デジタルラジオってなに?
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デジタルラジオの受信イメージ |
デジタルラジオは、正式には地上デジタル音声放送と呼びます。デジタル符号の101010にちなんで、2003年10月10日10時に実用化試験放送が東京と大阪で開始されました。
■放送の形式
音声とともに静止画や簡易動画も放送できます。音声や映像信号の伝送には、地上デジタルテレビ放送と同じOFDM技術を使っています。地上デジタルテレビでは13個のセグメント*を使って放送していますが、デジタルラジオでは同じセグメントの単位を使って、1つのセグメントで約300kbpsの情報量を伝送する「1セグメント形式の放送」と、3つのセグメントで約900kbpsの情報量を伝送する「3セグメント形式の放送」があります。3セグメント形式の放送は伝送できる情報量が多く、5.1サラウンド放送も可能です。
現在、東京では1セグメント形式で5チャンネル、3セグメント形式で1チャンネルの合計6チャンネルが放送され、大阪では1セグメント形式で8チャンネルが放送されています。
■送信周波数
東京、大阪ともにテレビの第7チャンネルの周波数(約190MHz)で、東京は東京タワーから、大阪は生駒山から電波が発射されています。
■放送時間
現在、社団法人デジタルラジオ推進協会によって、東京では午前9時から午後10時までの13時間、大阪では午前11時から午後7時までの8時間の放送が行われています。
■受信機
デジタルラジオを受信するには専用の受信機が必要です。現在、受信機メーカーが製品を開発中ですが、2004年中にはノートパソコンで聴けるPCカードタイプの受信機が発売される予定です。(http://www.d-radio.jp)