知多半島内の駅で配っている「知多娘。」のカード=名鉄知多半田駅で
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名古屋鉄道は知多半島への旅をPRするため、半島内の各市町などをイメージしたキャラクター「知多娘。」の観光カード十二種を作り、特定駅で「フリーきっぷ」利用客や入場券購入者に配っている。十四日からは車両の前後部にキャラの絵を掲げた電車も走らせる。カード配布も運行も五月六日まで。
「知多娘。」は「知多みるく」「半田酔子(よいこ)」など名前に地名が入る十二人で、半田市のNPO法人「エンド・ゴール」が企画。若いアニメファンを中心に人気があり、名鉄がキャンペーンに採用した。名鉄が配るカードでは、電車写真以外のデザインは初。
カードは名刺サイズで、表にキャラの絵、裏に各地域の名所や名物の写真を載せた。配布は常滑線、河和線、知多新線の十二駅でそれぞれ一種ずつ、各千枚限定。八日までにそれぞれ三百〜四百枚を配った。知多奥田駅の「南知多マリナ」カードは、近くの南知多ビーチランドで見せると大人が二百円、子ども百円割引の特典も付く。
カード全種と、使った切符をそろえて中部国際空港駅(常滑市)の窓口で見せると、名鉄の制服を着たキャラ「知多みるく」の特別デザインカードがもらえる。名鉄の担当、上野正裕さん(40)は「カードは鉄道ファン以外も親しんでくれている。これを機にぜひ鉄道で知多半島を周遊して」と話している。キャラの絵を付けた電車は一編成で瀬戸線を除く県内と岐阜県の全線を走る可能性がある。
(小端あゆ美)
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