]       これは光速度=歩行速度です。
これは
3×10^8[m]/1[sec]=1[無単位] と、よく似ています。
相対論はこの両者を混同していると思います。

つまり現実世界では 3×10^8[m]:1[sec]=1[m/sec] は、ありません。
これは現実世界では 3×10^8[m]:1[sec]=1[m/sec] は、偽です
なぜなら、光速度と歩行速度が等しいことは、ないからです。

   相対論では、 3×10^8[m]:1[sec]=1 が、あります。
   相対論では、 3×10^8[m]:1[sec]=1 は、真です。
なぜなら、現実世界の偽も、真も、相対論では真になるからです。
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36、MKSA単位系とc=1

両辺の単位

『1(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec) は、単位が両辺でちがいます。このような
等式はありえません。』
「MKSA単位系では、おっしゃる通りあり得ません。今は c=1 の単位系
の話をしていて、そこでは仮定(定義)だと言っているのです。」

MKSA単位系で成り立たない(あり得ない) 1(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec)
という式が、c=1 の単位系では、仮定(定義)として成り立ちます。これはMKSA
単位系と、c=1単位系は、互いに相容れないことになります。従って、c=1の単
位系で考えられたことを、MKSA単位系の世界に当てはめることは不可能だと思
います。

MKSA単位系では、時間と長さは異なる扱いをされています。
c=1の単位系では、時間と長さは同じであるとされています。
従って、少なくとも、MKSA単位系で時間と長さが同時に1つの等式に使われて
いる物理量については、c=1の単位系では扱うことができないはずです。なぜ
なら時間と長さの扱いが、MKSA単位系とc=1の単位系では異なるからです。

MKSA単位系とは相容れないc=1単位系を仮定(定義)にしている相対論が、現実
世界を説明できるとは思えません。
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37、現実追求

『[無単位]=[無単位]や1[長さ]あるいは1[光速度]など、私がこのコメントに
書いた[単位]について、コメントをいただけましたら、ありがたいです。』
「c=1 の単位系では、1[長さ]=1[sec], 1[光速度]=1[無単位] です。
こんな書き方は普通しませんが、gyo さんにとってわかりやすいように書いた
つもりです。」

1[長さ]=1[sec]は、長さと時間が同じであることを示しています。こんな
書き方は普通しませんと言っていますが、相対論は、これを、仮定としている
と思います。これは時間と長さを異なるものとして扱うMKSA単位系とは相容れ
ません。

単位を大切に考える物理の立場から見ると、異なる単位を同じものとして扱う
相対論が、現実世界を探求できるはずがないと思ってしまいます。
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38、相対論とc=1

「 c=1の単位系 と 相対論 は、独立な事柄だと、私は何度か言ってい
ます。そして、c=1の単位系が理解できないと思うなら、通常のMKSAで
相対論を考えればよいとも言っています。まず、この点をきちんと留意して下
さい。c=1の単位系と相対論を混同している発言は、今後、私は全て無視し
ます。」

相対論が 世界線^2=時間^2−長さ^2 という異なる単位の式を認めているな
らば、 c=1の単位系 と 相対論 は、互いに独立とは言えません。むし
ろ、相対論の単位系を説明するのが c=1 の単位系です。

私の、両辺のすべての項の単位を同じにした説明も、相対論ではできます。で
すから、相対論の説明していることの真偽を、MKSA単位系との関係をもとにし
て、一つ一つ検討する必要があります。

c=1の単位系 は 相対論 と 相対単位 から誤って導き出したものだと
思います。
(1-(v/c)^2)^(1/2)[無単位]=a[長さ]/b[長さ]
(1-(v/c)^2)^(1/2)[無単位]=c[時間]/d[時間]
(1-(v/c)^2)^(1/2)[無単位]=e[速さ]/f[速さ]
この右辺は3つとも[無単位]になります。
しかし、電磁気学の単位は相対的なものであることを、誤って解釈して、左辺
と右辺で単位が異なる等式を、認めてしまったと思うのです。
電磁気学でも左辺と右辺の単位が異なる等式はありえません。もし左辺と右辺
の単位が異なる等式があれば、この等式は検討しなおし、修正さなければなり
ません。

私は、相対論の(1-(v/c)^2)^(1/2)[無単位]を等式で利用する場合、両辺の単
位が同じになるようにしています。[時間]=[長さ]とか、[世界線の長さ]=
[時間]のように、左辺と右辺で単位が異なったり、現実にはありえない長さを
使った等式は、誤りだと信じているので、私は今まで扱っていません。
私が左辺と右辺の単位が同じになるように作った等式の、解釈も、現実に合う
ようにしています。地球に対して宇宙船の時計が遅れるとは言いますが、時間
がゆっくり流れるとは、私は言っていません。もちろん私は地球に対して宇宙
船の長さが縮むと言ったこともありません。

c=1の単位系を認めなければ、相対論の単位系は成り立たちません。このた
め、c=1の単位系は相対論の仮定(定義)に含まれなければなりません。
c=1の単位系とMKSA単位系は相容れません。相対論がc=1の単位系を使っ
て説明した部分は、MKSA単位系と相容れません。このように相対論の内部を、
一つ一つが何を前提にしているか、慎重に検討しなければなりません。その結
果、相対論で真であるが、現実世界では偽であるか真であるかが判別できます。
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39、MKSAから1=3.0×10^8 m/secの真偽判定

『MKSA単位系で成り立たない(あり得ない) 1(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec)と
いう式が、c=1 の単位系では、仮定(定義)として成り立ちます。これはMKSA単
位系と c=1単位系は、互いに相容れないことになります。』
「これはなかなかの指摘です。この指摘があると、私は少し高級な話をしなけ
ればなりません。MKSA単位系では、  1=3.0×10^8 m/sec   (*)   
は、あり得ないと言ったわけですが、それは、この式を証明(導出)できない、
ということです。そしてまた、成り立たないことを証明できるわけでもありま
せん。つまり、
  MKSA単位系では(*)の肯定も否定も証明できない
ということです。よって、ある無矛盾なMKSA単位系の理論において、さら
に(*)を仮定しても、その理論は無矛盾です。つまり、MKSA単位系が無矛
盾ならば、c=1の単位系も、また無矛盾なのです。」

1=3.0×10^8 m/sec は、MKSA単位系では等式の性質からは絶対に導出できま
せん。もし1=3.0×10^8 m/secをMKSA単位系で認めたら、等式の性質を否定し
なければなりません。しかしc=1単位系では1=3.0×10^8 m/secを仮定(定
義)としています。このように考えると、c=1単位系は等式の性質を否定し
たものと言えます。等式の性質を否定すること自体が現実世界では矛盾である
と、私は感じています。相対論ではc=1は、仮定です。仮定そのものは、真
偽の検討をしなくてよいものです。ただし、c=1の真偽判定を現実世界で行
うと偽になります。
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40、MKSA単位系とc=1単位系は、相容れない

『 1=3.0×10^8 m/sec は、MKSA単位系では等式の性質からは絶対に導出で
きません。』
「そうです。(MKSA 単位系の理論が無矛盾ならば。)」

MKSA単位系では、等式の性質を使って解けるので矛盾は感じません。

『もし1=3.0×10^8 m/secをMKSA単位系で認めたら、等式の性質を否定しなけ
ればなりません。』
「ちがいます。MKSA 単位系ではなくなるだけです。」

これは、1=3.0×10^8 m/sec と MKSA単位系は、相容れないものであることを
認めているのですね。
MKSA単位系では[時間]=[長さ]は、両辺の物理量が異なるので認められません。
また、MKSA単位系には[速さ]=[長さ]÷[時間]の等式が存在するので、等式の
性質から[時間]=[長さ]は認められません。
これら2つの事から、1=3.0×10^8 m/sec と MKSA単位系は、相容れないもの
であることを、私は理解しています。
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41、無単位なのに

『c[無単位]=1[無単位]からは、[時間]=[長さ]が、導けません。』
「c= 3.0×10^8 m/sec =1 より sec=3.0×10^8 m です。よって、c[無単
位]=1[無単位]から、[時間]=[長さ]が、導けます。」

c= 3.0×10^8 m/sec この式の左辺のcは[無単位]のはずです。右辺は
[m/sec]の単位を持っています。つまり[無単位]=[m/sec]としています。[無単
位]=[無単位]ならば矛盾はありません。[無単位]=[m/sec]は現実世界では矛
盾です。

sec=3.0×10^8 mは、MKSA単位系に[速さ]=[長さ]÷[時間]という等式がある
ので導出できません。導出できないsec=3.0×10^8 mは、MKSA単位系では認め
られません。ですから、
sec=3.0×10^8 mは、c=1の単位系では認められますが、MKSA単位系では認
められません。
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42、等式の両辺は同じ物理量

『 なぜc=1単位系は等式の性質を否定しているのか、お教えください。』
「両辺で単位が合うことを "等式の性質" だとおっしゃるなら、c=1の単位
系は"等式の性質" を満たしません(例:sec=3.0×10^8 m)。同様に、MKSA 
単位系も"等式の性質" を満たしません(例:cal=4.1855J, N=kg・m/sec^2)。
一般に、組立単位の使用を許す単位系は "等式の性質" を満たしません。です
から、質問に対する答えは、例えば、c=1の単位系は、MKSA 単位系と同様、
組立単位の使用を許しているからとなります。( m, sec のうち、どちらを組
立単位と思うかは自由です。)」

sec=3.0×10^8 mは両辺の物理量が異なります。従ってMKSA単位系では等式で
はありません。また、等式の性質からもsec=3.0×10^8 mをMKSA単位系では導
出できません。また、この定義は現実世界に当てはまりません。この定義は現
実世界での説明ができません。
cal=4.1855J、この式は換算式です。左右両辺とも同じものを表しています。
N=kg・m/sec^2、これは定義です。左右両辺とも同じものを表しています。し
かもこの定義は現実世界での説明が可能です。

「同様に、MKSA 単位系も"等式の性質" を満たしません(例:cal=4.1855J,
 N=kg・m/sec^2)。一般に、組立単位の使用を許す単位系は "等式の性質" を
満たしません。」

これら2つの例は、等式の両辺とも、同じ物理量を表しているものです。言い
方を変えれば、換算の決まりを表したものです。たとえて言えば、秒、分、時、
日、年は、みな同じ[時間]を表すものです。同じ[時間]と言う物理量を互いに
換算するための式が存在します。
1[分]=60[sec]、1[時間]=60[分]、1[日]=24[時間]、1[年]=365.24[日]です。
あもん様が、ここの例にあげたものは、このような両辺とも同じ物理量を表す
ものの仲間です。[時間]=[時間]であり、[速さ]=[速さ]であり、[熱量]=[熱
量]であり、[ニュートン]=[ニュートン]です。両辺とも同じ物理量です。換
算を表すための式の両辺の物理量は実質的に一致しています。これらは、異な
る物理量を同じ物としている[時間]=[長さ]とは、異なります。
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43、基本単位と組立単位

「ちなみに私は 組立単位 を 基本単位でない単位 という意味で使ってい
て、これは普通に用いる組立単位の意味より広い意味になります。気になる場
合は、私が使う 組立単位 を 基本単位でない単位 と置換して読んで下さ
い。」

速さ[m/sec]は、長さ[m]と時間[sec]の基本単位を使った組立単位といってよ
いと思います。  速さ[m/sec]=長さ[m]÷時間[sec]
この左辺は組立単位です。右辺は左辺を求めるための式です。
ニュートン[kg・m/(sec^2)]は、質量[kg]と長さ[m]と時間[sec]の基本単位を使
った組立単位です。
    N[kg・m/(sec^2)]=質量[kg]×長さ[m]÷時間[sec]÷時間[sec]
この左辺は組立単位です。右辺は左辺を求めるための式です。
[N]を基本単位を使って表せば、[kg・m/(sec^2)]となります。
速さ[m/sec]とニュートン[N]=[kg・m/(sec^2)]は、このような共通点を持って
います。速さとニュートンの2つの式の両辺とも、実質的に同じ物理量を表し
ています。
[速さ]=[速さ]、[ニュートン]=[ニュートン]です。MKSA単位系で使っている
組立単位の式は、左右両辺で、実質的に等しいものです。従って矛盾は感じま
せん。
しかし[長さ]=[時間]は、両辺の物理量が異なるので、矛盾を感じます。

「c=1の単位系は、MKSA 単位系と同様、組立単位の使用を許しているから
となります。( m, sec のうち、どちらを組立単位と思うかは自由です。)」

[m]と[sec]は、共に基本単位です。どちらも組立単位ではありません。
お互いに異なる基本単位である[m]と[sec]が等しいということは、MKSA単位系
では認めていないと思います。また、物理学でも認めていないと思います。
[m]と[sec]が等しいということは、c=1の単位系や、相対論のある部分で認
めています。

「gyo さんは両辺で単位が一致することを "等式の性質" としているようなの
で、この意味では、答えは「その通り」でした。もちろん、"等式の性質" は 
MKSA 単位系においても、例えば N という組立単位を使う場合、満たされませ
ん。」

再度書かせていただきます。N=kg・m/(sec^2)は、換算式です。この両辺は実
質的に同じ物理量を表しています。このように考えていますので、矛盾は感じ
ません。また、等式の性質を満たしていると考えています。これは、[長さ]=
[時間]のように異なる物理量を等しいとする等式とは異なります。
[長さ]=[時間]の等式は、[速さ]=[長さ]÷[時間]という等式があるMKSA単位
系では成り立ちません。
[長さ]=[時間]は、c=1の単位系で成り立つものだと理解しました。
また、MKSA単位系とc=1の単位系とは相容れないものであることも理解しま
した。
MKSA単位系では 組立単位=基本単位を使った式、であり、両辺とも実質的に
同じ物理量が表されている等式であることも理解しました。
c=1の単位系では、両辺の物理量が異なるもの同士を等式としていることが
分かりました。
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44、時間=長さは仮説

「いえることはもし 時間 と 長さ が同じという仮設をたてれば論理的に
 速さ は1、つまり無単位ということだけです。」

この仮説はc=1の単位系の事ですね。ただし、この仮説は、MKSA単位系とは
相容れないものと、私は考えています。
私は、仮説によって、自由に単位系を作ることができると思います。ただし、
単位系の作り方によっては、お互いに相容れない2つの単位系が発生する事も
あると思います。ここで話題になっているc=1の単位系とMKSA単位系は、こ
れに当てはまり、お互いに相容れません。
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45、1=3.0×10^8 m/secの否定

『これは、1=3.0×10^8 m/sec と MKSA単位系は、相容れないものであること
を認めているのですね。』
「 相容れない というと語弊があります。MKSA 単位系からは、与式は導出
できないということです。また、その否定も導出できないので、与式は MKSA 
単位系と独立なのです。」

1=3.0×10^8 m/secはMKSA単位系からは導出できません。
またMKSA単位系から1=3.0×10^8 m/secの否定もできます。
時間を測定する時の基準になるものは地球の自転や光の周期だと思います。
距離を測定する時の基準になるものは経線の長さや波長だと思います。
MKSA単位系ではこのように周期は時間の基準、経線や波長は長さの基準、つま
り時間と長さの基準となるものが異なっています。
MKSA単位系では、時間と長さの基準となるものが異なっているので、時間と長
さは異なります。
c=1の単位系では、周期=経線の長さ(または波長)のように、測定器具の基
準になるものについても等しいとしなければなりません。これはMKSA単位系と
異なり、またMKSA単位系内では矛盾しています。
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46、MKSAとc=1の認可関係

『sec=3.0×10^8 m は、c=1の単位系では認められますが、MKSA単位系で
は認められません。これでよろしいですね。』
「よいです。(認めれば MKSA 単位系でなくなるという意味で。)」

MKSA単位系には、c=1の単位系は存在しないことがわかりました。
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47、c=1は、MKSAでは矛盾する

『しかし[長さ]=[時間]は、両辺の物理量が異なるので、矛盾を感じます。』
「MKSA の慣習から、気持ち悪いと感じるのはよくわかりますが、矛盾を証明
することはできません。」

測定する時の基準になるものが、c=1の単位系では、周期=経線の長さ(ま
たは波長)とならなければなりません。これは、MKSA単位系では矛盾です。
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48、現実物理と仮説物理

『お互いに異なる基本単位である[m]と[sec]が等しいということは、MKSA単位
系では認めていないと思います。また、物理学でも認めていないと思います。』
「MKSA単位系で認めていないのはその通りです。物理学で認めていないという
のは、明らかに間違いです。」

仮説の物理学のc=1の単位系で[長さ]=[時間]は認めていられるのですね。
現実の測定方法を使う物理学では[長さ]=[時間]は認めることはできないと思
います。

『 [長さ]=[時間]は、c=1の単位系で成り立つものだと理解しました。』
「はい。」

[長さ]=[時間]は、c=1の仮説の中で成り立つのですね。
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49、MKSAとc=1は異なる

『また、MKSA単位系とc=1の単位系とは相容れないものであることも理解し
ました。』
「前述のように、「相容れない」というと語弊があります。「異なる」と置換
すればOKです。」

距離=速さ×時間は、現実の測定器具を使って導き出されたものです。
c=1の単位系は、仮説から導き出されたものですね。

長さと時間のように異なる物理量の測定器は、基準になるものが互いに異なり
ます。これを仮説のc=1の単位系では長さと時間の基準が同じであるとする
のは、現実世界においては矛盾です。

c=1とMKSAは、まったく異なるので、お互いに関係することは絶対できませ
ん。現実物理はMKSA単位系、仮説物理はc=1単位系なので、お互いに関係す
ることは絶対できません。
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50、c=1単位系は、MKSA単位系を説明できない

「再掲示しておきます。
 ――――――――――――――――――――――――――――――――                                                         
│                       │ MKSA           │KSA(c=1) │            
 ――――――――――――――――――――――――――――――――                                                         
│圧力とエネルギー密度   │kg/(m・sec^2)で同じ │kg/sec^2で同じ   │            
 ――――――――――――――――――――――――――――――――                                                         
│運動量と力積           │kg・m/secで同じ     │kgで同じ         │           
 ――――――――――――――――――――――――――――――――                                                         
│時間と長さ             │secとmで異なる      │secで同じ        │          
 ――――――――――――――――――――――――――――――――   」                                                      

時間と長さについては、MKSA単位系では互いに異なりますが、c=1の単位系
では時間と長さは同じです。

あもん様は、MKSA単位系と、c=1の単位系は、お互いに独立であると言われ
ました。私は、MKSA単位系とc=1の単位系が独立である事を、次のように考
えています。

c=1の単位系は、その単位系の中で考えていなさい。ただしc=1の単位系
で考えたことをMKSA単位系に持って来てはいけません。
逆にMKSA単位系で考えたことをc=1の単位系に持ち込んではいけません。MK
SA単位系はMKSA単位系の中で考えていなさい。
MKSA単位系とc=1の単位系は、お互いに干渉してはいけません。

私は独立をこのように考えています。なぜなら、時間と長さについての考え方
が、MKSA単位系とc=1の単位系では、あもん様の表によって明らかなように、
まったく異なるからです。
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51、c=1単位系とMKSA単位系は互いに独立

『あもん様は、MKSA単位系と、c=1の単位系は、お互いに独立であると言わ
れました。』
「私はそのようには言ってないです。私は、MKSA 単位系と 3.0×10^8 m/sec=
1 という式は独立であると言ったのです。(これは、すでに述べたように、
MKSA 単位系からは与式の肯定も否定も証明できないという意味です。) また、
MKSA 単位系とc=1の単位系は異なるとも言いました。」

c=1の単位系 と 3.0×10^8 m/sec=1 は、どのような関係にあるのです
か。c=1のcは光速度だと思います。ならばc=1の単位系 と 3.0×10^8
 m/sec=1は同じだと思います。仮説の世界だから、[無単位]=[無単位]と
[m/sec]=[無単位]は同じであるとしてもいいのではないのですか。これが認め
られないのはMKSA単位系にこれを持ち込んだときだけです。

私には、速さ=距離÷時間は、現実ですが、c=1の単位系や、3.0×10^8 m/
sec=1は、MKSA単位系と異なる、仮説の世界であるとしか思えないのです。

『c=1の単位系は、その単位系の中で考えていなさい。ただしc=1の単位
系で考えたことをMKSA単位系に持って来てはいけません。逆にMKSA単位系で考
えたことをc=1の単位系に持ち込んではいけません。MKSA単位系はMKSA単位
系の中で考えていなさい。MKSA単位系とc=1の単位系は、お互いに干渉して
はいけません。』
「これはこれでよいと思います。」

お互いに干渉しあえないことをお認めいただき、ありがとうございます。
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52、MKSA→c=1の変換はできるが、逆変換はできない

「ただ、互いに換算ができることに注意して下さい。」

現実の世界(速さ=距離÷時間)から仮説の世界(c=1の単位系等)へ換算が可
能であると言うことでしょうか。これは可能だと思います。
でも、仮説の世界(c=1の単位系等)から現実の世界(速さ=距離÷時間)への
換算は不可能だと思います。なぜなら、現実の世界では 距離=時間 は成り
立たないからです。
ですから、「MKSA単位系とc=1の単位系は、互いに換算できる」ではないと
思います。
(速さ=距離÷時間)から(c=1の単位系等)へ換算(変換)できますが、
(c=1の単位系等)から(速さ=距離÷時間)への換算(逆変換)はできません。
この表現の方が正しいと思います。
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53、バークレー電磁気学

「ちなみに私は、 バークレー電磁気学 という教科書で、電荷の単位が 
g^(1/2)・cm^(3/2)・sec^(-1)  になっているのを見て、ギョッとしたクチです。
このとき、 そっか、単位なんて人間の勝手だよな と気づいたわけで、まあ、
そういう人は多いと思います。最近の人は、c=1 単位系や自然単位系がギョ
ッとするきっかけになるのかもしれませんね。」

バークレー電磁気学 の中で、単位系に矛盾がなければ良いと思います。別の、
c=1 とした中で、単位系に矛盾がなければ良いと思います。もし、ここに、
他の単位系を、持ち込むときは、この単位系に適合するものに直さなければな
らない必要があると思います。

『私は、違うものを同じ単位に変換できることを、疑問に思っているのです。』
「力という物理量も、質量や長さや時間とは異なった概念ですね。その単位を、
我々はkg・m/sec^2 としています。これは運動方程式の係数が1になるように、
人間が仕組んだことです。」

その等式の両辺に矛盾が生じなければ良いと思います。
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54、自然単位系

「自然単位系は、実用を目的とはしていないのです。」

実用が目的でないなら、何を目的としているのでしょうか。自然単位系は物理
ではなく数学ですか。

「自然単位系は方程式を簡単にすることを目的としています。デメリットとし
ては、次元解析の機能が弱まること、それと、普段使っていない単位を用いる
ことになることです。(普段使っている単位と比較するには、換算が必要。)」

方程式を簡単にして(長さ=時間のこと)次元解析の機能が弱まる(長さと時
間の区別がつかないこと)のは、自然単位系にとって致命傷だと私は思います。
普段使っていない単位を用いてもいいのですが、この単位が現実のどの単位に
換算できるか、区別不能にならざるを得ないことに気がついておられないよう
に思えます。普段使っている単位と比較するには、換算が必要、と言われます
が、この場合には元に戻せるので、長さと時間は換算していない(長さ≠時間)
のです。換算していないから、長さは長さに、時間は時間に戻せるのです。長
さ=時間としてしまうと長さと時間の区別はつかなくなります。この事にもお
気づきになっていないように思えます。この考えは、関数と関数でないものを
見分ける方法についてお考えいただければ、すぐに理解いただけるものと思い
ます。
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55、長さ=時間には納得できない

まだ納得できないことがあります。
                           速度=     長さ÷時間
                  3*10^8(m/sec)=3*10^8(m)÷1(sec)
この両辺を光速度 3*10^8(m/sec) で割ります。
   3*10^8(m/sec)÷3*10^8(m/sec)=3*10^8(m)÷1(sec)÷3*10^8(m/sec)
右辺の長さの方を割ると   1(無単位)=   1(sec)÷1(sec)
右辺の時間の方に掛けると 1(無単位)=3*10^8(m)÷3*10^8(m)
この様に         (無単位)=  (時間)÷(時間)または、
             (無単位)=  (長さ)÷(長さ)になります。
決して          (無単位)=  (長さ)÷(時間)にはなりません。

すると          1(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec)この式は、どの様に
導かれたのでしょうか。等式の性質は使わないで導いたのでしょうが、その様
にした理由はどのようなものでしょうか。

                           速度=     長さ÷時間
                  3*10^8(m/sec)=3*10^8(m)÷1(sec)
この両辺を3*10^8(無単位)で割ると
   3*10^8(m/sec)÷3*10^8(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec)÷3*10^8(無単位)
右辺の長さの方を割ると    1(m/sec)=1(m)÷1(sec)
右辺の時間の方に掛けると  1(m/sec)=3*10^8(m)÷3*10^8(sec)
この様に、両方とも     (m/sec)=(m)÷(sec)となります。
この場合も        1(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec)にはなりません。

速度も長さも時間も 3*10^8(m/sec) で割ると、次のようになります。
3*10^8(m/sec)÷3*10^8(m/sec)
        =(3*10^8(m)÷3*10^8(m/sec))÷(1(sec)÷3*10^8(m/sec))
これで          1(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec) になりますが、
           左辺÷光速度=右辺÷光速度÷光速度 なので
等式の性質は成り立ちません。
どなたか         1(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec) この式の出し方と
理由を教えていただけませんでしょうか。
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56、立体が、縦が・・だけの線になる?

