北朝鮮の金日成書記長様は、国民から税金を集めることはしていないようです。韓国や日本、中国からの援助物資を、国家運営に使っているとしか思えません。北朝鮮は、海外企業を招き入れることができないので、国民が必要とする工業品の生産は、できていないはずです。また、農業生産も、国民が生きるための食料としてすべて自家消費されるので、余剰物が商業品に回されることはないと思います。工業製品や農業製品が国内で生産され、その余剰物が国内で販売されれば、販売価格の10%くらいを税金として国家に納めさせることができます。しかし、工業品も農産物も、商業製品として供給されないため、北朝鮮は税金を国民から集められないと思います。
そこで北朝鮮の国家は、外国からの援助物資を、国民に販売することで、国家の収入にしていると思います。ただし、販売担当者は、私腹を肥やしているとも思われます。金日成書記長様の周辺でも同様なことをしているため、私腹を肥やしている部下を罰することはできません。もし罰すれば、国家の収入が順調に入らなくなります。
北朝鮮は、この販売金の一部で、ミサイルや原子爆弾の製造に励んでいます。しかしこの行為は、隣接国や全世界から大きな反発を招くことになります。
北朝鮮は、工業技術や農業技術を隣接国から学ばなければなりません。これは、金日成書記長様一人ではできません。でも金日成書記長様はこのことを自覚しているはずです。このためには、隣接国の協力を得なければなりません。これを実行する一つの方法を書きます。戦争のための軍備をするのではなく、軍人の半分を学生として、工業や農業技術を学ばせるために隣接国に派遣し、残りの半分を、国内の治安維持に当たらせる警察にするのです。朝鮮民族は一つと主張しているのなら、ぜひ、この方向へ、北朝鮮の国民を導いてください。このような行動をとれば、韓国だけでなく隣接国はすべて、協力を惜しまないでしょう。きっと工業製品の工場が、隣接国の援助によって北朝鮮国内に建設されるようにもなるでしょう。
軍備を増強し、核武装や、ミサイルの販売をするのは、隣接国に警戒感を持たせます。これは、北朝鮮にとって不利益になります。隣接国が北朝鮮に技術的援助をしても、この技術を使って北朝鮮が隣接国を侵略してくるのではないかと、隣接国は疑いを持つからです。このため、北朝鮮に技術援助をしないでおこうと考えるようになってしまいます。これはで北朝鮮が、困窮から抜け出すことは不可能になります。
今の金日成書記長様は、国民から表面的な賞賛しか受けていないことは自覚なさっていると思います。金日成書記長様、もし、ここに書いた行動をする決断ができたら、あなたは、真の尊敬を国民から受けるでしょう。この決断を公表するだけ、後はただちに部下達がすべて実行します。なぜなら、この日がすぐに来ることを部下達が願っているからです。
拉致によって、隣接国から技術を吸収できないことは、今までの経験で理解できたはずです。それよりも、拉致事件の全貌を公表し、謝罪すれば、隣接国は北朝鮮に対して協力的になるでしょう。隣接国は北朝鮮に住む一般国民の窮状を知っているので、彼らを助けてあげたいと心から願っているからです。
共産主義は、勤労者も怠け者も区別せずに、同じ待遇を国民全員に与えます。このため、勤労者の意欲を減少させ、怠け者にしてしまいます。これを防ぐために、密告が奨励され、密告された人は処罰されます。このため国民は隣人におびえ、心は休まりません。この状態が幸福とは思えません。金日成様は、一般国民のこの状態を自分で体験なさるべきだと思います。あなたのお父様が築かれた国家の体制は、国民すべてには安らぎを与えていない状態を、あなたに感じ取らせない組織であることを自覚なさってください。人間は生きるために働きます。また余暇を楽しむ権利があります。この自発的行動ができることが人間の幸福だと思います。北朝鮮の一部の国民だけでなく、全国民がこうなることを願っています。
今、全世界は、アメリカの軍事統治よりも、自由経済による、工業や農業技術によって、国民の幸福を求める方向に向かっています。戦争は、両者の間に不信感を生みます。それよりも、両国の話し合いによって、国民の幸福を実現させる方向に向かうべきです。アメリカは諸外国に軍事力を示しているため、かえって反発を受けています。それよりも、諸外国が同じ技術水準になるように、技術者を派遣したり、学生を受け入れてあげれば、アメリカに対する反発はなくなります。もちろん、このための費用は、軍事費を減少させることで捻出するのです。このような行動をとってこそ、アメリカは真の世界の指導者の仲間に入れるのです。アメリカは今、再び戦争の泥沼に入り込もうとしています。ここから抜け出すためには、この方法が一番だと思います。また、世界の警察としての姿勢も、反発の原因になっていることに、早く気づいてほしいと思います。ソビエトが崩壊し、ロシアになった今、全世界は真の平等を欲していることにも気づいてほしいと思います。たとえばアメリカなどに住むユダヤ人がイスラエルのみに資金援助をするのは、パレスチナにとっては反発の原因になっています。アメリカの軍備がイスラエル側にだけ輸出され、軍事援助もイスラエル側のみであることも、パレスチナに不公平感を与えています。アメリカはこれをやめて、両国に技術を供給し、働く場所を作ってあげることが、平和へ着実に近づくことだと私は思います。
軍事設備の進歩は、当事者をさらなる兵器開発に進ませます。相手国よりも少しでも優位になる兵器を持つことに安心感を感じるようになるためです。これは、永遠に兵器開発が続くことを示しています。安心を感じるために兵器を枕元に置いている状態です。でも、すべての人たちを信頼できるなら、兵器は持たなくて済みます。このような世界を築くのが、人類全体の向かうところだと思います。ごく少数の政治家によって、私は人殺しである戦争に参加させられたくはありません。戦争に参加するくらいなら、その国に出かけて、私が今まで得てきた知識を伝えたいと思います。また、両国の平和のために話し合いもしたいと思います。これは国の政治家がすべきことだと思います。でも政治家には票田しか頭にはないので、このことを実行する人は過去にはいましたが、現在は誰もいません。もっとも、自国の国益を優先する考えを持って相手国に乗り込むような政治家は、戦争を拡大するので不向きです。冷静に両国の最良の道を話し合える性格の持ち主でなければなりません。世界平和のために行動することが、有権者の票を得ることにつながると気づき実行する政治家が、一人でもほしい。現在でも世界平和に活動している人が非政府組織にいます。この人たちに金銭的な援助をしたほうが、政治家に献金するよりもよいと私は思います。小泉首相もこれを暗に奨励していると思いますが、いかがでしょうか。企業の方はどのようにお考えなのでしょうか。
現代では、技術的にも経済的にも発展することが、国家の自立であると私は思っています。
当事国や当事者は、目の前のことしか考えられないことが多いのです。ですから、周りの人や、隣接国に適切な提案をしてあげると喜ばれます。これは、あなたも経験されたと思います。あなたは、私がここに書いたことよりもよく考えた最良の案を、提案してあげてください。
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