2012/04/13、昨日、ついにChevronWP7がサービス終了を正式にアナウンスしました。
The ChevronWP7 Labs experiment comes to an end (ChevronWP7)
・ChevronWP7経由で発行されたIDは、2012/04/13以降、120日間で有効期限が切れる。
・そのため、App Hubのメンバーシップへの無料アップグレードを受け取ることができる。
ChevronWP7とは、通常、Microsoft社しか提供できない開発用のWindows Phoneのアンロックサービスを、(自称?)サードパーティが、以下を目的として格安で提供するというサービスでした。
(1)MSの開発用のWindows Phoneのアンロックサービスの料金が高い。
(2)Androidのような審査(制約)のないホビーユーザ向けのオープンなアプリ配布モデル。
WP7の日本のコミュニティの中には、ChevronWP7について、以下のようなことを、頑なに主張される方もいらっしゃいました。
しかし、ChevronWP7は、MSによって公式にリジェクトされたことになります。
現実を受け止める必要があるでしょう。
追記:2012/04/14 15:52
http://nanapho.jp/archives/tag/chevronwp7 (ななふぉ氏のサイト)
・ChevronWP7は、単にMSの公式サービスの仕組みを裏で使っているだけなので、不正なサービスじゃない。MS公式のサービスと等価なもの。
・上記の情報ソースは、Engadgetか海外の情報サイトのみ。(MS社のホームページを検索してもChevronWP7に関する言及は一切なし)
ここから先は自分の憶測になりますが、MSからすれば、以下のような事実しか残らなかったのではないかと思われます。
・MSは、iOSとほぼ同じブランディング戦略をとろうとしている。(Androidのようなオープン戦略ではない)
・MSは、ChevronWP7のせいでWPのセキュリティ(エコシステム≒垂直統合モデル)が崩壊しかけた。
・MSは、口封じのために金銭的負担とセキュリティ的に脆弱というイメージを払拭することが強いられた。
Android界隈で頻発しているマルウェア事件、不正名個人情報、プライバシー情報収集問題を見るにつけ、オープンだが、無秩序な世界は、一般ユーザ、一般消費者にとってなんらメリットをもたらすことはないのではないかと考えています。
・なぜ、商売しようというアプリ開発者は、審査を受けるという手間を惜しむのでしょうか?
・なぜ、あなたが使いたいという機能の使用が禁止されているのでしょうか?
その理由を今一度よく考えて頂きたいものです。