「 回転角のあるふたつの座標系のあいだでは縦横高さは相対的ですから〔縦
cm〕、〔横cm〕、〔高cm〕の変換関係が必要になり縦横高さは3つの、
次元の異なる量ではなくて融通がつくものであること、3方向に同じcmの単
位をつかって「縦が...」の説明をつけてあらわすのが妥当であることがわかり
ます。」 

回転角のあるふたつの座標系のあいだでは縦横高さは相対的です。でも、縦横
高さのある立体は、座標を回転させても、立体であることに変わりはありませ
ん。たとえば高さの軸を回転軸として90度回転した場合、縦が横と呼ばれ、
横が縦と呼ばれるようになるだけで、立体としての形は変わりません。しかし、
上に書かれた事は、座標を回転させると、
〔縦cm〕→「縦が...」
〔横cm〕→「縦が...」
〔高cm〕→「縦が...」
この様に3つとも縦という呼び方に変換することだと読み取れるのです。
これだと、変換後には、縦、横、高の区別がつかなくなります。

  高
  |    この立体が                       という1次元の線になる
  |__縦 ―――――→ __縦__縦__縦 ように読み取れます。
 /
横

このように、立体が描かれた座標を回転させると、3次元を、お互いの区別が
つかない1次元にしても良いとおっしゃっていられるようです。なぜ、座標を
回転させると、縦横高さのある3次元の立体が、1次元の縦だけにして良いの
か、この理由をお教えください。

Aという直角座標にCという立体(縦横高さ)が書かれています。この立体C
を、別の座標系Bに移した(変換した)とします。そして、座標系Bに移った
立体Cが、逆変換によって、もとの直角座標Aにきちんと戻るとします。直角
座標Aと座標系Bがこの様な関係にあれば、座標系Bで何をしているのかは、
直角座標Aへの逆変換で確認できます。

立体Cの縦横高さの3つとも、縦という1つの次元に変換した場合、逆変換に
よって元の立体Cに戻すことができません。元に戻せなくても良いとした理由
を、お教えください。

また、戻せないなら、立体Cを、逆変換で直角座標Aに戻せない座標系Bへ、
何のために移したのかを、お教えください。

「☆(☆:ローレンツ変換)のふたつの座標系のあいだでは縦横高※(※:時間)
は相対的ですから〔縦cm〕、〔横cm〕、〔高cm〕、〔※cm〕の変換関
係が必要になり縦横高※は4つの、単位の異なる量ではなくて、4方向に同じ
cmの単位をつかって「縦が...」の説明をつけるあらわしかたが妥当というこ
とがわかります。」 

これも、ローレンツ変換すると
〔縦cm〕 →「縦が...」
〔横cm〕 →「縦が...」
〔高cm〕 →「縦が...」
〔時間cm〕→「縦が...」
このように、4つとも同じ「縦が...」に変換される事だと読み取れます。

時間は、変換後に、縦横高さの3つと同じ「縦が...」に変換されています。
このため、変換後の時間は長さと同じ扱いをされているのですが、この理由を
お教えください。

これは、変換後は、時間と長さが同じものになる事だと思います。時間と長さ
が同じとは、どういうことなのかも、お教えください。

〔縦cm〕〔横cm〕〔高cm〕〔※(時間)cm〕は、変換後に、4つとも
「縦が...」という同じ長さの次元になります。これらの4つとも「縦が...」
という同じ長さの次元を持ちながら、互いに直角であるとしたら、4次元空間
になります。つまり、4つの軸は共に長さを表す4次元空間になります。もし、
この様にお考えでしたら、この4つの次元を持つ空間(4次元空間)とはどのよ
うなものか、お教えください。

この4次元空間は、現実に存在するのかお教えください。

特に〔※(時間)cm〕の軸については、納得できるようにお教えください。

また、〔縦cm〕、〔横cm〕、〔高cm〕、〔※cm〕の4つの次元を、
「縦が...」という、お互いの区別がつかない1つの次元にしてもよい理由をお
教えください。
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57、長さ=時間は、間違った表現

「そのうち「時間が○m」という表現も日常的に違和感がなくなるでしょう。」

時間が○mとは、時間○m÷(3*10^8m/sec)=○÷(3*10^8)sec
この様に、変換式を添えなければ、日常的にはならないと思います。

「ミクロではコンピュータ集計回路や光通信の技術者にとって、1ns=30cm と
いう関係は身近でしょう。」

1ns=30cm は等式では、ありません。正確には、下の変換式で表さなければ
なりません。
1ns×(3*10^8m/sec) = 30cm
(nsとsec、mとcmは、変換の約束に従って計算してください。)
技術者はこの変換式を了解しているので、1ns は 30cm を身近に使ってい
るのです。

「マクロでは天文学の 1年=1光年。」

1年=1光年 これも等式ではありません。
正確には、1年×(3*10^8m/sec)=1光年(m) なのです。
(年とsec、mと光年は変換の約束に従って計算してください。)

時間 × 速さ = 距離
この公式が、以上3つのどれにも、使われています。

時間が○m。1ns=30cm。 1年=1光年。
これらは、何を根拠にしていられるのでしょうか。

 1(無単位)=3*10^8(m)÷1(sec) この式について、再度、質問します。
光速度   =長さ   ÷時間
3*10^8m/sec=3*10^8m ÷1sec
この等式の左辺のみ 3*10^8m/sec で割り、右辺は割らないで
1(無単位) =3*10^8m ÷1sec となりました。
これが、相対論では、等式として成り立つ理由をお教えください。
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58、c[無単位]=1[無単位]から[時間]=[長さ]は導けない

「c=1 の単位系では、左辺も無単位なので、そうではありません。」

これはc[無単位]=1[無単位]になります。これでは、左辺のc[無単位]に、
[長さ]と[時間]の単位が存在しないことになります。このためc[無単位]=
1[無単位]からは、[時間]=[長さ]が、導けません。[時間]=[長さ]は、どこ
から導かれるのでしょうか。c[無単位]≠c[長さ/時間]ですから、[時間]=
[長さ]は導けません。
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59、1[無単位]=3*10^8[m]÷1[sec]は相対論の仮定だが、現実世界では偽

『 1[無単位]=3*10^8[m]÷1[sec]この式は、どの様に導かれたのでしょうか。』
「c=1 の単位系における、sec あるいは m の定義です。導いたのではあり
ません。そう決めたのです。」

速度     =長さ   ÷時間
3*10^8(m/sec)=3*10^8(m)÷1(sec)は現実世界では真です。
1(無単位)  =3*10^8(m)÷1(sec)は現実世界では偽です。
なぜなら、左辺のみ3*10^8(m/sec)で割っているので、
1(無単位)  ≠3*10^8(m)÷1(sec)となるからです。
相対論は、現実世界の偽を、定義として使っています。しかも、相対論は現実
世界との関係において、この式は偽ではなく、真であることを証明していませ
ん。現実世界では、偽が含まれる等式は、方程式ではありません。

y=(1/2)gt^2+vt+a
この、落下位置yを表す式のすべての項の単位は、長さに統一されています。
この様に現実世界の方程式は、すべての項の単位は統一されています。現実世
界では、単位が統一されていない方程式は偽です。
なぜなら 1(無単位)≠3*10^8(m)÷1(sec) だからです。
(世界線の長さ)^2=(時間)^2−(長さ)^2−(長さ)^2−(長さ)^2は、相対論の世
界では単位が統一されています。
しかしこの方程式は、現実世界では単位が異なります。つまり、この方程式は
現実世界では偽になります。ここでも相対論は
(世界線の長さ)^2=(時間)^2−(長さ)^2−(長さ)^2−(長さ)^2
この方程式が、現実世界において、偽でなく真であることを証明していません。

現実に合わないことを決め、これを研究することは、現実と永遠に合致しない
危険性が多分にあります。
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60、なぜ4次元目の時間が長さになるのですか?

「3方向に同じcmの単位をつかって「縦が」「横が」 「高さが」の説明をつけ
てあらわすのが妥当であることがわかります。」 

この様に区別できるなら、逆変換で元の直角座標に戻せます。この様に直角座
標に戻した説明が欲しいのです。
相対論を、どのようにして、現実世界に戻せるのでしょうか。相対論の世界線
の長さは、現実世界の何に戻るかは、必ず、お教えください。

「4次元立体にあてはめて上の文章中 縦→時間 縦cm→秒 と置換しまし
ょう と話をすすめたかったのです。
単位cmは3つの違った次元に共通して使える、なんと不思議ではないですか。
え、当たり前ですって、だったら4次元目にも使いましょう。 え、それは断固
だめですか。」

長さはcm、面積はcm^2、体積はcm^3 と表されます。この様に次元は指数で区
別されます。これらは、直角座標で表現されています。でも、この現実世界は
縦横高さのある3次元空間です。この現実世界で形あるものは、すべて立体で
す。長さのみの物も、面積のみの物も、この現実世界には存在しません。不思
議ですね。
空間的な4次元はどのようなものでしょうか。ぜひ見てみたいものです。甘泉
法師様、ぜひ私の願いをかなえて頂けませんでしょうか。ついでですが、私は
電流も光も重力も、形ある物(3次元立体)が作用していると考えています。

4次元については、3.5次元のような疑問を持っています。3.5次元がなぜ4次
元になるのでしょうか。この疑問にお答え願えませんでしょうか。

4次元目は、時間だと思いました。なぜ、時間が長さと同じ扱いを受けるので
すか。時間と長さは、相対論で同じ扱いを受けたのに、現実世界では、お互い
に異なる扱いを受けています。この扱いの違いが起きるのはなぜですか。具体
的に分かるように説明してください。
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61、4次元回転と立体

「ローレンツ変換は4次元の回転で、同じ立体の見え方が違うことと同じと思う
のになあ。」

立体を見る場所によって、見え方は異なります。しかし、立体そのものは形を
変えていないはずです。このことについてはどのようにお考えでしょうか。
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62、プランク単位系

「補足:本発言を契機にプランク単位系について考えたので追記いたします。
(1)任意に長さlpをきめこれを基に時間、質量の単位をきめる
 時間tp:距離lpを光が走る時間         
   =lp/c、         lpと比例 係数 1/c 」

tpとlpのpは何を意味しているのでしょうか。

現実世界には、c(光速度)だけでなく、v(任意の速度)もあります。このv
(任意の速度)について、tpやlpの説明がないのは、なぜですか。

v(任意の速度)は、相対論では、どのように表現されているのでしょうか。

この続きの、プランク単位系については、私の能力を超えています。私にはま
ったく分かりませんので、コメントはできません。お許しください。

『tpとlpのpは何を意味しているのでしょうか。』
「プランク時間 プランク距離の「P」です。」
v=lp/tp=l/t となります。このため、pはvに全く影響しません。
p=5.4*10^(-44)[sec] これは、時間[sec]であり、同時に距離[m]なのですか?
それとも[無単位]ですか?

『v(任意の速度)は、相対論では、どのように表現されているのでしょうか。』
「v/c = βという字がよくあてられます。もちろん無次元。」
参考になりました。ありがとうございました。

『このv(任意の速度)について、tpやlpの説明がない』
「相互作用の伝播の上限速度cについてかんがえ、任意の速度について考える
ものでありません。」
相対論はc[光速度]より大きい速度は存在しないのですか。これは、なぜです
か。上限速度cがあるため、時計が遅れるのではなく、時間がゆっくり進むと
か、長さが伸縮すると考えなければならなくなりませんか。
現実世界では、任意の速度をt(時間)やl(長さ)で考えられます。しかし、相
対論では、任意の速度をtやlで考えられないのは不便ですね。

p(プランク)は、この時間と長さと速さの式にとって、何の意味も持たない
ことが分かりました。考え出した人の名前を付けただけですね。ありがとうご
ざいました。
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63、長さと時間が等しい4次元空間と3次元空間

『sec=3.0×10^8 m は、数式的に変換が可能です。では、時間と長さが等しい
とは具体的にどのような現象として現れるのでしょうか。3.0×10^8 m 進んだ
ら1秒経過するのですか。逆進したら1秒戻るのですか。この時間と長さの異
なる物理量間の変換が、具体的にどのようなものか、私には全く分かりません。』
「結局、時間と3次元空間距離が違う量なのになぜ等式にできるかというとこ
ろですね?
こう考えて見て下さい。4次元時空では時間や3次元空間距離L3とは別の4
次元距離L4を導入すると。このL4は4次元時空内の斜めの線分の距離を表し
ます。
例えば両端が (t1,x1,y1,z1)と(t2,x2,y2,z2)
L4は新しい量なので単位は任意に決めれば良いのですが、実はL4はL3やt
と一定の比例関係にあることがわかります。以下のように。

この線分は回転して3次元空間内に持ってくることもできます。
この時の両端は (t1,x1',y1',z1')と(t1,x2',y2',z2')
L3やtと一定の比例関係にあることがわかります。以下のように。

この線分は回転して3次元空間内に持ってくることもできます。」

この間には図が入っているようですが、私のパソコンでは現れませんでした。
そこで、予想して書いてみます。
   z
   |  t(ax,by,cz)
   | / 
   | /
   |/
    ――――y
  /
 /
x

時間は、相対論では、長さに比例するものとして表されていました。でも今ま
で、皆様のコメントには、時間と、直交座標の長さとの関係が明らかになって
いません。つまり、左のabcという比例定数がいくつであるか、明らかにな
っていません。この点を明らかにしてください。
また、abcの比例定数をどのように決定するか、この方法も、明らかにして
ください。

「ここの(ax,by,cz)は何を意味していたのでしょうか?」

4次元のうちの消えてしまう1つの次元を、3次元に持ってくるために、残っ
た3次元(3つとも長さ)の目盛りの倍数で表そうとしたものです。時間が長さ
に変換できると言われたことを受けて、長さの3次元の中へ、4次元を表すに
は、このような式でよいのですかという問いかけのつもりで書きました。
でも、森輝雄様は、3次元の中に4次元を表すことは、お考えでないようです。

また、相対論で、時間は長さと同じ扱いができたのに、現実世界では、時間と
長さが同じ扱いができません。この違いを納得できるように、お教えください。

『時間は、相対論では、長さに比例するものとして表されていました。でも今
まで、皆様のコメントには、時間と、直交座標の長さとの関係が明らかになっ
ていません。つまり、上のabcという比例定数がいくつであるか、明らかに
なっていません。この点を明らかにしてください。』
「ただし、(ax,by,cz)が(ax×by×cz)を意味するなら、間違いです。
tがaxとbyとczとの3変数関数という意味だとしても、間違いです。」

このように、言われるのでしたら、ご説明をお願いしたいことがあります。

「4次元時空では時間や3次元空間距離L3とは別の4次元距離L4を導入する
と。このL4は4次元時空内の斜めの線分の距離を表します。
  例えば両端が (t1,x1,y1,z1)と(t2,x2,y2,z2)
L4は新しい量なので単位は任意に決めれば良いのですが、実はL4はL3やt
と一定の比例関係にあることがわかります。以下のように。

この線分は回転して3次元空間内に持ってくることもできます。
 この時の両端は (t1,x1',y1',z1')と(t1,x2',y2',z2')
この時のこの線分の長さはL3でも表せますから、L4とL3の比例関係がわか
るわけです。」

これについて、以下のことを考えると、4次元空間を3次元空間に持ってくる
にはどうしたら良いのでしょうか。お教えください。

4次元空間の(t1,x1,y1,z1)は、t1とx1とy1とz1の4つの次元があり
ます。3次元空間の(t1,x1',y1',z1')も、t1とx1'とy1'とz1'の4つ
の次元があります。この3次元空間の(t1,x1',y1',z1')は、3次元空間と
は名ばかりで、4つの次元を持つ4次元空間で表していることになります。3
次元空間は4つの次元でなく、3つの次元で表さなければならないと思います。
つまり、4次元空間を3次元空間に持ってくるには、4次元(a,b,c,d)のお互
いに独立した4つの次元a,b,c,dを、3次元(x,y,z)のお互いに独立した3つの
次元x,y,zで表さなければならないと思います。

そこでお尋ねいたします。

4次元の(a,b,c,d)という4つの次元を、3次元の(x,y,z)という3つの次元へ
持ってくる方法を、お教えください。

「そういう意味ではなくて、4次元内のひとつのベクトル(a,b,c,d)を4次元
内にある3次元空間のひとつである(0,x,y,z)に持ってくるということです。
東をx、北をy、上方をzとした座標の3次元空間内の斜めのベクトルを地平
面つまりxy平面に倒すのと同じ操作です。ここまでは現実の物理世界と関係
あるかどうかはともかくとして、幾何学の話です。」

これは、たとえて言うと、テレビの生放送のようなものですね。3次元空間に
時間が流れている。これをテレビ画面と言う2次元空間に、同じ時間が流れて
生放送されている映像に変換されることです。この映像には奥行きがなく、長
さもカメラの倍率などにより正確には伝わりません。生放送の映像は2.5次元
の世界です。空間の1次元(奥行き)が消えています。この場合、2.5次元(テレ
ビ映像)の中に3.5次元を表すことはできません。

また、航空写真によって地図を作る場合、高度や、撮影と撮影の間の距離など、
写真以外の3次元立体の情報を加えて、立体的情報に変えることができます。
この場合は時間の流れは、関係しません。撮影した瞬間と言う「時点」で地図
が作られます。地図は2次元の世界です。3次元のうちの1次元(奥行き)が消
えています。この場合、2次元(地図)の中に3次元を表すことはできません。

森輝雄様の、4次元における3次元への変換は、幾何学でのお話であることが
分かりました。これは、現実世界の物理の3.5次元のお話ではないことが分か
りました。

また、3次元から4次元へ持ってくる方法も、お教えください。

特に、時間の次元は、どのように異次元へ持ってくるか、くわしくお教えくだ
さい。

4次元空間        3次元空間
d     c         z
 \   /          | ・(x,y,z)
  \ /・(a,b,c,d)      |
      ・            ・―――y
  / \          /
  /      \        /
a     b      x

「私が間違いだという意味は理解できたでしょうか?」

よく理解できました。4次元の中で考えた3次元であることが理解できました。
3次元の中で4次元を表すことはできないことも理解できました。

私は、物理を3.5次元(縦横高さと未来へのみ流れる時間)の現実世界でしか考
えられません。これを異次元へ持っていって物理を考えることは、私には到底
できません。私はこれからも3.5次元の世界で物理を考えることにします。

森輝雄様に、4次元空間を公表してくださることを、願ってやみません。
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64、時間が異なっても同時

「この時のこの線分の長さはL3でも表せますから、L4とL3の比例関係がわ
かるわけです。でもt1≠t2と異なる時間を結ぶ線分がt1=t2といった同時
な2点を結ぶ線分に重なってくるなんて変だ!と思いますか?
そりゃ変だと思うのが当然です。相対性理論以前はそれが常識でしたから。し
かし相対性理論によって明らかになったのは、ある人から見てt1≠t2である
ことなる2点が、別の人から見るとt1=t2に見えるということなのです。
このことを飲み込めるかどうかが相対性理論理解の最大のポイントとも言えま
す。」

森輝雄様は、これが現実世界で、具体的に起きているから書いておられるのだ
と思います。私はこの具体例を知りません。この現実世界で起きている具体例
をお教え願えませんでしょうか。

