内野安打にまつわる誤解
テーマ:ブログ今回のお題はこちらです。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11216099574.html
「打撃技術」というのはそもそも定義があいまいなので、今回は上記ブログで主張されている、
『クリーンヒットになる確率は、イチローの場合、かなり低いんですね。それはデータでも証明されています。』
が『大誤解』であることを示します。
上記のブログでは2004年の打率.372が内野安打を除くと.290になると述べています。
内野安打数は公式にカウントされているわけではないので、統計によって若干差が出てきます。実際、baseball referenceを見ると57、fangraphsを見ると61となっています。
全704打数262安打から、上記の内野安打数分を除いたとすると、.286~.291となり、上記のブログの値とほぼ一致します。
しかし、上記のブログではこの値を見て、「3割にも届いていない」として「かなり低い」と結論付けています。
3割にも届いていないというだけで「かなり低い」というのは無理があります。
例えば、ア・リーグの平均打率を見てみましょう。
イチローが在籍した2001年~2011年で見てみると、ア・リーグ全打者の打数合計は859107、安打数合計は229058なので、平均打率は.267となります。
つまり、打率.286~.291というのは平均打率を2分ほど上回る値であり、決して「かなり低い」部類ではないということがわかります。
さて、ここで予想される反論があります。
イチローの内野安打を除いた打率は、最も打率が高かった2004年のものなので、通算ではもっと低いはずだ、というものです。
実際に調べてみましょう。
イチローのメジャー通算(2001年~2011年)では、7456打数2428安打の打率.326です。
その間の内野安打数はbaseball referenceによると567本ですから、内野安打を除いた打率は(2428-567)/7456=.250となります。
「ほら.250なんて平均を下回っているし『かなり低い』と言ったとおりだ」
という声が聞こえてきそうです。
そこが『大誤解』なのです。
ア・リーグ平均は内野安打を含めた全ての安打で計算しました。
当然のことながらイチロー以外の選手にも内野安打はあります。
そうなると興味があるのは全選手の内野安打を除いた平均打率が一体どれくらいなのか、ということです。
実際に2001年~2011年のア・リーグの全内野安打をbaseball referenceで調べてみると22723本ありました。
すると、内野安打を除いた平均打率は(229058-22723)/859107=.240ということがわかります。
つまり、イチローは内野安打を除いた(アンチイチローが言うところの)「クリーンヒット」もア・リーグの平均以上に打っているのです。
これで『クリーンヒットになる確率は、イチローの場合、かなり低いんですね』が『大誤解』であることが証明されました。
もちろん、平均以上と言っても1分上回っているだけなので、「クリーンヒット」を打つ能力が優れているというレベルではありませんが、それを称して「かなり低い」というのは詭弁もしくはバイアスの範疇です。
世の中にはアンチイチローの方による内野安打を除いた打率云々の話は溢れていますから、この方ももしかしたら悪気があったわけではなく、そういう情報で洗脳され、鵜呑みにしてしまったのかもしれませんね。
1 ■あなたはイチローが大好きですね。
それと、私の記事の内容ばかり書いて、余程、私に対して何かしらの恨みがあるようですね。そんなにゴキブリイチローが凄いとでも言いたいなら、言えば良いでしょうに。 私は「全く大したことはない」と逆にデータで言い返せます。
ゴキブリイチローのメジャーでのクリーンヒット率は0.250とのことですね。低いですね。 元々、ゴキブリイチローの打率はメジャーでいくらなんですか? 0.326ですよね。 要するに、私が言いたいのはその中身なんです。
0.326の内、7分6厘(約100打数8安打)を内野ゴロ安打に頼った打率かさ上げをしているんですね。
あなた、書けば書くほど、ボロを出してますよ。
メジャーでの2001~2011までのア・リーグ平均打率は0.267である と書いてますね。
その内、内野ゴロ安打に頼らない打率は0.240と書いています。 2分7厘しか変わっていません。 他の打者は内野ゴロあんだがあろうとなかろうと、そこまで打率の高低はない ということです。
逆にゴキブリイチローは、内野ゴロ安打がなければ、他のア・リーグの打者のクリーンヒット率程度ということでしょう。
それともう一つ書きます。 他の人のブログに荒らし行為を行うのは止めましょう。