2012.4.14 17:25

青森山田野球部施設、9日にもぼや

 13日に野球部の室内練習場から出火して人工芝などを焼いた青森山田高校(青森市)で、9日にも野球部の用具を入れている小屋でぼやがあったことが14日、学校側への取材で分かった。青森署はいずれも不審火の疑いもあるとみて、原因を調べている。

 花田惇校長によると、9日午後7時半ごろ、野球グラウンドの脇にある用具小屋から煙の臭いがすると生徒から報告があった。煙がくすぶっており、駆け付けた教師が消火。ネットが焦げた程度だったため、消防などへの通報はしなかったという。

 同校野球部は、昨年12月に1年生部員が野球部の寮内で殴られ死亡し、当時の上級生が暴行容疑で書類送検された事件を受けて今月13日まで練習を自粛。14日は室内練習場の清掃などを行った。

 同校によると、書類送検された当時の上級生は、2月18日付で同校を自主退学しているという。(共同)