枝野経済産業大臣は、国会での答弁で「できるだけ早く原発への依存をゼロにしたい」と述べました。大詰めの原発再稼働を巡る議論にも影響を与えそうです。
この発言は、原発の今後の在り方についての質疑で飛び出しました。自民党・菅原議員の質問に対し、個人的見解と断ったうえで、「できるだけ早く原発依存から脱却して、原発への依存をゼロにしたい」と述べました。原発を所管する大臣の発言としては異例です。ただ、枝野大臣は先週の会見で「原発がゼロになるか、依存がゼロになるかは意味が違う」「依存はしないが、別の要素で原発を持つという選択肢はあり得る」とも述べています。原発の再稼働を巡る議論が活発化するなか、枝野大臣のあいまいな発言が波紋を広げそうです。