NHK京都府のニュース　京都放送局

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３０ｋｍ圏の舞鶴市民反応は

福井県にある関西電力大飯原子力発電所について、野田政権がきのう運転再開の必要性がある、と判断したことに対し、大飯原発から３０ｋｍ圏内に人口の７０％あまりの６万３０００人が暮らす舞鶴市では、時期尚早だという声と、電力需給上やむを得ないという声が聞かれました。
舞鶴市内の３２歳の女性は「福島で起きた事故の検証が不十分な中での、運転再開は怖いと思います。再開を急ぐのではなく、どうすれば安全が確保できるか議論を尽くすべきだと思う」、また２５歳の女性は「日本全国で議論をした上で判断するべきで、原発の安全性をより詳しく示してからにして欲しい」と話していました。
一方で７０歳の男性は「今の日本では原子力に代わるエネルギーがほとんどないので安全性が確認できたのならば早く運転を再開すべきだ」、２歳の子どもがいるという３９歳の女性は「事故を見ているだけに運転の再開は確かに怖いが、電気はやはり必要で、夏に節電を迫られ、冷房などを控えなければならないのは小さい子どもがいるだけに深刻です。そういう事態を避けるためなら原発を動かす必要もあるのではないかと思います」と話していました。
福井県にある原発をめぐって舞鶴市の多々見良三市長は周辺自治体であっても原発の運転に関与できる安全協定を、市として関西電力と独自に交渉したいという考えを示しています。

04月14日　18時11分

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