「2点と呼ぶといかにも3次元空間内の点に聞こえるならば4次元時空内の
『事象』と呼ぶと良いでしょう。ある時ある場所でフラッシュが光ったという
『事象』が、4次元時空内の点として表せるわけです。」

事象という言葉は何を表しているのでしょうか。具体的に現実世界の現象を使
って、お教えください。直角座標と時間を使って、具体的に、現実世界でお教
えください。
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65、長さ→時間の変換は実用上間違いを起こします

『なぜ、長さが時間に変換されるのでしょう』
「ご理解賜りたいのは、変換することにしても支障がないようにすることがで
きるということ。あるいは、変換して使っている人が実用上の間違いをおこす
ことはないと言う事です。」

この言葉は、理解できません。まるで 時間→長さ とか 長さ→時間 に変
換できるように読み取れます。
間違いを犯すことがないためには時間と長さが区別できていなければなりませ
ん。これは長さ→時間に変換されていない状態に他なりません。


66、徒歩5分=距離ではありません

「不動産広告 日当たりよし駅徒歩5分 の5分で表現したい対象は文字通り
の時間でなく距離をいいたいわけです。」
駅より5分 とした場合、徒歩で5分、自転車で5分、自動車で5分で、距離
は異なります。種類だけは、はっきりさせておいた方が良いと思います。

「航空機業界では 速度を無次元であらわすことがあります。飛行機の速度/
音の速度のことを、頭に マッハ をつけて マッハ0.8 などといいます。」
マッハは、音の速度に対しての比であることが約束されています。
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67、素粒子や飛行機で時間=長さを確認済み

『 (世界線の長さ)^2=(時間)^2−(長さ)^2−(長さ)^2−(長さ)^2
この方程式が、現実世界において、偽でなく真であることを証明していません。』
「その式は、運動する時計の遅れと等価ですが、それは古くから、素粒子実験
や、飛行機の実験で確かめられています。また、仮に確かめられていなくても、
相対論の否定にはなりません。」
ロケットの時計の遅れの存在は、どこかで読みました。また、私もこの説明を
しました。しかし時間の遅れは存在しません。あもん様が言う飛行機について
は、このロケットと同じ現象を指していると思います。
高速素粒子の寿命が延びるのは、高速素粒子を破壊する形あるものの作用の仕
方が、加速器のエネルギー状態で変化するためだと、私は考えています。低速
状態では、形あるものが素粒子に任意の方向から衝突し、素粒子を破壊するた
め、素粒子の寿命が短いと考えています。

エーテルがランダムに衝突し素粒子を壊す

  \  ・  ↑
   ・ ↓  ・
・→   ○素粒子   ・はエーテル
   ・    ←・
   ↓ /・
    ・  \

エーテルのランダム運動が電磁波によりある程度一定方向に統一され、素粒子
に衝突する割合が減少し、素粒子の寿命が延びる

   ↑ ・→ ↑
 / ・ ↑  ・
・    ○素粒子↑  素粒子もエーテルと同じ方向に移動する
  ←・      /  ・
    ↑ ・
    ・

加速された高速状態では、形あるものも素粒子と同じ方向へ加速されて運動す
るものが多くなり、素粒子に衝突し破壊する形あるものの割合が少なくなるの
で、寿命が延びると考えています。
相対論は、私のような現実的な説明ができるのでしょうか。もしできなければ、
相対論は理論のための理論と言わざるをえないと思います。
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68、時計内の電流速度=時計の遅速

『ロケットに積まれている時計は、電気式の時計だと思います。電気の伝わる
速度は、光速度cであることが確認されていると思います。』
「電磁波の伝わる速度は光速度ですが、電流における電子の速度や伝達速度は
そうではありません。電流を電磁波(=光)に置き換えて再考してみるとよい
でしょう。つまり、筒の中で光を往復させ、光が1往復する度に1カウントす
るような時計を考えるわけです。
         +---+_____________
         |   |                         |←反射板
         +---+ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ↑                ↑
      発光装置と     光を往復させる筒
      受光装置を
      持ったカウンタ 」

電子の移動速度は非常に遅いことは、どこかで読みました。電流の伝達速度は
光速度であることも、どこかで読みました。

時計内の電流が、回路内を1往復する時間の差を、速度vに対して、電気回路
が平行の場合の電流の往復時間と直角の場合の電流の往復時間との差で計算し
てみました。

   平行の場合        直角の場合
   往路    復路     往路      復路
                 v
   ――→c  ←←――    ←――    |\
     ←v  v c    ↑  /    | \c
                | /c    ↓  \
                |/       ←――
                         v
速度 c−v   c+v    (c^2−v^2)^2   (c^2−v^2)^2

片道Lの時計の電気回路を電流が往復するのにかかる時間
   平行の場合        直角の場合
   L/(c-v)+L/(c+v)[sec]   2L/(c^2-v^2)^(1/2)[sec]

平行に置いた回路の往復時間−直角に置いた回路の往復時間
=(L/(c-v)+L/(c+v))−(2L/(c^2-v^2)^(1/2))[sec]
=2L(c-(c^2-v^2)^(1/2))/(c^2-v^2)[sec]
(L=0.1[m] c=3*10^8[m/sec] v=5*10^3[m/sec]とします。)
≒10^(-19)[sec]

この差が1[sec]になるには10^(19)[sec]≒3*10^11[年]かかります。
これは、平行での時計の遅れと、直角での時計の遅れとの間には、ほとんど差
がないことを示しています。これが相対論の(c^2-v^2)^(1/2)についての検討
を怠る原因だったと思います。
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69、ローレンツ収縮を再考してほしい

『平行に置いた回路の往復時間−直角に置いた回路の往復時間
 =(L/(c-v)+L/(c+v))−(2L/(c^2-v^2)^(1/2))[sec]
 =2L(c-(c^2-v^2)^(1/2))/(c^2-v^2)[sec]  』
「計算はよくできています。ちなみに相対論では、ローレンツ収縮の効果によ
り、両者に差は生じません。」

現実世界で差が算出できるのに、相対論では差が生じないのは、ローレンツ収
縮そのものが間違いだと、私には思えてなりません。

ところで、このローレンツ収縮は [時間]=[長さ] の世界における出来事な
のでしょうか。それとも、現実世界([長さ]=[速さ]×[時間])での出来事なの
でしょうか。私にはローレンツ収縮は、現実世界では有りえないと思えます。
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70、ロケットに乗せた時計では、光速度変化は測定できない

光も、電流もエーテルを媒質として伝わるとします。時計は電流によって時間
を刻みます。ロケットに乗せた光速測定装置は、ロケットの移動速度v[m/sec]
の影響を受けます。ロケットに積んだ時計も、速度v[m/sec]の影響を受けます。
このため、ロケットに積んだ光速測定装置を、ロケットに積んだ時計を使って
光速度を測定しても、速度v[m/sec]の影響が現れないことになります。

    光の速度     時計の電流速度

往路  ―――→―→   ―――→―→
  c+v      c+v

復路  ←―――c    ←―――c
      v―→      v―→
            ←―       ←―
c−v      c−v
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71、相対論、c=1、単位は必要

「フィゾーやローレンツの時代に逆戻りですが、相対論を演繹的に理解ができ
ないなら、仕方ないように思います。(この場合、私の連載は忘れて下さい。)」

現実世界に戻して考えられないなら、理論のための理論だと思います。

「それと、どうしても c=1 の単位系に納得がいかないなら、いったん諦め
た方がよいと思います。」

[無単位]=[無単位]や1[長さ]あるいは1[光速度]など、私がこのコメントに書
いた[単位]について、コメントをいただけましたら、ありがたいです。

「あと、gyo さんは単位に括弧を付けてますが、私は付けてません。まず、括
弧を付けない立場、すなわち、単位も未知数として演算されるという立場を、
gyo さんが理解しておられるのか、私には疑問です。」

私は、物理は単位を大切にしなければならない学問であると、信じています。
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72、長さ=時間ではない

「     133
 s=   Csの原子の基底状態の2つの超微細準位の間の遷移に対応する
          放射の9192631770周期の継続時間。 」
1[sec]=周波数×1遷移するのにかかる時間
   =9192631770[周波数]×(1/9192631770)[sec/サイクル]
   =1[sec] です。決して
1[sec]=9192631770[周波数] では、ありません。

「m=「光が(1/299792458)sの間に真空中を伝わる行程に等し
い長さ。」
1[m]=光の速さ×光が1m進むのにかかる時間
  =299792458[m/sec]×(1/299792458)[sec]
  =1[m] です。決して
1[m]=1/299792458[sec] では、ありません。

「 一方、c=1 の単位系では、例えば、次のように定義します。
    133
s=   Csの原子の基底状態の2つの超微細準位の間の遷移に対応する放射
の9192631770周期の継続時間。あるいは、その時間に光が真空中を伝わる行程
に等しい長さ。」
1[sec]=299792458[m]÷299792458[m/sec] です。決して
1[sec]=299792458[m]          では、ありません。

「m=(1/299792458)s     (基本単位でない!)
 これで何か気付くところがあれば、おっしゃって下さい。」
左右で単位が違う式です。これは、等式としては、間違っていると思います。

『まず、1遷移(放射)する時間が1/9192631770秒であると測定されたはずです。
この時間の9192631770倍が1秒になります。』
「件の電子軌道間の量子遷移に伴って生じる "電磁放射の周期"の、9192631770
倍が1秒だと言っているのです。ちなみに私は、1983年に国際的に定めら
れた「秒」の定義文(日本語訳)を、そのまま書いただけです。高校物理を習
得していれば、この定義文の意味がわからないはずがないんですが…。「ボー
アの原子模型」を復習してもわからないなら「波動」の単元を復習して下さい。
「周期」という用語の定義も、そこに書かれているはずです。」

あもん様がここに書かれていられることを、私なりに考えて式を書いたつもり
です。私の式が、間違っていたら、ご指摘ください。定義文を書き写すだけで
なく、あもん様がここに書かれたこの内容をご理解の上で、ご返事ください。
[周期]=[sec]/[サイクル]とすれば良いのかと、私は今、考えています。
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73、時間=長さは使わない。時間=長さはありえない。

「不動産広告 日当たりよし駅徒歩5分 の5分で表現したい対象は文字通り
の時間でなく距離をいいたいわけです。5分が距離だというのは厳密には間違
いです。でも仲間内では通用する業界用語だとして許容してください。この表
現のルールを知っている不動産業者の内輪でなら混乱が生じることはありませ
ん。やっかいなのは本当の時間の5分と区別が必要なら「距離5分」とか「時
間5分」とかいって何が5分なのかをいわないといけないこと。これはたしか
に不便だけれども立ち行かないほどのものではない。どうか許容ください。」

5分は使えなくしてしまい、時間5分、距離5分という表現をしています。こ
れは、距離と時間は別の単位であり、距離と時間は別であることを示していま
す。でも相対論は距離=時間の式を使っています。これは余りにも安易過ぎる
理論といわざるを得ません。

距離 =徒歩の速さ ×時間 なのです。
300m =60m/分   ×5分 なのです。
300m =5分        ではありません。
距離 =時間        ではありません。
距離 =自転車の速さ×時間 なのです。
1000m=200m/分   ×5分 なのです。
1000m=5分        ではありません。
距離 =時間        ではありません。

速さ(徒歩か自転車か)が明記されないと、5分が300mを指しているのか、1000m
を指しているのか、決まりません。

距離 =時間 には、速さが明記されていません。これだけでは、
300m =5分 なのか
1000m=5分 なのかが、判断できません。

速さが式(距離=時間)に現れない場合は、時間に対する距離が決まってきませ
ん。業界用語でも、徒歩の速さか、自転車の速さか、それとも自動車の速さか
は、必ず表現されなければなりません。距離=時間 には、速さが明記されて
いません。速さのない 距離=時間 の式は、業界内であっても、不完全な式
であると思います。

距離 =時間     この式は、
距離 =速さ ×時間 と比べると、等式の性質を満たしていません。
等式の性質を満たさない 距離=時間 は、間違っていると思います。

距離=時間 は、距離と時間が同じものであると言う式です。現実世界では異
なるものが、相対論では同じものだとしています。これは、相対論が単位を混
用しているとしか思えません。相対論で混用してしまった単位は、逆変換によ
り現実世界へ戻したときに、時間と長さを区別できるはずがありません。この
ような相対論が現実世界を正確に説明できるとは、思えません。

「徒歩や電車でなく光を使い同じことをするものです。光を使うのは相対性理
論によって相互作用伝播の上限速度を光が体現しているからです。そういう意
味ではこの会は 相対性理論信者の会 としてもいいかもしれません。信者の
間だけで通じる話として 光1秒あるいは光も省略して 1秒 という言い方
があります。彼らの仲間うちではこれは時間1秒のことでなく、
距離299792458mのことなのです。彼らにとって
 距離1秒 = SI系での距離 299792458m あるいは逆数にして
 距離であるところの1/299792458m 秒 = SI系での距離 1 m 」 

これは、両式とも、長さ=長さ なのでしょうか。

距離の単位は[m]なのに、なぜ、時間の単位を使って、距離1秒と、言わなけ
ればならないのですか。

この距離1秒という表現の元には、長さ=時間 があるのですか

ついでですが、距離1秒 = SI系での距離 299792458m この式は現実
世界では、次のように表されるのではないかと思います。
距離1秒=光が1秒間に進む距離=光速度×1秒=299792458[m/sec]×1[sec]
    =299792458m
このようにすると、距離1秒を除いた=で区切られた4つの式は、長さの単位
になります。どうでしょうか。

[光1秒]の光を省略して[1秒]と言うと、光速度さえも省略しているようでな
りません。これは速度が限定されない 長さ=時間 そのものではないでしょ
うか。速度が限定されないので、長さも時間も自由に使ってよいと言われても
反論できないと思います。不動産広告の自転車でも徒歩でも自動車でもどれで
もよい、なにしろ速度の光が省略されているのですから。
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74、相対論は現実的だが非日常的

「gyo さんのご説明は、現実的というよりは、ニュートン観的、あるいは日常
的という感じです。相対論は現実的ですが、日常的ではありません。」

このことばが何を意味しているか、私には理解できません。時間と長さが同じ
ものとして扱われていることが、私には今も理解できないのです。相対論が仮
定としている [時間]=[長さ]が、 現実的ですが、日常的ではありません。
とは、どういう事なのでしょうか。現実世界で説明してください。
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75、中間感想

相対論は、矛盾を指摘できないと言われる理由がやっと理解できました。相対
論は仮説の物理だからです。このことから、最終的に、相対論は無矛盾である、
と言う言葉に必ず至るわけが、やっと理解できました。
仮説はどのように立てても良いのですから、矛盾を指摘すること自体が間違っ
ていると理解しました。
相対論が述べていることは、現実にはありえないと言うべきでした。

皆様は、光速度不変と言う仮説のもとで相対論を研究なさっていることが、や
っと理解できました。
私は光速度は変化するという現実のもとで考えています。
ただし、私は、光速度が変化するということは、現実であり、仮説とは考えて
いません。
この方が、現実に合った説明ができるからです。
光速度不変の仮説では、時間と長さの伸縮がおきます。これは、タイムマシン
が可能であることを意味しています。
私は、このような事は、現実には有りえないと思っています。
私は、3.5次元の現実で、物理を考えていきます。
相対論は光速不変と言う仮説を前提とする物理であることを、今、再確認しま
した。
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76、電流速度

『電子の移動速度は非常に遅いことは、どこかで読みました。電流の伝達速度
は光速度であることも、どこかで読みました。』
「前半はその通りですが、後半は間違いです。読んだ本の記述が間違っている
か、gyo さんの勘違いだと思います。」

電流の伝達速度を、電流の速さと言い換えれば良いのでしょうか。

『電流の伝達速度を、電流の速さと言い換えれば良いのでしょうか。』
「 電流の速さ の定義は何ですか? 電磁波の伝達速度と言い換えれば良い
です。(電流の伝達速度は、状況によってずいぶんと異なりますが、光速の 
50〜80% 程度です。)」

お教えいただきありがとうございます。では、電気時計の電流速度を、光速度
から電流速度(電磁波の伝達速度)に代えて考えれば良いのですね。電気時計の
遅れの差は、私が計算した桁数が多少変化するだけです。でも、私の説明の根
本は何も変わりません。

ところで、電磁波は真空と空中では伝達速度が異なりませんでしょうか。真空
での電磁波の伝達速度は光速度ではないでしょうか。もしこれが正しければ、
電流の伝達速度を光速の 50〜80% 程度とした理由をお教えください。

また、電流の伝達速度が電磁波の伝達速度と同じであると言われる理由もお教
えください。

電流は電気時計の回路を流れます。電磁波はそのそばの空間を伝わります。こ
のように両者は異なります。なのに、電流でなく電磁波を使わなければならな
いわけをお教えください。

ブルーバックスの橋本尚様(?うろ覚えです)の本には、電気エネルギーの伝達
速度は光速度であるという書き込みがありました。電気エネルギーの伝達速度
と言えば良かったのでしょうか。
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77、c=1と相対論は独立、単位不明の相対論は物理ではない

「c=1の単位系 と 相対論 は独立である。」

これは、「c=1の単位系」と「相対論」は、まったく関係ないと言っている
と解釈してよいのでしょうか。私もこの解釈には同感します。

話は変わりますが、 相対論 の会議室では、私に理解できない式がたくさん
出てきます。でも、これらの式の中には、物理単位が書かれていないものがあ
ります。物理単位が、明白にできない式は、現実世界の物理との関係が明白に
なりません。私には、物理単位が明白にできない式は、物理を述べているとは
思えません。

『これはc[無単位]=1[無単位]になります。これでは、左辺のc[無単位]に、
[長さ]と[時間]の単位が存在しないことになります。』
「 私はずっと、
                          3.0×10^8 m
    c=3.0×10^8 m/sec=──────                                         
                              sec
という記号の使い方をしています。これを1とするのが、c=1の単位系です。」

この部分の発言は、この式について私が説明したことの反論には、なっていま
せん。私の説明のどこに間違いがあるか、お教えください。

また、この式も仮定(定義)であるとしか説明されていません。しかも等式の性
質を否定した式です。なぜc=1単位系は等式の性質を否定しているのか、お
教えください。

あもん様は、「c=1の単位系」と「相対論」は独立であると書かれました。なら
ば、「c=1の単位系」は捨て去ってはどうですか。ここにあもん様が書かれて
いることは「c=1の単位系」を認めるような発言のように受け取れます。もし、
あもん様が「c=1の単位系」を認めるのでしたら、上記の私の質問(c=1は
等式の性質を否定している)を、否定する説明を、必ずしなければなりません。
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78、長さと時間は異なる物理量

「では、聞きますが、「長さ」と「時間」が「異なる物理量」であるとどうし
てわかるのですか?」

[長さ]と[時間]は、互いに異なる測定器具を使用しています。これは、それぞ
れの測定器具が、互いに異なる[基準になるもの]を利用しているからです。こ
のため[長さ]と[時間]は、[異なる物理量]であると考えています。

[時間]は、地球の1回の自転を基準にし、これを1日と決めました。
地球の自転周期=1日÷地球の1回の自転
この[周期]とは、地球の1回の自転(1サイクル)にかかる[時間]を表していま
す。この[周期]という[基準になるもの]を利用して時計が作られ、[時間]を測
定する器具になっています。今、[周期]には、原子が放つ[周期]も[基準にな
るもの]に使われているようです。

[長さ]は、地球の北極から赤道までの1本の[経線の長さ]を基準にし、これを
[1万km]と決めました。この[経線の長さ]という[基準になるもの]を利用して、
メートル原器が作られ、巻尺などの[長さ]の測定器具が作られました。今、
[長さ]には、原子の放つ[波長]も[基準になるもの]に使われているようです。

[時間]を測定する器具では[長さ]を測定できません。
[長さ]を測定する器具では[時間]を測定できません。
なぜなら、それぞれを測定する[基準となるもの]である[経線の長さ(または波
長)]と[周期]は、互いに異なるからです。
このため[長さ]と[時間]は、[異なる物理量]だと考えています。

ある条件のもとで原子から放たれる光の中には、[波長]と言う[長さ]と、[時
間]を決める[周期]の両方の性質を兼ね備えたものがあります。しかし、[長さ]
を測定する時は[波長]が、[時間]を測定する時は[周期]が利用されています。
このように、[長さ]と[時間]では、利用される光の性質が異なります。

「[速さ]が、[長さ]と[時間]の2つとは 異なる ことがなぜわかるのですか?」

速さの [m/sec] という単位が示すように、速さは、異なる基本単位を組み
合わせた組立単位です。このため、基本単位である長さ[m]や時間[sec]と、こ
れらの組立単位である速さ[m/sec]は異なる物理量だと考えています。

「 異なる物理量 であることを論理的に証明できますか?」

以上の説明が論理的といえるかどうかは、分かりません。しかし、[時間]や
[長さ]を測定するのに使われる[基準になるもの]は、互いに異なるので、同じ
物理量とは言えないと思います。
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79、時間=長さは仮説

「逆に速さが1という仮設をたてれば[時間]と[長さ]が同じということもいえ
るでしょう。単位とはそういうものです。」

現実に互いに[異なるものを基準]にしているから、[異なる単位]ができると思
います。なぜ、仮説では、現実に互いに[異なる単位]である[時間]と[長さ]を
同じものとしているのですか。c=1の単位系は、[時間]と[長さ]のそれぞれ
の[基準になるもの]である[周期]と[波長]が同じであると言っていると思われ
ます。なぜ、このようなことが言えるのですか。

仮説は、現実とは異なる単位系も認めるから、「単位とはそういうものです。」
と言われるのでしょうか。現実では、現実に合致した単位しか認められないと
思います。ですから、現実では、[異なる単位]は[異なる単位]である、としか
考えられません。[異なる単位]が[同じ単位]であるとは、考えられません。
なぜ、現実では[異なる単位]が、仮説では[同じ単位]であると言えるのですか。
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80、異なる物理量は仮説ではない

「 電気と磁気 が異なる物理量であることも、 長さと温度 が異なる物理
量であることも仮説がなければ証明できますか?どうして異なるとわかるので
すか?」

電気と磁気、長さと温度の、それぞれの測定器具が異なっていませんか。測定
器具が異なるのは、[波長]=[光が1秒間に進む距離/周波数]と[周期]=[sec/
1サイクル]のように、[基準になるもの]がそれぞれ異なっているからではあり
ませんか。[基準となるもの]がそれぞれ異なることは、互いに[異なる物理量]
であることを示していませんか。

