重力や電磁力による物質の移動においては、Gは生じない。移動波と抵抗波が一緒になり物質波が光速で移動出来る様になるので、物質波同士が押し合う時間が生じることはない。抵抗が無くなり自然に物質波は光速で移動を始める。重力によるGと加速運動によるGは作用・反作用の関係にあり等価であるが、全く同一のものではない。
両者は全く区別することが出来ず、同一のものであると考えると、光を光速で伝える実体を持った空間(=超ひもの網)が重力により、物質に引き寄せられていることになる。物質は空間の一定位置に留まろうとして、空間の動きに合わせて移動する。それを、元の位置に留めようとすることは、その物質を加速することであり、静止している物質を加速することと全く同じこととなる。
重力Gの場合、同じ重力場に異なる時に物質AとB(Bが後に現れた場所は、その時におけるAの場所と同一)が現れたとすると、重力により空間そのものが移動していると考えると、Aはその移動する空間上の一定位置に留まっており、Bも同様に移動するその空間上の一定位置に留まっている。なのに、その両者の速度は異なるという事は、AとBにとって空間の速度が異なることになり矛盾する。従って、重力により空間そのものが移動すると考えるべきではない。従って、空間が動くのではなく、物質が移動しているのである。
加速運動については、静止物質を光速物質が押す形となる。押された静止物質は、序々に光速物質の占める割合が増加していく。押す光速物質は、序々に静止物質の占める割合が増加して行く。両者の光速物質と静止物質の割合が同じとなった時、もうそれ以上は押したり押されたりはしなくなる。押されている静止物質の質量の増加は、at秒後に作用・反作用が消えた時の押された物質の速度Vq/秒における質量増加と同一である。押されている瞬間(=Gが生じている間)は、押されている物質で光速物質の占める割合はまだV/Cとはなってはいない。しかし、押されているαのエネルギー(押しているα分の光速物質)をとを一緒でないと移動できない。従ってα分の光速物質を含めると、押されている物質で光速物質の占める割合はV/Cとなる。この光速物質がV/Cを占める物質の質量は、
M=M0/√(1−V2/C2)
に増加した様に振舞う。従って物質時間も、
t’=t/√(1−V2/C2)
と遅くなる。