19歳まで鉄パンツで“純情”守る!アイドルの“絶対領域”
夕刊フジ 3月31日(土)16時56分配信
|
拡大写真 |
NMB48(写真:夕刊フジ) |
前田敦子が卒業を発表する前日の24日、同じさいたまスーパーアリーナでAKB48の公演を観た。
記者としての嗅覚がにぶってきたのか“卒業の兆し”は感じ取れなかったが、隣で見ていた50代のベテラン業界人が妙なことを言っていたのが、今にして思えば状況をよく言い当てていた。
「あっちゃんが、何で人気があるのかよく分かったよ。アキバのオタクにとっては眩(まぶ)しいくらいに体の線が女っぽい。エロいんだよな」
いささか、うがった見方だが、古風な顔立ちも手伝い色気を増した前田がハタチになり、もはや女優にシフトしていきたい、と決意した気持ちは、わからなくもない。
ちょうど、漫画家の吾妻ひでおが書いた、“世界一女子高生が登場する絵日記”という触れ込みの『ふらふらひでお絵日記』(角川書店)を読んでいたところで、気になる記述がAKBのステージとシンクロした。
“あじま先生”は、著書でこう喝破する。
《女子高生とそれ以上の年齢の女性との絶対的な違いは、女子高生は真冬でもナマ足がデフォルトであることなんです。だから素人でも「絶対領域」をもちうるのは生涯においてわずか3年間、女子高生である間だけなのです。まさに神聖ナマ足帝国ですよ》
目の前で繰り広げられる200人以上のナマ脚を眺めながら、「未成熟の色気」という二律背反のせめぎ合いが、AKB人気の原動力のような気がしてきた。だから、あっちゃんの卒業は必然なのだ。
はっ、としたのは、大阪を拠点とする妹分、NMB48の「純情U−19」(じゅんじょうアンダーナインティーン)の歌詞を聴いた瞬間だ。
歌詞は、いずれ大人になるんだから19歳までは純情を守らせてほしい−という甘酸っぱい青春ソング。《もう少しだけ 鉄のパンツ》というフレーズが強烈だ。さすが秋元康氏。「セーラー服を脱がさないで」という悩ましさは、昔も今もアイドルの絶対領域なのだ。
■中本裕己 芸能デスク。見逃した映画「ゴーストライター」を三軒茶屋中央劇場で堪能。昭和のままの固い椅子、広い天井がポランスキーの世界にぴったりだった。
【関連記事】
どうみる「あっちゃん卒業」 法政大教授と評論家に聞く
AKB48が巨人の開幕戦で国歌斉唱
AKB48、米首都彩る 桜祭りで記念公演
HKT48の「チームH」発足 キャプテンに穴井
【高校教科書検定】英語に「kawaii」「AKB48」
最終更新:3月31日(土)17時31分
- 女優・歌手・アーティスト 前田敦子(マエダアツコ)
- 誕生日:1991年 07月10日
- 星座:かに座
- 出身地:千葉
- 血液型:A
- [ 出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)(外部リンク) ]