エスカレーター事故:1歳児が小指はさまれ切断…神戸
毎日新聞 2012年04月14日 19時40分(最終更新 04月14日 19時58分)
14日午後1時45分ごろ、神戸市須磨区潮見台町2の宗教法人所有の屋外上りエスカレーターで、近くに住む1歳の女児が、終点部分のステップ吸い込み口の隙間(すきま)に右手小指を挟まれ、切断する重傷を負った。
兵庫県警須磨署などによると、女児は母親(39)と手をつないでエスカレーターを降りた後、1人で引き返した。溝状になっているステップに手を付いたところ、右手小指が数ミリの溝に挟まり、そのまま吸い込まれたとみられる。
エスカレーターは近くの宗教法人が急勾配の私道に約10年前に3基設置し、昼間は付近住民にも開放していた。事故があったのは最上部の1基(全長約18.6メートル、幅60センチ)で、女児は家族4人で坂の上の自宅に帰る途中だった。
同法人によると、管理業者が毎月点検を実施し、問題は報告されていなかったという。【井上卓也】