「」がダンティ
『』がエミリア
では、本編をどうぞ!
「エミリアは自分の容姿が好きですか?」
『んー? アタシはこの髪色嫌いだけどね』
「奇遇ですね。自分もです」
『そうなの? ダンティの髪色って、夜の空みたいで綺麗だと思うんだけどなぁ』
「それを言うならエミリアは優しい紅茶色ですよね」
『……』
「……」
『よくそんな恥ずかしいことが言えるわね』
「そっくりそのまま貴方に返します」
『……』
「……」
『別に恥ずかしくないと思うわよ、夜の空。星が似合いそうじゃない』
「自分も同意見です。紅茶色の貴方の髪に、白い花を挿したらきっと見惚れてしまうでしょうね」
『……』
「……」
『アタシ知ってるわよ。貴方みたいな人のこと天然タラシって言うんでしょ』
「それは初めて聞きました。自分のどこがタラシだと?」
『……』
「エミリア?」
『――ッ! もういい、もういいわよ! アタシの負け!』
「ん? いつから勝負に?」
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。