[基準になるもの]が異なることは、現実です。このため、現実をわざわざ仮説
とする必要はないと思います。

異なる物理量は、[異なる物理量であるという仮説]がなければ、異なる物理量
であることが証明できないのですか。[異なる物理量であるという仮説]がなけ
れば証明できないとしたら、そのわけをお教えください。

c=1の単位系は、現実とは異なります。現実と異なるc=1の単位系から見
ているので、現実の異なる単位は仮説であると言っているのですか。
単位が異なることは仮説であるとは、どういうことなのですか。

それとも、電気と磁気、長さと温度について、今までのc=1の単位系とMKSA
単位系が相容れないという説明と同様なことを、ここで再び繰り返さなければ
ならないのでしょうか。
それぞれの単位の[基準になるもの]が異なることを、説明しなければならない
のでしょうか。だとしたら、これらについては、ご自身でお調べいただけませ
んでしょうか。
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81、MKSAの換算の決まりとc=1は異なる

『これら2つの例は、等式の両辺とも、同じ物理量を表しているものです。言
い方を変えれば、換算の決まりを表したものです。』
「その通り、cal=4.1855J, N=kg・m/sec^2 は換算の決まりを表したものです。
そして、c=1 の単位系では、まったく同様に、sec=3.0×10^8 m が換算の
決まりになっているのです。」

時間[sec]が、長さ[m]と等しいとは、具体的にどういう事なのでしょうか。

sec=3.0×10^8 mを正確に書き表すと
1sec×3.0×10^8 m/sec=3.0×10^8 mであり、光速度=3.0×10^8 m/secです。
これは1秒間に光が進む距離を表しています。

1sec×1無単位=3.0×10^8 mではなく、光速度=1[無単位]でもありません。

sec=3.0×10^8 m の式は、正確さに欠けていると思います。
また、両辺の単位も異なります。
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82、測定器は目盛りだけではない、単位が必要

「まあ、あまり身もふたもない発言もなにですから、思いつきで測定器の話を
すると。温度は温度計のアルコールや水銀の「長さ」で測ります。たいていの
測定器はどのような物理量も計器の「目盛り」で、読み取るので、だいたい線
で考えれば「長さ」をはかっています。」

温度計は、アルコールや水銀の体積の熱膨張が話題になるかと思いました。

「 角度目盛 も実はラジアン、つまり単位円の円弧の 長さ ですね。あく
までも、われわれが計る場合の 単位 とは何者かという話が上に述べた測定
器の話と同じではないかという問題提議をしているのだということをもう一度、
よく考えてみてください。」

目盛りに使われているものを、話題にしているのですね。目盛りは確かにその
ようなものが利用されています。目盛りがあれば、実に簡単に読み取れます。
MKSA単位の測定器の原理でなく、目盛りの話だとは思いもよりませんでした。
私は、てっきり基準になるものの物理的性質が言われるのではないかと思って
いました。目盛りは、確かに長さやラジアンが使われています。目盛りが共通
なものがつかわれていることが言いたかったのですね。物理的性質をすべて目
盛りにしてしまおう、というのも、仮説であると理解しました。

「私はMKSAなどの特定の狭い単位系の話をしているのではありません。」

物理的性質さえも捨て去ったという仮説ですね。これではますます現実から離
れていきますね。

「単位って測定器の目盛にかけるべき比例係数のことですよ。」

比例係数と言う言葉が、どういう意味で使われているかの説明がありません。
そこで、私が予想で書いてみます。
TOSHI様は、単位は比例係数であると言われています。これは、Aの単位=比
例係数、また、Bの単位=比例係数、こうなります。また、単位は比例係数な
ので、単位には単位記号がつきません。比例係数とは、代数学で使われる一つ
の文字に相当します。したがって、TOSHI様のコメントから予想すると、互い
に異なる単位を区別できないと思います。これは、[長さ]=[時間]を認める
c=1の単位系の考え方と同じ結果になると思います。

それぞれの測定器には、測定対象の物理量を示す単位が表記されています。で
も、TOSHI様が書かれたことから予想すると、この表記単位も無視しているよ
うに読み取れます。

MKSA単位系では、単位は比例係数ではないと思います。MKSA単位系では、測定
器の目盛りが何の単位を使用しているかが、大切だと思います。それぞれの測
定器が、それぞれ基準にしているものが単位になっていると思います。この単
位の何倍かを表すものが目盛りだと思います。

単位を、目盛り板に表記し、測定している物理量が何かを明らかにしていると
思います。MKSA単位系では、測定器に表示されている単位は無視できないと思
います。

比例係数は数字の代わりに使われていると思います。この数字は単位の種類を
表すものではないと思います。単位の種類を表すものは、[m]、[sec]等の単位
記号だと思います。

温度は、水と氷が混ざった温度(0度)から、水が水蒸気になる温度(100度)ま
でを、100等分したものを1度としました。これを、温度計の管の中に入れた
油の温度膨張により、温度変化が測定できるようにしました。これが日常使わ
れている温度計です。
管中の液体が気化してしまうような高温の測定には、熱電対温度計などが用い
られているようです。高温状態の温度測定方法については、私はこれしか分か
りません。低温状態の温度測定についても分かりません。
物理の温度は、分子運動と関連して考えられているようです。これについても
私はこれ以上のことは分かりません。

でも、上のように、温度は、長さや時間とは、基準となる物理量が異なってい
ます。温度も長さも時間も、基準となる物理量が同じなら、目盛りだけを読み
取り、同じ物理量として比較できると思います。でも、基準となる物理量が互
いに異なるため、温度と長さと時間は異なる物理量です。したがって、これら
を同じ物理量として扱えません。同じ物理量ではないことを示すため、単位記
号が異なっていると思います。

c=1の単位系では、[時間]=[速さ]であることから、異なる単位のものを同
じ物理量として扱っています。しかしMKSA単位系では、単位が異なるものは、
異なる物理量として扱っていると思います。このように異なる単位の扱いが
c=1の単位系とMKSA単位系では違います。このため、c=1の単位系と、
MKSA単位系とは、互いに独立であると思います。
TOSHI様の考えは、このc=1の考えと同じだと思います。
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83、光速度は観測者の状態により変化する

光速度不変は起きません。

速度=距離÷時間

光源は静止しています。
光速度の観測者Aは速度v[m/sec]で光源に近づき、Bは遠ざかります。

観測者          光源         観測者
○―→     ←―――――☆―――――→    ○―→
A v[m/sec]  c[m/sec]   c[m/sec]    B v[m/sec]

Aの観測する光速度は c+v[m/sec]です。
Bの観測する光速度は c−v[m/sec]です。
光速度不変では c+v=c、c−v=c としています。
v≠0なので、これら2つの等式は、現実世界ではまちがいです。

『私は光速度は変化するという現実のもとで考えています。これは、お互いに
相容れないものです。ただし、私は、光速度が変化するということは、現実で
あり、仮説とは考えていません。この方が、現実に合った説明ができるからで
す。』
「レーザー距離計で長さが測れることは認めていただけるようですが,これっ
て,光速度が変化するという 現実 とは お互いに相容れないものですね.」

光行差は、エーテルが存在しても発生すると考えています。地球の自転に引き
ずられるエーテルは、地球の引力が及ぶ範囲までであると考えているからです。
しかも地球の自転に引きずられるエーテルの量は、地球からの距離に応じた引
力の強さに比例していると考えています。

このエーテルは、光を伝える媒質でもあると考えています。地上では、ほとん
どのエーテルが、地球の自転に引きずられていると考えています。このため地
上に静止しているものに対して、光速度は一定です。この地上に静止している
ものに対する光速度をcとします。
地面に対して速度vで移動すると、この移動者に対して前方からくる光は、
c+vの速度で届きます。後方からくる光は、c−vの速度で届きます。

100m先に静止している自動車に向け、同じく静止している自動車からレーザー
を発して、2つの自動車の間をレーザーが往復する時間を測定します。地上に
静止しているものに対する光速度をc=300000000m/secとすると、レーザー光
線の往復時間tは
t=100[m]×2÷300000000[m/sec]=0.000000666666666666666666[sec]

次に、100m先を、同じ速度vで、同じ方向に走っている自動車へ向けレーザー
を発して、レーザーの往復時間を測定します。
地上に静止しているものに対する光速度をc=300000000m/sec、とします。
地面に対して移動する速度をv=50km/時≒14m/sec、とします。

前に進むときのレーザーの光速度は、レーザー発信者からみると
300000000-14[m/sec]=299999986[m/sec]になります。
100m先にレーザーが届くまでの時間をx[sec]とします。
100+14x=299999986x
x=100[m]÷299999972[m/sec]=0.000000333333364444447348[sec]

戻ってくるときのレーザーの光速度は、レーザー光発信者から見ると
300000000+14[m/sec]=300000014[m/sec]となります。
100m先から反射されたレーザー光が戻ってくるまでの時間をy[sec]とします。
100-14y=300000014y
y=100[m]÷300000028[m/sec]=0.000000333333302222225126[sec]

この時のレーザーが往復にかかる時間x+yは、
           x+y=0.000000666666666666672474[sec]

速度14m/secで移動中に測定した時間(x+y)と、静止中に測定した時間(t)との
差は
         x+y−t= 0.000000666666666666672474
               −0.000000666666666666666666
              = 0.000000000000000000005808[sec]

レーザー距離計に時間だけでなく距離の測定機能も加えます。これを利用して
上のような算出式に組み入れます。さらに、時間測定と距離測定の両方の精度
が、少なくとも有効数字22桁の精度であれば、この差が検出できると思います。
ただし、距離測定は、長さの単位を用いて直接測定したものを使います。時間
はレーザー距離計で時間測定したものを使います。(当然ですが、上の計算結
果である小数の位を表す0も有効数字です。)

このように考えています。このようなレーザー距離計が作られたなら、光速度
がcからc+vやc-vに変化しても、レーザー距離計で往復時間の測定は可能であ
ると思います。したがって光速度が変化することは、現実です。

お分かりと思いますが、cは、地上に静止しているものに対する光速度である
と考えています。この光速度は、地上に対して移動する速度vに応じて、移動
するものから見た光速度がc+vやc−vに変化すると考えています。

今の現実では、22桁の測定精度を実現できないと思います。

「gyo さんの有効数字の定義は随分とユニークなのですが,今の時間や長さの
測定の精度は大体1兆分の1よりよい程度になっています.」

1兆分の1=10^(-12)これでは、レーザー距離計で静止中と移動中の時間差は、
検出できない精度です。

「ところで,レーザー距離計の大掛かりなもので身近なものにGPS(カーナビ)
があります.この程度の規模になると,地球の重力場による一般相対論的な効
果が効いてきて,特殊相対論の効果とあわせて100億分の4程度になります.」

100億分の4=4×10^(-10)  300000000m/sec×4×10^(-10)=0.12m/sec
この程度では、カーナビくらいの精度にとっては、補正する必要がないと思い
ます。

光速度は実測でなく定義です。このため、光速度の変化を実測する努力を放棄
しています。
長さ=速さ×時間 で求められます。この式から、光速度を使って1mの長さ
を求めます。
1[m]=3×10^8[m/sec]×1/(3×10^8)[sec]
また、1/(3×10^8)secの考えの基には、「地上の真空では光速度一定」という
ものがあります。ただしこの光速度は「地球に対して高速度で移動している者
が観測した光速度」ではないと私は思っています。
光速度c=299792458[m/sec]
この光速度は定義であり、実測値ではないことも最近感じ取りました。このた
めこの光速度の有効数字に疑問がわいてきたのも事実です。
光速度を速度vで移動しているロケットで測定するとき、ロケットの時計も、
速度vの影響を受けるので、ロケットでの光速度変化を測定できないのです。
これも、光速度の実測を不可能にしている原因です。
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84、人工衛星の電波発信時間の補正

「実際の GPS のシステムでは,この補正が組み込まれていることでうまく機
能しているのですが,gyo さんの「理論」でも同じだけの「補正」が必要にな
るのでしょうか?」

私がここに書いている「考え」は、まだ実証されていませんので、「理論」で
はないと思います。

光速度=300000000m/sec
人工衛星の速度=7400m/sec(90分で地球1周40000000mを移動する速度)
高度100000mを人工衛星が飛んでいるとします。

ピタゴラスの定理に当てはまるように直角三角形で考えてみます。人工衛星は
1秒ごとに電波を発しているものとします。
0秒 7400m 1秒
○−−−−→○人工衛星
A\   B|
  \   |           ________
   \  |100000m   AC=、/7400^2+100000^2
    \ |         =100273.4261905914931224m
     \↓
     C△カーナビ   ________
AからCに電波が届く時間=、/7400^2+100000^2 ÷300000000
            =0.0003342447539686sec
人工衛星での1秒後の信号がBからCに電波が届く時間
            =1+100000÷300000000
            =1.0003333333333333sec
AB間の1秒がCのカーナビでは、
             1.0003333333333333
            −0.0003342447539686
            =0.9999990885793647sec
人工衛星が近づくときの1秒が、カーナビでは0.9999990885793647秒になりま
す。この差は、
           1−0.9999990885793647
            =0.0000009114206353秒になります。
約1×10^(-6)の調整が必要です。

有効数字の桁数がYasushi様と比べて、4桁ほど私の方が小さいです。
これは、数十mくらいの位置調整に相当すると思います。
このように考えると、私の場合では、カーナビに補正機能をつけなければなり
ません。

有効数字の桁数を確認するため、計算結果の桁数を多く書きました。

電波は宇宙の真空から大気の空気中を経てカーナビに達するので、光速度変化
による調整が必要です。これについては、私の能力では計算できません。

また、直角三角形でない三角形の場合や、人工衛星が水平線近くにある場合の
補正方法は、式が変わってくると思います。

ところで、Yasushi様に、お聞きしたいことがあります。
「地球の重力場による一般相対論的な効果が効いてきて,特殊相対論の効果と
あわせて100億分の4程度になります.」
この値は、どのような式で算出されたのでしょうか。計算式と、その説明を、
私に分かるように、お教えくださいませんでしょうか。
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85、光速不変と、光のドップラー効果

相対論の光速不変は、光のドップラー効果を考えると、私には理解できません。

私は光の媒質であるエーテルが存在していると考えています。
エーテルは地球の自転に全て引きずられているとします。
この立場で、光速不変を考えてみます。

ドップラー効果は、速度v[m/sec]により、光の波長が長くなったり短くなっ
たりすることだと考えています。

計算を簡単にするため、1波長の長さをc[m/サイクル]、つまり光が1秒間に
進む距離と同じにします。

地上に静止している観測者Aに対して、光源Bが速度v[m/sec]で近づいてくる
場合で考えます。
   c−v[m/サイクル]  左 v[m]  右
A←−−−−−−−−−−−−B←−−−−B  光源Bは、1秒間で右のB
 ←−−−−−−−−−−−−−−−−−−   から左のBへ移動します。
      c[m/サイクル]

右のBは、速度c[m/sec]で地上のエーテルに光の波を発します。
左のBで、速度c[m/sec]で地上のエーテルに次の光の波を発します。
このため、観測者Aは、c−v[m/サイクル]の波長の光を受け取ります。

左のBから、Aに向かった光をみると、光は1秒間にc−v[m]進むことにな
ります。つまり、左のBから見るとAに向かった光の速さは、c−v[m/sec]
になります。

光速度不変という仮説では、左のBから見た、Aに向かう光の速度c−v
[m/sec]をc[m/sec]にしなければなりません。
このため、観測者Aの1秒を、光源Bでは 1秒×c/(c−v) に直さなけ
ればなりません。
この調整によって、光源BからAに向かう光速度も、c[m/sec]になり、光速
度不変が成り立ちます。
(c−v)×(c/(c−v))=c[m/sec]

もちろん、BからみたA方向への長さも、Aの1mがBでは
1m×c/(c−v)になります。

ここでは、計算を簡単にするため、ABBが直線上に並んだ場合で説明しまし
た。直角三角形で考えれば、平方根を使った式になると思います。

Aの1秒が、Bの1秒×(c/(c−v))になります。
これはAの時間はBの時間よりも速く進むことになります。
これはAの時計がBの時計よりも速く進むということではありません。

相対論の光速不変と言う仮説は、現実にありうるのでしょうか。
相対論では、なぜ、時間の進み方が速度vによって変わるのでしょうか。
速度vによって時間の進み方が変わるとは、どのような現象なのでしょうか。

私に分かるように、お教えください。お願いします。 gyo

「一言だけ、音のドプラー効果をご存知でしょうか?音も光と同様、波なので、
音源の移動と静止した媒質(観測者、空気)に対する音速は無関係となります。」

音は、音源から観測者へ移動してこなければ、音として感知できません。音が
音源から観測者へ移動すること自体が速度だと思います。ですから私は、音が
伝わること自体が速度[m/sec]という物理量を持つと考えています。音速度が
0[m/sec]ならば、音は伝わらず、聞こえません。ですから音速度はドップラー
効果と無関係とは言えないと思います。光のドップラー効果も同様に考えてい
ます。

「つまり音速をcとし音源が媒質(観測者)に対してvまたは-vで移動しよう
と、例えばvで近づいてくる電車の警笛であろうと波なので空気(観測者)に
対する音速はcのままです。」

音の媒質である空気が観測者に対して静止している場合は、TOSHI様の言われ
る通り観測者に対する音速度はc[m/sec]のままです。しかし音の周波数は、
音源の移動速度v[m/sec]の影響を受け、ドップラー効果が現れています。

電車の警笛            電車の警笛
(遠ざかる)    観測者(静止)  (近づく)   空気(音の媒質)は観測者
A1 ) ) ) ) ) B(((((((A2      に対して静止しています。
←v[m/sec]            ←v[m/sec]  電車の音源A1とA2から、
 c[m/sec]−−→  ←−−c[m/sec]      共にf[サイクル/sec]の
       c[m/sec]は音速度です。      周波数の音を発している
       v[m/sec]は電車の速度です。    とします。

A1からの音の周波数=f[サイクル/sec]×c[m/sec]÷(c+v)[m/sec]
         =fc/(c+v)[サイクル/sec] 周波数は少なくなります。

A2からの音の周波数=f[サイクル/sec]×c[m/sec]÷(c−v)[m/sec]
         =fc/(c−v)[サイクル/sec] 周波数は多くなります。

確かに、観測者に対する音速度c[m/sec]は、音源の速度に関係なくc[m/sec]
のままです。しかし、ドップラー効果には、音源の速度v[m/sec]が影響して
いることも確かです。

「これが波でなく電車から、速度cで前方にボールを投げたのであれば観測者
に対する速度はc+vになります。」

電車               電車
(遠ざかる)    観測者(静止)  (近づく)
A1        B       A2
←v[m/sec]            ←v[m/sec]  v[m/sec]は電車の速度
 c[m/sec]−−→  ←−−c[m/sec]
 c[m/sec]は電車に対するボールの速度

A1からBに投げたボールの速度=c−v[m/sec]
A2からBに投げたボールの速度=c+v[m/sec] TOSHI様が書かれた通りです。

「音と光の違いは音には空気という媒質があるから媒質が運動する(風が吹く)
場合も含めて、媒質に対する音速は不変であるということ、音の波は力学的な
波つまり媒質が振動する波なので風が吹くと静止観測者に対しては不変な媒質
に対する音速と媒質の運動速度の和差が音速になります。」

電車の警笛            電車の警笛
(遠ざかる)    観測者(静止)  (近づく)
A1 ) ) ) ) ) B(((((((A2
←v[m/sec]            ←v[m/sec]
 c[m/sec]−−→  ←−−c[m/sec]
      ←−y[m/sec]
空気(音の媒質)が、観測者に対して、矢印yの方向へ風により移動します。

Bに対するA1からの音速度=c−v−y[m/sec]ではなく
            =c−y[m/sec]に訂正します。
Bに対するA2からの音速度=c+v+y[m/sec]ではなく
            =c+y[m/sec]に訂正します。
 TOSHI様が書かれた通りです。
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86、エーテルに引きずられる

「電磁気現象が現われるまでは全ての現象は力学的に説明できるという力学的
世界観が支配していた状況では光=電磁波はどういう媒質が力学的に振動して
いるのかということが問題となりエーテルという媒質を想定したのですが電磁
気学を認めるならば電波というのは真空中(媒質がない)でも伝わる波という
ことで一体光速cというのは音速のように媒質に対して不変という媒質がない
のなら何に対して不変なのかという問題が生じ、その当時はやはりエーテルと
いう媒質があってそれに対して不変でエーテルの風によって引きずられるとい
う観念からのがれられなかったというのが歴史です。」

ロケットは左から右へ速度vで移動しています。従って時計の電流は逆に右か
ら左へ押し流されます。この流れに打ち勝つため、電流の速度エネルギーcは
図のように斜めになります。
  ←−−−−−−v*t
 * *         v*t :ロケットの速度×時間
電*↑*    →    c*t :光速度×時間
気*|*   /     c1*t:時計の電気回路内の電流速度×時間
回*|c1*t /c*t     この3つの線で直角三角形ができます。
路*|* /
 *|*/        これらの速度は、次のベクトル式で表されます。
 * *         → → →
             c+v=c1
これらの長さにピタゴラスの定理を当てはめます。
(c1*t)^2=(c*t)^2−(v*t)^2
(c1)^2=(c)^2−(v)^2
(c1/c)^2=1−(v/c)^2
このように、ロケットの時計の電気回路に流れる電流の速度が遅くなります。
このため、時計が遅れると考えています。

この速度v[m/sec]の影響は、電気を伝える媒質が、時計に対して速度v[m/
sec]で移動するために生じていると考えています。

また、カーナビの補正も、地球にエーテルが引きずられていると考えた方が、
納得できます。

このように、エーテルが存在するとした説明は、私自身には納得できるのです。
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87、有限限界速度

「現在の相対論の光速不変というのは結局、媒質のない電気的振動が光である
ことを認めて、媒質がないのなら、そして世の中に無限大でない限界速度があ
る(必ずしも光速でなくてもよい)ならば移動している観測者から見ても、そ
の限界速度が増えたり減ったりしたらおかしい。限界速度が無限大なら観測者
の移動速度を足したり引いたりしても無限大のままです。限界速度が有限なら
源に近づくと限界速度が増えて、「一定」の有限限界速度が限界であるという
定義に矛盾してしまうというわけですね。というわけで、とりあえず現状では
光速=限界速度であろうということで媒質のない波ならば何に対して不変とい
うことはない全てに対して不変という理論になったのです。」

