【本紙4月号掲載】不正アクセス 追跡断念

情報企画課「特定は困難」

 同志社大の公式ホームページが一時閉鎖された問題で、原因となるサーバーへの不正アクセスを行った人物を特定する調査を中止していたことが、広報課及び情報企画課への取材で明らかになった。サーバーの管理を委託している業者から調査の報告を受けた1月27日以降、犯人の特定に繋がる調査は行っていない。  

【4月4日 同志社大学PRESS=UNN】

  業者からの報告では、個人情報の流出やシステムの書き換えといった被害は見当たらなかったという。技術的、法律的な障壁があったほか、報復の可能性もあったため、システムの復旧のみに専念し、人物を特定する調査に関しては中止した。
広報課によると、中国の電子掲示板に同志社大ホームページの攻撃を促すような書き込みがあり、それが要因であった可能性があるという。しかし、不正アクセスを行った人物が特定できなかったほか、中国人留学生を配慮して、表現を海外からのサーバー攻撃と統一。今回の一件に関して現在は、「中国」という表現を使用していない。
 

【吉村亮介】



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