有限速度は、全てのものに対する限界速度ではないと思います。光や音は、そ
れぞれの媒質中を一定速度(有限速度)で伝わるだけです。

光を伝える媒質(エーテル)に対して、光速度不変である、と私は考えています。
ですから、エーテルに対して相対的に運動している観測者には、運動速度に応
じた光速度の変化が観測できると考えています。これは、光のドップラー効果
として観測できると考えています。ただし、光速度は、光の進行に対して速度
vの影響を受け、電気時計も速度vの影響を受けるため、光速度の変化は、測
定不能ではないかと考えています。
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88、媒質に対して光速度不変

「音と違うのは音源が運動して観測者が静止しても音速は不変なのは光も同じ
ですが、逆に、観測者が運動して音源が静止している場合には観測者に対する、
音速は変わってしまうのに対して、光の場合は観測者の運動(運動座標系)い
かんにかかわらず光速は不変であるというところですね。」

私が上に書いたことは、光速度が光の媒質に対して不変である例だと思います。
したがって、媒質に対して運動する観測者に対しては、運動速度に応じて光速
度が変化すると考えています。

「ps:量子力学ができてからは光は光子(フォトン)、音は音子(フォノン)
という量子(常識的には波と粒子を兼ね備えたもの)ということになり、単純
に光も音も波であるとする状況よりも事態は複雑になっていますがまあ、量子
論で考える必要はなく力学と電磁気学で十分なので音も光も波であり粒子とは
ちがって、源の運動速度によって速さが変わることはありません。これは相対
論以前の常識です。」

私の考えは、前述のように、TOSHI様が言われる常識とは異なっています。光
はエーテルを媒質として伝わる波です。音は空気を媒質として伝わる波です。
それぞれの媒質中を伝達する速度は一定です。私は、このように考えています。
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89、音のドップラー効果

「私なりに音のドプラー効果を解説させていただきます。媒質にたいして静止
している観測者がいて、それにむかって速度vで電車が警笛を鳴らしながら近
づくとします。不変音速をc、警笛音の振動数をf、波長をλとします。媒質
に対する不変音速周期をTとします。f=1/Tまた周期をTとします。周期とは1
振動あたりの時間ですからf=1/Tですね。またc=fλ=λ/Tが成り立ちます。」

不変音速c[m/sec] 振動数f[サイクル/sec] 波長λ[m/サイクル]
周期T[sec/サイクル] f=1/T[サイクル/sec] c=fλ=λ/T[m/sec]
確かに成り立ちます。

「最初の音の波が電車から発せられたときの観測者と電車の距離をLとします。
最初の音波が観測者に届くまでの時間は音が発せられてからt1=L/cの後です。
そして次の音の波はT秒後ですから観測者との距離はL-vTに縮まっています。
そこで2番目の音は(L-vT)/cで届きますから最初の音が電車から発せられてか
らt2=T+(L-vT)/cの後です。そこで観測者にとっての周期はT'=t2-t1=T(c-v)/c
となります。そこで観測者にとっての振動数はf'=1/T'=f*c/(c-v)と少し高い
音に感じるわけです。音速cは不変ですから振動数が大きくなったぶんだけ波
長は短くなっています。以上です。」

電車    音速度c[m/sec]→    観測者 音の媒質は観測者に対して
A1)     )     )     )B 静止しています。
 ←−−−−−−− L[m]  −−−−→   観測者の周期T'[sec/サイクル]
 ←−−−−− t1=L/c[sec]  −−−→   =t2-t1=T(c-v)/c

 ←vT[m] →A2)     )     )B 観測者の振動数f'[サイクル/sec]
       ←− L-vT[m]  −−−→   =f'=1/T'=f*c/(c-v)
       ←− (L-vT)/c[sec]  →
 ←−−−− t2=T+(L-vT)/c[sec] −→   TOSHI様の書かれた通りです。

「ps4:音の場合、全ては媒質に対する速度が問題なので、音源が運動して
いるのか、観測者が運動しているのかが区別できるので、ドプラー効果も双方
の速度を別々に含む式となりますが、光の場合は、媒質がないので、光源と観
測者の相対速度しかわかりません。したがって、観測者の速度と光源の速度を
区別することができず、ドプラー効果も相対速度のみを含む式となります。」

私は、光を伝える媒質(エーテル)は存在すると考えています。エーテルに対す
る相対速度が、光のドップラー効果を生むと考えています。

「そもそもガリレイの相対性原理が、力学的な方法によっては運動しているか
静止しているかを判断することはできない。ということでありそれに対して、
アインシュタインの相対性原理が電磁気学的方法によっても運動しているか静
止しているかを判断することはできない、ということですからね。」

宇宙船に積んだ電気時計も、エーテルに対して相対的に運動しているため、電
気の流れる速度が遅れると考えています。

「ドプラー効果も静止、運動の判断でなく、互いに、近づいているのか遠ざか
っているのかという相対関係しか、検知することはできません。音のドプラー
効果からは媒質に対して静止しているか運動しているかの判断はできますが、
そもそも地球上では公転している地球のそのまた自転している地球の表面にへ
ばりついた地上の大気という媒質が静止しているのか運動しているのか検知で
きないので、結果的に音のドプラー効果でも静止、運動を判断できません。」

観測者に対する音源や音の媒質の相対速度は、音のドップラー効果で検知でき
ると思います。

「ps5:大事なことを言い忘れていました。速度vで走っている電車の中で
音速を測ると光速無限大の近似でc-vとなります。これはt1=L/cですがその間
に電車がvt1だけ走るので電車から見るとt1秒の間にL-vt1だけしか音波は走っ
ていないので音速は(L-vt1)/t1=c-vに見えます。」

音源 音速度c[m/sec]→ 観測者(電車に乗車)v[m/sec]→
A)     )     )B1
 ←−−−−L[m] −−−−→|
 ←−−t1=L/c[sec] −−−→|
                   観測者(電車に乗車)v[m/sec]→
A)     )     )     )B2
              |←vt1[m]→|
            ←−L-vt1[m]−→
             )     )
            −−−−−−−→
            音速度=(L-vt1)/t1=c-v[m/sec]
確かにTOSHI様のお書きになった通りです。
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90、光のドップラー効果

「一方、光の場合、音速と違ってその速さに比較して光速無限大の近似は使え
ません。相対論によるとγ=1/(1-v^2/c^2)^(1/2)とし最初の波が届いた瞬間の
電車の系から見た時刻はt1'=γ(t1-vL/c^2)距離はL'=γ(L-vt1)なので光速は
L'/t1'=cとなり光速に変化はありません。光速も音速と同様、cという記号を
用いました。」

γ=1/(1-v^2/c^2)^(1/2)   これは何を表しているのですか。
t1'=γ(t1-vL/c^2)     これはどのようなことを表しているのですか。
L'=γ(L-vt1)        これもどのようなことを表しているのですか。
L'/t1'=γ(L-vt1)/γ(t1-vL/c^2)
   =(L-vt1)c^2/(t1-vL) これは、どのように計算したらcになるのですか。

すみませんが、この部分は、何が言いたいのか分かりません。私の場合は音や
光の波を伝える媒質が存在しているとして、私なりに納得できる考えができて
います。私には、TOSHI様のこの発言を、図を使って書き、考えることができ
ないのです。TOSHI様、どうか、この部分を、図を使って、私にも納得できる
説明をお願いします。相対論では、時間と長さが伸びるという説明があります。
これも、図を使って納得できるように説明を 必ず お願いします。
私は、時間と長さが伸びることはありえないと思っています。なぜなら、地上
ではロケットが着陸前なのに、ロケットではすでに着陸済みという、ありえな
い状況が起きてしまうからです。
私は、ロケットの加速部分と減速部分で時間の伸縮が互いに相殺されると考え
ます。しかし定速度で飛行している間の時間の伸びは相殺するものがありませ
ん。したがって地上とロケットの間には時間のずれが残ったままになります。
この考えにも、納得できる説明をしてください。お願いします。

「一言だけ、L'/t1'の式はt1=L/cを代入すればcになります。」

「一方、光の場合、音速と違ってその速さに比較して光速無限大の近似は使え
ません。相対論によるとγ=1/(1-v^2/c^2)^(1/2)とし最初の波が届いた瞬間の
電車の系から見た時刻はt1'=γ(t1-vL/c^2)距離はL'=γ(L-vt1)なので光速は
L'/t1'=cとなり光速に変化はありません。光速も音速と同様、cという記号を
用いました。」

L'/t1'=γ(L-vt1)/γ(t1-vL/c^2)
   =(L-vt1)/(t1-vL/c^2)

t1=L/c を代入します。

L'/t1'=(L-vt1)/(t1-vL/c^2)
   =(L-vL/c)/(L/c-vL/c^2)
   =c
確かにL'/t1'=cになります。

再度お聞きします。
γ=1/(1-v^2/c^2)^(1/2)   これは何を表しているのですか。
t1'=γ(t1-vL/c^2)     これはどのようなことを表しているのですか。
L'=γ(L-vt1)        これもどのようなことを表しているのですか。
これらの質問にも 必ず お答えください。

この質問について、私の考えを書いておきます。

γについて
    v[m/sec]
    −−−−−→
    \     |
     \    | ____
  c[m/sec]\   |,/c^2-v^2c[m/sec]
       \  |      ____
        \ | 1/γ=,/c^2-v^2 ÷c=(1-(v^2/c^2))^(1/2)
         \↓ ↑
            逆数(分数)を使っていられます。
            これは、t1/t2でなくt2/t1をお使いになられて
            いるのですね。私はこの訳を推測できません。

上の直角三角形で、γの物理量[無単位]は推定できると思います。

t1'やL'についてはt1=L/cを使います。

t1'=γ(t1-vL/c^2)
  =(1/(1-v^2/c^2)^(1/2))×(L/c-vL/c^2)
   =L/c(1+(v^2/c^2))^(1/2)
   =t1(1+(v^2/c^2))^(1/2)

    v[m/sec]
    −−−−−→
    \     |
 ____\    |
,/c^2+v^2  \   |c[m/sec]  ____
       \  |     ,/c^2+v^2 ÷c=(1+(v^2/c^2))^(1/2)
        \ |
         \↓
つまりt1'は、直角三角形の斜辺を光が伝わるときにかかる時間です。

L'=γ(L-vt1)
  =(1/(1-v^2/c^2)^(1/2))×(L-vL/c)
 =L(1+(v^2/c^2))^(1/2)
これも上の直角三角形の斜辺の長さです。

この結果、L'/t1'=c になります。
これは、計算上cになることであり、光速不変を説明したことにはならないと
思います。

「γや時間、長さの収縮、伸長については、gyoさんの認めていない、特殊相
対論を勉強して、ください。いやかもしれませんが、批判するには相手をまち
がえずによく知ることも必要と思います。」

私は、γや、時間と長さの伸縮について、TOSHI様にお聞きしています。ぜひ
γとはなにか、時間の伸縮とはなにか、長さの伸縮とは何かをお教えください。
これらは、相対論の仮説になっていると思います。仮説とは数学の証明におけ
る仮定と同じです。数学では、仮定についての説明(証明)はありません。相対
論でもこれらの仮説についての説明(証明)は、ありません。
相対論におけるγ、時間の伸縮、長さの伸縮、これらを、現実世界と関連付け
てご説明をお願いします。
TOSHI様 必ず お願いします。

「ps:ドプラー効果のところで述べたように、音が観測者に到着するという
事象が相対論と非相対論で時間のずれが起こるということはありません。同じ
事象、例えばロケットが着陸するという事象や爆弾が爆発するという事象が一
方の観測者にはそうで他方の座標系の観測者にとってはそうでないというよう
なことが認められるような理論があればそれは明らかに間違いです。アインシ
ュタインの相対論がそうだと思っておられるとしたらそれこそ相手を誤解して
いることになります。相手をよく勉強しましょう。」

相対論には、時間や長さの伸縮現象は存在しないのですね。私が説明したよう
に、光速度はエーテルに対して一定の値をとるのですね。エーテルに対して速
度v[m/sec]で運動しているものに対して、光速度はc+v[m/sec]やc-v[m/sec]に
変化するのですね。したがって、光速度不変は、相対論の仮説には存在しない
のですね。
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91、電車の前後から同時に光が到着するとき爆発

「ps2:ついでに書いておきますが 爆弾の実験 というのはよくある相対
論の誤解で走っている列車の車両の中央に光センサーがあって車両の両端から
同時に光を発射させて中央のセンサーに同時に光が到着すれば中央にある爆弾
が爆発し、同時でなければ爆発しない、という仮想実験です。走っている車両
の中でも光速は同じだから中央に同時に到達するから爆弾は爆発するが、たと
えばホームに立っている観測者からみるとやはり光速は同じだから前の光のほ
うが後ろの光より早く車両の中央に到達するので爆発しない、というものです。
このように一方の観測者からみると爆発するものが他方の観測者からみると爆
発しないというような理論が相対論であるならば明らかにこれは間違った理論
ですね。」

電車内のエーテルは、電車と同じ動きをしている。電車の周りのエーテルは、
ホームに対して静止している。このように考えれば、電車内の観測者もホーム
の観測者も、爆発を見ることになります。

「ps3:さらに、誤解のないように書いておきますが、電車の速度がv、光
速がcでもホームに静止している観測者にとって車両の前からの光も後ろから
の光も 見かけの光速 がやはり不変でcであると誤解してはいけませんよ。
前からの光の列車に対する見かけの速度はやはりc+vで後ろからの光の見かけ
の速度はc-vです。つまり、これが静止している観測者にとって光速がcで不
変であることを意味しています。不変なのは車両内とホーム静止の観測者の双
方についての光速であって静止したホームの観測者の見る光の電車に対する相
対速度ではないのです。」

これも、私が上に書いたことと、エーテルに対する光速度は一定である事から
納得できます。ただし、見ている光が異なることに注意してください。

電車の両端から出た瞬間の光のみに注目している場合は、ホームの観測者には、
爆弾に到達する時間が異なるように見えます。

1234567890  |1234567890
後 電車→   前   |   後 電車→   前
☆   ○   ☆   |   ☆   ○   ☆
 \ 爆弾   |   | 
  \     |   |  
        |   |   \
            |    \   |
            |        | この場合は、前から発した
        ○   |        ○ 光の方が、観測者に早く到
        人   |        人 着します。
1234567890  |1234567890

このような考えから、ホームにいる人は、爆弾への光の到達時間が異なると推
測したと思います。しかし、これは発光時の光に注目しているだけです。実際
に即した考えは、光源から爆弾に向かった光を観測しなければなりません。

1234567890  |1234567890  |1234567890
後 電車→   前   |   後 電車→   前|    後 電車→
☆→  ○  ←☆   |   ☆  →○←  ☆|    ☆   ×爆発
  \爆弾  |    |      | |   |        |
   \   |    |      | |   |        |
       |    |    \ | |   |        |
            |     \ |    |       | |
            |       |    |       | |
        ○   |       |○   |       |○|
        人   |        人   |        人
1234567890  |1234567890  |1234567890

このように、電車の中を進む光がホームにいる人に観測できるよう、電車内に
煙を充満させておく必要があります。

「ps4:静止した観測者の見る相対速度というような相対速度の概念はやは
り存在しないので 見かけの速度 ということで統一しておきます。相対速度
とはやはり電車自体の感じる光速の、ことでしょうからcです。 見かけの速度
とは静止している観測者にとって収縮していない時間の1秒間に光はcだけ進み、
電車はvだけ進むので、その和差によって与えられる概念ですね。もちろん、
静止観測者にとって車両の長さのほうは収縮しています。」

車両の長さは、実物を測った長さではないのですね。車両から発する光がエー
テル中を伝達された光を見て、車両の長さが伸縮したと見えるのですね。
この考えでは、近づく電車は長く見え、遠ざかる電車は短く見えるはずですね。
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92、眼球の映像

「一言だけ。静止観測者にとって走っている車両は伸縮して 見える だけで
はありません(むしろ回転して見える)、実際に実物の長さを測って、 縮ん
でいる のです。」

走っている電車の長さを、どのように測るのでしょうか。走っている電車に物
差しを押し付けて測るのでしょうか。これは危険なので、できないと思います。
電車の外側に貼り付けた物差しで測るのでしょうか。これでは、物差し自体が、
電車と同じ割合で縮んでしまいます。このため、この方法では、縮んでいるこ
とを確認できません。きっと、見た目で縮んでいると見えるのでしょう。

ホームで電車を見ると、遠くの窓は小さく見え、近くの窓は大きく見えます。
これは、電車という立体物を、目の網膜という球面に映し出すことから起きる
現象です。
 1     2     3     4     5
−−−   −−−   −−−   −−−   −−−電車の窓
 前           横           後


         眼球  レンズ
           ・・○・・
          ・     ・
         ・       ・
        ・         ・
        |5       1|←網膜上に映った窓の像
        ・         ・
         \4     2/
          ・  3  ・
           ・___・
このため、人間の目では、
      1  2    3    4  5
      − −−  −−−  −− −
      前      横      後
前(1)や後(5)の窓は小さく、横(3)の窓は大きく見えます。

この電車は動いています。このため、全ての窓は、遠くにあるときは小さく見
え、近づくに従い大きくなり、目の前を通過して遠ざかるに従い再び小さくな
ります。この状態が人間の目には、走っている電車が回転しているように見え
ると思います。

これは、電車(立体空間)と時間の3.5次元の世界を、網膜(球面)と時間の2.5次
元の世界に変換したために起きる現象です。今、3Dゲームに、この手法が取
り入れられています。3Dゲームは、3.5次元空間を、レンズが中心になり網
膜までを半径とする球面に映し出された映像を使っています。この球面に映っ
た映像の一部を、ゲーム画面に映し出しています。
 1     2     3     4     5
−−−   −−−   −−−   −−−   −−−電車の窓
            ___
          ・  8  ・
         ・       ・←網膜の仮想球面
        /9       7\
       ・           ・
       |0         6|
       ・     目のレンズ ・
       ・     ○     ・
       ・           ・
       |5         1|
       ・           ・
        \4       2/
         ・   3   ・
          ・ ___ ・
 6     7     8     9     0
−−−   −−−   −−−   −−−   −−−反対側の電車の窓

「また、静止観測者にとって車両は走っていれば、縮むだけであり、近づこう
が遠ざかろうが、ともに全体として縮むわけで、そうしたことに関係なく、縮
むのであって伸びはしません。いわゆるローレンツ収縮であって、静止した状
態で測った車両の長さをLとすると、運動している車両はホームに静止した観
測者にとっての長さはL/γとなります。。」

これは、窓の長さが縮んで見えるのです。実物が縮むのではないと思います。
縮む割合がγと同じになるだけです。
    窓
A−−−−−−−−B・・△DAB∽△DBC∽△BAC
  \  ・ / |  ∠DBA=∠DCB=∠BCA=∠R
   \・ /  |  AB:BC=AD:DB
   ・\/   |     ・ =AD:(AD^2−AB^2)^(1/2)
  ・ C\   |      ・=c:(c^2−v^2)^(1/2)
 ・    \  |       =1/γ     v
 ・     \ |       ・     −−−−→
 ・      \|       ・      \  |
 ・      D(目)      ・      c\ |
 ・               ・        \↓
 ・←−網膜から想定された球面−→・

正確にはDB=DCになるように、考えなければならないと思います。
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93、動いている列車が伸縮して見える

「いわゆるローレンツ収縮であって、静止した状態で測った車両の長さをLと
すると、運動している車両はホームに静止した観測者にとっての長さはL/γと
なります。」

上の左図と、右図のcとvで作った直角三角形は相似と考えています。
AD→c AB→v に対応していると考えています。

また、L/γ、これは、0<γ<1なので、L×γではないかと思います。

近づく電車は長くなり、遠ざかる電車は短くなるのは、電車の前後からの光が
同時刻に観測者へ到着しなければならないことから、考えました。

後は過去      前は現在
○  ○  ○ ○ ○ ○ ○←下の7つの○が、電車の長さです。これが、このよう
            に近づく場合は長くなります。理由は下記の通りです。
後 過去  前
○○○○○○○−−−→速度v[m/sec]
 ・  後 現在  前
  ・ ○○○○○○○  現在の電車の前からの光が観測者に届きます。
   ・ \    |  この時、現在の電車の後からの光は、まだ届きま
    ・ \   |  せん。しかし観測者には、過去の電車の後部から
     ・ \  |  発した光がこの時に、届きます。
      \ \ |  このため観測者は、前は現在の電車から、後は過
       \  |  去の電車から発した光を見ることになります。
        \ |  このため、近づく電車は長く見えると考えます。
         \↓
          ○
          人
遠ざかる電車も、前と後から同時に届く光の事を考えると、短くなると思いま
す。

「ついでに、相対論でももちろん、車両内で見ても、ホームから見ても、爆弾
が爆発するのは、言うまでもありません。」

同時性は、両者に共通ですね。時間の伸縮がないことが理解できました。あり
がとうございました。

「ps;車両の収縮については、ついでに書いておいただけで、爆弾の爆発実
験の問題とはまず関係のないことでした。蛇足でしたね。反省」

私がここに書いた車両の収縮も、蛇足でした。つい、TOSHI様のコメントにつ
られて楽しんで書いてしまいました。
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94、空間を高速移動するとエーテルの応力を受ける

「ps2:一応、 見える のと 現実に縮んでいる の違いを述べておくと
実際に縮んでいるというのは、例えば2つの物体が前後に少し離れて、同じ向
きにおなじように走ると両物体はともに縮みますが、その間の空間は静止して
いるので縮みませんが、もし連結していれば連結器もまた縮むというような意
味で縮んだとき、 応力 (圧力や張力など。)が働くという意味で場合によ
ってはこわれる場合もあるという意味です。」

雨粒が空中を落下する時、下面が空気の圧力により平らになります。雨粒から
見ると、空気が下から吹き上げてくることになります。

↑↑↑↑↑  ↑↑↑↑↑
↑↑↑↑ __ ↑↑↑↑
↑↑↑ /  \ ↑↑↑
↑↑ /    \ ↑↑
↑↑|      |↑↑
↑↑|      |↑↑
↑↑↑\____/↑↑↑
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

空気と雨粒が、同じ方向に同じ速度で移動していたら、雨粒は空気から変形さ
せられる圧力を受けません。この場合、雨粒は球形になります。
     __
    /  \
   /    \
   |     |
   |     |
   \    /
    \__/

物体がエーテル中を高速度で移動したら、この雨粒と同様な圧力をエーテルか
ら受け変形するのではないかと思います。この変形が、長さが縮む事だと思い
ます。
雨粒が空中を高速度で移動できたとしたら、空気との摩擦により水蒸気になっ
てしまいます。物体がエーテル中を光速度に近い速度で移動すると、雨粒と同
様なことが起きて、物体は分子に分解すると思います。これが、壊れる状態だ
と思います。光速度近く、または光速度以上の速度でエーテル中を移動できた
ら、原子さえもエーテル粒子に分解するかもしれません。
太陽の内部では、このようなことが起きているかもしれません。逆にエーテル
粒子が原子になることも起きているかもしれません。私はこのように考えてい
ます。
しかし、エーテルがこのような振る舞いをしているだろう、ということを確か
めることは、できません。
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95、観測者の位置により発光時刻は異なる

「一応、gyoさんもお考えになったことでしょうし意地悪するのが目的ではな
いので、爆弾の実験の相対論での考証を書いておきます。相対論でもそうでな
くても同じ一点=車両中央の点での同時はどちらの観測者からみても同時のは
ずですが、最初、両端から発された光線の、発射時刻が同時にと言ったのは車
両からみて同時ということです。相対論では、離れた2点以上の点の同時刻は、
観測者の運動状態によって異なるので、ホームにいる観測者にとって車両内で
同時刻の光線の発射は同時刻ではなく、後ろのほうが前より先です。というこ
とですね。」

私は、エーテルの状態を、2種類使って説明しました。電車内のエーテルは、
電車と同じ動きをしています。爆弾も電車内にあります。このため、電車内の
エーテルを、先頭と最後尾から同時に光が発し、同時に爆弾に到達するので爆
発します。
しかし、観測者に届く光は、電車内を伝達する光が、窓から漏れ、観測者に届
く場合だと考えています。窓からもれた光を伝えるエーテルは、停止した観測
者に対して動きません。ですから、観測者には、後ろの光の発光は、前の光の
発光よりも遅く観測されます。これは、後ろの光の方が、前からの光よりも、
観測者への光の伝達距離が長いため、光の伝達時間が、余計にかかるためです。

後    爆弾   前       電車内のエーテルは、電車と同じ動き
☆○○○○△○○○○☆−→     をします。
 \        |       電車の前と後の発光時刻は同時です。
  \       |       電車外のエーテルは観測者に対して静
   \       |       止しています。
    \      |       電車の前からの発光が観測者に届いた
     \     |      時刻には、後からの発光はまだ観測者
      \    |      に届いていません。
    届かない    |      このため、電車の前の発光が後より早
         届いた|      かったと、観測者には感じられます。
            ○観測者  多分、前の発光が観測者に届くころに
            人     は、爆弾は爆発した後でしょう。
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96、エーテルが移動している場合、列車の前後からの発光時刻は異なる

「相対論では、離れた2点以上の点の同時刻は、観測者の運動状態によって異
なるので、ホームにいる観測者にとって車両内で同時刻の光線の発射は同時刻
ではなく、後ろのほうが前より先です。ということですね。」

この考えは、観測者に対して静止しているエーテルと同じ状態のエーテルが、
電車内にも存在している場合に相当します。後からの光は、エーテルに押し戻
されゆっくり進むので、爆弾に届くまでに長い時間がかかります。前からの光
は、エーテルの流れが加わるので速く進み、爆弾に届くまでの時間は短くなり
ます。

後    爆弾   前
☆○○○○△○○○○☆ → ・・電車の進行方向
−→       ←−  ・・・エーテルに対する光の速さは同じです。
←         ←  ・・・電車に対するエーテルの流れ
→       ←−−  ・・・エーテルの流れにより、前と後からの光の
ゆっくり進む  速く進む    速度が異なります。

このエーテル状態では、後の発光時刻を、前の発光時刻よりも早くしなければ
なりません。こうすれば、同時に爆弾に光が届くようになるはずです。

この場合、観測者にとって、前の発光と後の発光が同時であるか、異なるかは、
観測者がいる場所によって、異なると思います。これは、前の段の、電車内の
エーテルが電車に対して静止している場合の観測者についても言えると考えて
います。

TOSHI様は、前と後からの光が、爆弾に到着するまでの伝達時間に差が生じる
[原因]について、どのような考えをお持ちでしょうか。
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97、gyoは相対論を理解するのは能力不足

「数学や物理の基本をきちんと理解できていない gyo さんに、通信環境で何
もかも教えるというのは、労力の限界からして無理だと判断しました。」

方程式は等式の性質を使って解くものだと教えられました。等式の性質は、物
理の基本だと私は信じています。このような知識しかない私に、貴重なコメン
トを下さるあもん様に、感謝しています。
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98、c=1と長さ=時間

『c=1の単位系 と 3.0×10^8 m/sec=1 は、どのような関係にあるので
すか。』
「c=1の単位系からは 3.0×10^8 m/sec=1 が証明できます(仮定は証明
できるから)そういう関係です。」

私は、あもん様がどのように証明されるか、ぜひ知りたいのです。上記の問題
の証明を、お教え願えませんでしょうか

『また、これらと、 速さ =  距離  ÷ 時間
つまり 3.0×10^8[m/sec]=3.0×10^8[m]÷1[sec] との関係を教えてくだ
さい。』
「意味がとれません。」

あもん様は、
3.0×10^8[m/sec]=1 と
3.0×10^8[m/sec]=3.0×10^8[m]÷1[sec] が、仮説の世界で違和感なく共
存しているようです。
私は、等式の性質から、これら2つの式は、同じ世界には共存できないと考え
ています。つまり
3.0×10^8[m/sec]=1 の世界と
3.0×10^8[m/sec]=3.0×10^8[m]÷1[sec] の世界は、全く別の世界だと考
えています。

このように、あもん様と私の考えが異なっています。あもん様は、あもん様の
考えが正しいと思っていられます。私は、私の考えが正しいと思っています。
この考えの違いは、あって良いと思います。考えが異なるので、お互いに理解
しあえないと思います。

『私には、速さ=距離÷時間は、現実ですが、c=1の単位系や、3.0×10^8
 m/sec=1は、仮説の世界であるとしか思えないのです。』
「これは典型的なピグマリオン症の症状です。速さ=距離÷時間 も仮説の世
界(M世界)にあると考えるべきです。」

これも、上と同様に、お互い歩み寄れない考えをしている、と思います。

『 なぜなら、現実の世界では 距離=時間 は成り立たないからです。』
「なんでこんなことが言えるのか、私には極めて不思議です。gyo さんは 
"神様" なのかな? 少なくとも私は、 現実の世界で 距離=時間 が成り立た
ない ということを証明することはできません。gyo さんはそれができるので
すか?」

私は、等式の性質から、速さ=距離÷時間 と 距離=時間 とは、両立しな
いことから、両者は同じ世界に存在しないと考えています。しかし、あもん様
は、両者とも仮説の世界に共存していると、お考えのようです。これも、お互
いに歩み寄れないことです。

私は、神様になれません。皆様に笑われるピグマリオン症のピエロに、私は、
なっている気がします。

「ピグマリオン症を治そうと思わないなら、それはそれでいいんですが、それ
だと現代物理学(20世紀以降の物理学)は理解できないでしょうね。」

私は、現代物理には、私に理解できないことが存在することを、この「RE:相
対論の考え方[連載]」に、書いてきたつもりです。また、私が理解できないこ
とについては、相対論の考えとは異なる、私の考えを書いてきたつもりです。
この私の考えは、私自身にとって納得できるものになっています。
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99、論理学

{c=1の単位系からは 3.0×10^8 m/sec=1 が証明できます(仮定は証明
できるから)。そういう関係です。}
『私は、あもん様がどのように証明されるか、ぜひ知りたいのです。上記の問
題の証明を、お教え願えませんでしょうか』
「論理学の大原則として、
(1) 公理の論理式は証明できる。
(2) 公理と推論規則を用いて導出される論理式は証明できる。
(3) 以上の論理式だけが証明できる。
というのがあります。3.0×10^8 m/sec=1 はc=1の単位系における公理
(仮定)です。よって、(1)からそれは証明できる、と言っているわけです。」

私は論理学をお聞きしたのではありません。でも、あもん様と私の考えは、お
互いに歩み寄れないので、もう証明いただかなくても結構です。
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100、ピグマリオンと現実

「ちなみに、ピグマリオン症は、あまりによくできた理論(M世界)を、現実
(R世界)だと錯覚する病気のことです。中学生のほとんどは、ユークリッド
幾何を現実だと錯覚し、高校生のほとんどは、ニュートン力学を現実だと錯覚
しているため、ピグマリオン症です。ユークリッド幾何も、ニュートン力学も、
相対論も、まったく同様に理論(数学)です。現実ではありません。どんなに
現実っぽく思えても、現実ではないのです。(どんなに精密な彫刻も、彫刻は
彫刻。生身の人間ではありません。)」

物理学は、現実に即した説明ができることを目的にしていると思います。ユー
クリッド幾何やニュートン力学は、この目的に向かっていると思います。しか
し、相対論でアインシュタイン様は、光速不変や、時空の伸縮について、現実
に即した説明をしていません。これらは、現実とは異なると言った方がよいと
私は思っています。相対論は、今まで、これら相対論の土台となるものと、現
実との関係を説明しないまま、理論を進めてきました。これでは、物理の目的
である、現実に即した説明に向かうことはできません。つまり相対論は、現実
から離れた数学であると思います。

以上のことから、ユークリッド幾何やニュートン力学は、現実であり、ピグマ
リオン症に罹っていないと思います。相対論は、現実ではなく、ピグマリオン
症に罹っていると思います。私はこのように考えています。

「ピグマリオン症という用語の意味がわかっていないようです。 念のため言
っておきますが、私はピグマリオン症の人を軽視したり馬鹿にするつもりはま
ったくありません。実際、世の中の大多数の人はピグマリオン症にかかってい
ます。ただ、現代物理について考えるときは、ピグマリオン症では困ります。」

ピグマリオン症は、物理とは関係ないと私は考えています。これまでの私の発
言は、この考えに従ってきました。仮定を前提とする相対論などの現代物理は、
ピグマリオンと関係があるかもしれません。
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101、絶対空間・絶対時間

『相対論は、今まで、これら相対論の土台となるものと、現実との関係を説明
しないまま、理論を進めてきました。』
「ニュートン力学も、絶対時間や絶対空間の存在を現実に確かめないまま、理
論を進めています。仮定をいちいち検証する必要はありません。」

ニュートン力学は、絶対時間や絶対空間を考えなくても良い理論です。光速度
を測定する精度(絶対時間)は必要ない理論です。ユークリッド幾何の空間で考
えているので、絶対空間は必要ない理論です。

スペースシャトルやナビゲーター用の衛星には、地上と同時刻の時計が搭載さ
れているはずです。これは絶対時間に相当すると思います。この電波が地上に
届くのに時間がかかります。したがって、衛星からの電波の発信時刻は、地上
の時刻よりも遅れて到着します。

時刻0[sec]   |時刻1[sec]
        |
12345678|12345678      衛星から0[sec]に発信された
衛星−→    |    衛星−→      電波は、ナビゲータへ0[sec]
○0[sec]を発信 |    ○1[sec]を発信   には届きません。
 \      |    |         ナビゲータの時刻1[sec]の時
        |              に衛星が0[sec]に発信した電
        |   \0[sec]の信号が着信 波が届きます。
    □0[sec]|    □1[sec]      ナビゲータと衛星が同時刻
  ナビゲータ |  ナビゲータ       (絶対時間)を共有しているの
12345678|12345678      で、この時間のずれが計測で
                       きます。

物体は、外力が加わらないとすれば、速度により伸びたり縮んだりしないと思
います。物体からの光が観測者に到着する時間は、エーテルに対する速度によ
り変化します。この変化により、物体から発した光は、ゆがんで見えます。し
かし、物体自体がゆがんでいるのではありません。

以上のことから、物体の世界が絶対空間であると考えています。光の媒質であ
るエーテルに対して、物体が静止状態か移動状態かによって、絶対空間の見え
方が変わると考えています。もちろん、観測者とエーテルの速度関係も、物体
の見え方に影響します。

あもん様は、絶対空間や絶対時間とはどのようなものと、お考えでしょうか。

『ニュートン力学は、絶対時間や絶対空間を考えなくても良い理論です。光速
度を測定する精度(絶対時間)は必要ない理論です。ユークリッド幾何の空間で
考えているので、絶対空間は必要ない理論です。』
「仮にそう考えたとしても、それならユークリッド幾何が現実世界(我々の宇
宙)で成り立つことを確かめないまま、ニュートン力学は理論を展開している
と言えます。仮定を現実世界で確かめないまま理論を展開していることは、ニ
ュートン力学も相対論も同様で、一般にそういった確認は必要ありません。」

ニュートン力学は現実に対応した説明ができます。これが仮定を現実世界で確
かめることに相当すると思います。

相対論の光速不変は、移動速度を考慮した、現実に対応できる説明がなされて
いるのでしょうか。

わたしの考えたエーテルは、エーテルの存在を確かめることはできません。こ
のため、相対論とエーテルは現実の実測では確かめられないと言う意味で、似
ていると思います。

『あもん様は、絶対空間や絶対時間とはどのようなものと、お考えでしょうか。』
「[絶対時間]絶対的、真の数学的な時間は、それ自身でそのものの本性から
外界のなにものとも関係なく、均一に流れる。[絶対空間]絶対的な空間は、
その本性として、どのような外的事物とも関係なく、常に同じ形状を保ち、不
動不変のままのものである。」

絶対時間と絶対空間の考え方は、私と同じだと思います。絶対時間は、宇宙全
体が同時刻であると私は考えています。絶対空間は、宇宙全体を一つの座標系
で表すことだと考えています。つまり時空のゆがみは存在しないと考えていま
す。

あもん様は、現実と絶対時間、現実と絶対空間の関係をどのようにお考えです
か。
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102、ピグマリオン様とピグマリオン症

「ちなみに、ピグマリオン症は、あまりによくできた理論(M世界)を、現実
(R世界)だと錯覚する病気のことです。中学生のほとんどは、ユークリッド
幾何を現実だと錯覚し、高校生のほとんどは、ニュートン力学を現実だと錯覚
しているため、ピグマリオン症です。ユークリッド幾何も、ニュートン力学も、
相対論も、まったく同様に理論(数学)です。現実ではありません。どんなに
現実っぽく思えても、現実ではないのです。(どんなに精密な彫刻も、彫刻は
彫刻。生身の人間ではありません。)」

物理は現実世界を究明していくために数学をひとつの手段として使っています。
でも現実に合わない理論を含んでいると、現実が究明できなくなる恐れがあり
ます。
ピグマリオン様は、人形ではなく、本物を追及したから、人形に命を吹き込む
ことができたと思います。物理学者は、この態度をまねるべきだと思います。

「ピグマリオン症というのは、R(=現実世界=我々の宇宙)とM(=数理世
界=理論)が明確に区別ができていない病気(誤解)のことで、科学に通じて
いない人のほとんどはこの病気にかかっています(決して、恥ずべき病気では
ありません)。」

私は、様と症を区別しています。ピグマリオン様は現実世界を表しています。
ピグマリオン症は現実世界と対応させると矛盾が生じる可能性が大きい数学の
世界を表していると考えています。

空間を表すのに、3つの直交する座標軸を使った表し方があります。これが、
空間を表すのに一番便利な方法です。角度を使った表し方は、平面的なものに
なります。立体角(ステラジアン)は、空間的広がり(見える範囲)のようなもの
を表しています。私はステラジアンの使い方は分かりません。このようなもの
を使って、現実世界を認識しようと、人類は知恵を積み上げてきました。これ
は、ピグマリオン症から、ピグマリオン様になろうとしていることだと思いま
す。

正負の数は、現実世界には存在しません。正負の数だけに注目し、現実との1
対1対応を考えないのは、数学でありピグマリオン症です。しかし、正負の数
は運動の方向を表すのに使います。このように、現実と1対1対応ができる使
い方は、ピグマリオン様です。私は、このように、症と様を使い分けて考えて
います。

交流の電流は磁石の運動によって作られる流れです。また直流の電流は、物質
間の電位差によって作られる流れです。この流れが電気的な仕事をします。電
流は、質量のあるものが一定方向に流れるから、仕事ができると考えています。
電磁気学は、現実の現象にあった説明ができる学問だと思います。ですから電
磁気学はピグマリオン様だと思います。ただし、私は、+の電荷や−の電荷と
いう考えについては、ピグマリオン症ではないかという疑いを持っています。
でも、このことについての現実的な説明は、私にはできません。

ニュートン力学は現実に合った説明ができるので、ピグマリオン様だと思いま
す。

速度によって粒子の寿命が延びるのは、現実に合っているので、ピグマリオン
様だと思います。しかし、速度が速くなると時間がゆっくり進むと言う説明は、
現実に合わないのでピグマリオン症だと思います。これは、高速度のロケット
からみると地球に着陸後の時刻(絶対時刻A)であるが、地球から見るとロケッ
トは着陸前の時刻(同じくA)であるという現実離れした現象が起きるはずの説
明だからです。

光速不変は、光源の移動速度を考慮できないので、ピグマリオン症です。エー
テルは、光源の移動速度を考慮できるので、ピグマリオン様です。ただし、こ
の適応範囲は、光源の移動速度と光速度の関係に限ります。
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103、ピグマリオン症に対する薬

「以下は、ピグマリオン症に対する "薬" です。少し丁寧めに読んで下さい。
(1) 我々はM(理論)をもってR(現実世界)を理解しようとする。MとRは
  まっ たく別物である。Mは我々の思考によって生じる、Rとは独立な数
  理的世界である。」

現実の現象と1対1の対応ができる理論は、現実世界を表してます。現実の現
象と1対1の対応ができない理論は、現実世界を表していません。

「(2) Rはただ1つだが、Mは多数ある。例えば、ニュートンの力学とアイン
   シュタインの相対論は異なるMである。これらを順に、M1, M2 とする。
 (3) Mが自己矛盾する場合、そのMは意味をなさない。」

相対論は光速度不変を前提にしています。これは光源の移動速度を考慮できな
い理論です。光源の移動速度を光速度不変に組み込むと、時空の伸縮が導き出
されます。しかし、この時空の伸縮は実測不可能です。

相対論の考えは、エーテルでも説明できました。エーテルには時空の伸縮は存
在しません。でも、エーテルの存在を確かめることはできません。

このため、現在は、相対論とエーテルのどちらを信じても良いと思います。こ
の意味で、相対論とエーテルは同じ立場にあると思います。私はエーテルの考
えの方が気に入っています。

「(4) MとRが対応する、あるいは対応すると思われる領域を、そのMの適用
   範囲という。Mの適用範囲は新たな観測(実験)によって、変わらない
   か、または狭まる。
 (5) 複数のMに関しては、適用範囲が広い方が優れている。例えば、M2 は
   M1より適用範囲が広いという点で、優れている。適用範囲が極端に狭
   いMや、内容が複雑なMは魅力がない。」

適応範囲が広くなれば、現実との1対1対応も多くなります。この対応につい
ての検証方法も増加します。ある検証方法に適応しても、他の検証方法では適
応できないか、不明である場合も出てきます。したがって適応範囲は、検証方
法に適応した範囲に狭められます。

「(6) 適用範囲がR全体であるMは、theory of everything (TOE) と呼ばれ
   る。超ひも理論は、現在のところ、TOE である。(もちろん、現在の 
   TOE が将来もTOE である保証はない。)」

私は、現実の世界の次元数は3.5だと考えています。ひも理論の次元数はこれ
よりもはるかに大きい数だと思いました。ひも理論が、次元数が互いに異なる
現実世界、と間での変換方法を示せなければ、ただの数学だと思います。これ
が示せなければ、ひも理論は現実の世界に適応しているとは思えません。

ところで、あもん様は、現実世界は、次元数がいくつだとお考えですか。

「ここで、ピグマリオン症の命名を行った、J.L.Synge の文を引用しておきま
 す。
 そこで私は、たとえばR世界というような新語をつくってみた。R世界とは、
 私たちが生き、活動し、日常生活を営んでいる、この複雑しごくな現実の世
 界のことである。これと対照的なM世界という新語もつくった。これはモデ
 ルとかマセマティカルとかの頭文字のMをとったものである。…中略)…
  そうして物理学者は、自分の考えたM世界がR世界と同等だと思いたがるが、
 これは全体として必ずしも悪いことではない。しかし、そのことは自覚のう
 えでないとまちがいをおかす。議論はしばしば大きく混乱することがあるか
 ら、この種の混乱には名前をつけることがふさわしい。私はこれにピグマリ
 オン症という名前をつけた。ピグマリオン症というのは、すばらしく超越し
 たリアリズムで像を彫刻した結果、その像が生命をもつに至ったというギリ
 シア神話の中のピグマリオンの名をとったものである。……(中略)……」

J.L.Synge様には、ピグマリオン様と、ピグマリオン症の2つの考え方を認め
て欲しと私は思います。

「  このようなM世界はワーズワースのことばによると次のようになる。
        純粋な知性から創り出される、真に、独立な世界」

現実との対応を考えられない理論は、現実から離れ、孤立した理論になります。

「以上、 J.Lシンジ著・中村誠太郎訳
    「相対性理論の考え方」講談社ブルーバックス B175 からでした。
 古い本ですが、名著だと思うので、多くの人に読んで欲しいですね。」

あもん様からお知らせいただいたのは、ピグマリオン症の要点だと思います。
この要点に対して、私は前述のような批判をしました。

「ピグマリオン症が治ればすぐわかることでしょうが、
 ・gyo さんが独自の理論(アイディア)を持っていたとしても、それ自体は
  相対論の否定にはならない。

確かにその通りです。では、光速不変と、光源の速度との関係を説明してくだ
さい。これは、相対論が回答しなければならないものだと思います。あもん様
が相対論を認めているなら、あもん様もご回答ください。

「・同様に、相対論の存在は gyo さんの理論の否定にはならない。」

相対論とエーテルの考えは、お互いに独立の関係にあるから、お互いに否定で
きないと思います。ただし相対論よりもエーテルの方が現実世界に近いと思い
ます。

「・ある物理理論を否定するためには、理論内部の矛盾、あるいは実験や観測
  との不一致を言わなければならない。ある理論をもって、他の理論を否定
  することはできない。」

相対論の内部で検討すべきことは、すべて解決されたのでしょうか。光速不変、
時空の伸縮については、どのような検討がなされたのでしょうか。現実に直接、
実測がなされたのでしょうか。時空のゆがみの直接実測方法はどのようになさ
れるのでしょうか。

直接実測できないので、相対論もエーテルもピグマリオン症と言えます。相対
論とエーテルのどちらか現実に近いほうが人々に受け入れられると思います。

「・ユークリッド幾何学、非ユークリッド幾何学、ニュートン力学、相対論、
  量子論、gyoさんの理論、これらは全て理論であって、決して現実世界で
  はない。」

理論と現実の1対1対応が可能かが、ピグマリオン症とピグマリオン様の違い
になると思います。

「残念なことに、gyo さんはピグマリオン症という用語の意味を、いまだ理解
できていません。ピグマリオン症にかかるのは人であって、理論ではありませ
ん。ピグマリオン症という用語を gyo さんに投げかけたのは私なんですから、
まず、私、そして用語の発案者であるシンジ氏の説明(定義文)をよく理解し
て下さい。「私は…と考える」などとして、用語の定義を勝手に変更しないよ
うに。自分の考えはいったんよそへ置いて、それでもう一度、私の解説、メー
ルを読み直して下さい。それでもなお考えが変わらないなら、今回の議論は終
わりです。」

ピグマリオン症の補足説明をありがとうございました。

あもん様は、シンジ様に傾倒なされておられますね。私は、あもん様やシンジ
様がが投げかけられたり発案されたピグマリオン症については、これ以上、議
論しないことにします。なぜなら、私のピグマリオン様とピグマリオン症の考
えは変わらないからです。また、ピグマリオン症の定義を決めたのも、その人
の考えなのですから、その考えに反論があっても良いと思います。いずれにせ
よ、私はピグマリオン症についての議論はここで終わりにします。

あもん様、ありがとうございました。 gyo

前回やそれ以前の私の質問に、皆様からお答えいただいていないものがいくつ
かあります。もしも、私が気づかずに、皆様のお気に触るようなことを書いて
るのが原因でお答えがいただけないのでしたら、ご指摘ください。この場合私
は謝りたいと思います。
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104、この会議室は静か

サイエンスフォーラムの13番会議室[定説への挑戦]であったように、私はこ
こでも皆様からもっと勉強しなさいと言われると思っていました。でもこの会
議室は、静かです。
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105、エーテルは存在する確信を持つ、そしてgyoのエーテル論

私は、電気時計の遅れや粒子崩壊の寿命の説明など、現実世界で考えてきまし
た。

電気時計は静止状態では正常に作動します。しかし速度vで移動すると、速度
vに応じて電気時計は遅れます。この電気時計を、プールの中にいる人に置き
換えて説明します。

プールの中に静止している人は、水の流れを感じることはありません。速度v
で泳いでいる人は、体表に速度vの水の流れを感じます。速度vで泳ぐことで、
この人は速度vの水の流れを感じます。このプールの中にいる人に対する水の
ようなものが、電気時計にも存在すると考えられます。速度vで移動している
電気時計の周りに何もなかったら、電気時計を遅らせることはありえません。
速度vを電気時計が感じ取るから、電気時計は遅れるのです。これは、プール
にいる人の周りに水が存在するように、電気時計の周りにも水と同じような作
用をするものが存在することを示していると思います。この水と同じような作
用をするものが、電気時計を遅らせていると考えています。また、電気時計に
対する水のようなものは、エーテルだと考えています。

粒子の寿命の説明で使った、形あるものも、エーテルだと考えています。

この結果、エーテルの存在が確かめられたと確信に近い感触を持つことができ
ました。また、エーテルがダークマターである可能性も感じています。銀河の
回転速度も、宇宙の質量も、エーテルが作用していると考えています。太陽系
を脱出しようとしている探査衛星が、次第に減速しているのも、エーテルが作
用していると考えています。

私は、光速不変については疑問視しています。光速不変から導き出される時間
や長さの変化についても疑問視しています。なぜなら、私は、電気時計の遅れ
の説明ができたからです。

光速不変の否定は、光のドップラー効果が、音のドップラー効果と同じ作用で
起きる事を意味していると考えてよいと思います。

ドップラー効果によって波長が短くなることを、物の長さが短くなると、誤っ
て解釈したものと思います。これは、光によって起こる現象を、物の長さに当
てはめてしまったことが原因だと思います。

物の長さが短くなる事と、光速不変の両方によって、時間がゆっくり進むと言
わざるをえなくなります。この、時間がゆっくり進むのも、誤りだと思います。

エーテル粒子は、すべて、同じ大きさと同じ質量を持つから、光子のエネルギ
ーも飛び飛びになると思います。

エーテル粒子は、ランダムな方向へ振動しているから、確率という数学が応用
されると思います。

熱エネルギー(分子のランダム方向への振動)は最終的に、エーテル粒子に伝達
されると思います。このエーテル粒子に伝達されたエネルギーを考えれば、エ
ネルギー保存法則は完結すると思います。

このエーテル粒子は原子と原子の隙間を簡単にすり抜けるほど小さいと思って
います。

このエーテル粒子は非常に小さな質量を持っていると思います。

このエーテル粒子は、原子と原子の間だけでなく、宇宙全体にも、満ちている
と思います。

このため、エーテル粒子の質量や大きさは測定できないと思います。

あらゆる空間にはエーテル粒子のエネルギーが存在していると考えます。

原子と原子の間にエーテル粒子が振動しているから、原子と原子の間隔が保た
れていると考えています。原子と原子が近づけば、この2つの間にあるエーテ
ル粒子が、原子と衝突する回数が増えるので、原子を引き離すことになると思
います。原子と原子が遠ざかれば、この逆の現象になります。

光行差は、エーテルが存在しても発生すると考えています。地球の自転に引き
ずられるエーテルは、地球の引力が及ぶ範囲までであると考えているからです。
しかも地球の自転に引きずられるエーテルの量は、地球からの距離に応じた引
力の強さに比例していると考えています。

引力もエーテルのランダム方向の振動エネルギーの差によって起きると考えて
います。惑星内部のエーテル振動エネルギーと、惑星を形作る原子の振動エネ
ルギーを足したものは、惑星外のエーテル振動エネルギーと等しくなります。
このため、惑星近くにある質量は、惑星内部からよりも惑星外の方向からのエ
ーテル振動エネルギーを多く受けます。この差が引力として作用すると考えて
います。

電流はエーテルの流れ(波?)だと考えています。

磁力は、電流(エーテルの流れ)のそばにあるエーテルが、電流に引きずられて
移動する現象であると考えています。

永久磁石は、エーテルを撥ね返す方向が一定になったものだと考えています。

電流と磁界は対になっていると考えれば、静電気の仕組みも予想できると思い
ます。

私は、これからも、3.5次元の現実世界で、単位を大切にした物理を考えてい
きたいと思います。なぜなら、この方が矛盾を見つけ、これを修正しやすいか
らです。

でも、私には数学力も、実験する能力もないので、これ以上話を進められませ
ん。このような私が、このようなことを書いたことを、お笑いください。
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106、エーテルの続き

ピグマリオン様になれない、ピグマリオン症の私が、エーテルの続きを書かせ
ていただきます。

太陽(恒星)

私は、あらゆる空間に、エーテル粒子がお互いに結合せず、単体状態で無数に
存在していると考えています。このような状態のエーテル粒子を単体エーテル
粒子と書くことにします。

熱力学において、分子はランダムな方向に振動しています。この振動が閉鎖空
間内の壁に、圧力として現れます。この考えを無限の宇宙空間という閉鎖空間
における単体エーテル粒子のランダムな方向への振動に当てはめて考えます。
この単体エーテル粒子のランダムな方向への振動は、無限の宇宙空間という閉
鎖空間内に、単体エーテル粒子による圧力を発生させていると考えています。

無限の宇宙空間という閉鎖空間とは、次のようなことから考えました。A点か
らの単体エーテル粒子の振動が、無限の宇宙に向かって進んでいきます。逆に、
無限の宇宙から、A点に向かって単体エーテル粒子の振動が伝わってきます。
このように、無限の宇宙空間は、一定の単体エーテル粒子の圧力を保っている
と考えています。このため、無限の宇宙空間も、宇宙と言う閉鎖空間としまし
た。

単体エーテル粒子は、完全弾性衝突をすると考えています。このため、単体エ
ーテル粒子は無限のかなたに振動を伝えることができます。逆に無限のかなた
からの単体エーテル粒子の振動が伝わってきます。

光は、宇宙空間に充満している単体エーテル粒子達を媒質として、光源から球
面波として伝わると考えています。

光の球面波は、宇宙空間を進むに従い、空間的に拡張されます。宇宙空間を進
むに従い、光は面でなく、単体エーテル粒子としてのエネルギー伝達になりま
す。このような状態になると、光として感じ取れなくなると考えています。こ
の状態を示している場所が、宇宙の背景放射を観測できる場所だと考えていま
す。

宇宙の背景放射を観測できる場所は、観測機の精度によって変わると考えてい
ます。観測機の精度が高ければ、背景放射を観測できる場所は、遠くなると考
えています。なぜなら、光の受光面積が広ければ、光源からの波長を検出でき
るからです。

太陽(恒星)の中心には、単体エーテル粒子が稠密に集まり、ほとんど隙間がな
い、大きな球形の塊が存在していると思います。

この塊が誕生する場所は、空間のほぼ全方位から、均一な単体エーテル粒子の
圧力が加わるという条件を満たしているはずです。ここで単体エーテル粒子が
他の単体エーテル粒子が発生させる均一な圧力により、お互いに押し付けられ、
接着状態を保つのです。

私は、単体エーテル粒子はすべて、同じ大きさ同じ質量で、球形をしていると
考えています。

接着状態の構造は、あらゆる方向からの外力に強い、正4面体の構造になりま
す。この正4面体の頂点に単体エーテル粒子の中心があります。この周りにあ
る単体エーテル粒子の圧力により、正4面体構造になった単体エーテル粒子同
士が、お互いに接着状態を保てます。

しかし、正4面体を5個用意して、お互いの正三角形の面をきちんと重ね合わ
せるようにして、5個の正四面体を円状に並べると、最初と最後の正4面体の
間に隙間ができます。この隙間は、360度の角度の約7/360の割合です。

多くの単体エーテル粒子が集まり接着状態になると、この約7/360の割合の隙
間も次第に大きくなります。この隙間が単体エーテル粒子1つ分の大きさにな
ると、ここにも1つの単体エーテル粒子が押し付けられます。このようにして、
塊は次第に大きくなります。

この塊の内には、単体エーテル粒子が自由にランダムな方向へ振動できる空間
はありません。つまり、この塊の中には、単体エーテル粒子による振動エネル
ギーはありません。このため、塊の中からは、周りからかかってくる単体エー
テル粒子の圧力を押し返すエネルギーはありません。この状態により、周りの
単体エーテル粒子は塊に押し付けられ、塊を次第に大きく成長させるのです。

この塊は、大きく成長していきます。これは、塊の中心に向かって、宇宙空間
から単体エーテル粒子が落下している状態です。つまり、塊が大きく成長する
ことは、単体エーテル粒子の落下エネルギーを、塊に蓄積することになります。

蓄積されたエネルギーは、塊を振動させます。この塊の振動は、塊内部の約
7/360の割合の隙間を使って、次第に激しくなります。

振動が激しくなると、中心の大きな塊に接着できない、小さな球形の塊が作ら
れるようになります。小さな球形の塊は、中心の大きな塊に近いほど大きく、
遠いほど小さくなります。これは、小さな球形の塊ほど質量が小さく、自由に
飛び回ることができる、中心から遠い方へと移動するからです。

小さな球形の固まりは、原子です。太陽(恒星)の中心の塊近くには、地上で観
測できる原子よりも大きな原子番号の原子が存在していると考えています。こ
の付近では、太陽(恒星)の中心方向からの単体エーテル粒子の圧力がありませ
ん。中心の塊の熱振動があるのみです。ですから、この付近では、宇宙空間方
向からの単体エーテル粒子による圧力を、まともに受けます。この中心の塊に
よる熱振動と、単体エーテル粒子による巨大な圧力下にあるので、中心の塊付
近では、地上よりも大きな原子番号の原子が存在すると考えています。

太陽(恒星)が成長すると、落下エーテルのエネルギーと同じ量のエネルギーを
反射するようになります。

太陽(恒星)の中心にある大きな塊は、宇宙空間から降り注ぐ無数の単体エーテ
ル粒子の振動を、光の鏡面反射のように、すべて、中心から外に向かって反射
します。これは、中心の塊内部からの、単体エーテル粒子のランダム振動がな
いので、宇宙空間からの単体エーテル粒子のランダム振動を、波として揃えて、
宇宙空間方向へ反射します。ここでは、宇宙空間からの稠密な単体エーテル粒
子のランダム振動がすべて反射されます。このため、この反射によって、稠密
な波面を形作ることができます。

この波面は、太陽(恒星)の周りを取り囲む様々な原子によって、和らげられま
す。また、宇宙空間を伝わっていくに従い、空間的に引き伸ばされ、さらに地
球大気によっても、エネルギーが弱められ、地表に届くころには、地球生物に
害の少ない電磁波になっています。

太陽(恒星)の表面付近は、降り注ぐ単体エーテル粒子と、逆に鏡面反射により
光エネルギーを宇宙空間へ放出する単体エーテル粒子が、交差しています。こ
のため、太陽(恒星)の表面付近は、宇宙空間よりも濃度が濃いエーテルが存在
していると考えています。このエーテルの濃度が濃いため、太陽(恒星)の表面
付近では、大気による凸レンズ作用のような現象が起きます。これが、太陽(恒
星)の向こう側に隠れた恒星からの光を曲げ、地球からは太陽(恒星)の陰に隠さ
れた恒星を観測できると考えています。

太陽の平均密度は、水と同じ比重であると言われます。私は、太陽の中心には、
空間がほとんどない、質量の大きな塊が存在していると考えています。この両
者が正しければ、太陽の表面付近は地球の大気と同じように、比重が非常に小
さいものでできていると考えられます。

太陽(恒星)は、宇宙の泡構造の、泡の中心で生まれたと考えています。これが
成長していくに従い、膜(銀河が多数存在している部分)方向へ移動していくと
考えています。これは、誕生した太陽(恒星)と銀河の間にある単体エーテル粒
子の振動エネルギーが、ここ以外の部分よりも小さいためです。これが引力と
同じ作用をします。この移動は、非常に長い年月をかけて行われます。銀河の
近くまで移動したころ、ようやく自ら光を放てるようになると考えています。
これは、球状星団ではないかと考えています。この時点の太陽(恒星)は、まだ
自転していません。なぜなら、自転エネルギーを与えるものが存在しないから
です。

銀河系内にある太陽(恒星)と太陽(恒星)は、お互いに引き合い、長い年月を掛
けた後、衝突します。宇宙空間はどこも同じエーテル圧力で満たされています。
従って、どの太陽(恒星)も、ほぼ同じ大きさになります。同じ大きさの太陽
(恒星)同士が衝突するので、正面衝突する割合が多くなります。このため、衝
突後、面対称な立体構造が現れます。

この衝突により、太陽(恒星)の表面付近にある軽い原子は一番遠くまで飛ばさ
れます。これらは、地球の常温では気体や液体になるものがほとんどです。こ
れらが飛んでいく速度は、宇宙空間の単体エーテル粒子のランダム運動によっ
て、次第に減速されます。軽い原子は宇宙空間の極寒にさらされ、凍りつきま
す。これは大小さまざまな塊となっているでしょう。これらは再び元の太陽方
向へ引き寄せられます。

2つの太陽(恒星)の中心にある大きな塊は、衝突時に、ほんの少し中心がずれ
ると思います。衝突後、この2つの大きな塊は結合します。しかし中心がずれ
たため、大きな塊は、高速度で回転します。

この高速度で回転している大きな塊の周りには、吹き飛ばされなかった原子が、
波打ち、泡立ちながら、大きな塊の回転運動に引きずられ、回転を始めます。
衝突前、太陽(恒星)の中心の大きな塊は、宇宙のエーテル圧力と釣り合いが取
れていました。しかし結合後、太陽(恒星)2つ分のエネルギーを持つことにな
ります。これは、宇宙のエーテル圧力よりも高いエネルギーを保有することに
なります。このため、大きな塊は、結合後、余分なエネルギーを放出すること
になります。このエネルギーの放出のために、7/360の隙間が利用されます。
この隙間では、塊が次第に単体エーテル粒子に分解されます。この現象は、地
上の核爆発と同じものです。このため強いエネルギーが宇宙空間へ向かって放
出されます。

これがパルサー天体として観測されます。

パルサーの周期がほぼ一定である原因はわかりません。ただし、パルサーの周
期で自転しているのではないと思います。あの周期で1回転していたら、どん
な太陽(恒星)でも、分解してしまうからです。

衝突し合体した2つの太陽(恒星)は、通常の2倍のエネルギーを内蔵していま
す。通常よりも余分なエネルギーは、宇宙空間へ放出されます。この放出場所
が7/360の隙間です。この隙間は、太陽(恒星)の表面に規則正しく並んでいると
思います。ここから直線的に強いエネルギーが放出されていると思います。ち
ょうどミラーボールのように、回転数は少なくても、発光間隔は短くなる状態
になります。

やがて、エネルギーを放出し、直径が小さくなります。しかしまだ通常より多
くのエネルギーが存在します。このため、結合した太陽(恒星)は爆発し、周り
の原子を塊として放出します。太陽の赤道方向へ放出された塊は、太陽の自転
エネルギーを持つことができます。この塊が、太陽に戻ってくる氷の塊と衝突
し、結合します。

太陽の自転エネルギー、太陽から放出されたときのエネルギー、衝突時に太陽
から離れ、氷の塊となって再び太陽に落ちてくる塊の落下エネルギー、これら
3つが合成され、うまく衛星軌道に乗るようになったものだけが、現在の衛星
として残っています。

地球が氷の塊と衝突した場所は、フィリピンだと考えています。この周りの島
(ジャワ島、スマトラ島、マレー半島)は、円弧状に連なっているからです。

2000万年の間にチリが集まって地球などの惑星が誕生したと言う説は、信じが
たいのです。この長い間、惑星が溶けた高温を保つことは不可能だと思うから
です。

太陽系の惑星はすべて球形です。このような状態になるには、惑星は完全に熔
けた状態にならなければならないと思います。

銀河の中心は太陽(恒星)密度が高くなっています。このため、銀河の中心はエ
ーテル圧力が高いと思います。しかし、エネルギーは放出されなければなりま
せん。このエネルギーは、銀河に対して垂直方向へ放出されると考えています。
この方向が、一番圧力が小さいためです。

銀河が渦を巻いているのは、銀河同士が衝突したためだと思います。衝突によ
り回転エネルギーを得たので、円盤状に回転していると思います。

光がエーテルのランダム振動になります。これが恒星の核を作ります。恒星が
光を放出すると、エネルギーバランスが釣り合い状態になります。銀河の中心
の高圧状態で、太陽(恒星)は、光に戻る。このようにして、宇宙は永久に変化
してを繰り返していると考えています。宇宙はこのサイクルを繰り返している
と思います。

ここに私が書いたことは、私の考えです。実証されていません。したがってこ
れは理論ではありません。でも、私は、ここに書いたことを真実だと思ってい
ます。しかし、これ以上考えることは、私の能力では不可能です。私は、ここ
でエーテルについての思考限界に達しました。 

ピグマリオンさんはキプロスの王様であり彫刻家でした。ピグマリオンさんは
アフロディテさんに恋したが受け入れてもらえませんでした。そこでピグマリ
オンさんは象牙(大理石かも)からアフロディテさんとそっくりなガラティア
さんを彫り上げました。ピグマリオンさんがガラティアさんに恋心を抱いてい
るのを知ったアフロディテさんは、ガラティアさんに命を吹き込みました。そ
してピグマリオンさんとガラティアさんはパファスさんとメタルメさんという
2人の子どもをもうけました。(ギリシア神話)

私はエーテルを再考しました。しかし私には物理学や数学の能力がないので、
エーテルに命を吹き込めません。私はピグマリオン様の能力(アフロディテ様)
を持っていないのです。しかし私にはピエロ様の能力はあるようです。あもん
様からお叱りを受けるかもしれませんが、私のエーテルをお楽しみいただけま
したか。
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107、絶対空間、絶対時間で伝わる光

私が考えている絶対空間、絶対時間で、光源が光速度を越えて移動している時、
観測者へ光源の光が伝わる様子を書きます。
(光源からの光が光速度以下の速度でのエーテル中の伝わり方は、省きます。
これは、たぶん、あもん様が書かれている亜光速での見え方と同じだと思いま
す。)

観測者に対して、エーテルは静止しています。

 1     2     3     4     5 光源(☆)は数字が増加
=☆                         する方向へ光速度を超
             ○観測者          えた速度で移動します
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 1     2     3     4     5 光源は可視光線のみを
 ======☆                   発しているとします。
 −−→         ○
   ↑1の位置にあった光が観測者に向かっています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 1     2     3     4     5
       ======☆
 −−−−−→−−→   ○3の位置にあった光が観測者に届きます。このため
      ↑  ↑    観測者には光源が3の位置にあるように見えます。
      |  2の位置にあった光も観測者に向かいます。
      1の位置にあった光がここまで進んでいます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 1     2     3     4     5
             ======☆
 −−−−−−==→−−→○
            ↑2の位置にあった光が観測者に届きます。このため光
源は2の位置にあるように見えます。観測者に対して左側からの光はドップラー効
果により周波数が変わっています。光源の速度が光速度の2倍の場合には、光源か
らの光は可視光線として観測されます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 1     2     3     4     5
                   ======☆
 −−−−−−−−−−−→○   ←−−4の位置にあった光が観測者に向かい
            ↑       ます。
            1の位置にあった光が観測者に届きます。このため光源
            は1の位置にあるように見えます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 1     2     3     4     5
                         ======☆
             ○←−−−−−   ←−−5の位置にあった光が観
              ↑           測者に向かいます。
              4の位置にあった光が観測者に届きます。このため
光源は4の位置にあるように見えます。観測者に対して右側からの光はドップラー
効果により周波数が少なくなっています。このため光源からの光は赤外線かそれ以
下の周波数になっていると思います。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 1     2     3     4     5
                               ======
             ○      ←−−−−−

以上のことから、観測者は3の位置にある光源から見始めることができます。そし
て、この光源は左右2方向へ分かれていくように見えます。左方向へは速く飛び去
るように見えます。右方向へはゆっくり飛び去るように見えます。両者の光の周波
数は光源の移動速度により異なるので、可視光線以外の光線も観測できる装置が必
要となります。
左方向へ移動するように見える光源は、過去へさかのぼって行く光を見ていること
になります。右方向へ移動するように見える光源は、時間の流れと同じ方向へ流る
光を見ています。
 1     2     3     4     5
             ☆
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 1     2     3     4     5
       ☆       ☆
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 1     2     3     4     5
 ☆               ☆
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 1     2     3     4     5
                   ☆

これは、超音速飛行しているジェット機の音を地上で観測しているのと同じ現象で
す。したがって、光源が見え始める3の時に、観測者は、光源から非常に強い光を
受けます。

地上に通常存在する原子でできた物が光速度を越えて移動すると、エーテルとの摩
擦により、原子の原型が消失してしまうのではないかと私は考えています。
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108、光行差

次に、光行差について書きます。

光は光源から球面状に広がる波としてエーテル中を伝わっていきます。これを光の
球面波と言うことにします。光の球面波は、空中を伝わる音の波と同じ縦波です。
光は、波の進行方向と媒質が揺れる方向が同じ縦波です。

光が球面波であり縦波である理由を書きます。

1、物体の周り、少なくとも角度で90度の範囲から物体の同じ部分が見えるので
光は球面波です。
   ○B
○A |  ○C  ○は観測者
 \ | /
  \|/
   ・←物体の部分

2、光源から遠くなれば、光の球面波は、平面波状になります。光の平面波が偏光
板の隙間を通過すると、回折が起きます。回折により平面波から再び球面波状にな
る部分ができます。この部分が、隣の隙間を通過した光の波と干渉し合います。こ
の回折と干渉で、光を伝えるエーテルが量的に減り、残りのエーテルが再び光の平
面波を形作ります。これが、光量の減少として観測されます。2枚の偏光板を90
度回転させた状態で重ねると、回折による干渉で、ほとんどのエーテルが、光の平
面波を回復できなくなります。したがって、この状態では、向こう側の像を判別で
きません。これは平面波が、エーテルのランダム振動にすべて変ったためと私は考
えています。しかし、この状態で、偏光板を良く見れば、向こう側の像がかすかに
見える時があります。これは、わずかに平面波が回復したためと思えます。これは
偏光板作成時の精度や材質の特性によるゆがみに起因するものかもしれません。
この原因究明は実物をよく観察しないと分かりません。

↓■■■↓↓↓■■■↓↓↓■■■↓


_/ \___/ \___/ \_

  ×     ×     ×   回折と干渉後の平面波の回復の程度は、実
_/ \___/ \___/ \_ 測から推測することになると思います。

3、弦を伝わる横波は張力により伝達が可能になってきます。水面を伝わる横波は
水面の位置エネルギーにより伝達が可能になります。空気中を伝わる音の縦波は、
空気の圧力により伝達可能です。エーテル空間を伝わる光の縦波は、エーテルの圧
力により伝達可能です。圧力により伝わる波は、縦波であり横波ではありません。

以上が、光は縦波であり球面波である理由です。次にこの光の特性をもとにして光
行差現象について書きます。

真上の遠い星からの光が、平面波として地上に降り注ぎます。地球はこの光の平面
波の中を左から右へ移動します。

|↓↓↓↓|↓↓↓↓|↓↓↓↓|↓↓↓↓|↓↓↓↓|星からの光の平面波が、
|4444|5555|6666|7777|8888|地球に降り注ぎます。
|3333|4444|5555|6666|7777|○は地上の観測者です。
|2222|3333|4444|5555|6666|観測する光の平面波の位
|○111|2○22|33○3|444○|5555|置が左下から右上へと変
|0000| 111|2 22|33 3|444/|わります。
     |0000| 111|2 22|33/3|観測者は斜線の方向つま
          |0000| 111|2/22|り右上方向に星があるよ
               |0000|/111|うに見えます。
                    |0000|
このように、真上にある星が、進行方向前方に移動したように見えるのが光行差です。

この時の地球の移動速度は、光速度よりも、はるかに遅いので、真上の星は、可視
光線で観測できます。

観測者が光速度を越えて星間を移動する場合、進行方向前方の星は、可視光線から
紫外線以上の周波数に高まるでしょう。後方にある星が過去に放った光が、進行方
向の前方にあります。光速度を越えて飛行すると、後方にある星が過去に放った光
を受けながら前進するので、後方にある星が前方に見えるようになります。この後
方の星は、光速度の2倍で飛行すると、可視光線として前方に観測できます。もち
ろん、この時、後方にある星は、前方には見えますが、後方には見えません。なぜ
なら、後方の星からの光が、光速度以上で離れていく観測者に届かないからです。
代わりに過去に放たれた光を過去のさかのぼって行く形で、前方から受けます。

|→3210|→43210|→543210|→6543210|○は光速度以
|→○210|→4 ○10|→54  ○0|→654   ○|上で右へ移動
|→3210|→43210|→543210|→6543210|している観測
                               者です。

光の平面波に対して斜めに移動した場合の見え方は、書いてみないと分かりません。
斜めの場合に、この書き方が当てはまらない場合があるかどうかは、私には分かり
ません。
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109、アインシュタイン様へ

アインシュタイン様は、光を伝える媒質のエーテルを認めませんでした。私はエー
テルの存在を認めています。認めた上で、(1−(v/c)^2)^(1/2)も説明できました。
ですから、私は、アインシュタイン様の相対論よりも、過去の人が考え出したエー
テル論の方を支持しています。

アインシュタイン様の相対論は、光速不変を前提としているため、時空が伸縮する
という迷路(パラドックス)から抜け出すことはできません。また、迷路から抜け出
すための手段である光の媒質(エーテル)の存在を否定しているので、相対論は永久
に迷路から抜け出せないと私は思います。

私は、相対論と異なった立場で相対論を見ていると、相対論のパラドックスが客観
的に見えてきます。光速不変は成り立たない。時空は伸縮しない。エーテルが存在
する。この立場で相対論を見ていると、相対論者は苦労して時空図を考え出して、
相対論を必死に守っているのが見えてきます。もっとも私には能力がないので、時
空図を理解できません。

私は相対論を信じていません。また、相対論の入門部分で相対論の勉強をあきらめ
た人の中にも、相対論を信じていない人がいると思います。これは、相対論の仮説
が、現実と合致しないためだと私は思っています。

このように考えてくると、エーテル論は相対論を否定できているように思えてきま
す。つまり、相対論の内部矛盾をエーテル論によって指摘できたように思えます。
でも、相対論の支持者はこれを認めないでしょう。これは、他の理論が相対論を否
定できないとか、相対論内部に矛盾がなければ良いと言っていることから、想像で
きます。

私が、私の考えを冷静に書くことができたのは、あもん様と、サイエンスフォーラ
ムの13番会議室[定説への挑戦]の皆様の指導があったおがげです。感謝していま
す。
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110、ブラックホール

図解雑学 ブラックホール 早稲田大学教授前田恵一監修 ナツメ社

ブラックホールに落ちていく人が発する光を考察します。すると、光速不変につ
いて、現実にありえないような現象が起きます。これは、光速不変が、起きない
ことを示していると思います。

これは不思議な天体ですね。このブラックホールもまた、普通は表面という面で
閉じている天体です。面で閉じたブラックホールは、飛んできた物質も、光も飲
み込んでしまうようです。この閉じられた空間から、物質や光はどこか別の空間
へと運ばれるそうです。表面で閉じられた空間から別の空間へ、ブラックホール
の表面を通らずに、どのように運ばれるのでしょうか。

現実の世界は縦横高さ(空間・立体)という3つの次元数があります。時間につ
いては過去から未来へ進むが、過去や未来へ自由に時間移動できないため、自由
度は制限されます。この、自由度が制限されていることを表すため時間の次元数
を1ではなく0.5とします。空間の3と時間の0.5を足し合わせた3.5次元が、こ
の現実世界だと私は考えています。3.5次元の現実世界では、面で閉じられた空
間内から外へ脱出するには、この閉じられた面を通過してから他の空間へ脱出し
ます。
(過去や未来へ自由に移動できれば時間の次数は1になると考えています。)

手品師はある場所から消えたりします。この時は、装置の隙間に隠れるか、助手
の陰に隠れて脱出して、消えたように見せます。でも、3.5次元の現実世界から、
別の次元へ移動したり、消え去ったわけではありません。

ところが、ブラックホール内の物は、その閉じた表面を通らずに、別の空間へ
移動できるそうです。これは、手品師にさえできないことです。ブラックホー
ルを考えた人は、どのような種明かしをしていただけるのか楽しみに待ってい
るのですが、なかなか私の期待に応えてくれません。この種明かしとは、異次
元を観客の目の前に出現させることです。

面で閉じた空間
   __       __
  /  \     /  \
 /    \   /    \
|  ○   | |    → ○ 面で閉じた空間内からは、面を通
|  人   | |      人 って外の空間へ移動できます。
 \    /   \    /  これが現実世界です。
  \__/     \__/

ブラックホール  ↓ブラックホール内の特異点
   __    #        ブラックホールに吸い込まれると
  /  \   #→異次元    閉じた面を通らずに、異次元の空間
 /    \  #        へ移動できます。
|  ○   | #   ○    ブラックホールが存在していると考
|  人   | #   人    えている科学者には、この現象を現
 \    /  #        実世界で大衆の前に出現させてほし
  \__/   #        いと思います。

飲み込んだ物質(光も含むと思います)は、特異点を通って別の空間へ移動す
ると説明しています。特異点という名前をつけたのは種明かしではありませ
ん。目の前に特異点が現れれば、すべての人が納得します。ブラックホール
が存在するのは、遠い宇宙なので確かめられる人はいません。だからこそ納
得できる種明かしが欲しいと思います。特異点を目の前に見せてくれるのが
この場合の種明かしになります。

もしも、種明かしを、時空の次元数が3.5より大きい数で説明するのでしたら、
その具体的なものを明示して欲しいと思います。時間を自由に過去や未来へ
移動できる4次元などの異次元の世界を目の前に見せてくれるのが、この場
合の種明かしです。

ブラックホール内にある異次元は、ブラックホールという閉じられた空間内
にあるのでしょう。この3.5次元の現実世界にその異次元の様子を示すものを
私は知りません。したがって、異次元はブラックホール内にあるはずです。
ブラックホールの中も目の前で見てみたいものです。

私は、ブラックホールを完全に種明かしするのが真の科学者だと思います。

(3.5次元で存在が確かめられない異次元が、ブラックホール内に存在して
いるかのように説明しているのは、科学と言えるのでしょうか。異次元は、
ブラックホール内に入らないと存在が確かめられないようです。もちろん
ブラックホールは人類が行くことができない遠い宇宙にあります。ですか
ら異次元は誰も確かめられません。誰も確かめられないから、安心して異
次元は存在すると言っているのでしょうか。だとしたら、この本が扱って
いるブラックホールは、無責任な感じがします。)

(ブラックホールも、相対論のように、時間と長さが等しいという常識は
ずれの考えから導き出されたのでしょうか。もしこの通りならば時間と長
さが等しいことも種明かしすべきだと思います。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
懐中電灯を持った人が、ブラックホールに飲み込まれました。この懐中電
灯からは光が発せられています。

ブラックホールに飲み込まれた人は、次第に落下速度を速めているようです。

ブラックホールの内部にある事象の地平線という境界面に到着する以前は、
懐中電灯からブラックホールの外に向かって発せられた光は、ブラックホ
ールから脱出できるそうです。これは落下速度が光速度よりも遅いためで
あるように読み取れます。

このブラックホールに落下する光をブラックホールの外から見ると、次第
に波長が長くなるそうです。

         懐中電灯
←光の進行方向  ↓
:::::::::*
波長は短い

          ↓ブラックホールの表面
: : : : : $:::::*→懐中電灯がブラックホールへ落下す
この部分の光は光速度     ←  る速度は光速度よりも少し遅い。
なので波長は長い       ↑
             懐中電灯からの光がブラックホールの中心から
             外へ向かう速度は光速度より遅い。

 波長が長くなるのは、ブラックホールの表面へ届く光の速度が、落下速度
 を引いた値つまりc−vになるために生じているとしか考えられません。

事象の地平線を通過する瞬間、懐中電灯の光の波長が無限大になるそうで
す。
          ブラックホールの表面
                    |         事象の地平線
          ↓         ↓
光の波長は無限大  $         ¥:::::*
   ↑                 →→→→→→
でもこの条件に合         懐中電灯がブラックホールへ落下する
う光が存在すると         速度は光速度に等しいため事象の地平
は思えません。          線から光は脱出できない。

 これは、落下速度が光速度と同じになっているため、ブラックホールの
 表面では光速度がc−v=c−c=0になっているためだと考えられま
 す。

しかしこの事象の地平線を通過してしまうと、この光さえも脱出できなくな
るそうです。

落ちていく人は、持っている懐中電灯から光を発しています。この光は落下
していく人が持つ懐中電灯から光速度で周りに放出されています。この光が
事象の地平線を通過する前は、宇宙空間へ放出されます。

しかし、事象の地平線を通過後は、光はブラックホールから脱出できません。
これは、懐中電灯をもっている人が、光速度よりも速く、ブラックホールに
落ち込んでいることになるはずです。
つまり、ブラックホールへ落下すると、落下速度は次第に速くなり、ついに
は光速度を超えてしまいます。

ブラックホール内の事象の地平線内では、光速度を超えて移動できるのです
ね。これは光速度不変の法則が成り立たないことを意味しています。アイン
シュタイン様が、もしも生きておられたら、このことについて、どう言われ
るか、楽しみです。

この場合にも、ブラックホールへの落下速度が光速度を超えないという人は
どのようにお考えなのか、わかりやすく説明してほしいです。
ただしお願いがあります。時間と長さが等しいなど、常識では考えられない
ことを使って説明するなら、時間と長さが等しい事を種明かししてください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
アインシュタイン様は、上の問題について、時空は歪んでいると言われるで
しょう。

このブラックホール内では、時空が歪んでいるのでしょう。ブラックホール
という有限の空間内に、無限の距離や、過去や未来へ自由に移動できる完全
な1次元の時間が存在しているようです。

事象の地平線を過ぎたら、光速度以上で特異点に向かって落下しているはず
です。この時ブラックホールに落ちつつある人の懐中電灯から発した光は、
懐中電灯を基準にして光速度で放出されています。

ブラックホールは、3.5次元の世界では大きさがあり有限です。有限の距離
内で光速度を考えなければなりません。ですから、落下速度が増加するにし
たがって、ブラックホール内の長さや時間は、ブラックホール外の時間や長
さに対して伸縮します。
    _____
t1/t2=,/1-(v/c)^2  t1 はブラックホール内を速度vで落下していると
             きに流れる時間の速度
           t2 はブラックホールの外に静止している者に流れ
             る時間の速度
(v<cの場合)
   _____
t1=,/1-(v/c)^2 ×t2 ブラックホール内を速度vで落下する人の時間t1は
           ブラックホールの外の人の時間t2よりもゆっくり流
           れます。
相対論では、光速度は不変です。c=L2/t2なので、t2が短くなるから、L2
も同率で短くなります。したがって、ブラックホールを落下していく人は、
身長が短くなったり、その人の周りの光が伝わる範囲は長さが短くならなけ
ればなりません。

(v=cの場合)
事象の地平線では、v=cの速度で落下していると考えられます。この時
t1/t2=0 t2≠0 t1=0
つまり事象の地平線を通過した瞬間は、時間が流れる速度は0になります。
このとき、落下していく人の身長は0になります。もちろん、懐中電灯の光
が届く周囲の長さも0になります。長さが0になれば、物質は存在しないこ
とになるでしょう。存在した物質の長さが0になる状態をぜひ見てみたいと
思います。
(このように物質の長さが0になることは、私はありえないと思います。)

(v>cの場合)
この後、光速度を越えて落下することになります。この時、時間は未来へと
進んでいたのが、過去へと進むようになるはずです。これは、タイムマシン
で過去に戻るような状態です。ぜひ相対論を基礎理論としたタイムマシンを
発明してほしいものです。
(私の考えでは、過去に放たれた光を、しだいに昔へと追いかけると解釈し
 ています。ただし、この時の時間は未来へ進んでいます。)

また、平方根の中の数が負になるため、確定しないという人もいます。でも
判別式とグラフの関係から、これがどのような状態なのかについては、私な
りの考えは持っています。

(このように、懐中電灯を持ってブラックホールに落下すると、説明できな
 いことがあります。これらについて種明かしをお願いしたいのです。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光が波であるという説があります。波は媒質を伝わるという考えがあります。
この考えだと、ブラックホールが光を飲み込んでいるのは、光の媒質を飲み
込んでいることになります。波は、媒質が往復運動または回転運動をしてい
ます。でも光には媒質がないと相対論は言っています。光の波は、媒質がな
くても伝達できるのでしょうか。媒質がない状態で光の波がどのように伝達
されるか、種明かしが楽しみです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光は質量0の光子が光速度で飛んでいると説明している人もいます。質量0
の物質がブラックホールの引力に引き寄せられるのでしょうか。質量がある
からこそ、引力に引き寄せられると私は考えています。質量が0である光子
がブラックホールの引力に吸い込まれるという種明かしもぜひお願いしたい
と思います。
光速度をブラックホールからの脱出速度の算定に使っています。この根拠も
ぜひ種明かししてほしいと思います。この種明かしには、質量0の光子の説
明がからんでいることは言うまでもありません。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブラックホールは、光や物質を飲み込み、特異点へと落ち込む現象が起きま
す。これはブラックホールは特異点以外は何もない空間であると考えられま
す。だとしたら、太陽の何倍もの質量は一体どこに消えたのでしょうか。
ブラックホールに吸い込まれた物体の質量がなくなるのは、吸い込まれてい
く途中のどの時点なのでしょうか。吸い込まれた原子はどうなるのでしょう
か。吸い込まれた光はどうなるのでしょうか。

ブラックホールの存在は、ブラックホールからエックス線が放出されている
ことで確認されているということを聞いたことがあります。でもエックス線
は電磁現象の一種です。この電磁現象の観測をブラックホールとして良いの
でしょうか。エックス線はブラックホール以外の説明もできるのではないの
でしょうか。

引力が何によって発生するかも明らかになっていない状態で、巨大な恒星が
存在するはずだと予測しています。引力についてはっきりしない状態で、ブ
ラックホールの巨大引力を想定していいのでしょうか。

ブラックホールに質量が吸収され異次元へ運ばれると、その分の重力が消滅
するはずです。この状態は重力波の変動を発生させるはずです。ブラックホ
ールからこの重力波の変動が観測されなければ、ブラックホールの存在は確
かめられたとは言えないと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
私はブラックホールは存在しないと考えています。相対論やブラックホール
は常識では考えられないことを前提にしているようです。相対論やブラック
ホールについて発言している科学者様は、自分の言っていることに対して責
任を持ち、ほとんどの人が納得できる種明かしをしてほしいと、私は思いま
す。

私もドラえもん様の友達になって4次元ポケットを調べてみたい。これは、
縦横高さという空間の3次元に加え、時間が完全な1次元になっています。
時間が完全な1次元とは、時間を過去や未来へ自由に行き来できる状態にな
ります。空間の3次元と時間の1次元を合わせて4次元の時空になります。
時間を自由に行き来できる不思議な装置とはどのような構造なのか調べてみ
たい。でもドラえもん様は漫画の世界であり、現実の世界ではないのが残念
です。私が科学者様に要求しているのは、この4次元ポケットです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
相 対 論|相対性理論/宇宙論 相対論の考え方[連載] で、私は、時計が
      _____
  t1/t2=,/1-(v/c)^2  t1=宇宙船の時計の進む速さ
            t2=地上の時計の進む速さ
            v=宇宙船の地球に対する速さ
            c=光が進む速さ
の割合で遅れると説明しました。しかし相対論では時計が遅れるのではなく、
時間が遅れると説明しているようです。この時間が遅れるという説明は、私
はいまだに納得できないのです。

宇宙船がt1時の時に、地上ではt2時になっています。もちろんt1<t2です。
宇宙船 ――――t1時
地上  ――――――――t2時
絶対時間・・・・t1時・・t2時 (絶対時間=時間を比べる基準)
宇宙船はt1時に地上に帰還しました。宇宙船のt1時は地上のt2時です。この
ため地上ではt1時にはまだ宇宙船は帰還していません。地上で宇宙船の帰還
が確認されるのはt2時です。このように宇宙船は帰還しているのに、地上の
観測者にとっては宇宙船は飛行中です。これは矛盾です。
また相対論は絶対時間を否定しているようです。絶対時間を否定すれば、時
間が短くなると言えなくなります。なぜなら、時間が短くなると言った場合
は、比べる基準に対して言っているからです。ですから、時間を比べる基準
(絶対時間)は必ず存在しなければなりません。

ちなみに時計が遅れる現象は、宇宙船の時計が地上の時計に対して遅れる現
宇宙船 ――――――――t1時 象です。t1時<t2時です。表示時刻が異な
地上  ――――――――t2時 っても、絶対時間は同じです。なお、宇宙
絶対時間・・・・・・・・t2時 船の時計は速く進むように調整され、地上
               の時計と同じ進み方になっているそうです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
日経サイエンス2003年8月号 「もう一人の自分が住む世界、並行宇宙は実
在する。」これも遠い宇宙の話で、確かめることができないことは確実です。
ペンシルベニア大学 M、テグマーク氏にも、この種明かしをしてほしいで
す。表紙にこの題名を大きく載せている貴誌は、彼から種明かしをしていた
だいたのでしょうか。「実在する」という言葉は断定ですね。100%実在
するということですね。確率を拡大解釈しているのではないのですね。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブラックホールや相対論の不思議がすべて種明かしされるのを楽しみに待っ
ています。種明かしができたときには、異次元旅行ができるようになってい
るでしょう。
私にはブラックホールや相対論、並行宇宙の種明かしをする能力はありませ
ん。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
最後までお読みいただきありがとうございました。 gyo
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